2001年8月

 8月初旬に学生時代からのマブダチが逝ってしまいました。
 那智勝浦まで車を走らせ、夜どおし酒を酌み交わし想い出ばなしに花を咲かせてきました。
 そんな訳かどうか、冥土の名前が多い8月になりました。

 上2枚は積丹半島です。
 2年ほど前に国道が開通しましたが、まだまだ車も人も少ない静かな海岸線です。
 右上は賽の河原を南側から撮ったもので、先端まで遊歩道がついています。
 下2枚は賽の河原から北にトンネルひとつ抜けたところの入り江で、半径2〜300メートルの弧を描いた入り江を独りで貸し切りの釣り放題です。
 竿を入れるとアブラコ(本州でいうところのアイナメ)が入れ喰い状態。
 釣ってはリリースしながら、クーラーボックスから冷えたビールを飲みのみ、夏の一日を過ごした想い出スナップです。

 左は青森県下北半島の仏ケ浦を高台から撮ったものです。
 本州の暑さも青森北部まで来ると一段落し、やっとカメラを構える気になりました。
 すぐ下には波打ち際まで降りてゆけるよう道路がついていますが、ここの場所から撮った方が全体を眺めるのに好都合です。

 賽の河原といい、仏ケ浦といい、何故かココロのやすまる雰囲気が気持ちいいです。

 左下は釣り場の前の水面に太陽がキラキラ水晶のように反射して輝いているもので、雰囲気が伝わるといいのですがネ!。

 2001年8月20日(月)薄曇り快晴
 陽射しは依然夏ですが、回りの景色や風は秋の装いです。
 上2枚は本州のキクちゃんがリクエストされた向日葵でして、毎年違う畑に咲くのを探し当てて撮ってきました。
 やっぱり北海道には向日葵があうみたい!。

 左下は我が家の庭に咲くスミレですが、いろんな種類のがあり、春から咲き詰めです。
 これって季節感がないんですかね?。
 右下はクルミで直系7〜8センチの実が枝先にこのように固まって実ります。
 これを土の中に埋めて1ケ月もすると、皮がくさって中の堅い殻状の実がでます。
 その堅い実の殻を割ると、中に脳ミソみたいなクルミが入ってるんです。
 このまま採らずにおいとくと自然に地面に落ち、リスなどの越冬食料になるわけです。

 一番下の左側は我が家の葡萄で、今年は鈴なり状態です。
 去年は黒だったのに、今年は白い色してるけど、これから黒くなるんでしょうか。
 一番下右は真狩村に有る委託生産農家の馬鈴薯畑で、向こうの林までと、うしろにも同じくらいの畑がひろがっています。
 男爵とキタアカリを出荷しますが、今年初めて私の名前入りダンボール箱が使われます。
 嬉しいような恥ずかしいような、とっても照れくさい気持ちです。
 こうやって中間マージンを極力省き、安い価格で消費者に提供し、生産者に多くの収入をという本来の目的が実現するのです。