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2008年02月11日

こんにちわ。まだまだ寒いですね。
元気にしていますか? カゼなどひかないように。
 
私、今までこのメッセージを書いていて、いろんな方に感謝の言葉を言っています。
平山さん、坂口さん、牧さん、母親、その他、あの人、この人……。
でも、最近、本当、最近になって、もう一人感謝しなければいけない人が居る事に気がつきました。
私の父親です。
ワタリの撮影時、赤影の撮影時、父は一人で東京にいました。
どんな気持ちだったんだろう。
本当に不自由だったと思う。
父が一言、「京都に行くのは許さない」とでも言っていれば、あの作品には出ていられなかった。よく我慢してくれました。
その事に最近まで気がつかなかった。当然だと思っていた。
 
明日から赤影の撮影のために京都へ行くという夜、親子四人で食事をしました。
残ったおかずを茶ダンスにしまいました。
次の日、父一人を残して京都へ。
私は楽しい、楽しい思いをしていました。
何か月か後、東京でサイン会があり、久し振りに家へ帰りました。
そしたらね、そしたら、茶ダンスの中からカビが山盛りのおかずがそのまんま出て来ました。
今思うと本当にかわいそうです。
でもなんにも言わないで、また京都へ送り出してくれました。
こんな父に、最近まで感謝の気持ちを持たずにいたなんて……。
本当にごめんなさい。そしてありがとうございました。
この世を去って二十年、遅すぎたかな。
 
2月10日のイベントの事を書かなければいけないんですが、ちょっと気力が尽きました。
今日はこの辺でごかんべんを。

プティパニエにて
ショッカーO野の目の前で
金子吉延


 
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