エコドライブ

本気!?エコドライブ! 実際に活用できなきゃ意味がない!


遅れるのは怖い


ブレーキタイミングを早めにすると、車間を広めにとるのと同じような効果が得られる。このことを今度は別の側面から見てみよう。恐らく多くの人が気付き、疑念を抱いているであろうことだ。
 
思った通りに前がチンタラしてくれればよいが、思いのほかサッサと消えてくれると、早めのブレーキが裏目に出て、走り抜けるのが却って遅れてしまう。これはマズくないか?
思いのほか前が早くいなくなると、早めのブレーキがアダになることもある
このアニメは60km/hで走行、車間は2秒。前の車に1秒遅れてブレーキをかけ、40km/hまで落としている。「★ タイミングで大きく違う」と同じ減速だ。ただ、前の車がすぐにいなくなりそうだと察して、その0.5秒後に加速を開始、1秒後には60km/hまで復帰している。
割合早く加速を開始しているのに、前の車が左折して車線から消えた時の遅れは1秒ある。つまり2秒あったクッションのうち1秒分しか使わなかった計算。ここでは表示していないが、もし2台前にも先行車がいたら、ただでさえ2台分の広い車間が開いているというのに、ほんの少し減速したせいで余計に置いてかれることになってしまう。
 
余裕があるのは安全だし走りやすい、が、これでは少々勿体ない気がするハズ。迫りくる後続車にも後ろめたい思いを抱くハズ。広めの車間はエコドラはじめ運転に欠かせないスキル。しかしながら度を越して無駄に長い距離を自分一人で占有するのはよいものかどうか?
 
実に、一番難しいのはココなのだ。ブレーキタイミングは「早ければOK」「遅ければOK」などと簡単にはいかない。その都度ベストな減加速を判断するのが一番難しい。
 
ぶっちゃけ、全自動制御でもなけりゃ全てベストタイミングで走れる人なんかいない。私もムリ。だから、出来なくても悲観しなくていい。事故さえ起こさなければ。
ただ少しでもベストに近づけようとすることはできる。その小さな努力がエコドラの第一歩。
 
具体的にはどうするのか?その答えは実に簡単だ。先を読めばいい。もちろん時として読み間違うこともあるが、精度を上げることは可能。その方法については次章に譲る。
 
 
※最後にひとつ補足を。
 
見方を変えると、道路で普通に見かける前にピッタリくっつく車は、早めにブレーキを踏むことで追突を回避している。距離の余裕がないのだから必然的にそうなる。前の車がサッサといなくなろうと、取り残されることもない。早めのブレーキが車間距離と似た意味を持つなら、それで別に構わないじゃないかという人もいるだろう。
 
だがブレーキタイミングは秒単位の判断で、少しでも遅れれば追突する。車間が詰まってるという、いわば切羽詰まった状況で、常に正しい減速をしようというのは、非常な緊張感を強いられて疲労の元。事故の元だ。何度も説明してきた通り、早く進める訳でもない。いい加減クドいと思われるだろうが、車間を詰めて走るのはNGだ。