『白いパイロット』のハリケーン号はなぜアザラシ島に遅れたか
佐藤和美
『白いパイロット』は単行本化にあたりカットされた部分がある。
大助とマルスはアザラシ島で戦う約束をした。マルス達はアザラシ島で待つがハリケーン号はなかなか来ない。なぜ大助達は来られなかったのだろうか。カットされた部分を見てみよう。
ハリケーン号はアザラシ島へ向かう途中、ある島から助けを求めているのを見つける。ハリケーン号が着陸するとそこに待っていたのは、ハリケーン号を手に入れようとしていた怪人達だった。怪人達は大助にハリケーン号を操縦させ奪おうとするが、大助はすきを見て煙幕のボタンを押す。そのすきに怪人達を取り押さえようとするが、大助は銃で撃たれてしまい、弾が腕をかすめた。怪人達は仲間の協力で取り押さた。
その時、アザラシ島で待っているマルスの腕を激痛が襲った。マルスは大助の身になにごとか起こったことを知り、島を去っていく。ハリケーン号がアザラシ島に現れたのは、そのまもなくのことだった。
(2002・6・15)
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