title アイドリングストップ考-踏切カンカン

 
 踏切ってのは、遮断機が下りてきて強制的に車の通行をストップさせる一種の交差点みたいなものかもしれない。でも当然のことながら明らかな違いがあって、それは普通の交差点の場合は、ぶつかりそうになっても他の車が避けてくれることもあるけど、線路上を走る電車は絶対に避けてくれはしないということ。電車がとっさに横へ移動したりしたら、脱線してそれこそお話にならない…っていうか、もしそんな電車があったら怖いよね。それと、線路上で立ち往生でもしていない限り、電車の運転手は注意はしてくれるものの、基本的には車や人が線路上にいるとは思っていないということ。どんなに道路が渋滞している踏切であろうと、線路と交差している以上その道路は線路の一部。もともと線路上に障害物がないという前提のもとで運行されるんだから、見通しの悪いところでも50km/hくらいのスピードは出てるよね。つまり交差点で車同士が判断しあうよりも危険が大きいからこそ遮断機が必要ってわけだ。当たり前すぎて何をいまさらって感じの話だけど、まぁこのことは忘れちゃいけない大前提なので再確認しておこう。
 
 さて踏切でのアイストだけど、自分のクルマも含めて全ての車が止まっているんだから、遮断機が下りている間は勿論エンジンを切るチャンス。電車の通過が終わるまでにはかなりの時間がかかるから、むしろ積極的にアイストをお勧めしたい。タイミングの見計らい方は、車が完全に停止したときに、通過する電車がどういった状況にあるかを確認する。上下線とも通過するのか、もうすぐそばまでやってきているのか…踏み切り前では窓を開けて電車の音を聞くのが鉄則だから、これくらいのことはだいたい分かる。遮断機が下りてすぐだとか電車の音が全く聞こえないとかってときは、結構長いあいだ停車していることになるから、アイストできる可能性はかなり高いってことになる。と、ここまで読めばさぁこれでおしまいって気分になるでしょ。状況判断を適切におこなって、長時間になりそうならばアイスト。ま、言ってみりゃそんだけのことだけど、一応場合分けをしてみよう。
 
列の最前列にいて、渡ろうとしたら警報が鳴りはじめたので停止
 
 踏切は遮断機が下りてくる前に必ず警報が鳴る。その場合は踏切の中にいる車はなるべく速やかに脱出し、新たな横断は絶対にご法度。踏切前で必ず一時停止というのはホントに重要なことだよね。
 
 さて遮断機が下りる前にしなくちゃならないことは、止まっている位置の確認。線路にはみ出しているなんてのは論外として、下りてくる遮断機にぶつからないかな?停止線で止まっていればそんなことは絶対ないけど、踏切を渡った先が混んでいる為に中途半端な位置で止まってしまうことだってたまにあるでしょ?もし出過ぎているようなら、フロントガラスをバシッとデコピンされないうちにバックしよう。なにバカなことをって感じている人が大勢だろうけど、367は経験者なのだ。前がつかえてたので踏み切り手前で止まってた(つもりだった)んだけど、まぁ大丈夫だろうと思って、遮断機がだんだん近づいてくるのを悠長に眺めてたらバシッとやられた。バカだねこりゃ。押して出られるくらいのものだからそんなにダメージはないけれど、ワイパーひん曲げるくらいの力はあるからね、注意しよう。
 
 きちんとした場所に止まることが出来たらどうするか?さっさとエンジンを切る?ここで最初にうだうだ書いたことを思い出してみてほしい。線路上の電車は事前に止まることは出来ても、なにがどうあっても障害物を横に避けることは出来ないんだ。だから、電車が通られる状況になったときに踏み切り内に何もいないということが最優先される。前の車が袋のねずみになってバックしてくるかもしれない。とち狂った対向車が無理やり入ってきて遮断機に挟まれてしまうかもしれない。そんなことを考えると、遮断機が下りきって、中へ入ったりする者がいないことを確認するまでは、エンジンをかけたままにしてとっさに動ける姿勢を保っておいたほうがいいと思う。そのうち目の前にトラ模様の棒が現れて、安全を確認できたらアイストに入る、これが結構重要だ。そしてエンジンを切っている際中は、周囲に気を配りながら音のクリアになったカーオーディオを楽しむことにしよう。警報がカンカンうるさいけどね…。
 
列の前のほうにいて、警報が鳴り始めたので最前列の車が停止
 
 安全を確認してからアイスト。前が止まっているんだから動きようがないもんね。ただ最前列の車がバックしてこないことだけはきちんと確認しよう。
 
遮断機が下りて止まっている列の後ろについたとき
 
 どれくらいのあいだ止まっていそうかを判断して、長時間になりそうだったらアイスト。遮断機が下りてくるのを見ていればタイミングを計るのは容易だが、そうでなければ目視と音を頼りに判断するしかない。自信がなければエンジンかけっぱなしで構わないけど、長時間になると悔しい。その逆もやっぱり悔しい。でもこりゃ仕方ないね。
 
踏み切り内でエンコして動けない車が遮断機に閉じ込められた場合
 
 マイカー備え付けの発煙筒を持って駆けつけよう。遮断機の安全装置を作動させ、電車の来る方向へ走り、一刻も早く電車に知らせるように努力する。このとき轢かれてはならないし(当たり前)、車を外へ出そうと押したりするのもタイミング次第。今まで幸運にもそのような事態に遭遇したことがないので、実際にどのような行動をとれるかは分からないけど、車が動けないようならば電車を止めてやったほうがいいと思う。電車が止まってからでも車を動かすのは出来るけど、車が動かないと分かって衝突してからではもう遅い。どうしても衝突が避けられないとしても、止まっているものと動いているものがぶつかるのであれば、動いてる方を遅くする方がエネルギーも小さくなるから被害も小さくなる。まぁ理屈としては、だけどネ…
 
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