会陰メソッド実践 尾骶骨の氣の穴と精神状態の関係 会陰メソッドをここまで読み進めて実践してお気づきの方も多々おられると思うが、尾骶骨を締めても、氣が上がることはあっても、腹が据わるてなことはないのである。 これを、締めるのを強化しようと思って引き上げたりすると、さらに氣が上がって、どきどきそわそわになる人もいるのである。 いわば、精神が不安定になるわけである。 精神を安定させるには緩めることである。 つまり、会陰メソッドとは真逆の方向性である。 ここを勘違いしてはいけないのである。 会陰メソッドは精神修養の法でもなく、まして人知を超えた格段の能力を獲得する法でもないのである。 しかし、精神状態も安定せず、格段の能力も出ないというなら、それでは、会陰メソッドはなんのための法なのかつーことになるわけである。 会陰メソッドの主な効果は、DNAの都合で人によっては必要以上に緩んでいる氣の穴を締めて氣道を密封状態にして無駄な漏れを無くすことにより氣道の氣圧を上げて、免疫力・自然治癒力を改善あるいは回復して、健康状態を、本来持っているはずの正常な状態に近づけるということである。 この「本来持っているはずの正常な状態」というのは語弊が多々あって、語意を正確に伝えにくいのであるが、まあ、身体のちょーしが本人が持っているはずの「ふつーの健康状態」に近づけるということである。 もしくは「快適な状態」と言い換えてもいいのである。 これは身体の不調不具合が改善されて快適な状態になるということであって、いきなり体力抜群になってマラソン大会で優勝してしまうてなことではさらさらないのである。 身体のちょーしがふつーの状態になって、健康状態が回復すると、それなりに体力が回復して、必然的に気力も回復して、ものごとを「やる気」が出てくるわけである。 この、「やる気」というのは度胸が付くとか肚が据わるということはなく、たとえばおびょーきで体力が衰えて、やる気もなにもなかったものが、会陰メソッドで病状・症状が改善されて、体力が回復して、気力も回復して、必然的に「何かをやろうとする気が起きる」ということである。 たとえば、胃の具合が悪いだけでも、気力はなくなって、やる気も根気もなくなるのは、たいていの人はご経験のとおりである。 これは、胃と相関関係を持つ氣道の部位に穴に空いて、氣がだだ漏れして気力が無くなるからである。 現在、体調が悪く気力の無いものも、試しに意識で尾骶骨の氣の穴を締めてみれば、それなりになんとなく「やる気」が出るのが分かるはずである。 これはそれまでよりも、それなりに氣道の気圧が上がるからである。 この「やる気」が起きることが、尾骶骨の氣の穴を締めることにより精神状態に与える効果である。 その効果は、意欲と言ってもいいし、積極性と言ってもいいし、活力と言ってもいいのである。 また、それとは別に、尾骶骨の氣の穴を意識で締めることにより氣道の氣圧が上がり、氣道に空いた穴の周囲に氣が集まり、そこが修復される方向に向かうことが、自然治癒力向上ということである。 氣道の穴が修復されて、氣のだだ漏れがなくなれば、必然的に氣道の氣圧は上がり、いわゆるふつーの健康状態あるいは快適な状態に近づくわけである。 疾病疾患により体力・気力が底を着いて、にっちもさっちも行かなくなっていたものが、回復の方向に向かうわけである。 あるいは、生まれつきDNAの都合で尾骶骨の氣の穴が緩く、必要以上に氣が漏れて虚弱・病弱であったものが、ふつーの健康状態を取戻し、体力・気力を回復する方向に向かうということである。 また、人間の社会的な優劣を決定するものは、脳の働き具合もそのひとつであり、身体の頑健度あるいは筋力もそのひとつであるが、「氣の総量」の違いもそのひとつである。 しかし、健康上にさして問題のない正常な氣圧の人が、氣道の拡張による氣の総量の拡大を目的に会陰メソッドと他の気功法を併用して行ったりすると、氣圧が上がりすぎて頭痛やめまいその他の偏差となる場合もあるのである。 だから、氣道拡張による氣の総量増大を目的として他の気功法と併用して会陰メソッドを行う場合は、偏差の出ない範囲内で、長期的な計画をもとに実践することが肝要となるわけである。 それはともかく、たとえば、脳の働きが極めてよろしくても、身体が極端に虚弱病弱で、人生のほとんどを寝込んでるなんて人は社会生活自体が困難であるわけである。 しかし、この人がたまさかに会陰メソッドを知ることにより、体力がそれなりに回復して寝こむことが無くなれば、人生は激変するのである。 おつむのちょーしが極めてよろしくて、ふつーの健康状態であれば、これはもう鬼に金棒みたいなもんであるので、それだけでも勝ち組の仲間入りである。 しかし、そう簡単に言っても、極端な虚弱体質の場合は身体を鍛えるための運動やトレーニングは逆効果になるのである。 尾骶骨の氣の穴の締りが必要以上にゆるゆるで氣がだだ漏れしているために、心肺機能や筋力を鍛えようにも、疲労が蓄積するだけで、心肺機能も筋力も向上するどころか、疲弊して逆に免疫力が低下して疾病・疾患に罹患して、さらに身体が弱まってしまうのである。 つまり、言ってみれば極端な低血圧症と同様に、氣道の低氣圧をなんとかしないと、身体を鍛えるなんてことは論外であるわけである。 その氣道の低氣圧を引き起こしている根本原因のひとつが尾骶骨の氣の穴が緩過ぎるために起こる氣のだだ漏れである。 尾骶骨の氣の穴を意識で締めることにより、氣のだだ漏れを少なくし、氣圧を上昇させることで、身体機能を正常な状態に近づけるわけである。 さらに、「締めっぱなし」という会陰メソッドのスペシャルスキルを継続することにより、尾骶骨の氣の穴のサイズ自体を縮小すると、無意識の状態の時、つまり会陰メソッドを行わない時も、本来の氣圧が正常に近づくのである。 会陰メソッドのカリキュラムは、限りなく虚弱病弱でたとえ寝たきりでも、意識がある限り可能である。 ここが会陰メソッドのエクセレントでファンタスティックでワンダフルなところである。 どんな状態でも意識がある限り、体力・気力を回復し、病状を回復し、身体を健康な状態に近づける方向に向けることが可能である。 尾骶骨の氣の穴を意識で締め、それを継続して氣の穴の本来のサイズ自体を縮小することにより、起き上がれないものが起き上がれるようになり、立てないものが立てるようになり、動けないものが動けるようになり、歩けないものが歩けるようになり、走れないものが走れるようになり、働けないものが働けるようになり、あるいは医師の治療を受けても治らない疾病疾患も自然治癒力が向上し細胞の炎症が抑制されることにより治癒快癒回復の方向に向かい、限りなく正常な健康状態に近づける方向に向かうのである。 さらに、会陰メソッドの効果はそれに留まらず、氣の穴の締りが適切で氣圧が適度に保たれ健康状態にさしたる問題のないものも、さらなる社会生活におけるアドバンテージを目指して、氣道の拡張による氣の総量の拡大に至るという至れり尽くせりのメソッドである。 つーことで、これでもかと尾骶骨の氣の穴を締めて、さらに「締めっぱなし」を継続することにより尾骶骨の氣の穴のサイズが縮小したことを実感したものは、かくして次回、ついに待望の会陰メソッド第二段階に進むのである。 くれぐれも、第二段階に進むのは尾骶骨の氣の穴が縮小してからである。 尾骶骨の氣の穴がゆるゆるで氣がだだ漏れのままでは第二段階に進んでも、戦いは苦戦の連続となるのである。 何はなくとも尾骶骨の氣の穴である。 人間の運命の根源は尾骶骨の氣の穴の締まり具合にあるのである。 尾骶骨の氣の穴を締めることにより救われる虚弱病弱衆生の数は、今後の会陰メソッド敷衍次第で計り知れないのである。 象気功は、会陰メソッドという神のお告げを伝えるためこの世に現されたのである。 カンナガラの会陰メソッドを疑うなら、試してみなさい。 あなたの救いは会陰メソッドにあるのである。 ほらみろ、こんな空気になっちゃったじゃねーか。 続く。 |
Copyright (C) Zoukikou All Rights Reserved 無断転用転載厳禁 プライバシーポリシー Contact