●「コクリコ坂から」&ジブリのトピック
Topics about "From Up on Poppy Hill" and Ghibli

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「コクリコ坂から」ならびにジブリ関連のトピックを紹介します。随時更新。


●横浜に「コクリコ坂から」の記念ポールとパネルが設置、フォーラム開催も 2012/03/30

●東京国際アニメフェア2012にスタジオジブリが出展 2012/03/24

●地域活動にとけ込むジブリ美術館:三鷹阿波踊りにスタッフが参加 2011/08/21

●「コクリコ坂から」原画展が開催 2011/08/01

●「コクリコ坂から」封切り 2011/07/17

●東京メトロ清澄白河駅にて「メトロジブリギャラリー」が開催 2011/07/17

●スタジオジブリの屋上に横断幕 2011/06/17

●ジブリ美術館で「ねこバスから見た風景展」が開催 2011/06/04

●スタジオジブリが東日本大震災の被災者へ支援活動 2011/03/29

●東京国際アニメフェア2011は中止に 2011/03/24







 
●横浜に「コクリコ坂から」の記念ポールとパネルが設置、フォーラム開催も


横浜市は「コクリコ坂から」の舞台となった街であるが、市内の「港の見える丘公園」内に、「コクリコ坂から」を記念するパネルとポールが設置され、3月22日に除幕式が行われた。記念パネルには、宮崎吾朗監督直筆のイラストとサインが添えられている。

スタジオジブリの作品には、「となりのトトロ」の狭山丘陵、「耳をすませば」の多摩・聖蹟桜ヶ丘、「崖の上のポニョ」の広島・鞆の浦など、モデルになったとされる場所がある例が多いが、スタジオジブリが公式に認めた映画記念スポットがモデル地に設置されるのは初めて。

「港の見える丘公園」は、横浜港が一望できる高台にあり、コクリコ荘がある場所のモデルともされている。設置されたポールには、ヒロインの松崎海が毎朝掲げていた「U・W旗」が掲げられる。横浜市の新たな観光スポットとして注目を集めそうだ。

地元の横浜市は、積極的に「コクリコ坂から」を支援している。3月27日には、「横浜の観光・MICEにおける公民連携の可能性 〜映画『コクリコ坂から』は横浜に何をもたらしたのか〜」と題するオープンフォーラムが開催された。映画の舞台となった横浜市とスタジオジブリ、KDDI(株)など公民が連携して行われた「コクリコ坂から」のキャンペーンの成果を振り返り、公民連携による横浜の観光・MICEの集客促進に向けた今後の展望について議論された。

シネマトゥデイキャッシュ
ORICON STYLEキャッシュ
第2回共創オープンフォーラム・ヨコハマキャッシュ




 
●東京国際アニメフェア2012にスタジオジブリが出展


2012年3月22日〜25日にわたって、東京・有明の東京ビッグサイトにて「東京国際アニメフェア2012」が開催された。スタジオジブリは、会場の入場口すぐ正面の好立地の場所に日本テレビと共同でブースを出展していた。今回は、ブース上に浮かぶ大きなトトロが見られなかったのが残念であったが、「コクリコ坂から」の詳細な解説に背景画、ブルーレイシリーズの紹介、ジブリと日清製粉グループのコラボ企画の紹介やジブリ美術館が手掛ける海外作品の紹介コーナーが充実していた。ビジネスデーではフランスからの取材チームがジブリスタッフにインタビューする風景も見られた。24日・25日のパブリックデーも大勢の来場者で賑わった。

東京国際アニメフェア2012公式サイト

東京国際アニメフェア2012の会場(2012年3月22日)

スタジオジブリのブース

「コクリコ坂から」の解説など

「コクリコ坂から」背景画の展示

 ブルーレイディスクの紹介 

 ジブリ×日清製粉グループのコラボ企画の紹介 

 海外版「アリエッティ」ポスター 

 美術館での取り組みの紹介 

 売店 

 取材風景 

 フランスからの取材チーム 



 
●地域活動にとけ込むジブリ美術館:三鷹阿波踊りにスタッフが参加


ジブリ美術館のある東京都三鷹市では、毎年夏に「三鷹阿波踊り」が開催されている。今年は第44回めの開催となり、三鷹の夏の風物詩としてすっかり定着している。あまり知られていないが、この「三鷹阿波踊り」に、ジブリ美術館のスタッフが参加している。踊りの単位は「連」と呼ばれ、数十もの「連」が参加して踊りを競うのであるが、ジブリ美術館のスタッフは、このうち「三鷹市役所連」に参加している。仕事の合間をぬって、数ヶ月前から準備に取りかかり、本番に備えるという。

2011年8月20日、今年も多くのジブリ美術館のスタッフが参加、乱舞して祭りを盛り上げていた。

三鷹阿波踊りの行われているメインストリート(2011年8月20日)

三鷹市役所連の踊り




 
●「コクリコ坂から」原画展が開催


2011年7月23日より、西武池袋本店にて「コクリコ坂から」の原画展が開催される。制作の初期段階に、宮崎駿氏によって描かれたイメージボードをはじめ、キャラクターデザインを手掛けた近藤勝也氏によるスケッチ、宮崎吾朗監督によるスケッチ、美術ボードや背景画など、約130点が展示される。入場者には、劇中に登場する校内新聞「週刊カルチェラタン」が配布される。

題 名:コクリコ坂から原画展 THE ART OF From Up On Poppy Hill
期 日:2011年7月23日〜28日(西武池袋店)、2011年8月10日〜15日(そごう横浜店)以降、全国を巡回の予定
時 間:午前10時〜午後8時(最終日は午後6時閉場)
入場料:一般・大学生500円 高校生以下は無料
主 催:「コクリコ坂から」制作委員会・読売新聞社

シネマトゥデイ情報

原画展会場:西武池袋本店(2011年7月27日、以下同じ)

看板のアップ

グッズコーナー

原画展ポスター(店内)

原画展ポスター(池袋駅)




 
●「コクリコ坂から」封切り


2011年7月16日に全国457スクリーンで公開された「コクリコ坂から」は、16〜18日(土日祝)の連休3日間で44万5269人を動員し、5億8733 万7400円の興行収入を記録したことが明らかになった。これは「ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2」と「劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ/ビクティニと白き英雄 レシラム&ビクティニと黒き英雄 ゼクロム」に続く3位の記録であり、最終的な興行収入は50億円が狙える勢いであるという。
観客の男女比は43対57で女性層がやや多く、年齢別では、16〜19歳は18.9%、20代が34.8%、30代が17.4%、40代が 15.2%という結果になっている。

シネマトゥデイ情報




 
●東京メトロ清澄白河駅にて「メトロジブリギャラリー」が開催


2011年7月5日から、東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅コンコース内にて「METRO GHIBLI Gallery(メトロジブリギャラリー)」が開催される。この企画は、同駅が最寄り駅となっている東京都現代美術館で、スタジオジブリとジブリ美術館が企画・制作・協力する「フレデリック・バック展」が開催されることに合わせ、スタジオジブリの企画・協力により実現したもの。同駅の改札内コンコース、約11.5m×8.4mのスペースにおいて、これまで東京都現代美術館で開催されてきたスタジオジブリ関連の展覧会のポスターやDVD&ブルーレイディスクジャケットなどが展示されるほか、「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」の展示を一部再現したフォトスポットも設営され、記念撮影等に利用出来るようになっている。さらに、展示スペースに掲出するバーコードを携帯電話で読み取ると、「フレデリック・バック展」の入場料の割引クーポンが入手出来るほか、開催期間中の平日に限りクーポンを使用して「フレデリック・バック展」の当日券を購入した先着10名にプレゼントが用意されているという。

メトロ ジブリ ギャラリー 概要
題 名:METRO GHIBLI Gallery(メトロ ジブリ ギャラリー)
期 日:2011年7月5日〜9月4日
時 間:午前8時〜午後9時
場 所:東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅 コンコース内(B2 出口方面改札側)
内 容:「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」「メアリー・ブレア展」など、過去に東京都現代美術館で開催されたスタジオジブリ関連の展示会のポスター、「借りぐらしのアリエッティ」「風の谷のナウシカ」「崖の上のポニョ」などのスタジオジブリ作品のDVD&ブルーレイディスクジャケット等

東京メトロの案内

東京メトロ 清澄白河駅(2011年7月16日、以下同じ)

メトロジブリギャラリーのポスター

駅構内の様子

メトロジブリギャラリーの企画趣旨の紹介

ポスター展示物の様子

 ポスターの展示 

 DVDジャケットの展示の様子 

 柱の「アリエッティ」とDVDジャケット 

 ジブリ作品のDVDジャケット 

 ブルーレイディスクのジャケット 

 その他作品のジャケット 

 その他作品のジャケット 

 その他作品のジャケット 

 その他作品のジャケット 

 フォトスポット 

 記念撮影の案内板 

 案内板の拡大図 

 葉っぱと水滴の表現 

 水滴の表現 

 エスカレーターから見た会場 



 
●スタジオジブリの屋上に横断幕


スタジオ屋上の横断幕

2011年8月号 『熱風』の表紙

スタジオジブリの屋上に「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」と書かれた横断幕が登場した。JR中央線の電車から見ることが出来る。2011年6月16日の午前中に掲げられ、正午頃からツイッター上で話題となり、その後新聞で報道されるまでに注目を集めた。この横断幕は宮崎駿監督が考案したものであり、スタジオジブリは「攻撃的な意味はありません。横断幕に書かれている内容がすべてです」とコメントしている。詳細については、8月10日発行の冊子『熱風』にて発表するとしている。

(8月13日追加)『熱風』2011年8月号では、特集として宮崎駿監督、河野太郎・衆議院議員、大西健丞・NPO代表、鈴木敏夫・プロデューサー、川上量生・プロデューサー見習いの5氏による特別座談会の様子が収録されている。横断幕を掲げることになった経緯としては、6月11日に小さなデモを行ったことがきっかけであり(『熱風』表紙参照)、星野社長の了解をとって掲示したとのことである。これまで職場で(原発に関することで)声を出して良いのか悪いのか分からないところがあったが、(意思表明が)会社としてオーケーが出ているものだということで、スタッフは喜んだという。座談会については、震災についての話題も交えつつ、「原発はまだ完成していないシステムであり、それを動かしていることが問題である」という意識をもとに議論が交わされた。


2011年6月18日 毎日新聞記事

Yahoo!ニュース




 

 「ねこバスから見た風景展」の案内看板 

●ジブリ美術館で「ねこバスから見た風景展」が開催


2011年6月4日より、三鷹の森ジブリ美術館にて、企画展示「ねこバスから見た風景展」が開催される。この企画においては、アニメーション作品における背景画にスポットを当て、背景画を映像作品としてではなく現実の空間の中に立体造形物やバックライトと組み合わせることにより「背景美術」の美しさの再発見を目指しているという。

第一室では「となりのトトロ」の背景画が取り上げられ、「ねこバス」の車内から堪能することが出来る。第二室では「耳をすませば」に出てきた「地球屋」や「千と千尋の神隠し」に登場した飲食店や湯婆婆の居住空間などが描かれる。さらに「ハウルの動く城」で描かれたソフィーの仕事場や「もののけ姫」で描かれたシシ神の森も描かれる。

展示期間は、2011年6月4日から2012年5月頃までの予定。

公式サイトによる案内






 
●スタジオジブリが東日本大震災の被災者へ支援活動


2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災者に向けて支援活動を行っていることが明らかになった。2011年3月28日、「コクリコ坂から」の主題歌発表記者会見がスタジオジブリで開かれたが、この時の質疑応答の中で述べられたもの。ジブリとしては義援金を集め、各種のチャリティー活動も行っているという。その詳細は発表されなかったが、スポーツニッポンの報道によると「試写会で被災地を回ったり、ジブリのいろんなキャラクターが行く(鈴木敏夫プロデューサー)」といった内容が示唆されている。宮崎駿監督は、被災地や福島原発の最前線で作業する人々に感謝を述べ、涙を浮かべて声を詰まらせる一幕もあったという。

なお、1995年に阪神大震災が発生した時、ジブリは「耳をすませば」の制作中であったが、スタッフが休暇をとって被災地に向かっている。被災地の小学校を訪問したスタッフはナウシカやトトロの絵を描いて励ましたほか、普通のボランティア活動をしていたスタッフもジブリからの応援と知れると保育園に派遣され、子ども達と遊んだり絵を描いて励ましたりしたという。ジブリのキャラクターのみならず「セーラームーンを描いて」と頼まれて焦ったというエピソードも残されている。(近藤喜文氏『ふとふり返ると』より)


2010年3月29日付
スポーツニッポン記事


 
●東京国際アニメフェア2011は中止に


2011年3月24日〜27日にかけて、東京・有明の東京ビッグサイトにて「東京国際アニメフェア2011」が開催される予定であったが、3月11日に発生した東日本大震災の発生により中止となった。震災後は計画停電が実施されるなど電力需給状況が悪化しており、会場への交通手段の確保も不安定な状況となっており、出展者及び来場者の安全を第一に考えた結果、開催は全面的に中止されることになったもの。スタジオジブリの出展も予定されていたが中止となった。

なお、「借りぐらしのアリエッティ」が「第10回アニメーション・オブ・ザ・イヤー」に選出され、開催期間中に会場内で授賞式も予定されていたが、もちろん中止となっている。

東京国際アニメフェア2011開催中止のお知らせ

2010年に開催されたアニメフェアの様子(2011年は中止)






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