title エンジンのストレス?

 
 実際にエコ運転をして、アクセルをなるべく踏まずに走ったことのある人なら、しばらくするとこんな印象を抱くことになる。
 
「なんだかクルマの動きがかったるくなったなぁ」
 
 いつもエンジンを回さずに走っているしアクセル踏み込まないんだから、加速が悪いのは当たり前としても、以前はもうちょっと元気のいい走りかたをしたような気がするんだけど、気のせいか…?そう感じられたあなたは、立派に自分のクルマと対話していると言えるね。元気がなくなるのは当たり前、エンジンがいつも低い回転で回るものだから、カーボンの残りかすなんかがうまい具合に排出されず、だんだんと効率が悪くなっているんだ。例えてみるならば、水洗トイレの便器を流すときに、水の勢いが弱いとうまく流れてくれないよね。そんなことを繰り返しているとだんだんと…いや、きちゃない話で申し訳ない。でも、そういった残りかすがたまってくると、燃焼ガスの流れを悪くする原因になるから、本来のパワーを発揮できないって訳だ。要するにエンジンのコレステロールみたいなものだから、たまには取り除いてやんなきゃならない
 
 では、どうするか?まぁ簡単に言えば、勢い良く流してやればいいってことだ。トイレだって、ザバァーッと…おっと、また下品な話をしてしまった。つまり、たまにはエンジンを高回転まで引っ張ってやろう。そうすればそれまで眠いような回転をしていたエンジンが、ウソみたいに元気に回ってくれるよ。どれくらいの頻度でやったらいいかは、普段の乗り方によって違うけど、一月にいっぺんくらいかなぁ?元気がなくなってきたら思い切って回してみるってな具合でも構わないと思うよ。
 
 さてそうしてみると、実際にどうやって回してやるかが問題になってくるね。他のページや本などを読んでみても、「たまには思いっきり引っ張ってやろう」と書いてあるだけなので、具体的な部分が分からない人も多いと思う。本来ならば高めのギヤで高回転まで吹け上がらせないとあまり効果はないと言われてるけど、軽自動車なんかならともかく、排気量の大きなクルマでレブリミットまで回してやったら大変なことになる。カタログの最高速度までいっちゃうからね。例えばタンポポ号を5速で目一杯回したら、200km/hくらいは出てしまう。そんなスピードを出せる公道は日本にはないから、高いギヤで…というのはこの際無視してしまおう。サーキットに行く人や警察が怖くない人は、別に止めはしないので好きにして下さい。
 
 高いギヤがだめなら、低いギヤでトコトン回してやるしかない。しかも頻度としては一月か二月に一度くらいだ。ローでギンギンに回すのはあまり好ましくないから、セカンドで目一杯…クルマによるけど80km/h程度は出るかな?なんてことをつらつら考えてみると、あったあった、たまに高速道路使って遠出するときに、本線合流の加速レーンでセカンドかサードでアクセルを目一杯踏み込むのがお誂え向きだ。短時間でスピードを出さなくちゃいけないので踏み込む必要性があるし、スピード自体合法的。安全に走るためだし、加速のスリルも味わえる。毎度毎度やってたら燃費に悪いけど、基本的に悪い部分はない
 
 ここで、MTだったらタコメーター見ながらリミット寸前まで回せばいいけど、ATだと勝手にシフトアップしてしまう。そこそこの回転数まではいくけど、どうしてもリミットまでは回せないとお思いの方もいるでしょう。そんな場合はシフトレバーを操作してセカンドやサードに固定してしまうか、オーバードライブをOFFにしておこう。そうしておけばなかなかシフトアップしないから、うまくいくはずだ。本線に入って落ち着いてからドライブにシフトチェンジする。焦っているとニュートラルに入れてしまうことがあるので注意しよう。ATはクラッチを繋ぐ時に電子制御が中間に入るから、間違って踏み続けてしまってもオーバーレブになるようなことはなかったと思う。でも心配な人は適当なときにアクセルを戻したりシフトアップさせたりして下さい。
 
 エコ運転を心掛ける人にとって、月に一度のお楽しみでエンジンも調子よくなるし安全運転だし合法的。これはもうやるしかない!
 
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