言葉の世界・伝言板 1999年2月




「百物語」のスダマ

佐藤和美 (99/02/28 13:06)

 「手塚治虫研究」の「手塚治虫ショートショート」に「「百物語」のスダマ」を追加しました。

 「言葉の世界」をやってる人らしい内容です。



げっ歯目、両生類

佐藤和美 (99/02/27 19:21)

 「げっ歯目」(げっしもく)は漢字では「齧歯目」と書きます。ネズミやリスの仲間ですね。「齧る」は「かじる」です。「げっ歯目」と書いたのではもとの意味がわからなくなりますね。また「げっぱもく」とまちがって読んでしまいそうです。
(「貧歯目」は「齧歯目」と違い歯が貧しい仲間です。アリクイ等。)

 両生類もかつては「両棲類」と書いてたのが、いつのまにか「両生類」になってしまっています。

 常用漢字にないという理由でどんどん表記が変更されていくんでしょうか。



アラビア数字

佐藤和美 (99/02/24 08:51)

 アラビア数字ですが、
吉田洋一「零の発見」岩波新書・赤版
に、詳しい歴史が書かれています。

この本の11ページにインドに生まれたアラビア数字がどのように変化していったのか表になっています。
本屋で立ち読みしてみてください。

アラビア数字はインド生まれですが、アラビア経由でヨーロッパに入ったため、ヨーロッパではアラビア数字と呼びました。
「中東」とか「極東」という地域名もヨーロッパからみてですね。

私は「アラビア数字」から「薩摩芋」を連想してしまいます。
薩摩から全国に広がったのでこの名で呼ばれたそうです。
当の薩摩(九州)では「唐芋」だそうですね。
薩摩では唐(中国)から入ったのでしょうか?



世界の文字

佐藤和美 (99/02/23 08:26)

 世界にはいろいろな文字があるわけですが、
どんな文字があるのでしょうか。

ということで、以下のHPを紹介します.

「世界の文字」
http://www.nacos.com/moji/



間違えました

佐藤和美 (99/02/22 10:27)

 「茶染め」の書きこみはビーバさんでしたね。訂正します。



数字

UEJ (99/02/21 23:43)

「1,2,3…」をアラビア数字と呼んでいますが、
現在のアラビア語ではちょっと違う数字を使っています。
ここ(http://arizonapersian.com/learnpersian/_disc3/0000004d.htm)を参照(ペルシア語のページですが、文字は基本的に同じです)。
「1,2,3…」の原形がわかって面白いですよ。
今朝イラン系のテレビを何気なく見てたら電話番号を記述するのに使っていました。
でも数式書くのに使っているかどうかは知りません。そういう意味で漢数字と同じくらいの実用度?

http://www.grad.math.uwaterloo.ca/~kueda/



茶色

佐藤和美 (99/02/21 17:56)

 平凡社の「世界大百科事典」に次のような文章がありました。

「飲用以外の茶の用途
(4)染物に用いる。茶汁でもめん、絹布を煮て染める。渋いよい茶色に染まる。」

どうやら「茶色」の語源は、Kabuさんの書込みのとおり、染物の色によるようですね。



シュミレーション、シミュレーション

佐藤和美 (99/02/19 12:45)

 シュミレーション、シミュレーション、どちらが正しいでしょうか?
日本人はわりとまちがえる人が多いようですね。

「シミュレーション」が正解です。

「シムシティー」というゲームがありました。
「シュムシティー」じゃないですね。





佐藤和美 (99/02/19 12:)

「因」の読みかたは

「因む」 「ちなむ」
「因り」 「より」

です。

読めましたか?



Dutch

佐藤和美 (99/02/18 08:42)

 「Dutch」(オランダの、オランダ人の)にはいい意味はないようですね。なんでも17世紀頃にイギリスとオランダが世界の覇権をあらそっていた頃にイギリスがオランダのことを悪く言ったのが始まりだそうです。

 「Dutch treat」は「オランダ人のもてなし」で「割り勘」の意味になるようですね。

 「Dutch wife」は「オランダ人の妻」ですか。
こんな悪口はないですね。(^^;

もっとも英語の「Dutch wife」と日本語の「ダッチワイフ」は意味にちょっと差があるようですが。



数字

佐藤和美 (99/02/18 08:40)

 世界にはいろいろな文字がありますが、数字はどうなんでしょか。
アラビア数字がほとんどなような気がするんですけど。
(漢数字とか、ローマ数字みたいなものはありますけど、実用的じゃないですね)

もっともインターネットじゃ、その他の数字が存在したとしても、表示できないですね。(^^;



good by

佐藤和美 (99/02/18 08:39)

 「good bye」は「good by」とも書きますね。
 言葉遊びとしてなら
「あなたのそば(by)によいこと(good)がありますように」
でも、それこそ
「カラスのかってでしょ」(ちょっと古いかな?)



茶色

佐藤和美 (99/02/18 08:38)

 私にゃぜんぜんわかりません。
 以前、陳舜臣の「茶事遍路」とかいう本も読んだのですが、もう全然覚えてません。
お茶の歴史でも調べてみないと答えがでないかな?



書き込み多いですね

佐藤和美 (99/02/18 08:37)

 ちょっとの間にだいぶ書き込みがありましたね。
ということで……



茶色

ビーバ (99/02/17 18:54)

小笠原さん。
茶色という言葉がどこから来ているかということですが、
茶色は「茶染め」の色からではないでしょうか。
藍と同じく、茶も染料として広く使われていたと思います。



ダッチワイフ

Kabu (99/02/17 17:55)

「ダッチワイフ」の語源・・・というか、何故このように呼ばれるようになったか教えて頂けないでしょうか?
英語で相当するのは love doll かと思います。
昔「トルコ風呂」という呼び名が問題になったことがありますよね?現在は殆ど使われてないように思います。「ダッチワイフ」も別の呼び名に変えないと、オランダ人は不愉快極まりないのではないでしょうか?



いろいろな国の数字

山田 秋子 (99/02/17 13:39)

日本の国以外はどんな数字が使われているのか知りたい゜



茶色

UEJ (99/02/16 23:35)

UEJです。
>小笠原さんへ
「茶色」は中国語でも「茶色」と言います。
中国では緑茶よりも烏龍茶などの半発酵茶がメジャーなので茶色=brownと言うのは肯けますね。 この言葉がそのまま輸入されたのでは無いでしょうか?
あるいは日本の緑茶も保存が今ほど良くなかった時代にはもっと茶色に近かったのかもしれません。
英語のbrownの語源ははっきりはしていないようですが、websterによると「カエル」に由来するのだとか。
偶然ですがカエルも緑にも茶色にもなり得ますね ^_^;



Good-bye

あきもと (99/02/15 20:42)

みなさん、こんにちは。
「Good-bye」を辞書で引くと、
もともとは「God be with ye」(神様がおそばにいらっしゃいますように)
の短縮形とあります。

そこで、このことを拡大解釈して、(しかもわかりやすいように)
「あなたのそば(by)によいこと(good)がありますように」
という意味に考えるのは無理があるでしょうか?

実際にはこんな使われ方はしないと思いますが、言葉の遊びとして
許される範囲の意訳かどうか、ご意見をいただければうれしいです。



茶色は、緑色?チョコレート色?

小笠原 茂宏 (99/02/15 16:23)

初めまして、こんな質問を伝言板に書いて良い物やら・・・?
と思いつつも、わらにもすがる思いで投稿いたします。
何かしらのポインタでもよいので、助言等していただければ幸いです。

さて、質問というのは他ならない、日本語でよく使われる
色についてなのです。
知り合いのアメリカ人に問いかけられました
「日本人の飲んでいるお茶は(Green)緑色なのに
 何故、日本人はBrownもしくはChocolateの色を
 茶色と言うのか? 不自然ではないか?
 日本人はおかしいとは思わないのか?」と・・・。 (^^;;
今まで考えたこともない事でしたので面食らってしまいました
確かに、日本語の色を現す言葉には「藍色」や「山吹色」の様に
物自体色をそのままの表現として使用していることがよくあります。

「赤」や「青」自体は、物理的な実体を持っていないのですが
「藍」や「山吹」の様に実体を持っている物の仲間として
「茶」という物が存在する。 という前提を持てば
前述のように、何故に「緑色」の物がBrownもしくはChocolate色
を表現するのかという、ジレンマに陥ってしまいます。

もしかしたら、私のイニシャルアプローチに問題があるのかも
しれませんが、これらに関しての知識のある方がいらっしゃいましたら
よろしくお願いします。

日本人として他国の方に、語源をストレートに説明できないことに
焦ってしまいました。 皆さん、そんな経験は有りませんか?



mobile、profile

佐藤和美 (99/02/15 13:27)

ビーバさん、はじめまして。

ご指摘ありがとうございます。

mobileですが、私のまちがいですね。訂正します。(^^;
イギリス英語がモバイル(より発音に近い表記はモウバイル)
アメリカ英語がモビル(より発音に近い表記はモウビル)

profileですが、
新しい英和辞典ではイギリス英語でもプロファイルですが、、
てもとにある古い英和辞典である
「新クラウン英和辞典」(改定版発行1964年12月10日、改定56版発行1969年9月10日)
では、
イギリス英語の発音がプロフィールになっています。
この辞典がまちがってないのなら、
30年の間にイギリス英語の発音が(アメリカ英語に押されて?)かわったということになりますね。



はじめまして

ビーバ (99/02/12 19:55)

 はじめまして。ビーバです。
 ことばに興味があって、いろいろ調べたりしています。
 ちょっと気づいたことがあるので、書かせていただきます。

 ずいぶん前のことですが、イギリス英語とアメリカ英語の読みの違いとして、
mobile と profile が挙げられていました。

 そのとき、mobile の読み方として、
  イギリス英語:モビル
  アメリカ英語:モバイル
という説明がありましたが、正しくは
  イギリス英語:モバイル /moubail/
  アメリカ英語:モービル /moubl/
だと思います。ちなみに、フランス語では mobile モビル /mobil/ です。
 また、profile はイギリス英語でもアメリカ英語でも、プロファイル /profail/
と読みます。プロフィールは、フランス語の profil プロフィル /profil/ を借りた
ものでしょうか(広辞苑では英語扱いだが)。



語源は地名

佐藤和美 (99/02/12 12:41)

 調べたら語源は地名だったという話です。

「カボチャ」  「カンボジア」が語源。
「ジャガいも」 「ジャガタラいも」の省略形。「ジャガタラ」は「ジャカルタ」のこと。
「カステラ」  「カスティリア」(スペインの一地方)が語源。
「安山岩」   「アンデス山脈の岩」の意味。
「羅宇(らお)」(キセルの中間の竹の部分)「ラオス」が語源だそうです。





佐藤和美 (99/02/10 08:36)

 音読みは誰でも読めるのに、訓読みはちょっと読めないという字はいろいろあります。

 「因」の音読みは「イン」というのは、ほとんどの人が読めるでしょう.
でも、訓読みの
「因む」
「因り」
あなたは読めますか?
(答えはそのうち)



ソドム

佐藤和美 (99/02/07 15:41)

 きのうにつづき「ビッグコミックオリジナル」の話です。

「黄昏流星群」は「ソドムの星」という章になりました。

「旧約聖書」のソドムとゴモラといえば、悪徳・背徳のため神に滅ぼされた町です。ではどのようなことが行われていたのか。

英和辞典で「sodomy」をひくと、「男色」とでています。

「黄昏流星群」は今度は「sodomy」の話ですか。



レラ・チセ

佐藤和美 (99/02/06 16:28)

 発売中の「ビッグコミックオリジナル」の「こだわりの店」に「レラ・チセ」が紹介されています。
「レラ・チセ」は「世界で初めての、アイヌ料理専門店」だそうです。

「レラ・チセ」のアイヌ語の意味は
「レラ」rera 風
「チセ」cise 家
で、「風の家」です。

「レラ・チセ」の詳しいことは、りんりんさんの以下のHPでどうぞ。
http://www3.famille.ne.jp/~linlin/reratise.html



「歌」と「唄」

佐藤和美 (99/02/06 16:18)

 「歌」と「唄」の違いですが、「大辞源」で確認されているとのことですが、どういうことが書いてあるのか分かりませんので、一般的に。

こういうことには漢和辞典が向いてるでしょう。
「歌」は一般的な私たちの思っている「ウタ」のようですね。
「唄」は「仏の功徳をたたえる「ウタ」」がもともとの意味のようですね。



唄と歌の語源の違い

まこ (99/02/04 22:39)

歌と唄の語源の違いについて詳しく教えて下さい。
角川書店からでている大辞源ではチェックしました。
それ以外でお願いします。



英語の発音とそのカナ表記

佐藤和美 (99/02/04 08:30)

 「ヨーロッパの言葉」に「英語の発音とそのカナ表記」を追加しました。

 今までの伝言板をまとめたものです。
 伝言板をまとめた、その第3段です。
 これからも伝言板をテーマ別にまとめていきたいと思います。



有り難うございました

斎藤 (99/02/02 09:39)

佐藤さん、UEJさん有り難うございました。
さっそく、その外国人に教えてあげたいと思います。
ただ、英語でどのように伝えたら良いのかが次の課題ですが・・・



「霞ヶ関」の「ヶ」

佐藤和美 (99/02/02 08:26)

 岩波国語辞典には次のように書いてあります。

箇 カ・コ
1.物事を一つ一つさし示すのに用いる。「箇条・箇所」
2.物を数えるとき、数詞につける語。「つ」に当たる。「十二箇月」
・「个」は同字、「ヶ」と書くのは「个」の代用。

また、岩波漢語辞典には次のように書いてあります。

个 カ・コ
ものを数える語。 箇・個。「一个」
もと、|部2画。
「箇」の竹かんむりの一方をとった略字。漢代以後に用いられ、現在も中国ではこの字体を用いる。日本で「一ヶ」「3ヶ月」などと書く「ヶ」もこれに由来する。


身近の辞書で「箇」や「个」を調べてみると、他にもいろいろ出ているかも知れませんね。



(無題)

UEJ (99/02/02 00:23)

語源オタクのUEJです。
佐藤さん、こちらこそよろしくお願いします。
中国語で物を数えるときの単位は、日本語のように物によって変化するのですが、
日本語の「個」にあたるものに「个(ガ)」があります。
一ヶ二ヶなどのヶはこの「个」が誤って「ケ」と書かれたものである、という説を
どこかで読んだことがあります。他にも説があったような気がしますが忘れました。
「霞ヶ関」と関係がある"かも"しれません(いいかげん(^^ゞ)。



有り難うございました。

岩崎 (99/02/01 13:44)

岩崎です。
UEJさん、佐藤さん、どうも有り難うございました。
お陰様で疑問がやっと氷解しました。
この様な伝言板に出会えてとても嬉しく思います。
今後とも何卒宜しく御願い致します。
UEJさん:実はこの伝言板を訪問させて戴きましたのは
貴ホ−ムペ−ジのリンクからでした。フリ−マ−ケットのフリ−は
私は自由だと思っていましたので一つ賢くなりました。



霞ヶ関のケは漢字???

斎藤 (99/02/01 13:00)

最近、外国人に霞ヶ関のケは漢字なのか、カタカナなのか質問され、
まわりにいた日本人は誰も正確に答えられませんでした。
どなたか教えて下さい。



UEJさんへ

佐藤和美 (99/02/01 12:34)

UEJさん、ようこそいらっしゃいました。
「Yahoo! Japan」の「ホーム:社会科学:言語学: 」ではお隣同士ですね。
これからもよろしくお願いします。



ため

佐藤和美 (99/02/01 12:03)

「Yahoo! Japan」で検索したら以下のへージが見つかりました。
参考になると思います。

「タメ」の意味
http://kuzan.f-edu.fukui-u.ac.jp/BBS/room_1/BBS_MSG_971222225053.html



ため=同目

UEJ (99/02/01 04:07)

はじめまして。時々寄らせていただいています。
ためは「ためを張る」との表現があるように
博打用語で「同目」のことだと聞いたことがあります。
そうだとすれば結構古い言葉ということになりますね。

私もコトバについてのエッセイをホームページに掲載しています。
(flea marketについてもちょっと書いてみました)
よろしかったらお立ち寄りください。

http://www.grad.math.uwaterloo.ca/~kueda/kotoba/



Copyright(C) 1999 Satou Kazumi

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