エコドライブ

本気!?エコドライブ! 実際に活用できなきゃ意味がない!


★ アイストは次善の策


機械に任せろとか、手動でするにも無理はするなとか、アイドリングストップを勧めてるんだか勧めてないんだか、よく分からなくなった人もいるだろう。
 
アイストは、可能ならばした方がいい。車のアイストシステムに任せてしまえるなら簡単だし、周囲の状況確認やバッテリーのマネージメントに自信があるなら、手動でもやった方がいい。
ものすごく難しいので気軽に「やりなさい」と言うつもりは全くないが、繰り返しになるけど、可能ならばアイストした方がいい。これは間違いない。
 
ただ実を言えば、所詮アイドリングストップなんて次善の策に過ぎないのだ。
 
クルマは走るための道具だから、道路上で止まるということ自体がそもそもイレギュラー。たとえ信号や渋滞で止まるにしても、理由はどうあれイレギュラー。一度止まって再発進するって時点で非効率に決まっているのだ。この効率悪化はどうやったって挽回できない。いくらエンジン切ろうがどうしようが、同じ行程をスピードも落とさず走りぬけるのに比べれば、目も当てられないくらいに無駄なのだ。
 
当然ながら燃費だって比較にならないくらい悪い。ブレーキかけて速度を殺すってことは、車の持っているせっかくの前進エネルギーを無駄に捨ててるということ。その分また0km/hから加速してやるんだから、無駄に決まってるのだ。
 
ハイブリッド車などでは、渋滞にハマった方が燃費がよくなるという現象も時折発生する。しかしこれはモーターの出力特性において仕事のし易いスピードだったからで、ストップ&ゴーを繰り返したからではない。仮に同程度のスピードで止まることなく走り続けることができたならば、渋滞よりも遥かに良好な燃費を叩き出せるハズ。
減速時に回生ブレーキで回収するエネルギーが発進時に要するエネルギーを上回らない限り、ストップ&ゴーの方が高効率になることはあり得ない。それができたら夢の永久機関だ。
 
つまり極論すれば、道路上で止まってしまった時点でミスなのだ。ミスして止まってしまったときに、少しでもガソリン垂れ流しを減らそう、というのがアイドリングストップ。これはこれでもちろん重要だし、素敵な態度だと思う。でも、失敗してから被害を最小限に抑えるより、初手から失敗しないようにする方が大切じゃないか?
 
スタートからゴールまで一気に走り抜けて、アイドリングストップの必要などないのが、本来は最もエコである。しかし信号や歩行者がいる場合など、停止を余儀なくされる要因は多い。ゴールまで一度も止まらず走ることなど、実際にはあまりないのだが、少しでも多くするために大切なのが広めの車間距離や遠くを眺めて先を読む運転である。
 
だから、信号アイストを考えるのは結構なことだが、優先度は実はそれほど高くない。難しいしね。止まってるときのアイストより、走ってるときの工夫を先にすべきなのだ。