エコドライブ

本気!?エコドライブ! 実際に活用できなきゃ意味がない!


駐車アイストは運転以前


駐車アイストってのは別に難しくはない。駐車時にエンジン切ってさえいればOKなんだから。
厳密に言えば車を動かしてもいない。単にエアコン動かすためにエンジンが回ってるか、否か。単にこれだけ。だから運転のスキルとも呼べない。運転以前の話なのだ。
 
普通に考えれば、車を駐めたってことは何らかの用事がある。つまり車の中にいないことが多い。エンジンは切って当たり前である。それなのに何故エアコンが必要なのか。
 
まず第一に、誰か乗っている。奥さんが買い物している間、旦那さんや子供が車の中で待っている。よく見かける光景だ。エアコンつけないと暑いもしくは寒い。熱中症にでもなったら大変だ。真夏や真冬だと誇張でなしに生死に直結する。気候がよくても近年何かと物騒だ。紫外線も容赦なく照りつける。窓を開けたくない人もいるだろう。
 
第二に、再び乗り込むときのために車内の快適さを保っておきたい。コンビニでちょっと買い物している間でも車内は相当熱くなる。戻って乗りこんだら汗ダラダラ。せっかくキメたメイクが崩れるのはイヤだ。
 
エコドライブする人が駐車アイストを常識と考えている理由は、車は走るためだけの道具と位置づけているからである。つまりアイドリングしながら駐車する正当性などない、という考え方だ。
 
駐車場で車内に人がいること自体おかしい。全員がサッと降りて、スーパーなりコンビニなりで涼んだ方が、一人二人涼むためにエンジン回し続けるより効率的。
車内が熱くなってしまってもエアコンかけりゃすぐ涼しくなるんだから、車内に誰もいない時にも冷やしておかなくてよい。そもそも外に出ている間は暑かったり寒かったりするんだから、車に戻って少しばかり不快だからって何だと言うのか。
 
正直言えば、私も昔は少なからずそう考えていた。しかし今は少し違う。
 
基本的には、車内の快適性を保つためだけにガソリン使ってエンジンかけ続けるのはよろしくないし、私自身、まずしない。
だが、アイドリングしながらの駐車を絶対悪として決めつけられるのだろうか?
ガソリンは走るためだけに使いなさいと決められてる訳でもなし、状況によっては選択肢として許されるのではなかろうか。
 
一番分かり易いのはタクシー。手を挙げてタクシーとめて、ドアが開いたら熱気がモワッと。「今涼しくしますからね〜」とエアコン入れられても、乗車拒否したくなるだろう。冷凍食品を積んだトラックだって、フェリーの中で冷凍機回し続けなきゃ商品台無しだ。
このような(職業上やむを得ず)でなくともいろいろある。足の弱いお年寄りがいて、車の乗り降りが大変だ、とか。赤ちゃんがイイ子で寝てるから、お母さんに見ててもらってお父さんコンビニでちょっと買い出し、とか。スーパーで買ったナマモノが腐らないように、とか。
 
駐車中のアイドリングも程度問題で、時には許されることもあるだろう。
だが実際問題として、数分のことなら窓開けで凌げることだってあるし、長時間に渡るならやはり車中に留まるべきではない。ナマモノだって保冷袋を用意するという手もある。
 
『駐車アイストは運転以前』とは、実にこのことなのだ。
やれることはいろいろあるのに、最初からそうした工夫をすることなしに、何の気なしにエンジンかけっ放しの車が多すぎる。半ばクセになってしまっている。運転中じゃないから、気楽なのだ。
 
だが、『運転以前』にもっと注意を払うべきなのだ。エアコンかけながらの駐車は、できる工夫をした上でどうしようもないときの最終手段。駐車アイストがどうしても不可能のときだけである。
 
「10分間アイドリングすると130ccのガソリンを浪費する」とよく言われる。Lあたり150円として、10分で20円弱。
だが率直に言って、こんなもんじゃ済まない。なぜなら130ccってのはギアをNにしてエアコンオフの、最も負荷がかからない状態の数字だからだ。エアコンかけて車内で涼んでたら気持ちよいかもしれないが、ジュースの1本くらい買えるカネは軽く無駄にしていることを知るべきだ。
 
駐車アイストの努力すらできないようじゃ、燃費がどーのと言ってもただの冗談にしか聞こえない。どうしても仕方ないときはあるだろう。だが、いつものクセでただ何となくエンジンかけっ放しにする前に、そのエアコンが、アイドリングが本当にどうしても必要か、ほんの少しでよいので考えてほしい。その「少し」が積もると大きいのだから。