象気功

気功修練

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回答室


腹圧と汚血
名前: 小丹田  
長年(20年ほど),肥田式強健術の聖十字架呼吸法で逆複式呼吸で朝晩と下腹部に圧をかけてきました。(吸気で胸を膨らませ、吐気で下腹を膨らませる)
昨年「タオ人間医学」という本に臍の周りをマッサージすると良いと出ていました。固いのは良くないので、モミほぐすようにと出ていました。
早速やってみると私のその周辺がかなり固いことに気がつきました。
これはまずいと思い鍼灸の先生に見てもらったところ、汚血だといわれました。
はたしてこれはいけない事なのか、随意筋が固くなった物なのか。
一昨年、ある気功の先生に腹をマッサージしてもらったときには、鍛えていますね~なんて言われたのですが。
腹圧をかける事でこのようなことがおこる事はあるのかないのか、ご存知のことがあればお教え願いたらと思います。


お答え
象師匠  
まあ、「腹圧」をかけるなんていうと聞きなれないので特別なことと思われるでしょうが、誰でも座った姿勢やしゃがんだ姿勢から立ち上がるときには腹圧がかかるのであります。
それ以外にも物を持ち上げるときや中腰で顔を洗うときなどいろいろな日常生活の行住坐臥において大なり小なり腹圧をかけて生活しているわけです。
ですからそのことで「汚血」が発生するのであれば、全ての人が「汚血」だらけになってしまうわけです。
まあ、いつも言いますが、あちこちのセンセイ方がご本を売るためにいろいろおもしろおかしく抱腹絶倒なことをお書きになるわけですが、それをいちいち鵜呑みにしていたのでは身体は病気だらけになってしまうわけです。
それで、もし、それらの抱腹絶倒のご本をお読みになって、心配になることがあるのであれば、第一に病院で健康診断、あるいは精密検査を受けることをお薦めします。