●メインスタッフ
原作 メアリー・ノートン 『床下の小人たち』(林 容吉訳・岩波少年文庫刊) 企画・脚本 宮崎 駿 脚本 丹羽圭子 監督 米林宏昌 作画監督 賀川 愛 山下明彦 美術監督 武重洋二 吉田昇 色指定 森 奈緒美 映像演出 奥井敦 音響効果・整音 笠松広司 アフレコ演出
木村絵理子
プロデューサー 鈴木敏夫
制作 星野康二 音楽 セシル・コルベル
主題歌「Arrietty's Song」
日本語訳詩：伊平容子
作詞：セシル・コルベル
作曲：サイモン・キャビー／セシル・コルベル
（主題歌シングル/イメージ歌集アルバム： ヤマハミュージックコミュニケーションズ）
（サウンドトラック：徳間ジャパンコミュニケーションズ）
スタジオジブリ・日本テレビ・電通・博報堂DYMP・ディズニー・ 三菱商事・東宝・ワイルドバンチ 提携作品
製作担当 奥田誠治 福山亮一 藤巻直哉
特別協賛 MS&ADホールディングス（三井住友海上・あいおい損保・ニッセイ同和損保）
特別協力 ローソン 読売新聞
キャッチコピー：人間に見られてはいけない。それが床下の小人たちの掟だった。 人間と小人、どちらが滅びゆく種族なのか！？
アニメーション制作：スタジオジブリ
製作：G・N・D・H・D・D・T・W
上映時間：94分 ビスタサイズ／ドルビーデジタル・dts
配給 東宝
2010年7月17日 全国東宝洋画系ロードショー
●主な登場人物・声の出演
アリエッティ （志田未来）
この物語の主人公。14歳の小人の少女。古い屋敷の床下で、父・ポッド、母・ホミリーと３人で暮らしている。明るく活発な性格。
翔 （神木隆之介）
12歳の人間の少年。心臓が弱く、病気療養のため、1週間だけ貞子の屋敷（アリエッティ達が床下で暮らしている屋敷）にやって来る。
貞子 （竹下景子）
翔の祖母の妹。穏やかな性格をしている。古い屋敷の家主。屋敷の床下にはアリエッティ一家が住み着いている。昔は3家族ほど暮らしていたという。
ハル （樹木希林）
貞子の屋敷のお手伝いさん。数十年も住み込みで働いている。好奇心が旺盛。小人を泥棒呼ばわりしてつかまえようとする。
ポッド （三浦友和）
アリエッティの父。小人。人間の生活圏（屋敷の生活スペース）に入り、生活に必要な物資を「借りて」きて生活している。
ホミリー （大竹しのぶ）
アリエッティの母。小人。一家の家事を切り盛りしている。心配性。いつか本物の海を見たいと思っている。スピラー （藤原竜也）
12歳の小人の少年。身寄りがなく、弓を持ち歩き、一人で野性的な生活をしている。怪我をしたポッドを助け、アリエッティ一家の引っ越しを手伝う。
ニーヤ
貞子の屋敷に棲んでいる猫。最初はアリエッティを襲おうとするが、のちに和解し、アリエッティ一家の旅立ちを翔に知らせる役回りも演じる。スタジオジブリの猫である「ウシコ」がモデルであると言われる。
●あらすじ
14歳の小人の少女・アリエッティは、人間の老婦人・貞子の屋敷の床下で父・ポッド、母・ホミリーと3人で暮らしていた。小人たちは生活に必要な物資を人間の生活圏から「借りて」きながらも、「人間には決して見られてはいけない」という掟に従い、決して姿を見せないで生活をしている。アリエッティは、基本的に外出を禁じられてるが、隙を見ては庭に出ては様々な植物を持ち帰り、自分の部屋を飾っていた。
ある日、12歳の少年・翔が、病気療養のために貞子の屋敷にやってくる。この日を境に、アリエッティ一家の運命が動き出す。父・ポッドに連れられてアリエッティは初めての「借り」に出かける。角砂糖は首尾よく「借りる」ことに成功するが、続いてティッシュペーパーを「借り」ようとした時、その姿を翔に見られてしまう。あまつさえ、昼間、アリエッティが庭を駆けていた姿まで、翔に見られていたのだ！動揺したアリエッティは、「借りて」いた角砂糖を床に落としてしまう。
人間を警戒するポッドは、アリエッティに人間と接触しないように命じる。しかし、翔が角砂糖に手紙まで添えて床下へ置きにくるに及んで、自分で何とかしなければと思い、翔との接触を試みる。そして、幾つかのハプニングを経ながらも、次第に心を通わせていくようになる。
しかし、小人の存在に薄々と気付いていたお手伝いさんのハルが、小人をつかまえようとして動き出した。アリエッティ一家の運命はいかに──。