エコドライブ

本気!?エコドライブ! 実際に活用できなきゃ意味がない!


「ふんわり」の功罪


まず最初に、”諸悪の根源”とした「ふんわりアクセルeスタート」について説明をする。そのため再度JAFより引用。
 
普通の発進より少し緩やかに発進する(最初の5秒で時速20キロが目安です)だけで11%程度燃費が改善します。やさしいアクセル操作は安全運転にもつながります。時間に余裕を持って、ゆったりした気分で運転しましょう。
 
後半のやさしいアクセル操作は安全運転にもつながります。は正にその通り。文句ナシ。
だがこれはスタートに限った話ではない。「ふんわりアクセル」と「eスタート」を切り離して考えるなら「ふんわりアクセル」の説明とも思えるが、それだと逆に説明不足も甚だしい。
 
最後の時間に余裕を持って、ゆったりした気分で運転しましょう。も誤りは微塵もない。が、これもスタートはおろかアクセル操作にさえ全く関係ない。
 
要するに後半は、”スタートには直接関係ないものの重要な心構え”を伝えているにすぎないので、スタートを考察するここではとりあえず無視してもOK。
 
では問題の前半。
普通の発進より少し緩やかに発進する(最初の5秒で時速20キロが目安です)だけで11%程度燃費が改善します。
この"普通の発進”ってのは何だろう?誰にとっての普通なのか、よく分からない。同様に、11%程度の燃費改善ってのも、車種によって随分と違う。
 
平たく言えば、単に”アクセルをなるべく踏み込まずスタート”ってだけの話。
 
止まっているものは止まり続けようとする(慣性の法則)から、動き出しには大きな力がいる。とはいえ、ある程度スピードが乗るまでは過剰にアクセル踏んでガソリン燃やしても無駄になりがち。だから最初から一気にアクセルを踏み込まず、徐々に加速する。
 
要は、ある程度の力で済むなら、いちいち精一杯の力を出さず楽に行こうヨってこと。
 
この理屈自体は間違っていない。むしろ積極的に正しい。極端なノロノロ加速は却って燃費が悪化するが、急発進を避けるのは確実に燃費向上効果がある。
スタート時の燃料消費量は多いので、ここを節約出来れば効果が大きい。
 
間違っていないのだが、問題はココから。
果たして「ふんわりアクセルeスタート」は可能か否か
正しくても実際に出来なきゃ意味がない。

 
独りっきりで走ってれば好きなだけトライできるが、後続車がいる時にできるか?一瞬で変わる右折信号でできるか?(最初の5秒で時速20キロが目安です)とか、フザケンナである。後ろがいないことを確認して、アイドリングストップから試してみた。
 

 
ちなみにJAFでは発進は一呼吸おいて、それからアクセルを徐々に踏み込みましょう。と続く。その一呼吸が何を意味するのか不明だが、サッサと進めとクラクション鳴らされてしまう。
 
つまり「ふんわりアクセルeスタート」は常に可能ではない。JAFのサイトにも実はちゃんと
ただし、後続の車のストレスになったり、渋滞の原因を作るようなゆっくり発進はしないようにしましょう。他の車の燃費が悪化し、全体として地球環境に悪影響を与えてしまうことになります。
と書いてある。
 
こんな但し書きをしても、「ふんわりアクセルeスタート」みたいなのが是として知られていれば、やはりタラタラノロノロ走り出したくなるものだ。ちょっとでも後ろを見て想像力を働かせればよいのに、ついエゴドラになってしまう。
 
それもこれも、「ふんわりアクセルeスタート」が自車の運転操作にばかり気をとられた中途半端な技術だから。功もあるが大きな罪も作りだす。
 
 
ではどうするか、なのである。
 
要はアクセル踏まずにサッサと進めばOK。矛盾するようだが、発想を転換すればよいだけのこと。だから「ふんわりアクセルeスタート」は忘れて大丈夫だ。