象気功

本日の御神託



氣の修行の目的


ううむ、宗家ご挨拶という名の御神託も久しぶりの更新である。

日付を見てみると、前回が1月15日であるので3カ月以上ほったらかしになってたわけである。


象気功マニアの皆さんにはまことにもって甚だしく申し訳ないことで、穴があったらあの穴もこの穴もぐりぐりぬるぬると入りたいのは山々であるが、下ネタに走るといろいろと支障も負傷も苦笑もきたしかねないので粛々と本日もご神託を奉じる所存であるよあなたにほんごへんあるよわたしちゅーこくじんないあるよううういかんしまいにはくじょうくるあるよこのへんでふざめけるのやめるあるよごめんあるよすぐさくじょするあるよ。


つーことで、朝の起き抜けのお珈琲のカフェインが効いてるうちにどんどん先に行くのである。

たとえば、気功や仙道術を極めると超能力や予知能力が出るとか、クンダリニーが覚醒すると人知を超えた能力が出るとか、メディテーションにより悟りの境地に達して神の域に近づくとか、あちこちのせんせーグル教祖ラマ大阿闍梨老師大師とえらそーに言い張るパ~が人集め金集めのためにいろいろとホラを吹きまくるわけである。


そのえらそーに言い張ってるご本人自身が日頃の不摂生がタタって、心筋梗塞、脳梗塞になってあっさりお亡くなりになったり、がんになって痩せ細ったり、奥さんに逃げられたあげく財産よこせなんて訴訟を起こされたりしてるわけである。


つまり、どんな修行をしても、ホラ吹き詐欺師になることはあっても、絶対に超能力も予知能力も霊能力も出ないのである。

自分は超能力者であるとか、霊能力者であるとか、予言者あるいは預言者であるとか、前世鑑定ができるとか、未来将来が分かるとか、空中浮揚ができるとか、念力であちこちに火を付けるとか言ってる奴はホラ吹きか詐欺師かおつむが壊れたくるくるの付くパ~の幻覚妄想による妄言であるのである。


古今未曾有の大霊能者で世界最強の超能力の持ち主のあたしが言ってるんだから間違いないのである。


それでは、気功やヨーガや禅や密教や古神道や修験道てなものの目的はいったいなんであるかとゆーことになるわけである。

簡単である。

健康増進である。

当たり前である。


それ以上でもなければそれ以下でもないというところが重要である。

重ねて言うが、氣道・経絡・ナディのどこを開こうが、脳にどんな刺激を与えようが、やりすぎやトンチンカンな方法による偏差・障害が出ることはあっても、神がかりな能力は出ないのである。

当たり前である。


まあ、クライストさんやゴータマさんや言及するとてろてろされるあの人にしても、その生涯における神がかりな所業の言い伝えは、だいたいが、お亡くなりになった後に、弟子や関係者が大仰大げさにこれでもかとでっち上げたホラ話であるのである。


まあ、そんなホラ吹きへの悪口雑言はともかく、現実的には、超能力や神の力よりも、びんぼーとお病気が重大事であるのである。

どんなに超能力や予知能力や霊能力が出たりしても、食うや食わずのボロボロの赤貧極貧で、糖尿病、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、がんてなことで、しまいには寝たきりおむつで垂れ流しでは、これ、いかんともしがたいわけである。


超能力、予知能力、霊能力の前に、体力と生活力・経済力であるのである。

健康で体力があれば、当然、元気に働けて、収入も安定し、よろしい生活ができるのである。

最善の健康状態であれば、当然、身体の一部である脳も最善の状態で機能するので、その人なりに最善の判断ができ、最善の運気となるわけである。


健康状態が悪いと、動く気にもならんし、まして働く気なんか起きないので、当然運気は果てし無く下落して、赤貧極貧引きこもりでうつになり、そのうちはっきりとは申し上げられないアレをしてしまう人もおられるわけである。


差し障りがあるのではっきりとは申しあげかねるが、一時代を画した芸能人がうらぶれてときどきおくびをおつりになるのも、たいていは健康状態が崩れてうつになるからである。

つまりは、第一に健康である。

気功・ヨーガその他の修行法の当初・本来の目的は健康法であるのである。


その行の途中で起こる幻覚妄想に囚われるとろくなことにならないのである。

そのろくなことに言及してるとキリがないので割愛するが、たとえば念力であちこちに火を付けたり、あぐらを組んでポンポンと膝で空中に飛び上がったりして写真を撮って空中浮揚だなんて言い張ったり、霊視予知予言や前世鑑定てなホラ、幻覚、妄想の前に、健康状態の改善が最優先するのであるのである。


その健康状態の基本が、呼吸と血行である。

だから、呼吸法は気功でもヨーガでも最重要視されるわけである。

しかし、それはたとえばヨーガの火の呼吸などのように、無理やりな方法でチャクラ・ナディを暴発・炎症させるような無意味なことが目的ではなく、効率よく酸素を吸収し、効率よく、細胞呼吸の際に養分(有機物)と酸素との反応によりできたものも含めて、体内の不要物としての二酸化炭素を吐き出すということが目的である。


呼吸により取り入れられた酸素と、食により取り入れられた栄養素を運ぶのが血管・血流であり、それらの反応・分解から作り出される不要な二酸化炭素・水・アンモニアを排出器官まで運ぶのも血管・血流である。

つまり、人間の基本的な生命活動の根源・根本が呼吸と血流であるわけである。


それを効率よく、本来の状態に保つ、あるいは復元させるということが、気功やヨーガや密教やその他の修行法の本来の目的であるのである。

それが、行の途中で派生した、身体の反応や幻覚妄想に囚われて、馬鹿げた方向に迷走遁走して、しまいには人生を棒に振ってるパ~が多々おられるわけであるが、何度も言うが、やりすぎて重大な偏差は置きても、神がかりなことは断じて起きないのである。


しかし、それでも、これはどう考えても神がかりなことが起きたと確信した場合には、すぐご家族とご相談の上、おつむの壊れた人専門の病院に直行して「せんせー、ぼくはパ~になってしまいました」と言うことが最善の対処であるのである。


その人生の基本である健康状態が崩れて、その原因が先祖のタタリだの死霊悪霊生霊のタタリだのと言われると、これがもう、思いっきり動揺して、何百万何千万てな法外な大枚を簡単に騙し取られたりしてる人が、この世には数限りなくおられるのである。


もう、口を酸っぱくもド酸っぱくもして言うが、先祖のタタリも死霊悪霊生霊のタタリも前世の因縁もないのである。

だいたいが、毎日、おたたきころしおしめおころした鶏さんや牛さんや豚さんや羊さんや魚さんをお喰らいになって、蚊をおころしになりハエをおころしになり、歩くたびに罪もない虫をこれでもかと踏み潰し、日々、幾千、幾万という命あるものを無残におさつりくの限りをつくして生きるあなたに、どんなことをしても救いなんかないのである。


それで、どこかの誰かさんを信じて救われるならお気楽なもんであるが、その手の勧誘はどんなキレイ事を並べ立てても、最終的には寄付お布施集め金集めの手段であるということを冷静に理解しなければならないのである。

さらに神の言葉なんてのはあるわけもないのである。

全てはどこかのおっさんあるいはおばさんがでっちあげ、どこかのおっさんあるいはおばさんが書いたものである。

せーしょだって、神の言葉でもなんでもなくて、大昔のそのへんのおっさんあるいはおばさんが書いたのは当たり前である。


神は何も言わんし、何も書かないのである。

あなたの命も、あなたが歩くたびに毎日簡単に踏み潰す何万という虫のひとつひとつの命も、重さは同じであるのである。

この世に存在するものの価値の総ては同じである。

人間だけが特別ではないのである。


霊長類なんてのは人間が勝手に言い張ってるだけで、神からみればノミ・ダニ・シラミ・細菌・雑菌と同じ扱いであるのである。

ダニにお告げなんかないのである。

神や仏に不遜なことをすると何かにタタられるなら、神も仏もないあたしはとっくに神罰仏罰でお亡くなりになってるわけであるが、今日も元気にこーして神や仏の悪口雑言を並べ立てて、健康成就運気改善の法を辻説法してるわけである。


最後にひとこと。

病気になったら医者に行きなさい。

もちろん、おつむの病気も含めてである。

それで、良い医者を探して探して、どんな医者にかかっても治らないなら、諦めなさい。

それが神の思し召しである。

なるほどね。

まあ、こんなとこでひとつ。

完。



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