経済象源論




金運象源論9


「キャバ嬢転職物語6」

まあ、これ、勘違いされては困るが、これはもちろん、夜のご商売を「蔑視」しているということではないのである。

逆に「そのフロアー、テーブルには金がざっくざっく埋まっている」と申し上げているのである。

まあ、さらに勘違いされては困るが、皆さんに夜のご商売や風俗を「推奨」しているということでもないのである。

「丹田」と「金運」の関係を解説しているのである。

つまり、丹田が極小の場合はいろいろなハードル、障害がものすごく高くて、その埋まっているお金がそのハードル、障害のおかげで見えなくなっているということを解説しているわけである。

それで、この障害、ハードルが高くてお金の埋まっている場所が見えないびんぼー人の皆さんは、お金の埋まっている場所の方向が皆目わからないので、お金なんか埋まっていない荒涼とした砂漠の方向へどんどん突き進んで、行けども行けども砂ばかりで、どんどん疲弊(ひへい)して、うっかりするとそのまま助けも来なくて、脱水でお亡くなりしちまうわけである。

これを解決するのが、丹田の大きさであるのである。

大丹田の場合はハードル、障害が何もなくて、見通しが遥か遠くまで見えるので、お金という名の清水が湧き出るオアシスがよーく見えるので、迷わずその方向に突進するわけである。

つまり、ヨーガや密教などで、第3の目が開いて見えないものが見えるようになる、というのはこのことでもあるわけである。

極小丹田のものに見えないものが、大丹田のものにはよーく見えるわけである。



大丹田のものには「見える」のであるから、そこに向えばいいわけであるが、極小丹田のものには、目の前が障害だらけで、まるっきり「見えない」わけであるから、その方向はまるっきりわからないわけであるので、どーしよーもないわけである。

まあ、たとえば女性に限らず、男性の場合で、イケメンでも、おつむのちょーしがすこーし残念で、極小丹田でコミュニケーションが苦手であるなんてえ場合は、その障害でオアシスがまるっきり見えなくなったりするのである。

まず、コミュニケーションが苦手であるのであるから、どんな職種でも大小に関わらず商売は無理であるわけである。

さらに人を雇い入れて働かせる社長業はまるっきり無理であるわけであるから、企業に社員として雇われることになるわけである。

しかし、その雇われる際には当然、どんな会社も面接があるので、面接官はそれに向いてる人事担当や役員であるわけであるから、極小丹田でコミュニケーションが苦手なんてことは、すぐ見抜かれてしまうので、給料や待遇のよろしい大手の企業ではなーかなか採用されなくて、何社も受けて、一流はもちろん相手にされなくて、二流を諦(あきら)めて、三流でもだめで、四流のくすんだビルに間借りする会社の社員となったりするのである。

その社員としても、もちろん営業担当は最初から無理であるから、事務、管理なんて部署になるわけである。

しかし、大卒の男性を雇って、事務なんてのをやらせる会社はありませんから、どうしても地下の倉庫の管理なんて仕事に落ち着くことになるわけである。

こうなると大卒なのにいろいろ引くと月給手取り16万円なんてことで、1日中、ビルの地下で下請けの納品したものの検品だの倉庫整理だのを黙ってもくもくとこなして人生をお過ごしになっているうちに、なにしろ四流企業でありますから、不渡りくらっていきなり倒産して、路頭に迷ったりするというすごいことにおなりになるわけであるのである。

これが、丹田が大きくコミニュケーションが苦ではないなんて場合は、「おいらはおつむのちょーしはすこーし悪いが、このイケメンを利用しない手はない、いっちょういったろうか」ということで、新宿のホストクラブの面接受けて、意外や意外で、この仕事が向いてて、ホストクラブの客の、女だてらにいや失礼、女の細腕で商売大繁盛でお金ががっぽがっぽ儲かってお金が余ってとちくるったおばはんに惚れられて貢がれたりすると、数千万、億単位の収入になったりする場合だってあるのである。

これが、男性の場合もいくらイケメンでも、丹田が小さくコミニュケーションが苦手で、さらに引っ込み思案で、歌舞伎町のホストクラブの怖いおにーさん、おじさんの面接を受けに行く気力度胸がなければ、あいかわらず、そのイケメンは宝の持ち腐れで、まあ、もちろんおつむのちょーしがすこーし残念ですから、ろくな仕事に就けず、あいかわらず、あれこれ引かれて月給16万円なんて状況で地下の倉庫でうじうじしているわけである。

つまり、大丹田は金の在るところにまっしぐらで、極小丹田は金の無いところにまっしぐらであるわけである。

だから、大金持ちは皆さん大丹田であるのである。

しかし、大丹田イコール総てが大金持ちではないのである。

大丹田でも、おつむがものすごく残念な場合なんかは、そのまま怒涛の赤貧極貧びんぼー人である場合もあるのである。

ここがこの世あの世人生浮世の摩訶不思議であるわけである。

さてさて、着地点も着陸点も到着点もすっかり見えなくなって五里霧中とはこのことなのかあのことなのかさらに謎が謎を呼んで波乱の展開が予想される崖っぷち連載「キャバ嬢転職物語」はさらに次回へと続くのであるがいつのことやらわからないのである。




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