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干支ごとの守り本尊について
名前:まっちょ  
象師匠、こんばんは。
また質問させて頂きたいのですが、お願いします。
干支ごとに守り本尊が決まっておりますが、これには何か意味がありますか?
例えば、ぼくは子年で守り本尊が千手観音菩薩になっておりますが不動明王の真言ばかり唱えてます。
それで、若干ではありますが後ろめたさを感じてしまいます。
できれば千手観音菩薩の真言も併せて唱えたいと思い調べてみたのですがバサラだったりバザラだったり、ダラマだったり、ダルマだったりと微妙に異なる記載がされています。
宜しければ正確な発音と体のどこの部位を開くか教えてください。
ここで紹介されていないのであまり効果がないのでしょうか?


お答え
象師匠   
まあ、この掲示板でも同様のご質問に何回かお答えしていると思いますが、真言、陀羅尼、マントラなどは、古代インド発祥のサンスクリットを原典としたものですので、その「正確な発音」というのは古代サンスクリットを話せるインドなんかのおじさんに聞いてみないとわからないわけです。
その古代サンスクリットが伝承、口伝され途中で聞き間違えたり、曲解されたりして近代サンスクリットとなり、あるいは布教のためのパーリ語サンスクリットになり、それを中国人が聞いて中国語に訳したり、中国人が聞いた中国風発音のわけがわからない近代サンスクリットを日本から渡った僧侶なんかが聞いたり、中国語の文献を持ち帰って、それをまた、日本語のかなを振ったり、古代サンスクリットでもない近代サンスクリットやパーリ語サンスクリットを聞いた中国語風サンスクリットを、それを又聞きした日本語サンスクリットをカタカナなんかで覚えたり、書き残したものを、また、それを聞き間違えたり、各宗派でいろいろに伝わったわけでありますので、繰り返しますが「正確な発音」も「正確な真言」も、まあ、いってみりゃ日本にはあるわけがないのであります。
だから、てきとーでいいわけであります。
まあ、そうはいっても、マニアのみなさんは一字一音でも違うと、とんでもないことになるかもしれない、とご心配でしょうから、友人の某真言宗豊山派の千手観世音を御本尊とする寺の住職に確認しましたらば、そのお寺では、正式に千手観世音菩薩 真言は「おんばざらたらまきりくそわか」であるそーであります。
まあ、これもどー考えても古代サンスクリットではなく、日本語であるわけですので、「正確な発音」とはほど遠いわけでありますし、「そのお寺」あるいは「宗派」ではそーであると、いうことでありますので、それが、その日本語の真言さえ、「正しい」かどーかも、もちろんなんとも言えない訳です。
まあ、それはともかく、この正しいかどーかわからない日本語の観世音菩薩の真言は、丹田と性腺、甲状腺あたりを開いて、元気で積極的にくるくるとねずみのように良く働くかもよ、てな効果がありますねえ。
まあ、十二支守り本尊はご存知のように十三佛とほとんど被っているわけです。
まあ、これは生まれ年の人がそれを唱えれば、その人個人に効果があるということではなく、その年にその干支の真言を唱えれば、12年で十二支守り本尊の真言を全部唱えることができ、12年周期で回りますので、いつのまにか全部覚えることができ、一生に渡って全身が活性化されて大変よろしいという効果であります。
十三佛も同様でありますが、まあ、実際には回向を法で定めたとおりにする家庭、家族は昨今、皆無でしょうから、まあ、実際には本家本元の真言宗の檀家さんでも宝の持ち腐れであるわけです。
「ここで紹介されていないのであまり効果がないのでしょうか?」というご質問に関しては、まあ、これも何回も申し上げてますが、「効果」があるかないかではなく、あたしは真言マニアでも仏教マニアでもヒンドゥーマニアでもありませんので、まあ、つまり、興味がありませんので、「聞かれたら答える」ということであるからであります。


Re: 干支ごとの守り本尊について
名前:まっちょ   
象師匠、ご返信ありがとうございます。
干支ごとの守り本尊の意味がそんな理由からだったとは驚きです。
よく「生まれ年の人を守ってくれます」というキャッチフレーズでいろんなグッズを販売しているのを目にしますので、てっきりそうなんだろうと思い込んでました。
それと千手観世音菩薩の真言の件では大変お手数をかけました。
解りやすくご説明して頂いてとてもよく理解できました。
これからは後ろめたさを感じずに御真言を唱えられそうです。