象気功

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鼻づまりと小周天
名前:ぽんた    日付:12月7日(月) 19時19分
象師匠こんにちは。いつも楽しく読ませていただいております。大変勉強になることばかりで、こつこつと実践している今日この頃です。
それで、ご相談なのですが
私は慢性の鼻炎持ちでして、手術(鼻中隔や下甲介骨の切除)などもお医者様にしていただいたのですが、粘膜が復活してしまい、イマイチ効果がでず、諦めていました。

小周天などで鼻に気を通すと鼻詰まりがとれる、とあったのですが効果の程はどの程度なのでしょうか?
もちろん気の腕前や症状の程度によってちがうであろうことは承知しているのですが、同じ鼻炎持ちの象師匠はどの程度楽になっているのかな、と参考までに聞かせていただけないでしょうか。
私としましては、鼻詰まりを気にせず睡眠をとれたり、趣味の座禅で苦なく鼻呼吸できればいいなぁ。なんて思っているのですが‥‥、
よろしくおねがいします


お答え
象師匠    日付:12月11日(金) 12時45分
まあ、そうですねえ、小周天がうまくできると、任脈と督脈を中心とした氣道が開きますので、鼻の粘膜に集まっていた血流が身体全体に分散されて、粘膜の充血が「一時的」に解消されて「鼻づまり」が取れるわけです。
これはたとえば、スポーツをやっているとき、血流が体中に分散されて「鼻づまり」がとれるのと同様の生理作用でありますので、それで「鼻づまり」「鼻炎」が治るということではぜんぜんありません。
まあ、それで、一番簡単に「鼻づまり」を解消する方法は「断食」であります。
朝から食事を摂らずに水やお湯を飲んでいれば、たいていの場合「鼻づまり」はいやでも解消されて、「鼻詰まりを気にせず睡眠をとれたり、趣味の座禅で苦なく鼻呼吸」できるのであります。
これは、アレルギーを引き起こす原因となる食べ物や塩分が体内に入ってこないので、身体機能が正常になり、また、水分過剰摂取による血圧が正常になるため、鼻粘膜の充血が緩和され、「鼻づまり」が解消されるわけですが、もちろん人間は食べないと死んじまいますので、「鼻づまり」の解消策として「断食」を継続することなんかはまるっきり無理なわけです。
しかし、まあ、この断食から学ぶ対策としては、医師の検査を受け、あなたの「アレルゲン」を特定して、それをできるだけ摂取しないようにして、また食事の際の塩分を極力控えめにして、鼻粘膜の充血を減少させることを心がけるということであります。
しかし、「鼻づまり」の原因は複雑で、前述のアレルギーや原発性免疫不全症候群などの重要な疾病の問題も含みますので、これらの単純な方法で、一概に「鼻づまり」が解消されるということでもないわけです。
まあ、それで、象気功で書いたかもしれませんが、あたしの友人のニュージーランド人の大学の先生は、故郷の世界有数に空気が清浄な牧畜酪農国であるニュージーランドにいたときは激烈な鼻づまりで熟睡したことなんかなかったそうでありますが、世界有数に空気の劣悪なタイのバンコクに行ったら、「鼻づまり」が完全に治ってしまって、すばらしい熟睡の毎夜で、そのまま、タイの大学の先生になって現在もタイに住んでおります。
まあ、つまり「鼻づまり」はその原因が人それぞれで、これが確実に特効性があるという方法はございませんので、医師とご相談の上いろいろ試して模索していただきたい。
ご健闘をお祈り申し上げております。


Re: 鼻の詰まりは‥
名前:ぽんた    日付:12月12日(土) 15時46分
お答え有難う御座います。
丁寧なお答えでとても嬉しいです。非常に為になりました。

鼻炎の治療も象気功も、こつこつと続けていきたいと思います。