象気功
気功の穴
象気功


本日の御神託
株で損をしない方法

あるかそんなもんっ、たわごと言ってないで地道に働け、このアホ。

こらこらよしなさい。

まあ、そー言っちゃおしまいなので、ご存じの方はご存じの通り、100万坪の庭園に豪華な蔵をしつらえた150坪の株御殿に住み、不労所得で赤ベンツと日産の軽自動車を乗り回す天才霊能トレーダーの象師匠が株式投資の秘訣あるいはコツを伝授するのである。


あたしはFXも仮想通貨も無しで、とにかく加藤大介ぎゅーちゃんの古来から東証おばくち一直線である。

しかし、今時ぎゅーちゃんって、知ってるやついねーぞ。

あーそうかよ、そらよかったな。

いずれにしても、株を始めとして投資という名のあれこれは何をどうしても投機である。

当たり前である。


投機であるから多少儲かるときもあれば大損するときもあるわけである。

当たり前だ、バカなことを考えてないでまじめに働け、このごくつぶしが。

だからやめなさいったら。

はい。

意外に素直だな。

地道に働かずに楽をして儲けたいという怠け者の皆さんに対する悪口雑言はともかく、さて、「大損」と書いたところに、株で損をしない秘密があるわけである。


たとえば株を始めるとたいていビギナーズラックというのか神のいたずらというのか、とにかく多かれ少なかれ「儲かる」のである。

ここが問題である。

儲かるとドーパミンあるいはβエンドルフィンその他の脳内おまやくがどぴゅぴゅと出てとても気持ちが良くなるのである。

この「気持が良くなる」ことがさらに問題である。

つまりちゅーどくである。


依存症である。

もうやめられまへん。

けーばけーりんきょーていでオケラ街道をふらついてるすっからかんのおっさんじいさん達と同様に、損しても一家離散でも会社の金を使い込んでもやめられまへん。

ちゃんちゃん。

これこれ。

まあ、そうはいっても明治維新後の近代社会は株式会社の発足とともに発展してきたわけであるので、株式投資を皆がやめたら社会が成り立たなくなるのである。


だから、日本あるいは世界の発展のためには大いに株式投資という名の投機に依存して破産していただきたい。

ちがうだろ。

まあ、ご存じのように株は会社の事情あるいは社会の事情で上がるときもあれば下がるときもあるわけである。

しかし、いつ上がっていつ下がるかは、実際には誰もわからないのである。


大手のファンドや機関投資家が先行きを見誤っていきなり破産倒産して、さらになんとかショックを引き起こして、あたしら個人投資家は右往左往の大騒ぎということが何度もあったわけである。

つまり、高知能で教育も十分のプロの投資家でも何が起きるかはまったく予測できないわけである。

プロができないことをあたしら低知能の能無しができるわけがない、まして、まともな仕事もできないアホが投機の世界に入っても太刀打ちできるわけがない。


バカの考え休むに似たりだ、さっさとやめて謹厳実直に働け、このおたんこなす。

えーと、なんだっけ?ああ、そうだ、まあ、なんとかショックはともかく、日々の株の上がり下がりは、これが会社の景気がいいから上がるとか、悪いから下がるとかではなく、思惑を材料にあちこちの機関投資家あるいはファンドあるいは仕手筋が操作してくるので、あたしら弱小個人投資家はそれを見極めることが重要である。

バカ言ってんじゃない、そんなことがわかるわけねーだろ、さっきから口を酸っぱくして言ってるように、あほな妄想はやめて、自分の低知能をしっかり理解して、コツコツ働けこのろくでなし。


なんなんだよお前は。

つまり、あたしらアホを集めるためにいわゆるちょーちんを付けて、イナゴを食いに来るわけである。

何言ってるの?

知らんがな。

それで、大損をしない方法は簡単である。

逆指値を入れておけばいいのである。


おお、少し実のある話が出てきたぞ。

でもこれ、つまりは損切であるので、それなりに損をするのである。

この「それなりに損」をすることを受け入れられないから、シロートはどうやってもこうやっても、大損して株式市場から退場という名の破産になるわけである。

あなたが買えばその株が下がるときであるし、あなたが売ればその株は上がるときである。

当たり前である、あなたがびんぼーDNA遺伝子ゲノム配列であるからである。

だから、どうやってもこうやっても損をするし、買った株に逆指値を入れてもそれなりに損をするのである。

むちゃくちゃかよ。

ほんとのこといってんだからしょーがねーじゃん。

まあ、そうはいっても、シロートさんといえども、たとえば偶然に上昇トレンドに乗ると大儲けする場合もあるわけである。


かんたんな話、損をしないためには儲かった時点で株式投機をやめればいいのである。

そうすれば損をしないのである。

ところがである、シロートさんは絶対にやめられまへん。

ドーパミンあるいはβエンドルフィン等の脳内おまやくが出まくってるからである。

あるチュー患者に酒やめろと言うようなもんである。

さらにおおばくちに打って出るので、昨日まで大景気でフェラーリに乗ってた人が、いつのまにかすってんてんで富士の樹海であらいやんなんて言ってるのである。


絶対に勝ち逃げできないのがシロートさんである。

とにかく、億トレーダーなんて言ってるアホに乗せられて貯蓄をはたいて東証権現さまにお参りしてはいけません。

どんなに儲けていると言い張っても、99%はいずれは必ず大損して元の木阿弥どころか追証督促で首もあそこも回らなくなるのである。

だから、株で損をしない方法は、株をやらないことである。

落語のオチかよ。
(2022・02・08)


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