efini RX−7

 「〜RE・ベスト・ピュア・スポーツカー〜 ロータリーエンジンの特長を最大限に活かして、我々にしか作り得ない世界に通用するスポーツカーをこの世に送り出そう」
 志・凛・艶・昂というキーワードを軸に「90年代スポーツカーの規範となる運動特性」を狙った自信作・3代目RX−7は、奇しくも4ローターR26B搭載のマツダ787Bが悲願のル・マン初制覇を成し遂げた1991年暮れに発表された。

 シーケンシャルツインターボを得た2ローターRE・13B−REWは255psを発生。一方で、鍛造アルミや樹脂製パーツの多用と「ゼロ作戦」と呼ばれる徹底的な軽量化を実施し、車両重量は3ナンバーサイズながら1250kg(=タイプS)を維持し、衝撃的なパワーウェイトレシオ4.90kg/psを達成した。
 コンパクトなREをフロントミッドに搭載し、旧型RX−7に対し重心位置を25mmも下げ、前後重量配分は理想的な50:50を実現している。
 タイプXにはBOSE社と共同開発したスーパープレミアムミュージックシステムを標準で装備した。

 初代SA、2代目FCと続くRX−7のイメージを踏襲しながらも、オリジナリティに溢れ完成度の高いエクステリアデザインは、現在でも全く色褪せていない。

<エンジン>
  ★13B-REW 654cc×2ローター+シーケンシャルツインターボ
    255ps/6500rpm 30.0kgm/5000rpm

<主要諸元>(タイプS)
  全長×全幅×全高 : 4295×1760×1230 (mm) 
  ホイールベース : 2425 (mm) 車両重量 : 1250 (kg)
  サスペンション(前・後) : ダブルウィッシュボーン
  ブレーキ(前・後) : ベンチレーテッドディスク
  タイヤ : 225/50R16 92V  ホイール : 8JJ高圧鋳造アルミ