エコドライブ

本気!?エコドライブ! 実際に活用できなきゃ意味がない!


★ タイミングで大きく違う


今回は、ほとんど意識されてないが、実は影響がものすごく大きいことを説明する。知ってる人は知ってるし、経験的に誰もが感じてるはずなのに、あまり気にかけられない。そんな内容だ。
 
それはブレーキのタイミング。
 
前の車が左折のために減速したり、信号が赤だったりしたら、当然ながらブレーキを踏んで速度を下げる。単にブレーキ踏むだけだ。踏み込み具合の加減があるくらいのことで、大したテクニックなどあるはずない・・・と思っていないだろうか?
 
実は大アリ。ブレーキ踏むタイミングがほんの少し違うだけで、車の位置は驚くほど変わる。
ブレーキタイミングで最終的な速度低下が大きく違う
上のアニメ、どちらも前の車から2秒遅れて60km/hで走っている。きちんと車間をとって、エコドライブだ。しかし前の車が予想を越えて左折に手間取って、2秒のクッションでは足りなくなった、というよくある状況。それでもご覧の通り、ちょっとの違いが大きな差を生むのである。
 
まずは上(赤)。前の車がブレーキをかけて減速し始めても、元の車間が広かったのでまだまだ余裕がある。そのまま惰性で走って行って、1秒程度の距離に近づいてもまだ前がモタモタしてるので急ブレーキ。「サッサと行けよ!」などと毒づきたくなるこの場面、よく遭遇しないだろうか。
 
一方下(黄)はというと、前の車に1秒遅れてブレーキ(もしくはアクセルを抜いて減速、のこともある)をかけ、車間を見ながらタイミングを合わせて走り抜けている。
 
この例の場合、双方のブレーキタイミングは、赤が1.4秒遅れているに過ぎない。それでも赤は5km/hとほぼ止まるくらいまでスピードを落とさざるを得ないのに比べ、黄は39km/hまでの低下で済んでいる。前の車が消えるタイミングは同じで、そのすぐ後ろで赤黄の二台は並んでいるから、最終的な位置の差は、5km/hからと39km/hからの再加速のし易さによるもの。止まるくらいスピードが落ちれば、遅れるに決まっているし、速度を回復するのにガソリンだって余計に食う。
 
この差がどうして生じるかというと、たった1.4秒の空走でもかなりの距離を進むから。60km/hなら23m。それが純粋に車間距離を狭めるためあっという間に費やされる。ブレーキが遅れると貴重な車間距離を浪費してしまうのだ。
 
つまり簡単に言うと、早めのブレーキは広い車間距離と似た意味を持つということ。意外と認識されていないが、スピードの落とし方を工夫すると、驚くほど走りやすくなるのだ。