▲360度の世界 - 中国







鞆の浦(とものうら)
●所在地:広島県福山市(R2-(県)22) ●撮影日:1999/03/10(水) そろそろ日が沈む ●環境音:歴史ある港の静けさ ●感想:工事してなければなおよかった
タイ漁や室町以来の鞆鍛冶で知られる歴史ある港。映画のロケ地にもなっている。沖に浮かぶ仙酔島(せんすいじま)など国立公園指定。 階段状に石を積み上げた桟橋の雁木(がんぎ)や石造りの常夜燈、白壁に黒い瓦屋根の古い建物など時代劇の一場面のような町並み。 鞆の浦から急坂をグリーンラインまで登ると展望が開ける。展望台からは岬の反対側の島が。駐車場には野良犬の親子が群れていた。 人家もない山上でゴミをあさる子犬。夕暮れ。どこで車中泊しようか不安だった私は切ない気分になった。結局は内海町の島に渡った。


尾道・その1・千光寺(おのみち・その1・せんこうじ)
●所在地:広島県尾道市(R2) ●撮影日:1999/03/11(木) 平日の早朝 ●環境音:静かで結構 ●感想:たしかに映画撮りたくなるかも
尾道の街と向島(むかいしま)を見下ろす千光寺からの眺め。ロープウェイでも登ってこれますが、やはり階段を上がってくるのが楽しい。 遠くに見える橋は尾道大橋。眼下の水路は川のように見えますが尾道水道という海。向かいの陸地は向島という名の通り島です。 家々の間を階段が通じる尾道は歩いていて楽しい。どの路地も懐かしい感じで絵になる。でも大林映画はやはりかなりうまく撮ってます。(^^; 尾道は12年ぶり。駅前には真新しいビルが建ち変わりつつありますが、この上の方は変わらない感じ。前回歩いた道をかなり覚えていた。


尾道・その2(おのみち・その2)
●所在地:広島県尾道市(R2) ●撮影日:1999/03/11(木) 観光客皆無 ●環境音:団体さんのガヤ ●感想:フェリーの行き来する様子が楽しい
その1の千光寺より少し西寄りからの眺め。向島が視界いっぱいに広がる。中央の造船所がよく見える。大林映画でもお馴染みの風景。 尾道と向島の間は6系統ものフェリーが行き来する。常に往復しているのですぐに向こうに渡れる。車でも100数十円ととても安いです。 お薦めは尾道駅前からひとつかふたつ東側から発着するフェリー。向島に渡ってすぐ左にまわると岸壁に絶好の駐車ポイントがある。 向かいの(つまりこちら側の)尾道の街を一望のもとに眺められる。山肌に並ぶ家々が素晴らしい。気に入ったので車中泊までした。


因島大橋(いんのしまおおはし)
●所在地:広島県因島市(R317-(県)366) ●撮影日:1999/03/11(木) 暖かい一日 ●環境音:ときおり頭上を通る車の走行音 ●感想:うわっ、車が通ると橋がフワフワ揺れる!
尾道の隣の向島とさらに隣の因島を結ぶ因島大橋。その歩行者と自転車,125cc以下のバイク専用の通路。自動車はこの頭上を通ります。 歩行者はタダですが自転車,バイクは50円。入り口に賽銭箱のような料金箱が無人で置いてある。なんともアバウトな徴収方法です。(^^) 左手が因島,四国方面。右手が向島,尾道で本州方面。この西瀬戸自動車道が全線開通すれば本州四国間にかかる橋は合計10本。 すべての橋は歩いて渡れる。本州から四国まで! しかし車の場合、橋の通行料は高い。フェリーなら車でも100円とか200円くらいと激安。


因島公園(いんのしまこうえん)
●所在地:広島県因島市(R317-(県)366) ●撮影日:1999/03/10(水) 暖かい一日 ●環境音:静かな山頂 ●感想:うーん、いいデジカメ買うかあ、せっかくの風景がちゃんと写ってない
因島南部の因島公園山頂からの眺め。これまでに見た多島海の風景のベスト。島影が幾重にも重なり彼方まで続いている。正面が四国。 その島々の間を白い波を引きながら無数の船が行き来している。玩具のような船、まるで動く箱庭! いつまでも見ていても飽きない眺め。 左手の弓削島と佐島、ここと生口島の間に架かる橋が小さく見える。入り江に密集する建物。本当に箱庭。人間ってのは大したもんだ。 瀬戸内は高台から眺めるに限ります。海岸沿いの道からの眺めは意外に単調。しかも狭苦しいわりに交通量があり乱暴な車も多い。(^^;





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