エコドライブ

シンプルエコドライブ! 実際に活用できなきゃ意味がない!


奇妙な現象 31.3km/L


日々の気温が高くなったので燃費もよくなってきた。914.6km走って29.23L消費、31.3km/L。気温が上がればこれくらいの数字が出るのは分かり切っていたので、特に驚くことでもない。
 
それはともかく、だ。今回はアクアで起きる奇妙な現象について。
 
私の通勤往路は全長16kmほどで、前半8kmは緩やかに100m上る。残りの8kmはずっと下り坂で300m一気に下る。バッテリーへの充電もバッチリなので、基本的にEV走行のみで走り抜けられる。高低差のグラフを見てもらえばだいたい分かるだろう。
 

通勤往路の高低差

 
要するに前半のガソリン消費がほぼ全てということ。後半充電できるため、それまでにバッテリーを使い果たしてでもEV走行して燃費を稼いでおくのが有効だ。流れの速度が高いので、後続車がいたりするとなかなか難しいこともある。
 
朝の走り出しで暖機運転が必要なため大した燃費になっていないが、ホットスタートで試せば50km/Lとか行くだろう。条件としてはかなり楽。ただ、代わりに逆向きの帰り道が酷なのだが。
 
ある日の燃費は16.2km走って411cc消費の39.4km/L。だが後半に入る時点では401ccだった。後半を全てEV走行でこなせば40.4km/Lにもなろうはずなのに、ではこの10ccの消費は何なのか。
 

 
この日は下り坂までにあまりEV走行できず、バッテリーの残量が少々多めで下り坂に入った。当然どんどん充電されていき、最終的にフル充電まで。バッテリーが一杯なんだったら、そのままEV走行を続ければ良いようなもんだが、実はこの場合エンジンが回りだす。
と言っても下り坂だから、進むのに動力は必要ない。エンジンもモーターも使わない。だからこそ回生ブレーキで発電するんだから。
 
フル充電を超えて回生ブレーキで蓄電しようとすると、過充電となって貴重なバッテリーが壊れる。致命的なダメージを負う。だから、蓄電を続けることはできない。すると回生ブレーキを効かせられなくなる。ハイブリッド車は普通の車のエンジンブレーキの代わりに回生ブレーキがあるようなもの。回生できなきゃ物理ブレーキだけで減速することになる。短い下り坂ならともかく、延々と続く場合はフェードの可能性だってあるだろう。そもそも下り坂でエンブレの代わりの回生ブレーキがなきゃ、転げ落ちるように加速していく。危険極まりない。
 
なので、エンジンを回して本家のエンブレを効かそう、ということだろう。下り坂で・・・バッテリーの残量も十分(フルだし)なのに・・・エンジンかかってガソリン浪費する。エンブレって崇高な使命があるんだから浪費ってのも言い過ぎだが、かなり悔しい事態であることは間違いない。
 
こいつを回避するには、ひょっとしたらわざとエアコンでも強く効かせて電気を使えばよいのかも知れない。燃費を向上させるためにわざわざ電気を無駄遣い・・・ってかなり妙だ。
 
もちろん消費量そのものはさほど大きなものではない。EV走行が切れてもアクセルを全く踏まない状況であれば、エンジンがただ回ってエンブレとして機能しているだけ。ガソリンは消費しない。しかしそこからEV走行に戻るには充電量を減らす必要があり、そのためにアクセルを多少踏んでやる必要がある。この瞬間はどうしてもエンジン走行するのでガソリンを使うのだ。
 
AQUAは誰がどんな風に運転しても結構な低燃費で走ることができる素敵な車だ。だが細かいところを突き詰めていこうとすると、時々こういった事態が発生する。
 
ただ、ハイブリッドはエンジン積んでるからまだいい。しかし純粋なEVはこういったときどうなるんだろう?
例えば山頂のホテルに泊まって充電してもらい、帰りは延々下り坂なんてこともあるだろう。電気使わずとも走れるし、過充電にならないのだろうか?それともメカニズムを守るべく充電量を減らすシステムがあるのだろうか?謎だ。