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■手足の指と内蔵
まあ、なんである、手足の指の気道経絡は胃・肺・心・肝・腎・脾などの臓器・内蔵につながっているのである。
まあ、これ、ためしに氷入りの冷たいジュースなんかを飲んでみるとわかるが、すぐに手が指も含めて氷のように冷たくなるのである。
これはエアコンの室外機のように、氷入りのジュースで胃を始めとする内蔵を冷やした冷気である熱を手から逃して、その交換で内蔵を温めようてなことであるわけである。
人間は寒い時に火に当たるときは、自然に手をかざして手を温めようとするのである。
これは手を温めるとそこからつながっている臓器内蔵が温まるからであるのである。
逆に熱い夏には半袖半ズボンで手足を冷やして身体に過剰にこもった熱を手足から逃しているわけである。
だから、手足を温めれば内蔵は温まるし、手足を冷やせば内蔵は冷えるのである。
つまり、手足はその指も含めて、いってみれば内蔵の温度調節をするラジエターであるわけである。
まあ、これまでにも象気功の本編やお悩み相談室でもなんども口を酸っぱくしてときには罵倒絶叫連呼して解説してる通り、体は温めるのがよろしいのであるが、まあ、そうはいっても、昨今の真夏のとんでもな猛暑のときに、厚着をしたり、火に当たったり、暑い温泉に入ったりするてなことは意味がないのである。
当たり前であるのである。
まあ、つまり、温めることがよろしいというのは冷やすのはよろしくないということであるのである。
暑すぎれば暑すぎたで、その限度を超えれば熱中症や脱水症で命を落とす場合もあるし、そこまで行かなくても自律神経のバランスが崩れてうまく機能しなくなり、あちこち不具合が出てきたりもするのである。
もちろん逆に限度を超えて冷やせば、気道経絡は締まって、血流も悪くなり、神経系などもうまく機能しなくなって、さらに免疫力も低下して、ろくなことにはならないのはいうまでもないことであるのである。
要は脳細胞ニューロンシナプス脳内伝達物質の放出を含めた体の臓器筋肉血管神経などが「快調に軽やかに機能する条件」を整えるということを考えればよろしいわけである。
まあ、PCに例えると、限度を超えて負担をかけるとフリーズしたり電源が落ちたり、しまいには起動するのも一苦労になったりするわけである。
PCを軽やかに機能させるには、どなたもそれなりにいろいろ工夫するわけであるが、その工夫が身体つまり健康にも必要であるのである。
日本人の好きなものに「根性」「がまん」てなものがあるのであるが、PCが根性やがまんでは快調に軽やかに機能しないように、脳を含めた臓器内蔵神経も根性やがまんでは快調に軽やかに機能しないのである。
その身体の機能を快調に軽やかにする工夫のひとつが「適度に温める」ということであり、その代表的な効能が湯治・温泉治療てなものであるわけである。
その湯治・温泉治療でも、極端に熱い湯にがまんしてがまんして長時間にわたって浸かれば、これ、治療どころか逆に疲労して免疫力が低下しておびょーきになったりするのである。
浸かって気持ちのよい範囲内の適度な熱さの湯に、気持ちの良い範囲内の時間で入るのが、身体を快調に軽やかに機能させるポイントであるのである。
まあ、足湯の効果というものはたいていの方が実感していると思うのであるるが、手を温めても同様の効果があるのである。
つまり足湯ならぬ手湯の効果であるのである。
逆に言うと、手・指を長時間にわたって冷やすということは内蔵を冷やすということであるのである。
しかし、手・指を冷やす時間が短時間の場合は内蔵や自律神経に、周囲の状況を伝えて、準備・対応をさせるということであるので、健康に悪い影響はないのである。

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