象気功
気功の穴
象気功

本日の御神託
安物買い依存症の話



基本的にあたしはファッションについてはどうでもいいので、 目についた できるだけ安いものを買うわけである。

あたしは若かりし頃、今ではすっかり過去の遺物となり 米投資ファンドに売り飛ばされる憂き目にあってる「某せーぶ」という アパレルブランド品の権化みたいな流通業界にいたのである。

それで、その仕組みを嫌というほど扱ってきた関係上、ブランド品については、何につけても全く興味がないので買うわけもないのである。

それで 現在では天下の安物買いの聖地のユニクロ、GU、しまむらがあたしのいわゆるブランドである。

かつては 年配者は百貨店信仰のあれこれで 若者とは全然ファッションが違っていたわけであるが、 昨今は若者も年配者もいっしょくたに、ユニクロ、GU、しまむらでうろうろしてあれこれお買い上げになってるので、後ろから一見したところでは 若者も年配者も見分けがつかないときがああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ調子が悪い なんか知らんがPC の調子が悪い。

勘弁してよもう。

この間 取り替えたばっかりなのに もうSSDが限界かね。

まあ とにかく 昨今は巷間 その安売りのアパレル業界が大繁盛で、おお 直った 直った。

ユニクロ、GU、しまむら の他に、うちの近所でも サンキやパシオスてな安売り店も出てきて、さらに安物買いの極めつきのタカハシなんて店までご開店して、チラシが各店競争であれこれ入るわけである。

そうなると安物買いに執着しているあたしは 意味もなく興奮して、矢も盾もたまらず開店時間を待ちかねて、お車を飛ばしてご来駕して 店内をうろついてしまうわけである。

それで チラシにも 700円均一だの 500円均一だのと 賑やかに掲載されてる上に、さらに店に行ってみると 時期を過ぎたTシャツだのパンツあるいはズボンだのを 信じられないことに100円セールなんてことで 安売りコーナーができてるときもあるわけである。

もちろん かつて流通業界にいたあたしは、それらの商品が、売れ残ってにっちもさっちも行かないデッドストックを引っ張り出してきたものや、潰れた店からただ同然で買い取ってきたゴミであるということは百も承知であるが、とにかく安いものを買いたいという欲求が強いので、その ゴミを手当たり次第に籠に入れてしまうのである。

ある意味 安物買いという依存症である。

とにかく安いものを買うとなんだか知らんが「幸せ」になるのである。

神経伝達物質の幸せホルモンのセロトニン、オキシトシン、ドーパミンてなもんが大量に放出されて、幸福の泥沼に浸ってしまうわけである。

泥沼かよ。

言い方を変えるとバカあるいはクルクルパーあるいは大間抜けあるいはとんちきあるいは低知能である。

そんなに口をきわめて罵らんでも。

それで 10月に入って 寒くなってきたので、 春秋物を出そうと クローゼットという名の押入れをあれこれしたら、出てくるわ出てくるわ 、その量は予想外で、ダンボール数箱に入った 値札のついた長袖シャツが数十枚、 スウェット的なパンツが数十本、 薄いカーディガンやセーターが数十枚、靴下が数十枚、半額セールで買った下着が山ほど、安直な衣料品店を開けるような量である。

下着以外は どれもこれもとても着れたもんじゃない色合いと柄の展覧会である。

まあ、べつにテレビに映ろうてなことでもないので、なんだっていいのであるが、何しろ 体は1つしかないので、 1回に着ることができるのは1枚ずつである。

いくら ゴミ同然とは言っても、1回ずつ着用して捨ててしまうならともかく、洗濯やアイロンがけが趣味で、これが安物買いと同様に幸せホルモン満載のあれこれであるあたしにとって、それらのゴミも大事なあれこれで、 捨てるわけもないので、このままの量で 減ることはないわけである。

それで どう考えてもこの先も 安売りのアパレル店を見かければ ご入店してうろつき回ってしまうのは当然であるが、すでにクローゼットという名の押し入れは、嵩の張る冬物も含めて満杯であるので、この先は ダンボールに入れて部屋に山積み となるわけである。

要するに、ゴミの山が部屋にできるわけである.。

つまりゴミ屋敷である。

今年も夏物を買いまくった上に数枚着たきりで、それ以外は 値札がついたまま しまい込まれているわけである。

当然のことで秋物も数枚着たきりで同様の状況を呈するのは必定である。

さらに冬になれば厚い衣服を山のように買い込んで、数枚着てしまい込むわけである。

一体 どうすんだよこれ。

でも、安物を買えば買うほど幸せになるのである。

やっぱりあたしら作家はどっかおかしい。

誰が作家だ。

うるせえよ。

(2023・10・05)


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