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2005年04月26日
坂口さんの夢を見ました。
赤影のロケ中、赤いマフラーを付けていない事に気づき、うろたえていました。
本物の坂口さんは、こんな事一回も無かったのにね。いつも格好良かった。
目が覚めて、笑ってしまった。
そして、ああ、もう居ないんだと改めて、思った……。
 

先日、島田歌穂ちゃんのミュージカル・レヴィユーを見に行きました。
どうせ見るのなら、良い場所で見たいと思い、歌穂ちゃんに電話をして、S席を2枚頼みました。
数日後、歌穂ちゃんから電話があり、キャンセルが出たのでキップが取れたとの事。苦労させてしまった。


さて、当日になり、赤影のプロデューサーであった平山さんと待ち合わせ、劇場へ。
ここで白状するとですね。
本当は可愛い女の子と行きたかったのですよ。
ところが声をかける子すべて、ダメ !!
そこで、歌穂ちゃんが「ロビンちゃん」をしていた『がんばれ!ロボコン』のプロデューサーでもあった平山さんを誘った訳で。
この事を正直に平山さんに言ったら、
「七十過ぎのじじいでごめんね、ウフ、ウフ、ウフ」と笑っておられた。
 
 
そうこうする内に劇場着。
受付へ行き、「金子といいますが」と言う。
すると、そこに居た人が「はい、島田からうかがっております」と、私にチケットを手渡してくれた。
なんと、そのチケットには「ご招待」とスタンプが……。
この時、私は、歌穂ちゃんに対して、すごいワガママを言っていた事に気がついた。
申し訳ない。
 
 
ショーが始まる。歌あり、踊りあり、マンザイあり、色気なし。
面白い事、面白い事。
いつもは居眠りする平山さんも、ずーと、起きてる。
終演。
平山さんと一緒に楽屋へ。
歌穂ちゃんが、部屋から出て来て、私を見つける。
私は、「歌穂ちゃん、ゴメンネ」と言う。
「来てくれて、本当にありがとう」と、歌穂ちゃんが言う。
そこで私が、「平山さんだよ」
そしたら歌穂ちゃんが、「あ〜〜、お久し振りですぅ」と半分悲鳴に近い声で平山さんの元へ。
平山さん、大感激 !!
「僕の事、覚えててくれたんだ」
本当に泣きそうだった。
この時、つくづく思った。
平山さんと来て良かったなぁとつくづく思った。(女の子は忘れてる)
すると、歌穂ちゃんが、そばにいた老婦人を私達に紹介してくれた。
「私のお婆ちゃんなんですよ。もうすぐ九十八才になります」
私も平山さんもビックリ。すぐにご挨拶。
 
 
この日は楽日だったので、早々に楽屋を出た。
帰り道、平山さんが私に言ったセリフ。
「九十八才から見れば、僕なんか、まだ、小僧っ子だよね、ウフ、ウフ、ウフ」
この一言で、私は嬉しくなった。
そう、平山さんは、まだまだ元気でいなきゃいけない人なんです。
まだまだ、まだまだ……。
こうして、楽しい一日が過ぎて行きました。
 
 
歌穂ちゃんのデビュー作は「ロビンちゃん」だと思っている人が多いのですが、あの子が初めて、カメラの前に立った作品は『どっこい大作』なのです。
などと書いていると、とめどもなくなるので、ここらへんで、今回は終了します。(酔って来た)
  プティ・パニエにて 金子吉延

 
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