H.12年5月2日・薄曇り
 倶知安測候所敷地内の半分に土が見えた時を積雪ゼロ日として宣言するんだそうです。
 この積雪ゼロ宣言が4月23日に出されるとほぼ同じ頃、我が家もゼロ状態になりました。
 ここからの融雪は早いもので、昨日(1日)には本当の積雪ゼロとなりました。
 こうなると小鳥たちは大忙し。
 雪の下に隠れていた草の種を餌にするのか、毎日たくさんの鳥たちが訪問してきて驚かされます。
 これと遊ぶために我が家の犬と猫も戸外へ出してやるんですが、鳥たちにいいようにあしらわれています。
 ボチボチと青草も顔を出しはじめ、緑一色に覆われるのもまもなくでしょう。
 左上は羊蹄山ですが、麓はそろそろ農作業の支度に入りはじめました。
 数日前に開通したニセコパノラマラインに足をのばしてみました。
 冬季はこの看板の先から通行止めとなっておりますが、路面も乾いて快適ドライブです。
 左下が1200メートル付近ですが、まだまだスキーを楽しめる積雪量です。
 右下は岩内岳を望んだものですが、この時期でも吹雪と見間違う天候です。
 この道路は夜間は積雪の恐れが有るため通行止めとなります。


桜の蕾


つくし


白こぶし
 道南の函館に桜前線が上陸したとか。
 昨日は松前城で桜祭りが開催されたとか。
 我が家の桜も蕾が少しずつやわらいできています。
 こぶしも明日には花を咲かせるようです。
 どんぐりもつくしも、かたくりも...
 長い雪の季節が終わると、待ちかねたように木々や花々が一斉に芽吹き、緑の世界へと変身です。


どんぐりの木


かたくり

 子供の時水芭蕉という名前も知らず、きたない湿地にある草だと思ってました。
 東京へ出てから尾瀬沼の水芭蕉をわざわざ見に行くのが信じられませんでしたが、今は清楚な姿に愛着を感じるようになってきました。
 北海道はもともと融雪後はどこも湿地状態になるので、いたるところ水芭蕉が咲いていたものでした。
 やはり綺麗な水の流れるところに咲くのがとても綺麗に見えます。
 5月いっぱいかかって、ニセコ山頂へと残雪を追いながら昇ってゆきます。

 5月5日子供の日・晴れ・微風
 海岸線はもう少し強いんでしょうけれど、このあたりは林が邪魔して心地よい風です。
 待ちに待った青空にカメラを携えパチリ。
 左上は2日が蕾だった木蓮が綺麗に咲き出しました。
 右上はサクランボ、左が白樺、左下がキウイフルーツ、右下はりんごの新芽たちです。
 周りじゅう萌葱色ばかりで楽しくなります。
 窓ガラスも内外をきれいに洗い、車を洗い、冬の垢を落として、春の景色を楽しんでます。
 トッテモ・シ・ア・ワ・セ!。

 5月5日・夕暮れまで穏やかな晴天
 畑仕事にチャレンジ(とは言っても真似事ですが)すべく、野菜の種を仕入れに行ってきました。
 トマト、サヤエンドウ、スイカ、カボチャ、ダイコン、キュウリ、ナス、ピーマン、etc.
 サテサテ、どんな結末になるやら。
 何事も経験というわけで、アスパラの横に畝を引いて蒔いてみました。
 途中小高い丘全部がカタクリに覆われている場所に寄ってみました。
 丁度良い時期で花、花、花...。グーです。

 5月13日・土曜日・午前中小雨・後曇り空

 桜前線が5月に北海道に上陸して、ここより北の旭川や帯広に届いたとのニュース。
 蘭越の街中も咲き始めた桜が、やっと我が家にも(右下)やってきました。
 本州では桜の花が咲き、その後葉桜となりますが、ここ北海道は花と桜が同時です。
 最初は葉が出てくるので、花は咲かないのかと思いましたが、所変われば品変わるです。
 街の花「こぶし」も満開で(左上)清楚な白がひときわ艶やかです。
 植えて3年目の春を迎えた「ぶどう」もやっと蕾が(左)膨らんできました。
 道ばたには「タンポポ」も咲き(左下)始めカラフルな色の競演です。
 5月に入ったら木々と言わず、草花と言わず、ありとあらゆる草木が一斉に存在感を鼓舞しだして噎せ返るような緑をあたり一面を覆います。
 田圃も水が引かれ、ビニールハウスで種苗がスクスクと育ち、苗植えも間近になってきました。
 我が家も畑の草取りに汗し、アスパラガスが土を割って何本か顔を覗かせてきた姿をまぶしく眺めてます。