会陰メソッドの根本原理
氣の穴 前回の序論の解説で、会陰の場所について「ああ、あのへんだな」と、だいたいの見当がついたと思うわけであるが、もう一度言うと、肛門の前の大変くすぐったいところである。 さて、序論に続いて、今回は会陰メソッドの根本原理を解説するのである。 原の理であるから、会陰メソッドについての認識を成り立たせる根本となる仕組みを解説するわけである。 まあ、人間の主な排泄器官は尿道と肛門である。 口や肺から酸素や栄養素を取り入れ、不要なものを尿あるいは便として排泄あるいは排出するわけである。 その他の排泄器官としては、肺もまた、吐くときに、不要なものあるいは老廃物としての二酸化炭素を排出するわけである。 さらには全身の皮膚に無数にある汗腺や皮脂腺もまた、汗や皮脂や二酸化炭素の排出器官であるのである。 その他には、目、鼻、口、耳、膣なども、あれこれ排出してあれこれ調整している「人体の穴」であるのである。 この「人体の穴」は「氣の穴」でもあるのである。 この「氣の穴」というところが、実にこれが、秀逸で的を得た表現である。 この人体の穴である氣の穴から、氣が常時排出されているのである。 ここである。 ここが、氣が見える真性霊能者ならではの象師匠の独壇場であるのである。 汗腺・皮脂腺も含めた人体の穴には、氣道・ナディとしての毛細血管あるいは神経組織が網羅され、その穴を通じて体外に氣を放出しているのである。 まあ、放出と言っても、噴き出しているということではなく、波動であるから、放射と言ったほうが適切であるかもしれないのであるが、いずれにしても「出ている」わけである。 これは、生命活動により新しい氣がどんどん作られているので、古い氣を排出して、体内の氣圧を調整しているのである。 完全に氣道・ナディが密封されて、そのまま圧が高まり続ければ、当然、氣道に過重な圧力がかかり障害が出てしまうわけである。 だから、氣は常時、全身から微妙に放出あるいは発散あるいは放射されているわけである。 それは氣の圧力、あるいは相対の量により違うのであるが、いわゆるオーラあるいは氣として感じ、たまさかにはあたしのように霊能者という名のオツムが壊れた人には見えたりもするわけである。 まあ、たとえば、ゴムの風船を膨らまして、そのまま放置すると、だんだんしぼんでしまうのであるが、あれは、風船の表面に微細な穴が空いていて、空気が常時わずかに排出されているからである。 それと同様に人体の場合は毛細血管とともに配置された、汗腺・皮脂腺なども含めて目、口、鼻、耳、尿道、肛門、膣などの、人体の穴から、微妙に氣が排出されているのである。 再度言うが、穴と言っても、氣は毛細血管として網羅された存在である氣道あるいはナディを通る素粒子の波動あるいは振動であるから、氣が穴からプシューッと出ているわけではないのであるが、とにかく汗腺を始めとした人体の各穴から微妙に氣が放出あるいは放射されているわけである。 まあ、汗腺・皮脂腺というと皮膚呼吸ということが思い浮かぶ人もいると思うが、人間は酸素を汗腺からは取り入れていないので汗腺・皮脂腺は皮膚呼吸のためのものではないのである。 そもそも、人間は皮膚呼吸をしておらず、人間の呼吸は全て肺で行わているのである。 人間の皮膚は汗腺あるいは皮脂腺から二酸化炭素などの老廃物が排出されるだけで、呼吸のための酸素を取り込むことはないのである。 いまだに、全身に金粉を塗ってそのままにすると20分で死に至るなんてことを信じこんでいる人も多々おられると思うが、そんなことであれば、ときには1時間もボンベを背負って潜水するダイバーは全滅であるのである。 水泳も無理であるし、風呂でも死亡ということになるのである。 まあ、皮膚呼吸の真偽云々はともかく、人間は汗腺・皮脂腺から汗・皮脂を排出し、そのことにより体温を調節しあるいは肌を保護し、さらには不要物あるいは老廃物としての二酸化炭素を排出しているのである。 話が多少逸れたが、とにかく、ゴム風船の表面の微細な穴同様に、全身の微細な穴である汗腺・皮脂腺から氣が常に排出・放射されており、さらに、大きな排出部位として、口、鼻、耳、目、肛門、尿道、膣などの人体の穴があるわけである。 まあ、大きな穴と言っても、その穴から氣が吹き出すということではなく、その粘膜などに網羅された毛細血管としての存在である氣道内を通る波動が放射されるということであるので、その穴の大きさと氣の放射の量は必ずしも比例するものではないのであるが、その排出部位の中でも、氣の排出量あるいは放射量がとくに大きなものの一つが肛門である。 肛門はいうまでもなく、消化器官の出口である。 さらには、毛細血管つなぐと地球を2周半もすると言われるほど多く、もっとも氣を作り出す丹田でもある小腸からの結腸・直腸を経由した出口であるのである。 尿道と膣は、人間の種の保存に関わるエネルギーのつながりであるから、関連した臓器には毛細血管が著しく多く、これも大きな、氣の排出部位となるのである。 氣は全身に細かく張り巡らされた神経組織を経由して流れると勘違いする向きもあるとは思うが、その神経組織のメンテナンスのためにさらに細かく毛細血管が張り巡らされているのである。 まあ、考えようによっては、毛細血管同様に神経組織も氣道であるということは言えるが、まあ、人体60兆の全身のすべての細胞のメンテナンスは、神経組織の存在しない部位の細胞にも張り巡らされた毛細血管によって行われているので、古来より「氣が血を運ぶ」と言うとおり、毛細血管としての存在である氣道という考え方のほうが、氣道・ナディを理解する上では、より近いわけである。 つまり、人体下部の穴である肛門、尿道、膣は、そこに網羅された毛細血管の存在としての氣道を通した大きな氣の排出口あるいは放射口であるということである。 ということで、わあわあゆーとりますが、ちょうどお時間となりましたので、続きは次回のお楽しみということであるのである。 なんのお時間だよ。 しかし、自分で言うのも何であるが、象気功はすごいねどうも。 続く。 |
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