●「となりの山田くん」試写会の状況 1999/07/08
●「となりの山田くん」のある風景 1999/09/12
●「となりの山田くん」舞台挨拶情報 1999/07/08
●「となりの山田くん」試写会の状況 1999/07/08
「ホーホケキョ となりの山田くん」は、1999年6月下旬に初号試写が行われ、7月1日に完成披露、2日にマスコミ向け試写会、3日以降には全国で一般向け試写会が行われています。
高畑勲監督と鈴木敏夫プロデューサーが、7月1日から2週間かけて北海道から熊本まで完成フィルムとともに全国を回り、作品の魅力の宣伝につとめています。
催されている幾つかの試写会のひとつ、講談社発行の雑誌が合同企画で募集した試写会は、7月3日から東京・千代田区の九段会館などで行われました。(=写真は7月7日・九段会館にて)
試写会の会場(九段会館) | |
入場前の行列 |
試写会の招待券 |
スタッフのお姉さま |
「適当」なハッピ |
満員の場内 |
試写会の状況 (1999/7/7の部) この日の試写会は18時に開場し18時半からの上映が予定されていた。平日開催ということもあり、行列が伸びるペースはゆるやかだった。開場まで1時間を切っても数えるほどしか人が並んでおらず、ぽつりぽつりと適当に人がやってくるという感じであった。2年前、「もののけ姫」の試写会での盛況ぶりを記憶している人は拍子抜けしたのではないか。それでも、開場時刻が迫ると行列は急速に伸びていき、最終的には館内はほぼ満席となった。 試写そのものは盛況であった。笑いにつぐ笑いの連続で、時には館内が爆笑に包まれた。ストーリーは非常にテンポよく進行していたので、約105分の上映時間中に飽きてしまうような観客はいなかったであろう。 観客は小学生から年輩の方まで幅広い層にまたがっており、家族での来場も数多く見られた。映画中で「自炊」「芭蕉」「反省」などといった用語が飛び出すたび、観客席の後ろの方から「ねえ、自炊って何?」と親に質問する声が飛んだりした。意外に親子の会話の促進に役立つ内容なのかもしれない。 上映後の雰囲気は、全般的に非常に好意的であった。ただし、テーマを深く考えさせる内容ではないためか、(試写で充分に満足したので)ロードショウを見に行くまでもないという声も聞かれた。試写会の会場では「となりの山田くん」の前売り券が発売されていたが、プレスシートの特典がつくにも関わらず驚くような売れ行きではなかった。「もののけ姫」は数多くのリピーターが配給収入の記録更新に貢献したとされるが、「となりの山田くん」にどれだけのリピーターがつくかは今のところ未知数である。 もちろん、試写を大変気に入って、もう1回見たいという人達やみんなで誘い合わせて見に行こうと話し合っている人達も少なくなかった。口コミによる評判が広がっていけば、一定の観客動員は見込めるのではないかという印象であった。(1999/7/8 Y.Mohri) |
●「となりの山田くん」のある風景
「ホーホケキョ となりの山田くん」は、「もののけ姫」のような社会現象を巻き起こすか?
街頭で見かけた風景をクリップしてみました。
●「となりの山田くん」舞台挨拶情報 1999/07/08
1999年7月17日
東京・有楽町マリオン・丸の内ピカデリ1 メイン館にて
「ホーホケキョ となりの山田くん」は7月17日(土)より全国の松竹・東急洋画系劇場にてロードショーされます。初日の舞台挨拶は、現在のところ丸の内ピカデリで行われることになっています。高畑勲監督のほか、声の出演を担当した主なキャストの出演が予想されます。
ただし、時間・出演者等の詳細はまだ決まっていません。舞台挨拶を見てみたい方は、7月16日付朝日新聞夕刊広告に舞台挨拶に関する情報が掲載されると思われますので、必ず事前に確認して下さい。
★7月10日公開の「スター・ウォーズ/エピソード1」では大量の徹夜組が予想されるため、10日午前零時1分から上映を始める日本初のカウントダウン興行が実施されることが決まっています。
ただし、「となりの山田くん」が2番目となるかどうかは分かりません。
→舞台挨拶風景