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意識を置くということについて
名前:ななつの  
以前、空手の稽古中に面白いことをやりました。立っている状態で足に意識を置いた場合と頭に意識を置いた場合で、他の二人に垂直に持ち上げてもらった時の、上がりやすさを比較するという実験をしたことがあります。
 足に意識を置いた場合、持ち上げる方は重く感じ、頭の場合軽く持ち上げられるという結果でした。
 これも意識の置き方によって、血液がその部位により多く流れるようになった結果、持ち上げやすさが変わったということなのでしょうか?
 体に末梢性でも中枢性でも痛みが出た場合、その部位に意識を集中してしまうということがあった場合は、血液が集中する場所は、その部位に行くということでしょうか?また、その部位の交感神経の働きが活発になるということでしょうか?


お答え
象師匠   
うむ、そうですねえ、前半のご質問については丹田にも関係してなーかなかよろしいテーマですので、「丹田の造り方3」で解説しますのでお楽しみにお待ちいただきたい。
それで後半のご質問については、まあ、身体の外部からのさまざまなストレスに対して、まず反応するのが、自律神経系であり、自律神経系は交感神経、副交感神経がそれぞれ拮抗して生体を統御しているわけです。
この自律神経系は身体のあらゆる臓器に及び、その臓器の働きを司っており、高位中枢の視床下部で統合され、その情報は下位の脳幹部、延髄、さらに脊髄にもたらされるわけですが、交感神経は主に胸髄より発し、脊椎の両側にある交感神経節から臓器に達し、また視床下部は自律神経の中枢ではありますが、また体内のホルモンの中枢でもあるわけですので、ここから、甲状腺、副腎、卵巣などへホルモンを分泌し、また、当たり前ですが「視床下部」は「大脳」の強い影響下にあるわけです。
このことから精神と身体は密接な関連をもっていることがわかるわけであります。
つまり、「意識」と「身体」はさまざまに影響し合うということであります。
しかし、身体のどこかに痛みがあると言う場合は当然それはストレスとなるわけでありますから、「その部位に意識を集中してしまうということに」なろうとなるまいと、つまり意識を集中しようとしまいと交感神経優位となり、それに対応した臓器がその対処に当たる働きを始めることとなるわけです。
そうなると、まあ、身体のどこかに痛みがあれば当然意識はそこに集中するわけですが、しかし、何かに気をとられてその痛みを忘れても、つまり意識がそこになくても、いうなれば、意識の集中があろうとなかろうと、その痛みの部位をメンテナンスしようということで「血液が集中する」かどうかは別にして、当然血液の流れもリンパの流れもその部位へ向かうわけであります。
てなことでありますが、しかし、これらは医療の範疇であり、特に痛みについては現在の医学でも原因不明のものも多々あるわけでありますので、あたしは医師免許を持っているわけでもありませんし、医療法の問題もありますから、まあ、正確な知識を得たいのであれば、専門医師に聞いてただきたい。


Re: 意識を置くということについて
名前:ななつの   
お答えいただきましてありがとうございます。
痛みに関して、医療の範疇ということで、見当違いの質問をしてしまい申し訳ありません。
「丹田の造り方3」楽しみにしています。