まあ、そうですね、コーヒーはもともとカフェインと同義語でありましたので、カフェインの代名詞でもあるわけです。
それで、このカフェインはアルコールなどと同じように、その身体に対する影響に消化酵素の問題で耐性と不耐性による個人差があるのであります。
つまり、「酒に強い、弱い」ということがあるように「コーヒーに強い、弱い」ということがあるわけです。
それで、カフェインの主な薬理作用は精神の興奮ということでありますので、「コーヒーを飲むと精神的に落ち着きがなくなるような気がします」というのは当然の作用であるわけです。
ですから、、「コーヒーに弱い体質の人」は少しの量のコーヒーでも興奮の度合いが激しく、飲みすぎると、焦燥感にさいなまれたり、めまいや吐き気で動けなくなる場合もあります。
しかし、これはコーヒーによって氣道のバランスがどうのこうのということではありません。
薬物によって氣道のバランスが、まあ、皆無ともうしませんが、変わることはほとんどありません。
しかし、たとえばコーヒの多量の常飲でその興奮した精神状態を多く経験するということは、脳のシナプス、神経細胞の形成に影響を及ぼしますから、大量にコーヒーを継続して摂取した場合には、いわば後遺症としての精神的な変化はあるわけです。
これは他の薬物依存の後遺症の場合と同様であります。
これは「氣道」への影響よりももっと重大な「脳の機能」への影響ということであります。