象気功
気功の穴
象気功


本日の御神託
我が家には本が1冊も無い話



まあ なんである、我が家には本が1冊も無いのである。

昨今 そういう人は少なからずおられると思うが、我が家には 辞典 辞書の類いも一切ないのである。

もちろん、辞典 辞書の類いはスマホで済むからである。

さらに、本がない原因の一つは、ご存知 某 Amazon のせいである。

某Amazon の スマホで読めるいわゆる Kindle の電子書籍で新旧過去現在のものがだいたいは見たり読んだりできるので、重くて場所を取る「紙の本」は全く買わなくなってしまったのである。

これは在来の書店にはえらい迷惑な話で、うちの近所でも書店がどんどんなくなっているのであるが、まあ、 半面 あたしらの生活はある意味どんどん便利でスピーディーになってるわけである。

週刊誌や月刊誌てな雑誌類も漫画も、アプリその他でそれなりに ほぼ 読むあるいは見ることができるわけである。

それで何年前だったかは定かでないが、ある日、「なんだこれ、本は全然いらねえじゃん 」と気がついて、はっきりとは申し上げられない現役当時に 毎週毎月送られて来た膨大な量の雑誌も含めて、何の現役だよ、 知らんがな、 じゃあ しゃあない しゃーない、とにかく、自室を埋め尽くして、 さらに 書庫としていたガレージの2階を埋め尽くしていた 数千冊の本をあれこれして全部捨てたのである。

それ以来 我が家に本は1冊も無いのであるが、困ったことも全くないので正解だったわけである。

何しろ 作家であるので、 読書量がその生命線ということもあって、 誰が作家だ、 はいはい、 いいから先行って、かしこまりました、とりあえず書店で目についた本は何でも買ってきて書棚において満足していたのであるが、 ほとんど読まないうちに全部捨ててしまったわけである。


かつて、18歳ぐらいから図書館に通い始めて、朝から晩まで本を読んで、4年間で その図書館にあった興味のある本をあらかた読んでしまったので、それで脳が満足してしまったのか、それ以来 よほど必要に迫られない限り 本は読まないという生活になってしまったのである。

つまりあたしの体系的な知識は数十年前で止まっているわけである。

それでも 新刊が出ると作家の習性として心では読まねばならんと思うわけであるが、だから 誰が作家だ、 めんどくせーな、 誰かこいつを何とかしてくれ、 何でもいいから薬を飲みなさい、 かしこまりました、まあとにかく、どうやっても こうやっても買ってきた本を読む気が起きないので、買っても いわゆる積ん読であったわけである。

本を全部捨てて以来、その積ん読もやめたので 書棚がなくなった分 部屋は広々である。



最近、ご存知の方はご存知のように、象気功のご執筆を 快適な 図書館でするという サイクルになったので、本に埋もれて日々生活しているわけである。

例えば 読書家にとっては これ以上ない 夢のような環境であるが、 本を読まないあたしにとっては無用の紙の束の壁である。

最近 気がついたが、これは人生が終焉に向かっているせいではなかろうかと思うのである。

つまり時間がないのである。

本を読んだり、 くだらんゲームをしたり、愚にもつかない低知能の発信したつまらん YouTube を見たり、あらぬところであらぬことをしたりというような無駄なことで時間を潰してる暇がないのである。

人生は死ぬまでの暇つぶしとは言っても、死ぬことが目前に迫ると、脳が 時間がもったいないということを前提に、人生の時間の無駄を省くという方向に、脳内ホルモンの放出としてあれこれ始めるとしか思えんのである。

それでも数年前までは あたしの人生は無限であると勘違いして、 とても 公衆の面前では はっきりとは申し上げられないようなたぐいの無駄な時間を あちらこちらで日々心ゆくまで潰して楽しんでいたわけである。

しかし、不摂生の末の体内年齢 56歳とはいえ 実年齢は政府でも認めるいわゆる高齢者となって以来、無意識下の想念として DNA が人生の時間の無駄を省きに出てるわけである。

てなことを言ってるが、毎日 なんの役にも立たない象気功をご執筆して無駄に時間を潰してるわけであるので、言ってることとやってることが支離滅裂であるが、 そこはそれ、象気功タームの「どーせ 何をやってもなるようにしかならない」ということを象師匠として具現化して、適当にやりたいことをやって時間を潰すわけである。

やっぱりただの暇つぶしじゃねえか。

お後がよろしいようで。

笑点 かよ。

ううむ、いかんな、人生が終焉に向かってるというより、おつむが終焉に向かってるな。

(2023・08・29)


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