その昔、グループCと呼ばれるレースカテゴリーがありました。 2座席の「スポーツプロトタイプカー」で争われるこのレースは、80年代初頭に始まり、ポルシェ956/962Cの独占時代を経て、世界各国の自動車メーカーが次々にワークス参戦し、’88年〜’90年頃に最盛期を迎えました。FIAが統括する世界選手権(WEC/WSPC/SWC)のみならず、米国のIMSA-GTPシリーズや日本の国内耐久選手権(JSPC)でも同様のレースが盛大に開催されていました。 細かい車両規定は別として、基本的なレギュレーションは単純明快、ガソリン総使用量制限の課せられた耐久レースだったのです。つまり、速さと燃費を両立させなければ勝つことができない。そこに自動車メーカー同士の激しい技術競争が存在しました。 よってエンジンのバラエティが凄い。NAあり、シングルターボあり、ツインターボあり、直4、フラット6、V8、V10、V12、そして3ローターに4ローター。排気量も7000cc、5000cc、3500cc、3200cc、3000cc、2100cc…。それぞれのメーカーの主義主張が多様なサウンドをサーキットに響かせていたのです。 私が学生時代にハマったJSPCのレースを中心に紹介します。 こんな面白いレース、また開催されないかなぁ…。 |
2/28 Updated!!
767B and MAZDASPEED Staff at SILVERSTONE '89
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