象気功
象気功

本日の御神託


身長


ううむ、まあ、実はあたしはご先祖さまののDNAのなせるタタリで身長が167cmしかないのである。

つまり、まあ、言ってみればチビの仲間であるわけである。

それで、この身長は中学3年で止まったのであるが、これはどうも、ご先祖さまのDNAの責任以外に、それまで中学の昼食で毎日牛乳を飲んでいたのが、高校に入って、食堂の弁当がうまいので、それを毎日食うようになって、牛乳をまったく飲まなくなってしまったのが大きな原因であるように思うのである。


ご存知のように日本の水は軟水でカルシウム分がないに等しいので、水以外からカルシウムを摂らないと確実にカルシウム不足になるのである。

ところが、高校のときは朝はできるだけ寝ていたいので、朝食はもちろん摂らないし、昼は大好きな食堂の弁当で、夜は牛乳なんか飲むわけもないので、結局、中学まで毎日飲んでいた牛乳をまったく飲まなくなってしまったのである。

まあ、それに、母親が牛乳が大っ嫌いで、さらに魚が生臭いので大っきらいで、家庭で乳製品と魚が食卓にまったく上(のぼ)らないということも一因であるのである。


まあ、もちろん高校生のときには、栄養を考えて食生活をコントロールするなんてことはまったく頭にありませんし、食いたいもん食って飲みたいもん飲んで、毎日遊びほうけていたのは当然である。

だから、高校入学のときに真ん中より後ろだった並び順が、卒業するときはたしか前から3番目ぐらいになっていたのである。

入学まであたしより小さかった友達も、どんどん背が伸びで、みんな170cmを超えて、中には180cmを超えるものもいて、あたしだけそのまんまだったのである。

高校に入って牛乳をピタリと飲まなくなったら、おもしろいようにそのまま167cmでピタリと止まって、3年間、1cmも伸びなかったのである。


育ち盛りに乳製品も魚も食わないのであるから、そりゃ当たり前である。

まあ、人生模様は思わぬ原因で形作られるものである。

これが、あの食堂の弁当がまずくて、毎日パンと牛乳であれば、あたしの身長はおそらく175cmを軽く超えていたのかもしれないのである。

おねーちゃんもほっておかない、すらりとモデル張りのスタイルで、人生は激変であったはずである。


ところがなんだかしらないが、高校の食堂のおじさんおばさんが料理がお上手で、その弁当がものすごくうまいので、あたしはもう、とにかく、授業が終わると売り切れないうちに一目散に走っていって、それ買って食ってたおかげで寸詰まりの人生を歩むこととなったわけである。

このように、何事も神の絶妙な采配で身長までも決定されて、自分の理想とはかけ離れた人生を歩むように設計設定されているわけである。

だから、牛乳はカルシウム摂取に効果がないなんてご意見にはまっこうから反対するのである。

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