ザヨのエッセイ・5

 

 

 

 小説について語ったからにはイラストや漫画についても語っておくべきかもしれない、という思い付きにより今これを書いています。

 
 そもそも、私がイラストを描くのにハマったきっかけとは何だったのだろう。

 
 ということで、ちょっと自分自身をアセスメントしてみる。

 

 

 

 

 

 ……その結果。

 

 

 

 私は一人っ子だ。

 
 私が他の人たちと少しズレているせいか、どうも歳の近い友達とは馴染めなかった。

 
 だから自分で描いたイラストを友達にしていた。

 

  

 

 ……こう書くと私ってとても暗い奴な気がする……

 

 
 

 しかし、紙の中の友達は無限に増えて私を楽しませてくれた。

 

 理想の友達を思うがままに生み出して心の中で友達たちとのパーティを楽しんだ。

 

 結構楽しい幼少時代だったように記憶している。

 

  

 私はいつも空想の世界で遊んでいた。

  
 漫画や小説はその空想の世界の一部を紙面に描き表しただけのことだ。

 
なぜ、そんなものを描き表したくなったのか。

 

 
……それは、友達と遊んだ事を忘れたくなかったからだ。

 
 私にとってイラストを描くと言う事は日記を書く事に等しかった。

 

 

 
 両親に連れてきてもらった海を思い出しながら紙面の中で人魚と泳いで遊んだ。

 
 砂の城で王子様とダンスをして楽しんだ。

 
 花の国で妖精と空を旅してまわった。

 

 

 

 こうして私は成長していった。

 

  

 

 結果

 

 

 

  

 

 

 

 ろくな大人にならなかった。

 

 

 
 

 でも

 

  

 結構生きてて楽しいと思う。

 


 これを書いている私は現時点で21歳だ。

 

  あまり幼少期と比べても成長したようには思えない。

 

  でも、これだけははっきりと言える。

 
 私は確実に

 

 

 
 

 

ギャグ方面へ成長していっている。

 

 

 
 

 

 

 

 その証拠に幼い頃はロマンチックな空想に酔っていた私が、成長するによって明らかさまにアホな事ばかり考えてるからだ。

 

  

 昔、私の中の人魚はハープを奏でながらイルカと戯れている存在だった。

 

 しかし今は

 

 

 

 
 

 

 

岩石落として料理をしたりしている。

 

  

 

 

 

妖怪三つ目小僧は肉を焼きに行った。

 

 
 

 

 

何故だ。

 

  

 

 でもちょっと嬉しい……

 
 成長したね、私も。

 
 

 このまま

 

 

 

 

 

ギャグ街道まっしぐらさ。