伝言板コンピュータ関係集




Java

佐藤和美 (98/05/16 17:20)

インターネットをやってる人なら「Java」というのを一度は聞いたことがあると思いますが、プログラミング言語としてのJavaは「ジャヴァ」、「ジャバ」ですが、地名としてのJavaは「ジャワ」です。
今ちょうど騒乱状態にあるインドネシアの首都ジャカルタのある島、ジャワ島ですね。
ジャワ島の産物としてコーヒーが有名ですが、プログラマがコーヒーが好きということを考慮して(アメリカのプログラマはコーヒーが好きなんですかね?)、プログラマに好まれるようなプログラム言語にしようということで「Java」と命名したそうです。

今日はこんなところで。



2000年は閏年、平年どっち?

佐藤和美 (98/05/17 20:00)

2000年問題というのがありますね。2000年になると、コンピュータが誤動作する(2000年を1900年とまちがえる)という問題ですが、さて2000年は閏年でしょか、それとも閏年でないのでしょうか。
プログラマでも閏年か、平年か、意見がわかれたそうですが(『殺人バグを追え』(日経BP))、こういうことでちゃんとしたプログラムがつくられてるんでしょうかね。

答えは「雑学・コンピュータ関連用語集」の「calであそぶ」にあります。

ところでUNIXの2038年問題は2000年問題よりも重要(致命的)だと思うのですが、どうなるんでしょうね。



ネット・サーフィン

佐藤和美 (98/05/26 21:50)

 WWW(World Wide Web)でウロチョロすることを、ネット・サーフィンと言いますね。WWWの大海をあっちへいったりこっちへいったりというのを、サーフィンにみたてたのでしょう。

 ネット・サーフィンには実はもう一つの意味があります。

落語風に言うと、

WWWとかけて、
ネット・サーフィンととく。
そのこころは、
Web(Wave)をかきわけて進んでく。

おあとがよろしいようで。



グリーン家の「アダ」?

佐藤和美 (98/05/27 23:50)

 ヴァン・ダインの有名な推理小説に「グリーン家殺人事件」というのがあります。推理小説が好きな人なら、読んだことがあるのではないかと思います。アダはその重要な登場人物の一人です。

 プログラム言語にAdaというのがあります。なんでも最初の女性プログラマからとった名前だそうですが、これは「エイダ」と読みます。ここで気になってくるのが、「グリーン家殺人事件」のほうです。本当にアダなのでしょうか。原書を見たわけではないので断定はできませんが、もとのスペルは「Ada」で、「エイダ」が正しいのではないかと思っています。原書だけ見て翻訳したら、「アダ」としてしまいそうですよね?

【追記】2024/01/20
 創元推理文庫で「グリーン家殺人事件」の新訳が出版されました。「アダ」は「エイダ」に変更されています。「エイダ」が正解だったのですね。



x[ks]

佐藤和美 (98/06/22 21:00)

 英語での「x」の発音記号は[ks]です。「next」は「ネクスト」ですが、「text」はなんで「テキスト」なんでしょうか。やっぱり「テクスト」ですよね。この「キス」となまるのは、日本語特有のようです。

 インターネットをやってる人なら一度くらいは聞いたことがあると思いますが、「proxy」というのがあります。これはなんと読むでしょうか。「プロクシー」or「プロキシー」? インターネットエクスプローラも、ネットスケープナビゲータもVer.4.0では両方とも「プロキシー」になってるのはどういうことなんでしょうね。



インタプリタ

佐藤和美 (98/07/09 12:02)

 プログラマだったら、コンパイラ、インタプリタという言葉はおなじみですね。プログラムを起動するときに機械語に変換するのがインタプリタ、事前に機械語に変換しておくのがコンパイラです。

 ところで、シャーロック・ホームズといえば知らない人はいないでしょう。このシャーロック・ホームズ・シリーズの第2短編集「シャーロック・ホームズの思い出」の中に「ギリシア語通訳」というのがあるんですが、これの原題が「The Greek Interpreter」なんです。こんなところに「インタプリタ」が顔をだしてるんですね。

 というわけで、「インタプリタ」は「通訳」、「コンパイラ」は「翻訳」にたとえられるのでした。



「ツァラトゥストラ」といえば

佐藤和美 (98/08/27 12:02)

 何日か前「ツァラトゥストラ」という言葉がでてきましたが、私は「ツァラトゥストラ」というとニーチェよりも「2001年宇宙の旅」の方を思い出してしまいます。

 「2001年宇宙の旅」にはHAL9000というコンピュータが出てきます。
この名は
'H'+1='I'
'A'+1='B'
'L'+1='M'
ということになります。
(アルファベットで「H」の次は「I」、「A」の次は「B」、「L」の次は「M」)
いかにもコンピュータらしい名前ですね(^^;

それと重要な物として、石板が出てきますが、
この石板の縦、横、高さの比率は
1(1の二乗):4(2の二乗):9(3の二乗)
になります。なかなかおもしろいですね。



P.S.

佐藤和美 (98/09/01 12:03)

 中学生でも知っていると思いますが「P.S.」は、手紙の「追伸」の意味ですね。
(そういえば、ビートルズの曲に「P.S. I love you」というのがありました。)
で、この「P.S.」ですが、「postscript」の略です。

この「postscript」というのは、プログラマならどこかで聞いたことがあるのではないかと思います。
実は「postscript」というのは、プリンタ用言語の名なんですね。
「postscript」に対応しているプリンタだったら、Windowsではコントロールパネルのプリンタでプリンタのプロパティを見れば、「PostScript」というタブがでてきます。

プリンタ用言語に「追伸」っていう名前をつけてるわけですが、
なかなかおもしろい感覚ですね。



「しすせそ」

佐藤和美 (98/09/04 12:07)

「しすせそ」という名前の店はなんの店かということですが、「しすせそ」が「サ抜き」(讃岐)なので、「讃岐ウドン」の店です。

Otsukiさんのメールアドレスのトップレベルドメインが「de」になってますけど、これって「ドイツ」ですよね?
ドイツからこのHPにアクセスしてるんでしょうか?



こ ん に ち は

M.Otsuki (98/09/11 17:57)

佐 藤 さ ん へ
は い 、 そ の 通 り で す 。 留 学 で 今 に ド イ ツ に 居 り ま す 。
日 本 語 に つ い て 質 問 す る こ と も あ る か と 思 い ま す が 、 そ の 時 に は よ ろ し く お 願 い し ま す 。



トップレベルドメイン

佐藤和美 (98/09/13 17:08)

 Otsukiさん、日本語環境手に入ったようですね。
これからも見にきてくださいね。

ちなみに、トップレベルドメインは以下のようになります。
jp 日本
uk イギリス
fr フランス
de ドイツ
kr 韓国
cn 中国



コンピューター用語の過去分詞

佐藤和美 (99/03/10 12:38)

 最近、コンピューター用語で過去分詞を使っているのに気がついたのでその話を。

 HTMLのINPUTタグにはいろいろな種類があります。
「text」、「password」、「submit」……
その一つが「hidden」です。
「hidden」は「hide」(隠す)の過去分詞ですね。
「hidden」で指定すれば、画面には表示されません。

 Windowsでのプログラミングは普通イベントごとに記述します。
これをイベント・ドリブンなどといっています。
この「ドリブン」(driven)ですが、これも過去分詞です。
つまり「drive」(ドライブ、運転する)の過去分詞なわけです。
「ドリブン」は普通「駆動」などと訳されています。
Windowsプログラミングはクリックなどのイベントごとにプログラミングすることになりますね。



モジラ

UEJ (99/03/16 22:59)

ネットスケープナビゲーターの別称を「Mozilla(モジラ)」といいますが
これは「Mosaic(モザイク)」という初期のブラウザソフトを食ってしまう怪獣と言う意味でつけられたそうです。
つまり「Mozilla」=「Mosaic」+「Godzilla(ゴジラ)」と言うわけ。
こんなところに日本の怪獣が隠れているのが面白いですね。



RE:モジラ

佐藤和美 (99/03/17 08:28)

Mozillaって、そういう意味だったんですか。
いやー、おもしろいですねえ。



Y2K

佐藤和美 (99/04/06 08:33)

 世の中にはいろいろな略語があるんだという話です。

 「Y2K」って、なんのことだと思いますか?
これがコンピュータの2000年問題のことなんですねえ。

「Y」が「year」で、
「K」はキロ、「2K」で「2000」、
「Y2K」で「2000年」というところでしょうか。

なかなかおもしろい略語ですね。



ガリバー旅行記

佐藤和美 (99/05/19 08:27)

 ガリバーは全世界を旅行しました。
小人国、巨人国、……。
内容では小人国が有名ですね。
このときのエピソードから、
「ガリバー」に「巨人」という意味もできてしまいました。
「Microsoftはソフトウェア界のガリバーだ」
などと使いますね。

それと「天空の城ラピュタ」にも行ってます。

馬の国にも行きました。
この国は馬が知性的で、人間は野蛮人です。
この人間を「Yahoo」と言います。
インターネットやってて「Yahoo」を知らない人はいないでしょうけど、
「Yahoo」の語源が「ガリバー旅行記」にある「野蛮人」だったなんて知ってました?



IIJ4U

佐藤和美 (99/05/20 08:19)

プロバイダーでIIJというのがあります。
そこのキャチコピーが、
「IIJ4U」
です。
コンピュータの世界では暗黙の了解(?)で、
「2」は「to」、
「4」は「for」のことです。
「IIJ4U」というのも、
「IIJ for you」
なんでしょうね、きっと。

そうそう、古い話ですが、
MS−DOSのコマンドで
EXE2BIN
というのがありました。
これは「EXE」を「BIN」(COM)に変換するコマンドでした。
「EXE to BIN」
ですね。



イコン

佐藤和美 (99/05/31 11:58)

イコンといえば、キリスト教の宗教画ですね。広辞苑には次のように書かれています。

イコン Ikon ドイツ
「ギリシア教会でまつるキリスト・聖母・聖徒・殉教者などの画像。ビザンチン美術の一表現で、6世紀に始まり、11〜17世紀に特にロシアで盛行。画像。」

現代のイコンはコンピューターの画面の中にあります。それは「アイコン」iconです。



FAQ

佐藤和美 (99/06/12 19:37)

いろいろなHPで「FAQ」という言葉を見かけることがあります。
「FAQ」は「Frequently Asked Questions」の略です。
日本語訳は「よくある質問」が一般的でしょうか。
「Frequently」を辞典でひくと
「しばしば、たびたび、しきりに」
などとでています。

「Frequency」は物理学では「周波数」の意味になります。

このふたつは同じ語源ですね。





UEJ (99/06/13 05:24)

テレビのVHF、UHFの最後のFもそうですね。
それぞれ「Very High Frequency」、「Ultra High Frequency」の略。
ネーミングにもう少し工夫があってもよさそうなものだが…



FAQの読み方

ビーバ (99/06/13 09:59)

みなさんは、「FAQ」というのをどう読みますか。私の知っている範囲で、
  エフエイキュー,ファック,フェイク,ファク
の4つの読み方があります。本によっては「ファック」とは読まないと
書いているのもありますが、どうなんでしょう?



コンピュータ用語の読み方

佐藤和美 (99/06/14 12:50)

 コンピュータ用語をどう読むかというのは難しいですね。
私は原則として読み方がわからないときはアルファベット読みにしています。
「FAQ」は「エフエーキュー」と読んでます。
ただ例外も多くあります。
「Perl」はスペルを見ただけで「パール」と読んでます。
それにしても「SCSI」がなんで「スカジー」なんでしょうか?
「GNU」もなんて読むか悩みますね。
私はなにかの雑誌に書いてあった「グニュー」で読んでますけど。
「ISO」は「イソー」と読んだらだめで、「アイエスオー」と読めといわれたことがあります。
なかなか読み方というのは難しいですね。



ISOは何の略?

ビーバ (99/06/14 18:05)

 ISO というのは国際標準化機構のことですが、この ISO という
のは略称ではありません。ISO のことを英語では、
「International Organization for Standardization」と言うので、
それを普通に略せば IOS になるでしょう。実は、ISO はギリシア
語の isos(同じ)という言葉から来ているのです。ISO は世界的
な組織なので、どの国でも同じ名称を使えるように、略称でなく
短い呼称を決めたようです。

 しかし、巷にあふれている用語集などをみると
International Standardization Organization
International Standards Organization
International Standard Organization
などの略としているものが多いのは、どうしてでしょう?

 それから ISO の読み方ですが、「アイエスオー」と「イソ」の
両方の読み方が使われていると思います。たとえば、広辞苑にも
「アイエスオー」と「イソ」の両方の見出し語が立てられています。



FAQ

UEJ (99/06/15 00:00)

ネイティブ英語スピーカーの友達はやはり「エフ・エイ・キュー」と読んでいます。
「ファック」は「f*ck」とは発音がちょっと違うとは言え、やっぱりまずいんじゃないでしょうか。
ちなみにWebsterで「FAQ」を引いたら「Fair Average Quality」の略だと書いてありました。^^;



SHF、 ISO、FAQ

ペルセ (99/06/15 00:37)

VHF, UHF の上には、SHF(SUPER HIGH FREQUENCY)というのがあります。

http://home3.highway.ne.jp/welcome/tv/data/denpa.htm

iso-(同じ)でカタカナ言葉になっている一例
ポカリスウェットは、アイソトニック飲料(isotonic=体液と同じ浸透圧)

「Frequently Asked Questions」をFAQs にしたら、FAXと同じ発音かな?



(無題)

UEJ (99/06/15 01:56)

ペルセさん> VHF, UHF の上には、SHF(SUPER HIGH FREQUENCY)というのがあります。
ペルセさん> ↓
ペルセさん> http://home3.highway.ne.jp/welcome/tv/data/denpa.htm

日本語にどうやって訳すんだろうと思っていました。
HF→短波、VHF→超短波まではいいけどUHF→極超短波は苦し紛れ、
SHF→センチ波なんてのはもうアキラメモードですね ^^;



FAQの読み方(英語では)

ビーバ (99/06/15 22:30)

PC Webopaedia Definition and Links
(http://webopedia.internet.com/TERM/F/FAQ.html)
によれば、「エフエイキュー」と区切って呼んでも「fak」のように
発音してもいいということです。



ISO

佐藤和美 (99/06/16 08:29)

 「ISO」にはそういう意味があったんですか。
なかなかおもしろいですね。

 こういうふたまたかけた言葉って、よくあるのではないでしょうか。
(今は思い出せないですが)
で、その語源は? なんていう場合は
「International Standard Organization」のほうがとおりがいいので、
「isos」のほうは忘れられていく、というのが真相かな、という気がしますが。

私が「アイソ」のつく言葉で思いうかぶのは、
「アイソトープ」に「アイソスタシー」に「アイソレーション」ってとこです。
「アイソスタシー」は地学で出てきました。
「アイソレーション」はコンピュータの制御で出てきました。
(後の二つは「同じ」と関係あるかどうか、わかりませんが)



ウイルス

佐藤和美 (99/06/28 12:31)

「computer virus」をなんと読むでしょうか。
普通は「コンピューターウイルス」でしょう。
ところがこの「virus」がくせものです。

「virus」は語源がラテン語ですが、各国で発音が違います。
日本で普通にいう「ウイルス」はラテン語読みです。
ヴィールス(ビールス)はドイツ語読みです。
さて英語はそのどちらとも違い「ヴァイラス」といったところですね。

「コンピューターウイルス」を英語だと思ってる人は多いんでしょうねえ。



CD−R

佐藤和美 (99/08/02 20:15)

 CD−Rといえば、書き込みのできるCDです。
この「R」というのはなんでしょうか?
「write」だったら、「w」だし。
書き込みで「read」の「r」じゃおかしいし。

この「R」は「recordable」の「r」でした。
訳は「記録可能」といったところでしょうか。
「CD−R」という言葉を使っていても、
それがなんの略なのかって、普段あまり考えないもんですね。



tilde

佐藤和美 (99/08/30 15:27)

 私のHPのURLは
http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/
ですが、
さて、「~」はなんて読むんでしょうか?

「~」は「tilde」(ティルダ/チルダ)です。

MS-DOSでは
「.」がカレントディレクトリで、
「..」が親ディレクトリです。

UNIXではさらに
「~」があります。
ホームディレクトリの意味です。
「~hi5k-stu」というのは、
「hi5k-stu」というアカウント名の人の、ホームディレクトリを表します。



モーフィング、メタモルフォーゼ

佐藤和美 (99/10/15 12:39)

 モーフィング(morphing)というのは、最近のCG(コンピュータ・グラフィックス)の技術の一つです。
例えば人の顔がだんだんライオンの顔になってくとか。
マイケル・ジャクソンのプロモーションビデオで一躍有名になったと、てもとの本には書いてあります。

ここで思い出すのが、「メタモルフォーゼ」(ドイツ語metamorphoseで「変身」の意味)という言葉です。
モーフィングって、メタモルフォーゼそのものですよね。

「morphing」と「metamorphose」。たぶん、関係あるんでしょうねえ。
「meta」は接頭語だから。語幹は「morph」ってとこ?



capital

佐藤和美 (2000/02/09 12:30)

英和辞典で「capital」を見ると、
いろいろな意味がならんでいます。
首都、資本……
で、大文字が「capital letter」と。

パソコンのキーボードに「CAPS」ってありますね。
大文字と小文字を切り替えるやつです。
大文字関連なんだから「capital letter」の仲間なんでしょうね、きっと。



IT

佐藤和美 (2000/08/31 09:42)

「IT」、最近やけに目につく略号ですね。
私が初めて目にしたのは今年の3月頃だったか。
サミット前の6月頃からか急に目につくようになってしまいました。
森首相も「IT」、「IT」と連発してるようですが……
「Information Technology」(情報技術)
「IT革命」なんて言葉も出てきたりしてますね。
こんな短期間に略号がひろがるのもめずらしいかな?
なにを今さら騒いでるんだ、という気がしないでもないですが。
6月頃だったか、森首相が「IT」のことを「IC」と連発してたなんて話が新聞に載ってましたっけ。
そりゃ、「集積回路」でしょ。
それに今じゃ「IC」なんて死語じゃないのかな?



ICは死語?

Pete (2000/09/02 14:40)

確かに最近「IC」という言葉はあまり使われませんね。
代わりに使われるのが「LSI」(大規模集積回路)ですが、
これは Large Scale IC のことです。
ほとんど使われませんが「MSI」(=Middle Scale IC)や
「SSI」(=Small Scale IC)という用語もあります
(こっちは本当の死語に近い)
ほんとは、IC=総称、LSI=ICの一種、のはずが、
IC=昔、LSI=最近、のようになっています。

集積度はさらに進み、
「VLSI」(超大規模集積回路)=Very Large Scale IC、
「ULSI」(超々大規模集積回路)= Ultra Large Scale IC
ときました。Ultraの次は何でしょう。



.com(ドット・コム)

佐藤和美 (2000/11/29 12:01)

ドメイン名の最後についてる「com」ってなんの略?

私は長い間「company」で「会社」のことかと思ってたんですが、違うんですねぇ。
「commercial」で「商用」の意味だそうです。
みなさん、知ってました?



RE:.com(ドット・コム)

Nupkes (2000/12/04 23:04)

佐藤和美さんが、2000/11/29 に、「ドメイン名の最後についてる「com」ってなんの略。
「commercial」で「商用」の意味だそうです。」と書いてあり、なるほどと思いました。
 「月刊言語」(2000/12大修館書店)のp.4「ドメイン名と語呂合せ」には、「.com
(companyの略と言われている)」とありました。
言語学の雑誌でもこんなものかと思いました。でも、内容は面白く、ドメインでこんな
言葉遊びができるのかと、驚きました。お近くの図書館で読むことをお勧めします。



RE:

佐藤和美 (2000/11/30 22:16)

またコンピュータネタです。
メール等での返答のタイトルにつける「RE」って何?
私は接頭語の「re-」(再び)かと思ってたんですが、
英和辞典にちゃんと「re」って単語が載ってました。
意味は「〜に関して」
こっちのほうが本命のようですね。



REについて

カツ (2000/11/30 22:42)

REは、仰るように「〜に関して」でしょうから、
regardingでしょうね。



re: “RE:”

田邉露影 (2000/11/30 23:24)

本当は “reply”「返事」 のことだそうです。
なんかの用語集で読んだ覚えがあります。
(むろん、諸説ありますが)




「Re:」について。

カツ (2000/12/01 22:57)

ラテン語に語源を持つ英語の前置詞。手紙で「〜について」という意味で
使われていたものが、そのまま電子メールやネットニューズで使われるよ
うになった。
「Regard-to」や「Response」「Reply」の略ではない。

以上、『標準パソコン用語事典』(秀和システム)からの抜粋です(*^_^*)。
妻は、「Regarding」からの用法だと騒いでますf(^^;)。



(無題)

田邉露影 (2000/12/02 03:36)

> 「Regard-to」や「Response」「Reply」の略ではない。
>
> 以上、『標準パソコン用語事典』(秀和システム)からの抜粋です(*^_^*)。

も〜、わけ分かりませんね(笑)。
頭が混乱してきました。

私の見た用語辞典(ずいぶん昔なので書名は忘れてしまいました)では
以前、発言したように
“Reply”の略で“Regard-to”や“Response”ではない、と
書いてありますし……。

もしかして、森首相の“Who are you?”発言くらい、
元ネタが分からない状況なのでしょうか??


……あれ?? でも英語に“re”って前置詞ありましたっけ?

“de”ってやつなら
「〜について(スウェーデン語の om、ドイツ語の um と同義)」という
前置詞は存在しているのは記憶しておりますが。

また、接頭辞としてなら確かに“re-”というのはありますが、
この場合は「再現性」やら何やらを表すものだったはずなので、
やはり「返信」という意味は内在しているのではないか、と予測してしまうのですが、
……ホントはどうなんでしょう!?



Re: "re"

いばら (2000/12/02 13:59)

こんにちは、久しぶりに投稿します。

>田邉さん
>……あれ??
>でも英語に“re”って前置詞ありましたっけ?

はい、存在しています。
愛用のオンライン英英辞典Merriam-Webster's COLLEGIATE DICTIONARYから。
http://www.m-w.com/dictionary.htm

【re】
Function: preposition
Etymology: Latin, ablative of "res" (=thing) -- more at REAL
Date: 1707
: with regard to : IN RE

同義語の前置詞 in reについては

【in re】
Function: preposition
Etymology: Latin
Date: 1877
: in the matter of : CONCERNING, RE -- often used
in the title or name of a law case

ちなみに、語源についてはrealに次のように書かれています。

【real】
Function: adjective
Etymology: Middle English, real, relating to things (in law),
from Middle French, from Medieval Latin & Late Latin;
Medieval Latin "realis" relating to things (in law),
from Late Latin, real, from Latin "res" thing, fact;
akin to Sanskrit "rayi" property
Date: 14th century
1 : of or relating to fixed, permanent, or immovable things
(as lands or tenements)
2 a : not artificial, fraudulent, illusory, or apparent :

>また、接頭辞としてなら確かに“re-”というのはありますが、
>この場合は「再現性」やら何やらを表すものだったはずなので、
>やはり「返信」という意味は内在しているのではないか、と予測してしまうのですが、
>……ホントはどうなんでしょう!?

確かにreはin regard to/regardingやreply、responseの略ではありませんが
意味はregarding(〜について)という意味ですから
運用という点からすれば、例えば相手のメールの件名(subject)を引用して
「(あなたのメールの)〜の件」とするのは成る程なあと思いますが、いかがでしょうか。

別のオンライン辞書Cambridge Dictionaries Onlineでは
http://dictionary.cambridge.org/
re (ABOUT) preposition FORMAL
(esp. in business letters) about; on the subject of
Re your communication of 15 February...
となっています。

特に商業文で使われる、とあるのですが、
私自身はレターではほとんど見かけたことがありません。
自分でもそうですが、件名欄には件名のみ書いて、本文中でconcerning/regarding/
reference is made to〜など改めて書くことがほとんどです。
(この辺りは個人的な経験であって、一般論ではありませんが。)

一昔前までは電子メールはもちろんファクシミリでさえ、海外との通信手段としては
一般的ではありませんでしたが、当時はtelexというものがよく使われておりました。
使えるのはアルファベットと数種類の記号のみで、まあ、電報のような感じです。
たしか1文字いくらというように課金されていたので
abbreviationを多用したり、できるだけ短い単語を使うように言われました。
このtelexでは件名をsubject:〜とはせずに、re:〜などとよく使っておりました。
※当時はreが前置詞だなんて知りませんでしたけれど。
 regardingの略だと堅く信じてました。(^^;)



「Tab」、「Alt」

佐藤和美 (2001/05/15 12:17)

パソコンの「Tab」、「Alt」って、なに?

「Tab」は「tabulator」(表作するもの、人)
「Alt」は「alternate」(代替する)

藤田英時「パソコン用語 語源で納得!」(ナツメ社)をながめながら。



「GRPH」、「XFER」、「NFER」

UEJ (2001/05/16 01:41)

98のキーボードでは「Alt」では無く「GRPH」でしたね。
罫線等のグラフィックキャラクターを入力するためのキーでした。
DOS/V互換機の「変換」「無変換」にあたる「XFER」「NFER」キーは
それぞれ「transfer」「not transfer」の略です。
「trans-」を「X」と略すことがあるんだそうな。

↓参考:チャットで使う用語集

http://www.breathe.com/chat/chatabreviations.shtml



「Esc」

坂梨 (2001/05/17 04:33)

もちろん"escape"のことですが、語源が面白いです。究極的には
ラテン語のex cappa(マント、外套から抜け出て)に由来するようです。
このcappaは恐らくポルトガル語のcapaの語源でしょう。
「capa=合羽」ですから、「Esc」=「合羽から抜け出る」とも言えますね。



「Caps Lock」

UEJ (2001/05/17 09:40)

「Caps Lock」の「Caps」は「Capital Letters」の略だそうです。
なぜ最後の「s」をわざわざ残すのだろう…
というわけで、「capital」も「cappa」と同じ語源ですね。

↓ご参考(拙ページですが ^^ゞ)

http://home.att.ne.jp/green/uej/kotoba/cabbage.html



TCP/IPと京都議定書

佐藤和美 (2001/08/06 07:33)

IT関連で「プロトコル」といえばよくでてくる言葉ですね。
例えば「TCP/IP」といえば、「Transmission Control Protocol/Internet Protocol」の略で、「プロトコル」が出てきてます。
「Protocol」は通信の手順の取り決めですが、英和辞典で「Protocol」を調べるとその意味の一つに「議定書」が出ています。
「京都議定書」は英語で「Kyoto Protocol」っていうのかな?



京都議定書

ふる (2001/08/07 10:38)

佐藤さんの仰るとおりです。



ADSL

佐藤和美 (2001/09/07 12:01)

最近よく聞く「ADSL」の意味は?

私がIT関連用語の意味を調べるのはいつもここ↓使ってます。

情報・通信事典e−Words
http://www.e-words.ne.jp/

このページによると、

Asymmetric Digital Subscriber Line

ですね。

解説の一部
「1対の電話線を使って通信する。「非対称(asymmetric)」の名の通り、電話局→利用者方向(下り)の伝送速度は1.5〜9Mbps、利用者→電話局方向(上り)の伝送速度は最大16〜640kbpsである。」

symmetricに反語のaがついてasymmetricね。




Copyright(C) 1999,2001 Satou Kazumi

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