オリジナルキャラ描いて欲しい同盟オフ会in北海道



 1日目


 今までにも数多くオフ会を開催して来た拙者じゃが、
 オリ描き同盟の北海道オフは初めてにござります

 自然と気合いが入り、意気揚々と待ち合わせに向かう拙者

 北兎舞さんと新千歳空港で待ち合わせにござります
 土地勘の無い舞さんのエスコート訳として頑張りまするよ

 ……まぁ、筋金入りの方向音痴な拙者の事
 不安感は拭い切れぬのじゃが…


 兎にも角にも舞さんと出会わなければ始まりませぬ
 事前に服装を伝え合っていたので、それをヒントに探す事数十秒

 舞さんの方が先に拙者を見つけて下さりました
 サイトに顔写真を載せていた甲斐があったというものにござります

 しかし舞さん…何と可愛らしい!!
 悪人面のマッチョさんかと思いきや(舞さんのブログ、プロフィールページ画像参照)、
 清楚で可憐な美少女にござりました

 こんなに可愛らしいのに、描かれるイラストはゴツいのじゃよな…
 このギャップがまた彼女の魅力にござります


 飛行機の搭乗手続き及び登場口の確認を終えて、
 とりあえず札幌へ向かうべくJRに乗り込みまする

 果てしなく続く雪景色の中、何故か舞さんにボーカロイドについて教えて貰う拙者
 ありがとう舞さん、おかげで拙者…ようやくボカロが何なのか知る事が出来ました
 要するに音読ソフトの歌バージョンのような物なのじゃな



 お昼まで少し時間があるので、軽く札幌観光を致しまする

 まずは北海道3大ガッカリ観光名所の時計台
 間近で見ると泣けてくるレベルのショボさが売りにござります
 拍子抜けして唖然とする観光客の姿を鑑賞するのが札幌人の密かな楽しみなのじゃ


 その後は東京タワーの足元にも及ばぬスケール、
 しかも存在そのものがユルキャラと化しつつあるテレビ塔

 …今だから言うのじゃが、拙者…
 実は、ものっそい高所恐怖症なのじゃよ

 その場のノリと勢いで登ってしまったのじゃが…
 見事なまでに当時の記憶が抜け落ちておりまする

 いやはや…よくぞ無事に戻って来られたものじゃ…


 そして最後は味はイイがお値段も結構な事で有名な花畑牧場のカフェ
 キャラメル1箱(12粒入り)が850円というのは、ちと…

 とりあえず外の吹雪が止むまでカフェで一服し、
 その後、ラーメン共和国へと向かった拙者たち

 札幌のラーメンは、こってりとしたお味噌味
 麺は太めで黄色く縮れておるのがポイントにござります

 大阪のたこ焼き屋さん、香川のうどん屋さんの如く札幌にはラーメン屋さんが並んでおるのじゃよ

 舞さんはお土産にラーメンを、拙者は受け狙いでラーメンクッキーを購入し
 札幌駅からバスに乗って拙者の家へと向かいまする




 我が家の自宅警備員(犬)が本領を発揮する中、
 とりあえず荷物を置いて向かいのスーパーへ買い出し(主に酒)へ参ります

 せっかくのオリキャラ同盟のオフ会にござります
 オリキャラをイメージしたカクテルを作ってみようという魂胆があったのじゃよ

 ……まぁ、その結果…
 泥炭のようなドリンクが完成してしまったのじゃが

 お土産を交換したり、りおん君を亀甲縛りしてみたり
 頂いたウリ坊をこれまた亀甲縛りしてみたり

 まるで亀甲縛ろう縫いぐるみ調教会のようなノリになりつつ、
 とりあえずメインの創作活動をしてみる拙者たち

 CGでりおん君を描かせて頂いたのじゃよ
 その絵は後日、ラミネート加工して配布させて頂きました


 その後、舞さんにFF13をプレイして貰いつつ
 こっそりと抜け出して夕食を作る拙者

 レッドアンデスをオーブンに入れ、ジンギスカンを炒め、カニを解凍し…
 イカとエビを刺身にし、前日から煮ておったイカ飯を皿に入れて完成

 手抜き万歳


 とりあえず定番の北海道料理を堪能して貰いたかった拙者にござります

 北海道の料理は素材の味を楽しむ為に、あまり手は加えぬのじゃよ
 無理に手を加えなくても素材の味が良いので充分に美味しい、それが北海道クオリティ

 という言い訳を並べて夕食が始まりました




 それから程無くして納豆が参入

 納豆はまだ未成年なのでミルクを与えておきました
 拙者と納豆、本当に血縁関係があるのか疑わしい程に顔は似ておりませぬ

 しかし
 何故かボケ属性だけは受け継がれておるという悲劇

 納豆よ…何も、こんな所だけ似なくても…


 そう言えば東京の御仁にとってカニやイクラは高級品らしいのじゃ

 正直、拙者と納豆はカニやイクラなど食べ飽きておりまする
 特にイクラなんてふりかけ扱いなのじゃよ
 釣りをする御仁にとっては海に行って釣ればタダで手に入るモノじゃからな

 そんなわけで
 海産物そっちのけでレッドアンデスに舌鼓を打つ拙者と納豆
 我が家の家系ではカニ<ジャガイモのようにござります



 そして
 そんな中で拙者と納豆が受けたカルチャーショック


 東京のエビ寿司はボイルしてある

 ちょっ…エビは生じゃろうッ!?
 生のエビの、トロリとしたとろける甘さが醍醐味じゃろうッ!?

 ボイルしたエビなんて、もそもそして美味しくない…
 そんなの邪道じゃッ!!


 更に
 東京の赤飯は甘くない

 この情報に納豆、大ショック
 お祝いの席での楽しみと言えば、甘い赤飯じゃもんな…

 甘くない赤飯なんて、誕生日に塩の入ったケーキを出されるようなものにござります
 小豆の入った甘くない赤飯…そんなの邪道じゃッ!!


 そしてラスト
 東京にはパンロールが無い

 お弁当のおかずに、3時のおやつに、小腹が空いた時のお夜食に
 かま栄のパンロールと言うのは定番にござります

 サクサクに揚げたパンとジューシーな蒲鉾の組み合わせは、
 拙者も納豆も大好きな一品なのじゃよ

 それが東京には無いだなんて……そんなの嫌じゃあああああああッ!!!




 結論
 拙者と納豆は東京には住めない

 …そう言えばこいつ
 修学旅行から帰って来た第一声が、『ご飯美味しくなかった!!』だったのじゃよ…
 納豆が大人になっても、上京する事は無いじゃろうな…


 美味しくなかった、と言えば拙者が作ってしまった泥炭カクテル

 見た目は
 味は酢的な感じ


 ビビりまくる納豆だったのじゃが
 すまぬ、納豆よ…

 お主が生まれたばかりの頃
 拙者が作って飲ませた粉ミルクも、これに似た感じだったのじゃよ…

 じゃが、拙者を責める事無かれ
 お主の母君が作って飲ませておったミルク

 拙者…哺乳瓶が熱くて触れなかった覚えがござります


 ミルクは人肌?
 いやいや…風呂の温度を軽く超しておりました
 玉露が悠々に淹れられそうな温度だったのじゃよ、あれ…

 そんな灼熱のミルクも平然と飲んでおったお主の姿…忘れられませぬ
 赤ちゃんて結構適当に扱っても育つものなのじゃな


 納豆よ…
 逞しく育ってくれて、お姉ちゃん嬉しいよ…

 恐らくお主の味覚は愛のミルクによって破壊されたのじゃろうて
 そう考えればお主の偏食っぷりにも納得が行くのじゃよ

 どちらにしろ、もう遥か昔の事にござります
 そろそろ水に流してお互い、忘れようではないか…


 お主のオムツを交換する際
 オムツに付いたウンコで尻に顔を描いて遊んだ事も、そろそろ時効じゃな



 室内が微妙な空気になった所で本日は解散
 舞さんをホテルまで送り届ける拙者


 そんなこんなで翌日に続く―――…