会陰メソッド実践 会陰の氣道を密封する2 ううむ、まあ、とにかく氣の穴を締めとけ締めとけであるが、これが、効果を焦って早急に締めまくってあちこちに問題が出てくるのが偏差である。 つまりは「締め過ぎ」であるわけである。 締め過ぎて偏差が出た時の対処法は、もちろん即刻、「中止」することである。 それでも偏差が治まらないときは、氣の穴を「緩める」ことである。 尾骶骨と会陰の氣の穴を「緩める」のである。 つまりは氣の穴を「開く」のである。 締めっぱなしを継続すると、「習慣としての締めっぱなし」になるのである。 意識しなくても「締めっぱなし」を継続するようになるのである。 それが「氣の穴の縮小」であるわけである。 そのことにより、氣の穴の緩み過ぎによる氣圧の低下を改善して、氣圧を正常な方向に向け、体力・気力の回復に効果をもたらし、さらには、疾病疾患の治癒快癒にも効果をもたらすわけである。 しかし、その効果を求めて焦って締めまくると、経過の途中で偏差が出ることも多々あるのである。 上級者の場合は、その状態で気功法を併用すると偏差はさらに激烈になって、氣道が持ちこたえられなくなる場合もあるのである。 重篤な偏差が出ると、中止を余儀なくされて、酷い時には数年間も氣に関するカリキュラムはできない場合もあるので、偏差が出たら何はともあれすぐ「中止」である。 とにかく、長~いスパンでものごとを考えないと氣に関するメソッドは成就しないのである。 いわば死ぬ直前までの修行修祓である。 いつも言うことであるが、根性や気合は逆効果になるのである。 慎重に様子をみながら、最小限の偏差で、効率的に氣道の拡張効果を得るように調整するのが正しい方向性である。 さて、会陰の氣道を密封するということは、ムラダーラ・チャクラを始めとして、前正中線の氣道上に並んでいる、スヴァシスターナ、マニピューラ、アナハータ、ビシュダー、アジュナーの各チャクラの氣の穴も締めるということである。 東洋医学で言えば、会陰、関元、気海、壇中、印堂、神庭、などの氣の穴を締めるということである。 まあ、何度も言うが、この際に、サハスラーラ・チャクラあるいは頭頂部・百会の氣の穴を締めることは禁忌である。 会陰メソッドは効果が激烈である反面、氣の逃げ場を作っておかないと、氣圧が高まりすぎて、頭痛、めまい、吐き気、しびれ、悪寒、などの偏差も容易に起きやすいということをよーくご理解いただきたい。 それで、一度偏差が起きると、体内の氣をコントロール出来ない初心者しろーとさんの場合は、数日間にわたって日常生活に支障をきたす場合もあるので、とにかくサハスラーラあるいは百会の氣の穴を締めることはとにかく禁忌である。 まあ、それで、以前にチャクラの氣の穴を締めたら、チャクラが閉じるのではないかというご質問があったのであるが、「チャクラの氣の穴を締める」のと、「チャクラを閉じる」のとは根本的に違うのである。 チャクラの氣の穴を締めると、チャクラには氣の圧力がかかって、逆にチャクラは活性化し、「開く」のである。 この場合のチャクラというのは、ヨーガにおけるチャクラに限らず、丹田や経穴も含めて、氣の集積所あるいは氣の発生部位ということである。 それで、このとき氣道全体を締めているので、その活性化したエネルギーは内側に放出されるのである。 逆に、過剰な活性化に注意しなければならいのである。 いわゆる「チャクラの覚醒」である。 氣道を密封したまま、チャクラのどれかひとつが覚醒して、過剰なエネルギーが発生すると、氣道が耐え切れなくなって、炎症を起こしたり、酷い時は崩壊したりするのである。 まあ、そこまでいかなくても、会陰の氣道を密封して他の気功法を併用し場合、その氣道上のチャクラのどれかが開くと、発生した氣が、前正中線の「会陰の氣道」を通って頭部に集中して、激烈な頭痛をもたらすのである。 だから、会陰の氣道の密封は、慎重に様子を見ながら行うのは当然であるし、チャクラが閉じることの心配よりも、上級者の場合は無用な覚醒に注意しなければならないのである。 チャクラが覚醒して、過剰な氣が発生しても、氣道が損傷されて生活に支障がでるだけで、よろしいことは何もないということをよーく理解することが肝要である。 信者集めや本を売るために流布されているような「チャクラの覚醒」に、妄想や幻想を抱いても何もないということは、そう言い張ってるセンセーを冷静に見ればわかることであるが、それがわからないからこの世はおもしろおかしくて楽しめるわけである。 まあ、とにもかくにも、氣道を密封した状態で、気功法を行って頭痛等の偏差が出た場合は、即刻それを中止して、尾骶骨と会陰の氣の穴を緩めて、氣を体外に逃がすことが肝要である。 てなことで、あたし同様に、氣のためには命もいらないという、人生を氣の修行にかけているアホアホマニア向けのカリキュラムはさらに続くのである。 こんなこと教えて、大丈夫なのかねしかし。 知らんがな。 続く。 |
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