気功の穴
象気功


正中線生成プロセス


スワイショウの終わり方




ううむ、なんだな、 津波のニュースが気になって全く 文章を書く気にならない。

津波は10cm20cmでも立っていられず 波にさらわれてもっていかれるという実験をテレビ番組でやっていたので、舐めてはいけません。

かしこまりました。

こういう災害時に、 何度 近づくなと言われても あたしら年寄りは「大丈夫だろうか」と気になって見に行きたくなってしまうのである。

何が「大丈夫」なのかはわからんが、どうしても気になるのである。

だから たいてい台風などの災害時に、暴風雨の最中におじいさんが屋根修理を始めて落ちたり、 おばあさんが用もないのに外に出て風に飛ばされて大怪我したりしているのである。


そんなこんなでテレビを見ていると、 あっという間に時間が経って、どんどん書く時間がなくなってしまったのである。

昼間はもちろん 仕事もあるので、象気功を書くのは概ね午前3時から6時までの間である。

もうすでに4時46分であるので、残りわずかである。

それでも延々津波のニュースが続いていて、 耳はそちらに取られて、テレビを消せばいいのであるが、気になって消すこともできないのである。

あたしの生活の理想は海岸に住んで 毎朝 防波堤に釣りに行き、 あれこれの小魚を焼いて食べることである。

それで時折ネットで小遣いで買える範囲の海辺の空き家がないか調べたりするわけである。


しかし津波関連のニュース速報を見るたびに、天国と地獄は背中合わせであることが認識できるわけである。

ということで スワイショウは終わる時が非常に重要である。

いきなり本題かよ。

スワイショウは火消しの纏やでんでん太鼓にたとえられる動作でゆっくりと骨盤を中心に回転運動を反復するわけであるが、終わる時に いきなり止めてはいけません。

天井から頭頂部を通して吊るした骨盤が 回転運動の余力で、いわゆる慣性の法則で揺り返すイメージで、 それが限りなくゆっくりと自然に止まるのを待つのである。

この「自然に止まる」というところが重要である。

意識も力も排除しなければならないのである。

骨盤が非常に重い鉄でできていると思うとよろしいのである。

非常に重い鉄の塊がゆっくりと左右に反復回転運動をして、それが完全に止まるまで待つのである。


その回転運動が全く自然に止まって臍下の奥に残った意識が丹田である。

なるほどね。

誰がなるほどねだ。

うるさいな。

このできた丹田を意識する必要はないが、 つまり勝手に丹田ができるということである。

言い方を変えると意識がそこに集約されるわけである。

勘違いされると困るが、 この丹田を作るためにスワイショウをするわけではないのである。

正しく膝を緩めて 正しい姿勢でスワイショウをして、骨盤あるいは仙骨の角度が整った結果が丹田の意識に集約されるわけである。

むしろ 丹田の意識自体も排除した方がよろしいのである。

無意識の状態で、スワイショウをするためにスワイショウをするわけである。

骨盤あるいは仙骨の角度が整うと 意識は自然に丹田に集約されるのである。


これがスワイショウのいわゆる精神安定効果である。

自然に意識が下腹部に落ちるわけである。

当初の意識はもちろん 骨盤の左右の回転 反復運動であるが、 それも 排除した方がよろしいのである。

しかし その排除ができないのも人情である。

人情かよ。

それで その意識の排除のためには、 数を数えるといいのである。

まあ、これはあたしの方法であるので、他に無意識を作り出す方法があればなんでもけっこうである。

無意識を作り出すことが目的ではなく、スワイショウで骨盤あるいは仙骨を整えて、正中線を生成することが目的である。

数の数え方は回転反復運動の左右往復を1回として、数を数えるのである。

意識が数を数えることに向かうので、ある意味 無意識になるのである。


瞑想やマインドフルネス等で 呼吸に意識を置いてその回数を数えるということに近いことであるわけである。

無意識の完全に自然な状態で骨盤の回転反復運動が止まるまで待つわけである。

もちろん 最後は数える必要はないが、 鉄の塊がゆっくりと止まるまで意識による力を加えないということが重要である。

スワイショウをするために スワイショウをするわけである。

二回言うな。

かしこまりました。

(2023/12/03)


Copyright (C) Zoukikou All Rights Reserved 無断転用転載厳禁 プライバシーポリシー Contact