本日の御神託
簡単に他人の氣を吸い取る方法 お前はアホか、そんなとんでもないことを教えていいわけないだろ。 やめやめ。 終わり。 こらこら。 ということで、いつものダダスベリのノリで始まったわけであるが、まあ、これ氣がわかれば簡単であるが、氣がわからないと魔法のような話である。 しかし、それができても某漫画のようにスーパーサイヤ人にはなれないし、逆に低レベルの邪気や病気の氣や薬の氣を吸い込んだりして、いいことはまったくないので、まったくお勧めしないのである。 氣を吸い取っていいことは何もないが、かつて一時期、駅前で「幸せを祈らせて下さい」なんて言って、手かざしのふりをして通りがかりの人の氣を前頭部から吸い取っていた連中がいたのである。 本編でもネタにしたが、あれはいったい何をやってるんだろうかと興味を持って、さすがに一人では怖いので、当時あたしの担当だった某お竹出版の編集と一緒に渋谷駅前に氣を吸い取られに行ってみたことがあるのである。 それで、二人して気味の悪い顔色のおねーちゃんに幸せを祈っていただいたのである。 そしたら、おねーちゃんがあたしの氣を吸い取るとおねーちゃんの丹田つまり下腹部の辺りがパーッと光るのである。 その光はなんだかしらんがどうもおねーちゃんの腹に蛇というのかミミズというのか、わけのわからん生き物がうじゃうじゃと大量にいて、その正体不明の生き物が氣を吸い込むと放つ光らしいのであるが、焼けつくようなものすごい邪気である。 つまり、その正体不明のものが氣を吸い込んでいわば邪気のうんこをするということである。 あたしは「へー」と感心して「おお、吸い取られる吸い取られる、君はこんなことをしていいと思ってるのかい?」と言ったら、後ろからおにーちゃんが数人出てきてあたしの腕をつかんで「ちょっと、話があるのでこっちに来てください」と言われたのである。 その血相変えた顔つきがヤバそうなので、ここはひとまず退散ということで、担当の編集といっしょに立ち去るふりして逃げたのである。 そのあと某ビルの二階にあるロシア料理店でボルシチなんかを食ってウォッカを飲みながら担当と大笑いしたのであるが、あのまま連れ行かれたら、洗脳されてあたしらも駅前に立って「あなたの幸せを祈らせてください」なんて言って人の氣を吸い取って腹の蛇に餌をやっていたのかもしれないのである。 のちに担当が調べて、差し障りがあるので名称は控えるが、某教団いわゆるカルトの連中らしいということがわかったのである。 しかし、なんで腹に蛇だかミミズだかをうじゃうじゃと大量に飼っていたのかは不明である。 おそらく教祖にそれを飼うと幸せになれるとかなんとか洗脳されてお布施を払ってるんだろうが、駅前で非人道的なことをしてるだけで、どうみても幸せな連中とは見えないので、かつてのおーむで解脱だの悟りだのステージだの人類救済だのと洗脳されて夜も寝ずに非人道的なことをしたように、人間は思い込みを操作するとどうにでもなるわけである。 だから、たとえば周囲に手から蛇やミミズみたいなものが出たり、首筋から蛇やミミズが顔を出したりするのがいたら、その手の教団の連中であるわけである。 そんなやついるかと思うだろうが、実は以前にあたしの知人の女性が「息子が手から金色の蛇出す」と自慢してたことがあるので、けっこう社会に密かに浸透してるのかもしれないのである。 その連中の腹にはとんでもない邪気を吐き出す蛇かミミズが大量にうじゃうじゃといるわけである。 うう、気持ちわる~。 しかし、彼らにはその邪気も含めて気持ちいいのである。 つまり、ものは考えようで感覚もそれに合わせて変わるということである。 先日ゆーちゅーぶで見た「ノロイ」というたあいもないホラー映画で頭の壊れた登場人物が「ミミズミミズ」とわめいていたので、それを思い出したのである。 その頭の壊れた登場人物が波動を避けるためにアルミ箔を家中に貼っていたのであるが、実はあたしもあれこれやり過ぎて、電磁波も含めた波動のひどい過敏症になって、一時期同じことをしようとしていたので、いやはや伝承伝聞をもとにした作家の想像力というものはたいしたものであるなあと同じ作家として感服したのである。 誰が作家だ。 文中のロシア料理云々については当時の事実のみで、他にはなんの意図もないということを、昨今の事情を鑑みて一応言っておくのである。 終わり。 (2022・04・24) |
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