今回のは、かなり前にニフティで書いた数行もの(セリフだけで5行
で終わる【SS】(^^;)に手を入れたものです。

急ぎで書いたのでちょっと言い回しがおかしなところがあるかもしれ
ませんがあまり気にしないでね(^^;




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【呉のちょっとした息抜き劇場・その2】(笑)
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昼休み、シンジ・トウジ・ケンスケの通称三バカトリオは弁当を食べ
た後、いつものように屋上でたむろしている。
何気に雑談している三人だったが、トウジとケンスケが何か口をモゴ
モゴさせているのにシンジは気づいた。

『二人とも、何食べてるの?』
『おお、これか?飴や飴、ケンスケがさっきくれたんや』
『碇も食べるか?』
『うん』

ケンスケはポケットを探ると小さな飴の包みをとりだす。

『ちょうどよかった。碇の分で最後だよ』
『ありがと』

シンジは飴の包みをあけると、口の中にほおりこむ。すぐほのかな甘
さが口の中に広がる。結構、おいしい。なんとなく嬉しくて頬がゆる
んでくるシンジであった。

『ねぇ、シンジぃ〜』

そんな三人に、いや正確には三人のうち特定の一人に声をかけるアス
カ、ちょっと小走りにシンジに近づく。

『ん、何?』
『今日帰りなんだけどさ、ちょっと寄り道したいから・・・ん?』

突然話を中断してシンジの顔を見つめるアスカ、シンジは何事かと不
思議そうな顔をしてアスカを見る。

『何、アスカ?』
『シンジ、口モゴモゴさせて・・・何食べてるの?』
『あ、これ?飴だよ、ケンスケにもらったんだ』
『ふ〜ん、私にもちょうだい』
『ごめん、僕がもらったので最後だったんだ』
『じゃあ、しょうがないわねぇ・・・』

トウジとケンスケは珍しくあきらめのいいアスカに不思議そうな顔を
していたが、まだまだ読みが甘い(笑)

『・・・半分ちょうだい』

転びそうになる三バカトリオのうち、二人。それでもまだまだ読みが
甘い(笑)

『ちょっと待って(カリッ)・・・はい、んっ』
『んっ・・・(モゴモゴ)ちょっと甘いわね』
『そうかなぁ、結構おいしいよ』

こういうやりとりを自然にしているシンジとアスカに、完全に目が点
になっているトウジとケンスケ、しばらく再起不能かもしれない。

シンジとアスカにとってのみありふれた昼休みの何気ないひとときで
あった。         ^^^^^

                            《終》

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3日連続ですか。明日はないと思います。だってネタないもん(笑)

では(^^)/






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