健康象源法



つま先立ち


進化の過程で人間を人間たらしめた大きな要素のひとつは、足で垂直に立って二足歩行することである。

猿や犬やその他の動物でも、ときには後ろ足で立って歩かないことはないのであるが、常時、足で垂直に立って二足歩行するのが人間の人間たるゆえんでもあるである。

まあ、そうはいっても人間と言えども、これが狼などに育てられた場合には、脳の特性でその環境に順応しようとするので、親である狼の生活行動に順応して、狼同様に4足歩行になるのであるが、ふつーに人間の親に育てられた場合にはその環境に順応して人間の本来の進化の結果である2足歩行になるのである。

まあ、あたしも気功家の端くれであるので、気功ということを考えただけでも、タントウコウにしてもスワイショウにしても、立つことが基本であるのである。

さらには郭林気功に代表される歩くことも気功の基本であるのである。

立つこと歩くことイコール気功といってもいいぐらいであるのである。

健康の基本は立って歩けることであるのである。

当たり前であるが、そのためには筋肉が重要な要素となるのである。

「気」がどーのこーのエナジーがどーのこーのといっても、筋肉がないことには、あたしのような超能力超念力の持ち主の大霊能者といえども、起き上がることも立つことも歩くこともできないわけである。

それで、立つこと歩くことに関わる主な筋肉は、大殿筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋、下腿三頭筋といった、人体では最大の部類の筋肉群であるのである。

この筋肉の皆さんは、大きいだけに多大なるカロリー消費を請け負って下さるのである。

そうである、現代人の一大問題の肥満防止ダイエット減量スリムアップ高脂血症動脈硬化心臓病予防にはこの筋肉の増強が大きな鍵であるわけである。

歩くことに関わる筋肉が衰えると、カロリー消費が落ちて、肥満に歯止めが効かなくなって足が体重を支えきれなくなり、ひどい場合には膝痛などで歩行困難になり、そーなるとさらに肥満に拍車がかかって健康を損なうことになり、いわば半病人なってしまっている人が、あたしの周囲にもたーくさんおられるのである。

つまり、歩くことに関わる筋肉郡を鍛えることは、健康を保つための基本中の基本ということになるわけである。

そのために健康象源法開祖扇動家カリスマデゴマーカーとしてのあたしはときどき体育館等で大暴れして筋肉増強に励んでいるわけであるが、これ、なにしろトレーニングてなものはものすごくつまらんのである。

体育館におけるトレーニングてなものは、運動マニアのあたしでも、とにかくつまらん上に、あたしゃ仕事が多忙で定期的に継続して行うことも不可能であるのである。

ジョギングはさらにつまらんし、近所をぐるぐる回るウォーキングに至っては、つまらなさを通り越して、あたしにとってはこれもう時間の浪費人生の無駄遣いとしか思えないぐらいバカバカしくてやってらんないのである。

それで、トレーニングを継続する暇もないし、ジョギングやウォーキングはア・タ・シ的には、ううむア・タ・シ的だ、どーしても第一発目にこれに変換されるな、まあいい、とにかくア・タ・シ的にはどちらもあまりにもつまらんのでバカバカしくてやってらんないとゆー生活の中で、足腰を衰えさせないために、仕事場であるビルの2階にはトイレも洗面所もキッチンもないのである。

2階事務所でお仕事をしてるあたしは、トイレに行くためには何が何でも階段を昇り降りしなければならないのである。

これが、トイレに限らず、水を飲むにも、珈琲を飲むにも、なんか食うにも、顔を洗うにも、歯を磨くにも、とにかく水回りは階段を昇り降りしないといけないようにしたのである。

階段の昇り降りはたいていのプロのスポーツ選手がトレーニングに取り入れてることでもわかるように、実に効率的な筋肉増強トレーニングになるのである。

それを、日々の生活に取り入れているわけである。

さらに、仕事や用事で歩くときは全力の歩幅で歩くのである。

と、ここまでは、すでにネタにしたわけである。

これに、つま先立ちが加わるのである。

階段の昇り降りの際は、つま先立ちで昇り降りするのである。

まあ、自慢じゃありませんがあたしゃ筋力がひじょーに強いので降りるときもつま先立ちであるのであるが、実際には降りるときのつま先立ちは大変危険であるので、筋力の弱い方や高齢の方は昇るときだけにしていただきたいということで、ご注意を喚起しておくのである。

さらに、歩くときもつま先立ちで歩くのである。

ダンサーのトウ立ちであるのである。

やってみればわかるが、体重が重すぎる人や、筋力の弱い人は、片足のつま先で立つことだけでも相当に困難であるのである。

それで、まあ、つま先立ちのできる人は、試しにできる限りの高さに思い切りつま先立ちしてみていただきたい。

もう一度言うが、「できる限りの高さに思い切り」であるのである。

その際にお腹に手を当てていただくと、あなたのだらしなくたるんだお腹がぐぐっとへっこむのがわかるはずである。

ううむ、へっこむよりはひっこむの方が的確かもしれないのであるが、まあ、どーでもいいのであるのはゆーまでもないことであるのである。

文字数稼ぎのネタはどもかく、これがね、実はつま先立ちには腹筋強化に大変な効果があって、あたしの腹筋は鍛えなくても、いつも一定の強さを保っているのである。

さらに、つま先立ちするだけで、あなたの情けない猫背も強制されて、良い姿勢になるはずである。

そのままの姿勢でかかとをおろせば、バレエ・ダンサーの基本の姿勢になるのである。

バレエというのは人間工学的にも理想的な美しい姿勢を追求した最高の理論であるのである。

つまり、人間の一番美しい、バランスのとれた理想の立ち姿であるということができるわけである。

つま先立ちには足腰や臀部の筋肉郡だけを使うのではなく、腹筋、外腹斜筋、後背筋などの、体幹の筋肉のほとんどを使うのである。

もちろん、それ以外にも、姿勢制御に関わる全身のインナーマッスルを強化できるのはいうまでもないことであるのである。

要するにつま先立ちするだけで、全身のほとんどの筋肉が鍛えられ、理想の立ち姿に近づくことができるわけである。

悪い姿勢が状態化すると、内臓圧迫、肩こり、頚椎異常、腰椎異常などを引き起こし、さらには脳卒中等の危険性にも見舞われる可能性が多大であるとゆーことであるから、姿勢を正しくするというのは、健康状態を維持する上においては非常に重要な要素であるわけである。

つま先立ちはその姿勢の矯正法としても、姿勢制御に関わる筋肉群を増強し、大きな効果をもたらすのである。

あたしは、そのつま先立ちで全力で歩き、一日に多い日は数十回もつま先立ちで階段を昇降するわけであるから、短時間で筋肉増強効果をもたらし、日々の生活すべてがトレーニングとなるわけである。

とゆーこととで、つま先立ちの生活を切におすすめするわけであるが、これ、筋力の弱い人は転倒や捻挫等による筋肉損傷のなどの危険性もあるので、医師にご相談の上、励行していただきたいのはいうまでもないことであるのである。

ううむ、どーでもいネタも含めて思わぬ長文大作になってしまったのである。

(2013/04/08)



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