言葉の世界・伝言板 2002年2月



「がんばって」の意味とは?

フィー (2002/02/28 18:52)

はじめましてフィーと言います。
よくスポーツ選手などに「がんばってください」って言う人がいますよね。
がんばって・がんばるってどういう意味なんでしょうか?
よく使う言葉でも意味が分りません・・・誰か教えてください。



「かさをしぼめる」?

狐の悠 (2002/02/28 11:00)

お久しぶりでございます。今日はちょいと質問を。

「かさをしぼめる」という書きこみをとある掲示板で見かけました。
私ならば「傘を窄める」或いは「傘を畳む」と言うところですし、「しぼめる」は初めて見ました。

「しぼめる」という語は、辞書によって見出しとしていたりいなかったりと、まちまちのようです。
当の人物は関西在住なのですが、他の関西の方も「自分では使わないが聞き覚えはある」そうです。

そこで質問。「しぼめる」という表現には地方性があるのでしょうか。
また、「窄める(すぼめる)」からの転化なのか「萎む(しぼむ)」からの転化なのか、どちらでしょうか。

#実は以前、同じように「いがむ」という表現に遭遇しました。
#これに関しては、関西では「歪む(ゆがむ)」とするより比較的多いことを確認済みです。
#こちらの場合は、明らかに「歪む(ゆがむ)」からの転化と思えるんですけどね。



浅学非才PERT−2

坪内達雄 (2002/02/26 23:06)

佐藤和美さん、松茸さんありがとう。倭の字を矮と誤った事が、歴史的な事実にもあったことだったとか、倭国の名が古来「悪名」とされていたなど、次々に明らかになって驚いています。ことのついでに識者にお伺いしますが、古代日本では「ち」という言葉(音節?)を重要な物の名に使ったと訊いたことがあります。「ち(血)」「ちち(乳)」「いのち(命)」「みち(道)」「つち(土)」などです。博覧強記、博識諸兄姉の御教示よろしくお願いいたします。



Re: 倭

松茸 (2002/02/26 21:54)

・周知ですが、『旧唐書』東夷伝の倭国日本国条に;
| 或曰、倭国自悪其名不雅、改為日本。
http://www.ceres.dti.ne.jp/~alex-x/kanseki/kto-toui.html#wakok
という記述があります。

・「ワイ貊」の「ワイ」はJIS第2水準までに含まれていないので出しにくいと思います。
 いちおう現行のUnicodeには収録されていますので、HTMLで"濊"と実体参照すると、(私の環境では)「濊」と表示できますが……。

・古田武彦氏はすでに〈トンデモ〉と確定していますので、援用には注意が要ります。念のため。(^^;



倭について

佐藤和美 (2002/02/26 11:32)

主として日本語の語源に関する議論
http://sunak2.cs.shinshu-u.ac.jp/~nakano/misc/scilang.html

倭について
http://sunak2.cs.shinshu-u.ac.jp/~nakano/misc/lang33.html



浅学非才を恥ず

坪内達雄 (2002/02/26 07:57)

人民革命軍司令官殿
誠に貴殿の申しじょう、ごもっともでござります。小生は「倭」と「矮」を誤認いたしておりました。浅学非才、無知蒙昧、隔靴掻痒、天変地異、何の事か混乱してまいりましたが、どうか御宥恕を賜りますように、伏してお願い申し上げます。ところで、こんなことはきっと皆さん知ってらっしゃると思いますが、このサイトに載せようと思う漢字はWARDでは変換候補にないことがあります。そこで、小生は別の電子辞書からコピーして来ることに気づきました。矮もコピーです。それでも朝鮮半島の古代民族名「ワイ貊(わいばく)」のワイがコピーできません。ウラ技があったら教えてください。
ついでながら、佐藤和美様 「大の月、小の月」は「星と暦」の冒頭部分に述べられていましたので、判りました。この件でお手を煩わすには及びません。





人民革命軍 (2002/02/26 00:21)

>>坪内達雄さま

>御周知の如く「奴」は「魏志倭人伝」によれば、古代日本の
>一邑に対する別称名称です。「倭」も良い字ではありません。

 『設文解字』では、「倭」は、「女の舞う姿が低くしなやかなさま」の意味としているようですが、なぜ良い字ではないのでしょうか。
 また、一説には「倭」は、辞書の一番最初にでてくる文字だから、「倭人」と記載されたとも言われているようですが。
 どのような根拠なのでしょうか。



「大の月」「小の月」

坪内達雄 (2002/02/25 17:04)

佐藤和美様『暦と星』は誠に楽しい読み物であり、良い資料でした。ことのついでに「大の月」「小の月」に関することを教えてください。『暦と星』の文中には、オクタヴィアヌスが2月から1日奪って8月を「大の月」にしたなどがか。かれていましたね



Re:曜日の呼び方

佐藤和美 (2002/02/25 12:28)

私が以前書いたものですけど

暦と星



Re:kiss

未菜実 (2002/02/25 06:07)

ここなんかどうでしょう。
http://www.geocities.com/etymonline/k1etym.htm



教えて下さい

きゅり (2002/02/24 22:33)

初めましてっ。
突然ですみません。

kissという言葉の語源を調べています。
卒論でkissについていろいろ調べているのですが、語源がなかなかわからなくて。

教えて下さい。



RE*3:曜日の呼び方

未菜実 (2002/02/24 00:16)

この伝言版の98.8月の「五星と五曜」に少し触れられています。



RE:曜日の呼び方

げる (2002/02/23 22:28)

未菜実さん、ありがとうございます、参考になりました。
今一わからないのが名前の語源(たとえば火星は"火"の字を使う)です。
ちなみに、星の呼び方は中国のほうも同じなようですね。
アジア圏での呼び名はヨーロッパ圏の神話の神々の名前とは当然違うのですが、
語源はやっぱり中国なのですかね?



RE:曜日の呼び方

未菜実 (2002/02/23 19:03)

曜日に天体の名を使い出したのは、B.C.2世紀頃のバビロニア人、
又はギリシャ人だと言われています。
下のページに少しまとめていますので参考にしてください。
http://www.geocities.co.jp/Bookend/4373/vol_074.htm



曜日の呼び方

げる (2002/02/23 17:25)

初めて書き込みします。
日本で曜日の呼び方は、"日月火水木金土" ですが、中国では違いますね。
この呼び方はいつ頃始まったのでしょうか?
また火星がなぜ "火" で水星が "水" なのはなぜなのでしょう?



アイヌの意味は

佐藤和美 (2002/02/23 10:45)

「アイヌ」は「人間」以外にもいくつか意味があります。

田村すず子『アイヌ語沙流方言辞典』(草風館)からです。

aynu アイヌ
1.人間(神や動物に対して)。aynu kotan アイヌ コタン 人間の集落、アイヌの村。aynu mosir アイヌ モシ。人間界(神の国に対する)。
2.男(menokoメノコ《女》に対して)。
3.アイヌ(民族名、sisamシサ《和人》などに対して)。aynu itak アイヌ イタ アイヌ語。aynu mosir アイヌ モシ アイヌの国/地(多く、北海道を指す)。aynu cip アイヌ チ(直訳すると)アイヌの舟=丸木舟。
4.(kor コ《…の》のあとに置かれて)おとうさん、おとうちゃん。e=kor aynu uymam wa/uymam-repunka エコ アイヌ ウイマ ワ/ウイマレプンカ あなたのとうさんは交易に行って/交易をしに海を越えて行った。a=kor totto/henoo uwao/pepa=kor aynu/wakka i=kure アコッ トット/ヘノオ ウワオ/ペパコ アイヌ ワッカ イクレ おかあちゃん、おとうちゃん、水をください。

この三番目の意味で民族名にもなります。



当て字は危険を孕む

坪内達雄 (2002/02/23 09:13)

カーブルの件ありがとうございました。アイヌ民族の件に関わることで、通り過ぎることの出来ないことに「民族差別(蔑視)」の問題があることを御認識下さい。たとえば彼らは法律上では「旧土人保護法」と言う法の当事者でした。もちろん今は「ウタリ(仲間、同志の意)新法・・」と改定されています。それでも改定から10年経ったでしょうか。私達北海道育ちは「同和問題」が判りません。「破戒」や「橋のない川」全巻を読んでも、頭では判るのですが、なじまないのです。ところがアイヌ民族への差別については、身近に見聞しているので判ります。彼らの身体的特徴で見分けもつき易く、たまたま風貌が似ている人に「君はアイヌにそっくりだ」と言えば、言われた人は決して褒められたとは思いません。しかし、私は彼らの風貌に畏敬の念を抱きます。彫りの深い色白のそれは、肌の色を変えればネイティブアメリカン(かつてはインディアンと呼ばれていた先住民)に共通する凛々しい、まさに純血の先住民としての威風があります。それはともかく、アイヌの漢字の当て字として「愛奴」があるのを始めて知りました。でも、これは悪い当て字です。言語文化として言葉と表意文字の二つがある私達は、言語によって齎される「差別表現」に関して「言葉」「文字」の両方に注意を払わなければならないと思います。御周知の如く「奴」は「魏志倭人伝」によれば、古代日本の一邑に対する別称名称です。「倭」も良い字ではありません。隣国の韓国、朝鮮は「ワイ(汚いの意ですが字がない)」を当てられていました。他にも「犬戎」「蒙古」などがあります。自らには「中華」という「華(佳)字」をあてています。私も文字のパロディは好きです。自信作に「醜欺院」「惨戯院」「垢凄省」「脳衰省」などがあります。このような風刺的のものはいいと思いますが、実際言葉による差別に苦しんでいる人達に、さらに文字による差別的表現はしてはならないし、現在既にあるものは排除するべきではないでしょうか。もちろん差別の根絶は文字、言葉のように皮相的なもではなく、心の中が問題であることは言うまでもありません。



「ペシャワール」も

massangeana (2002/02/22 23:15)

実際には「ペシャーワル」であるようですね。
http://www.mekong-publishing.com/books/ISBN4-8396-0030-9.htm



Re: カブールはカーブル?

massangeana (2002/02/22 22:38)

パシュトー語の発音を聞いたことはないのですが, 少なくともつづりの上では
「カーブル」であるようです。アラビア語フォントがあればここあたりを見れば
 http://www.aljazeera.net/news/asia/2001/10/10-25-1.htm
 http://news.bbc.co.uk/hi/arabic/news/newsid_1654000/1654301.stm
タイトルから「カーブル」であるのがわかります。(もっともパシュトー語でも
同じつづりであればの話ですが...)
ついでにいうとカンダハルはカンダハール(映画の題はこうなっていた)ですし, そもそも国の
名前もアフガーニスターン, パーキスターン, イーラーンにならなければおかしいです。

英語の発音はどの程度原語を反映しているかわからないし, 母音の長短もはっきり
しません。Kabul については ka を強く発音するのと bul を強く発音する式の両方あるようで
すが, 少なくとも現在はおっしゃるとおり ka を強く発音する方がより一般的であるようです。

私はマスコミ関係者ではありませんが, マスコミは報道による名前の違いによる混乱を防ぐため
にしかるべきガイドラインにしたがっているのでしょう。日本での地名表記の基準にはたとえば
「新地名表記の手引」(教科書研究センター 1994)があり, 教科書だけでなく地図の表記などにも
大きな影響力を持っているようです。国名については「世界の国一覧表」(世界の動き社)があり
ます。「新地名表記の手引」を見ると原語にしたがったのやら, 英語みたいなのやら, 何だかよ
くわからないの(慣用に従った? でも慣用がどうして発生したのかが不明)やらごちゃごちゃです。

とくに長音に関しては省かれてしまうことが多いようですが(ウサーマ・ビン・ラーディンとか...),
「カブール」みたいに変なところに長音がつくのは困りますね。

なお, 「原語はカーブルだが英語のせいでカブールになった?」という説がここに見えますが,
 http://www.tbs.co.jp/news23/taji/s11119.html
やや疑わしいですね。



聞いたことないけど、バンスマーク

大ちゃん (2002/02/22 20:09)

遅レスですんまそん。

バンスマークってカキコの最後にキメるこれじゃないスか?
#○○○・・・


bunceの意味が残業代らしいから、カキコの残業ってことで・・・

http://home.eol.ca/~buzzcorr/DICTIONARY%20BLUE%20B%20-%20LINGO.htm
のBを見てください。

#それらしく聞こえる造語の仲間かもね



アイヌの当て字

佐藤和美 (2002/02/22 15:57)

アイヌの当て字で「愛奴」っていうのもあったようです。



with

佐藤和美 (2002/02/22 17:55)

「Merriam-Webster OnLine」からです。
http://www.m-w.com/

with
Etymology: Middle English, against, from, with, from Old English; akin to Old English wither against, Old High German widar against, back, Sanskrit intransitive verb apart



再び、アイヌの呼称

sohodo (2002/02/22 17:30)

>アイヌとは民族名ではなく、ずばり「人間」と言う意味だと教えられています。したがって「アイヌ人」と言う表現はおかしなことになります。

現代人の常識では和人も「人間」ですが、それは「アイヌ」とは呼ばないでしょうから
アイヌモシリ(アイヌの住む大地)のアイヌ(人間)→アイヌ民族、と≒で意訳した
積もりでした。生半可の受け売り知識だけで推測したので、ピント外れだったらごめんなさい。

「アイヌ」の漢字当て字は「蝦夷」でしたね。(大字典)(大言海)
これを見ると、やはりチェンバレンの影響が大きいのかな、と思ってしまいます。



アイヌの由来

坪内達雄 (2002/02/22 15:56)

北海道在住者としてお答えします。アイヌとは民族名ではなく、ずばり「人間」と言う意味だと教えられています。したがって「アイヌ人」と言う表現はおかしなことになります。おそらく民族の有史以来の言葉でしょう。なお、人間(にんげん)は元は(じんかん)であったらしい。日本人は、古代から「ひと」と言っていたのでしょうか?



カブールはカーブル?

坪内達雄 (2002/02/22 15:46)

現地報道の際に現地の人達の言っているのでは「カーブル」って聞こえます。NGOの人達、たとえば中村哲医師もカーブルって言ってるように聞こえます。でも、英語標記発音記号によればKabul
(カーブル)のようですが、日本のマスコミはかたくなにカブールと表現しています。人名、地名の
相互主義とやらで、アフガンの人がトキョとか言ってるから、お返し、と言うんじゃないでしょうね?マスコミの方教えてください。



Re:ラ・プロミッセ

UEJ (2002/02/22 15:20)

中森明菜が歌っていた「ミ・アモーレ」というヒット曲がありました。
「meu amore」と綴るらしい。
ラテン語の講師の方にメールでご教示願ったりしたのですが、
ラテン語でもイタリア語でもスペイン語でもポルトガル語でもない、
結局、作詞者あるいは関係者が勝手に作り上げた単語ではないか、というメールを頂いたことがありました。

「ラ・プロミッセ」もそんな"それらしく"聞こえる造語の仲間かもしれませんね。



Re:ラ・プロミッセ

佐藤和美 (2002/02/22 12:04)

「ラ・プロミッセ」っていうのは邦題についてますよね。で、フランス映画なんだから、フランス語のつもりで(日本の映画関係者が)「ラ・プロミッセ」って、つけたんじゃないでしょうか。フランス語の「promesse」は「プロミッセ」って読まないようだけど、なにかの間違いかな?



WITHの語源の件なんですが....

クマック (2002/02/22 00:05)

突然おじゃましました。大辞林いってきました。
英語の”WITH”の語源ってどうなんでしょうね。
なんかラテン語とかでも全然違う感じのようなんです...
お応えして頂けますか...お願い致します。



Re: 上海バンスキング

massangeana (2002/02/21 23:33)

「上海バンスキング」の「バンス」は「advance (前金)」の略だったと覚えています。
Jim Breen さんの辞書(↓)で「バンス」を引くとこの意味がでてきます。

http://www.csse.monash.edu.au/~jwb/wwwjdic.html



Re:Re:「アイヌ」の呼称

sohodo (2002/02/21 23:22)

ありがとうございました。 勉強させていただきました。
ここの「言葉の世界」でザッと拾い読みしただけの知識で思うのですが、
自称「アイヌモシリ」≒「アイヌ民族」が「アイヌ」とされたのでしょうかね。
でも、地名には殆んど漢字の当て字があるけれど、「アイヌ」には当て字があるのかしら。。



こんなバンスも

Kohen (2002/02/21 20:11)

たまたま通りかかったものです。

アメリカのスラングでBUNCEいうことがあり、意味はマネーです。
上海バンスキングはこの意味だったのでしょうか?(私は知らない)
#との関係はなさそう?



Re:「アイヌ」の呼称

佐藤和美 (2002/02/21 13:13)

sohodoさん
>アイヌ民族を「アイヌ」と呼称したのは、誰が、どんな経緯で、何時頃からなのですか。

「アイヌ」はアイヌ民族の自称です。「アイヌ」と呼ぶのは、まあ、当然の成り行きでしょう。
和人は江戸時代には「アイヌ」を「蝦夷」と呼んでいました。「アイヌ」と言うようになったのは明治になってからでしょう。チェンバレンなどの外国人の影響だったのかもしれません。
ちなみに「Ainu」は一般的な英和辞典にも出てます。

「北京」がなぜ「ペキン」なのか。考えるとふしぎですね。
「ペキン」というのは、日本語の音読みでも中国語(普通話)でもないのですから。
これも英語の影響があったのではないでしょうか。



「やんごとない」

ろんりーかんがるー。 (2002/02/21 12:05)

「已む(止む)事ない(やむことない)」で,
「已む(止む)」は,「それまで続いていた勢いが終わりになる」の意味でしょうか。
そして,この場合は「『その一族の繁栄が終わりになることのない』筋の少女」
というところから「『非常に身分の高い』筋の少女」を表すようになるということでいかがでしょうか。



やんことない

ムラサキ (2002/02/21 11:00)

「やんことない筋の小女」というのはどういう意味ですか?
「やんことない」の語源について知りたいです。
宜しくお願いします。



Re: おはよう

UEJ (2002/02/21 04:43)

イェスパーさん、
 おはよう←お早くございます。
 こんにちは←今日は(ご機嫌いかがですか | お寒いですね | etc.)。
 こんばんは←今晩は(ご機嫌いかがですか | お寒いですね | etc.)。
のそれぞれ略だからです。



Re: #の名称

UEJ (2002/02/21 04:39)

いろいろな呼び名があるようですね。
http://pages.zoom.co.uk/leveridge/dictionary.html#O

他の記号の呼び名もこちらに。
http://www.eeng.brad.ac.uk/help/.faq/.unix/.pronun.html

Unicodeでは「number sign」と呼んでいます。
バンスマーク、未だに謎です…
# 「盤子マーク」とかだったりして (^_^;)



#の名称

けんけん (2002/02/20 23:22)

ちなみにイギリスでは#は'hash(mark)'。辞書によればアメリカでも使うようです。
またアメリカンフットボールのフィールドに引く線の一種もhash markというようなのですが、
この別名がinbounds line(インバウンズ・ライン)。バンス・ラインと関係が有るの
でしょうか……



皆目検討つかず・・・

イェスパー (2002/02/20 22:20)

韓国人の友人に「日本語のあいさつは、おはよう・こんにちは。こんばんは
とあるけれど何故おはようにだけございますが付いて他のにはございますが
絶対に付かないのか?」と聞かれてしまい困りました。どなたか知っている方
がいらっしゃったらメール等で教えて頂けると有難いです。



Re: #の名称

massangeana (2002/02/20 15:44)

>バンスマーク
聞いたことありません。
コンピュータ関係だと crosshatch ということが多いと思います(正式名称は number sign)が,
米国に住んでいたときのボイスメールの説明では「# = pound, * = star」でした。
英国だと「pound sign」は「£」なので混乱します。
本家 AT&T のサイトでは「# = pound sign, * = asterisk」と呼んでいました。
http://www.att.com/business_billing/fd_fraud6.html



#の名称

UEJ (2002/02/20 14:36)

UEJです。
プッシュホンの「#」キー、日本では「シャープ」と呼ぶことが多いですが、
英語では重さのポンドを表すのにこの記号を使ったことから「pound key」と呼びます。
ところがWeb上の複数のページに、このキーの正式名称は「バンスマーク」であると書かれています。
「バンスマーク」とは一体何ぞや、と考えられる綴りなどで検索をかけているのですが、
未だにつきとめられないでいます。ご存知の方いらっしゃれば教えて頂けないでしょうか?
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&q=%83o%83%93%83X%83%7D%81%5B%83N



好々爺について。

江戸紫 (2002/02/20 11:00)

あ。本当ですね。
てるぼーさん、ありがとうございました。
勉強になりました。同時に溜飲も下がりました。
感謝感謝です。



好々爺

てるぼ− (2002/02/20 09:22)

「爺」は基本的に男性のことでしょうね。
「婆心」という言葉を辞書でひくと、
「行き届いた親切心」とありますから、
お婆さんも優しいと思いますよ。



あ,佐藤先生も「伝説」に過ぎないかもしれないと・・・

ろんりーかんがるー。 (2002/02/20 00:35)

「ヨーロッパ」はアッカド語の「エレーブ」(沈む=日の沈むところ)からきたという説もあるみたいですね.
ついでに「アジア」もアッカド語の「アスー」(出る=日の出るところ)からきたという説もあるみたいなので,セットで考えると信憑性がありますでしょうか。
でも「エウロペ」の話の方をよく聞きますけどね。



「ヨーロッパ」の意味は・・・

ろんリーかんがるー。 (2002/02/20 00:10)

こちらの佐藤先生が

http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/europe/europe.htm

で教えて下さっています。



ヨーロッパの意味は?

海老 (2002/02/19 22:48)

ヨーロッパの意味を教えて!



好々爺

江戸紫 (2002/02/19 21:48)

「好々爺」という単語はありますが、「好々婆」という単語はないですよね。
爺の中に老人という意味があるんでしょうか?
或いは、婆は優しくないんでしょうか?
どなたかお教えいただけませんでしょうか?
よろしくお願い致します。



「・・・になる」「・・・となる」

ムラサキ (2002/02/19 18:57)

ずっと前から疑問に思っていたのですが、日本語の動詞「なる」を使う時、前の助詞を「に」と「と」どちらを使うのが正しいのですか?
基本的には「・・・になる」を使うのですが、「・・・となる」でもかまわないと思われます。
厄介な質問でどうもすみませんが、どなたか答えで下さいませんか?



ラ・プロミッセ

けんけん (2002/02/18 13:40)

Le Monde de Martyというフランス映画が先ごろ『約束 ラ・プロミッセ』という
邦題で公開されました。この「ラ・プロミッセ」って何語なんでしょうか?
「約束」はフランス語ではプロメッスpromesse、イタリア語ではプロメッサpromessa
のようですから、どちらでもないですよね?



Re:田原町と稲荷町

佐藤和美 (2002/02/18 12:42)

ろんりーかんがるー。さん
>「たわらまち」と「いなりちょう」でしたっけ。

正解です。(^^)



紀勢町

佐藤和美 (2002/02/18 12:19)

三重県の町です。

「紀」伊+伊「勢」→紀勢町

合成地名でもあり、去年書き込んだことのある旧国名の国境地名でもありますね。



リンク集を二つほど

佐藤和美 (2002/02/18 12:16)

リンク集を二つほど紹介します。

Internet Resources
http://www.kotoba.ne.jp/

国内言語学関連研究機関WWWページリスト
http://www.sal.tohoku.ac.jp/~gothit/kanren-app.html



「アイヌ」の呼称

sohodo (2002/02/17 23:49)

アイヌ民族を「アイヌ」と呼称したのは、誰が、どんな経緯で、何時頃からなのですか。



言葉のホームページ。

ろんりーかんがるー。 (2002/02/17 23:15)

もともと,インターネットそのものが巨大なデータベースですから,どうやってと言うならば,知りたい情報について地道に検索して,ということなのではないでしょうか。
そのうちに「〜語ならここ」とか「〜弁ならここ」とか「〜についてはここ」とかっていう風に,「お気に入り(ブックマーク)」が充実してそれを整理して・・・って感じでしょうか。皆さんそうなのかどうかはわかりませんけれども。
でも結局,「これが知りたい」って時に,「お気に入り」では足りずイチから検索ってことが多いのが実際のところです(私は)。
方言なら

 http://www.slt.atr.co.jp/~yamamoto/dialect/

から出発することが多いです。



ありがとうございます

リュウ (2002/02/17 22:58)

>massamgeanaさん
遅くなってすみません、本当にありがとうございました!
ところで、massangeanaさんに限らず、みなさん言葉のいろいろなホームページをご存知ですが、どこでそういうホームページを見つけるのですか?出来れば教えて頂きたいのですが。



北海道の川。

ろんりーかんがるー。 (2002/02/17 22:52)

北海道の川といえば「ヤリキレナイ川」なんてのも面白い名前ですね。

そういえば「ナイ=川」なのだから,「〜ナイ川」というのは同語反復ですね。
「リオ=グランデ川」というのも訳したら「大川川」ってところでしょうか。



ありがとうございました。

浩二 (2002/02/17 22:29)

>ろんりーかんがるー様
返信ありがとうございました。
ネットサーフィンして色々調べたのですが、わかりませんでした。
ますます、北海道が好きになりそうです。



「まち」と「ちょう」

佐藤和美 (2002/02/17 18:53)

東京の地下鉄の銀座線は渋谷・浅草間を走ってますけど、
浅草のとなりが「田原町」、その次が「稲荷町」です。
で、「田原町」と「稲荷町」の読み方なんですが、
これが読めなけりゃ、東京の人間じゃない、なんて話をどこかで聞いた記憶があります。(江戸っ子じゃないだったかな?)

さて、なんと読むと思いますか?



ありがとうございました。

哲也 (2002/02/17 02:32)

>ムラサキ様 >佐藤和美様 >ろんりーかんがるー。様
なるほど、断然トップで「だんトツ」だったのですね。本当にありがとうございました。



ラウネナイ川

ろんりーかんがるー。 (2002/02/17 01:43)

ラウネ=深い。ナイ=川。
同名の川はたくさんありますが,必ずしも水深のあるものばかりではないようです。いずれも川の両岸は高い土地なので,高い位置にある川岸から見て低いところを流れている川を「ラウネナイ」と名付けたのではないかと考えられているようです。



教えて下さい。

浩二 (2002/02/17 00:01)

北海道に転勤してきました。近くにラウネナイ川があります。
そのラウネナイと言う言葉の語源が知りたくて調べています。
アイヌ語だと思うのですが。
わかる方は、教えていただけないでしょうか。



Re:「ダントツ」のつよさ!

佐藤和美 (2002/02/16 12:24)

哲也さん
>よくテレビや、ウェブページで見かける「だんとつ」という言葉。
>大辞林などで調べても、なぜか載っていません。
>なぜ、辞典に載っていないのでしょうか?

『大辞林』では「だんトツ」で立項されてます。
「だんとつ」で検索しても出てこないですね。



「断トツ」

ろんりーかんがるー。 (2002/02/16 11:45)

「断トツ」を俗語でなく言い表そうと思ったら「ずば抜けて」か,「抜群(群を抜いて)」ぐらいでしょうか。
新明解には「だんトツ(断トツ)」が載っていました。



地名と駅名

佐藤和美 (2002/02/16 10:24)

UEJさん
>町の名前は湯布院町、駅の名前は由布院駅だったと思います。

ちょっとローカルネタですけど、
東京足立区の竹の塚(たけのつか)は駅名(東武)は竹ノ塚ですね。
東京葛飾区の青戸(あおと)は駅名(京成)は青砥ですね。



Re:「ダントツ」

ムラサキ (2002/02/16 07:56)

「断トツ」「断トツトップ」
【断トツ(だんとつ)】、【top(トップ)】

TV 番組、F1 の解説からサンプリングされたと言われています。
「断トツ」は「断然トップ」の略だから、同じ言葉が重複して使ったりします。
でも、「断突」みたいな感じで、日本語由来の言葉っぽく聞こえるんですね。



「ダントツ」のつよさ!

哲也 (2002/02/16 07:17)

よくテレビや、ウェブページで見かける「だんとつ」という言葉。大辞林などで調べても、なぜか載っていません。なぜ、辞典に載っていないのでしょうか?由来などとともに教えてください。よろしくお願いいたします。



「まち」と「ちょう」,「むら」と「そん」

ろんりーかんがるー。 (2002/02/15 12:00)

西日本では音読み,東日本では訓読みが多いのですね。
どちらにも住んだ経験がありながら,まったく気づきませんでした。

 http://www.tt.rim.or.jp/~ishato/tiri/data/matimura.htm



合成地名

ろんリーかんがるー。 (2002/02/15 11:47)

長野県の「豊科(とよしな)町」という町名は、合併前の,鳥羽村の「と」、吉野村の「よ」、新田村の「し」、成合村の「な」を並べて、漢字を当てたものだそうです。



合成地名

かん (2002/02/15 00:12)

始めて書き込ませて頂きます

「国立」=「国」分寺と「立」川の間



Re: 合成地名

UEJ (2002/02/14 23:01)

私も追加:
「中野」区=「中」野町+「野」方町
「湯布院」=「湯」平+由「布院」
町の名前は湯布院町、駅の名前は由布院駅だったと思います。



合成地名

佐藤和美 (2002/02/14 12:20)

以前、合成地名について書いたことがありました。
「合成地名」佐藤和美 (1998/06/02 20:00)

これに一つ追加。

昭島
「昭」和+拝「島」→昭島



RE「オー」と「オウ」

arayebis (2002/02/13 22:36)

オウは現代RPではShwa+Uなので,日本語にするとウウに近い発音だと思います.
あえて表記すればNOはヌウ,HOPEはフウプでしょうか.

オウの発音は英国では1960年代に絶滅したそうです.

一方,王室の方々は「エウ」と発音します.NOはネウ,HOPEはヘウプ.
(なにしろHouseをハイスと発音遊ばされる方々ですから)
女王陛下には最高敬語なのでしょうか?遊ばされる?遊ばす?
日本では天皇,皇后,准后,直宮は最高敬語ですよね.


なんの話だっけ?



「オー」と「オウ」

佐藤和美 (2002/02/12 12:03)

「O」は仮名書きすると一般的に「オー」ですが、発音記号を見ると「オウ」ですよね。

岩波文庫で『コウルリッジ詩集』というのを見かけたので、googleで早速検索をしてみました。

コウルリッジ 約176件
コールリッジ 約799件

「コールリッジ」のほうが圧倒的に優勢かと思ったんですがそうでもないんですね。

もう一つ、

オセロー 約1470件
オセロウ 約144件

こっちは「オセロー」圧倒的に優勢ですね。



毎日新聞の書評

たき (2002/02/11 00:18)

佐藤さん、

早速のお返事、ありがとうございました。毎日新聞の書評のことは他の方がメールで知らせてくれましたが、内容は知りません。好意的な書評だといいのですが。(偉い大先生を何人も歯に衣着せず叩いたので黙殺されることを一番恐れていました)

それにしても、この掲示板に戻ってきた日に丁度書評が出るというタイミングに驚いています。佐藤さんの忌憚のないコメントや御批判を楽しみにしております。



日本語に主語はいらない

佐藤和美 (2002/02/10 18:19)

今日の毎日新聞の書評に『日本語に主語はいらない』がありました。
面白そうな本ですね。
読んでみたいと思います。



モペツ

佐藤和美 (2002/02/10 18:18)

「モペッ」は紋別、門別などの語源ですね。
意味はアイヌ語で「モmo」(静かな)+「ペッpet」(川)です。



佐藤さん、御無沙汰しました。

たき (2002/02/09 23:57)

佐藤さん、皆様

大変長い間、ご無沙汰しました。モントリオールのたきです。コンピュータの故障でこのサイトを見失って以来、慌ただしく過ごしていましたがやっと戻ってきました。また、お仲間に入れて下さい。これから久々に2000年12月以来の過去ログを読破するつもりです。

ところで、この間に一冊本を書き下ろし、嬉しいことに刊行されました。「日本語に主語はいらない」という本です。宜しかったら下の新刊案内を御覧下さい。

http://www.bookclub.kodansha.co.jp/Scripts/bookclub/intro/intro.idc?id=29038

少し時間が出来ましたので、またこの掲示板に参加させて戴きたいと思います。どうぞよろしく。



おしえてください

気になってしょうがない少年 (2002/02/09 22:57)

アイヌ語でモペッってなんですか?



聖書の暗号

佐藤和美 (2002/02/09 18:06)

新潮文庫の新刊です。
ドロニズン『聖書の暗号』

「ヘブライ語30万4805字に人類の来し方行く末が暗号として封印されている」んだそうです。
この本によれば、
聖書から1945文字ごとにひろいだすと、「ヒロシマ」という言葉が出てくる。これは1945年のヒロシマへの原爆投下を予言している。

聖書の暗号って、ヘブライ語の文章を解読すると、英語が出てくるんですね。

『新・トンデモ超常現象56の真相』(太田出版)からです。
「何を思ったのか、ドロニズンの著書『聖書の暗号』そのものを、暗号探し用ソフトにかけてみた研究者まで出てきた。すると、驚愕すべきメッセージが浮かび上がったのである。
「暗号はイカサマ、お馬鹿なデッチアゲ(The code is silly snake-oil hoax)」。
『聖書の暗号』の暗号は、まさに身も蓋もないメッセージであった。」

新潮社って、『新・トンデモ超常現象56の真相』のこの文章知ってるんですかね? まあ、当然知ってるでしょうねぇ。



「生せさるへきこと」

てるぼー (2002/02/09 12:26)

ここは「法律の世界」ではなく「言葉の世界」なので、その世界を
なるべく逸脱しない範囲でコメントしたいと思います。
まず、「生せざる」ですが、「生ず」の変化なので、濁音を表記するなら
「生ぜざる」です。これ単独では「発生しない」という意味です。
(すでにお分かりとは思いますが)つぎに、「生せさるへきこと」ですが、
これも濁音を表記するなら、「生ぜざるべきこと」となります。
「べき」という言葉が入っています。この言葉は「恐るべき」だとか、
「馬鹿なことはやめるべきだ」といった風に現代語でも使われますが、
「べし」という助動詞の活用形です。「べし」の基本的な
意味は、ちょっと難しく言うと「主観的確定」ということです。
ようするに、「きっと・・・はずだ」「こうならなければ、
おかしい」と話し手が強く確信している場合に使われます。
以上を総合すると、「生ぜるべきこと」は「発生するはずがない
ということ」「発生するわけがないということ」となります。
単純に「発生しないということ」ではなく「発生するわけがない
ということ」である、すなわち、話し手の強い確信が現れている
というのが、「生ぜざること」と「生ぜざるべきこと」の違いだ
と思います。
卑近な例ですが、ギャンブルでコインの表が出たらAさんの勝ち、
裏が出たらBさんの勝ち、そして、Bさんが勝ったら賞金はCさんの
もの、という取り決めになっていたとします。でも、A、B、Cさんの
誰か一人が「このコインに細工がしてあって、必ず表しか出ない、
もしくは裏しか出ないはずだ」ということを事前に知って
いたにも関わらずこのギャンブルに参加したのだとしたら、賭けとして
成立しませんよね。ギャンブルを保険契約、コインの
表が出ることを事故の発生、A,Bさんを保険契約の当事者、Cさんを
被保険者と置き換えて考えてみてください。

以上

こんなので、説明になっていましたか。



Re3:「責ニ任セス」 「生セサル」

ムラサキ (2002/02/09 09:39)

本当にありがとうございました。
法律用語を勉強している最中ですが、最大の難問にぶつかっています。下記の文書の中で「生せさるへきこと」は「生せざる」とは少し違うのではないかと思われます。

保険契約の当時当事者の一方又は被保険者か事故の生せさるへきこと又は既に生したることを知れるときは其契約は無効とす

これを分かりやすく説明してくださる方はいらっしゃいませんか。
お願いします。



Re: インドネシア語&琉球方言

massangeana (2002/02/08 23:29)

>インドネシア語のL音とR音

実際の音をきいてみるのがいいと思います。
 http://www.seasite.niu.edu/indonesian/percakapan/indonesia7days/appendix_1.htm

>琉球方言の「形容詞」

 http://www.haisai.co.jp/keiyousikatsu.htm



インドネシア語&琉球方言

リュウ (2002/02/08 21:02)

いつも楽しく拝見させていただいてます、リュウといいます。
先日、インドネシア語のホームページに行った時、「インドネシア語にはL音とR音の違いがある」とあったのですが、インドネシア語にも英語のような「L」と「R」の音があるのでしょうか?それとも、日本語のラ行の音と、イタリア語などの”巻き舌”の音のような違いがあるのでしょうか?
長くなってしまうのですが、あともう一つ、琉球方言の「形容詞」の末尾には、なにか規則性はあるのでしょうか?本州などでは、「〜い」ですよね。
どなたかご存知の方、お答え宜しくお願いします。



フランス語のport(地名の世界地図)

佐藤和美 (2002/02/07 12:06)

P290
「ポートルイスPort Louis 一七一五年、フランス人、船長デュフレーヌ・ダルセルが、ポートPort「港」とルイ一四世のLouisにちなんで「ルイ王の港」と名づけた。」

フランス人だったらフランス語のはずだけど、「ポートPort」じゃ英語ですね。

P229
「ポルトープランスPort au Prince フランス語のポルトport「港」プランスprince「王子」で「王子の港」。」

じゃ「ポルトport」でいいのか?
(「ポルport」ですね。)



Re3:「責ニ任セス」 「生セサル」

てるぼ− (2002/02/06 10:53)

法律用語だから濁らない、というより、その法律が制定された
当時の日本語がそうだったというほうが適切かも
しれません。
「超訳六法全書」シリーズという、法律を現代日常語で
解説した本がありますので、そちらを参考になさっては
いかがでしょうか。検索エンジンで「超訳六法」と入力
すれば見つかるはずです。
なお、今回のご質問の件に関しては、
http://www.asahi-net.or.jp/~rn3t-mcd/minpou.htm
を見れば、解決すると思います。
もちろん、他の条文に関しても分からないことがある場合には
「此限在ラス」ですが(笑)。



Re2:「責ニ任セス」 「生セサル」

ムラサキ (2002/02/05 18:11)

どうもありがとうございます。
ろんりーかんがるーさんの答えをよく考えてみると「法律用語」は濁らないですね。
濁点(仮名につける濁音の符号)をつけないとしたら、「保険者カ」というのは、「保険者が」という意味になるのでしょか?
「此限在ラス」と 「在ラス」はどういう意味ですか。
そして、「限度ニ減縮ス」、「損害賠償其他総テ其債務ニ従タルモノヲ包含ス」の最後に付く「ス」は何を表しているのですか。
宜しくお願いします。



Re:「責ニ任セス」 「生セサル」

ろんりーかんがるー。 (2002/02/05 12:28)

「責ニ任ス」(せめににんず)は「責任を負う」
「責ニ任セス」(せめににんぜず)は「責任を負わない」
「生セサル」(しょうぜざる)は「生じない」

だと思われます。



「責ニ任セス」 「生セサル」

ムラサキ (2002/02/05 06:17)

いつもお世話になっております。
日本の法律に関する本を訳してる内に今まで聞いたことのない日本語を発見しました。

五章ノ規程ニ從ヒ之ニ因リテ生シタル損害ヲ賠償スルノ責ニ任ス(著作權法第二十九條)
第五章 不法行為
監督義務者ニ代ハリテ無能力者ヲ監督スル者モ亦前項ノ責ニ任ス

前項ノ規定ニ依リ退職給与金ノ全部又ハ一部ヲ返還シ失格原因ナクシテ再就職ヲ退職シタルニ拘ラス、退隠料ヲ受クルノ権利ヲ生セサル場合ニ於テハ、其ノ返還ヲ受入レタル退職給与金ハ返還者ニ還付ス。

上記の内容の中に「責ニ任セス」と「生セサル」という言葉がありますが、意味がまったく分かりません。

あまりにも専門用語で僕には理解不能です。
何かわかる方がいらっしゃったら教えてください。



ありがとうございました

哲也 (2002/02/05 04:47)

>田島照生様 御教授ありがとうございました。本当に良い勉強となりました。実は今アルバイトで塾の国語の講師をしており、中学生の漢字に対する興味のなさに、悩んでおりました。そして、どうにか中学生に漢字の面白さを知ってもらおうと思い、いろいろ考えていたときに出てきた疑問が、この「螢」と「鶯」、「糞」と「翼」でした。そして謎が解けた今、非常にすっきりとした気持ちでいっぱいです。
御教授いただいたことを、これからの授業に生かしていきたいと思います。
>管理人様 ここで得た知識、アルバイト先でこっそり利用させていただいております。これからも陰ながらこのサイトを応援していくので、これからもがんばってください。



Re:「螢」と「鶯」、「糞」と「翼」

田島照生 (2002/02/05 00:46)

>哲也様
「螢」や「鶯」に共通する部分(火+火+冖=エイ)は音符(=「声符」。形声字で、意味をあらわす部分にたいして音をあらわす部分のことをいいます)です。しかし、純粋な音符かどうかは諸説紛糾しています。以下に、純粋な音符とはみとめてない字原説をあげておきます。たとえば藤堂明保博士は、「螢」は「火でまわりをとりまく虫」と解し、「鶯」は「輪状の羽模様が首のまわりをとりまいた鳥」と解します。つまり、「とりまく」という共通義で通底しているわけです。いっぽう、白川静博士は「火+火+冖」を「たいまつを交叉した形」とし、「螢」を「光のめぐる虫」、「鶯」を「火+火+冖」字の派生義にもとづいて「羽のうつくしい鳥」と解し、かならずしも「ぐるりをとりまく」という意で解しているとはいえません。
さて、つぎに「翼」にかんしてですが、この「異」はおそらく音符です。ところで、「翌」と「異」を同系とみなし、「異」を「もうひとつ別の」、「翌」を「もうひとつ別の日」と解する説もあります。白川博士の説はこれとはちがって、「異」を「鬼神」の象形と見なし、「翼」を「畏怖すべきもの、敬翼の意」であるとします。じじつ、「翼」には「ウヤマフ、タスク」などの古訓があります。ところで、『説文解字(セツモンカイジ)』では「翼」の本字の上部は「羽」ではなく「飛」につくる、つまり「飛+異」としていますが、「羽」「翼」「翌」と区別するためにのちにうまれたものが「飛+翼」であるとおもわれます。むしろ「翼」の初文は「異」でしょう。なお、鳥山石燕の『画図(えず)百鬼夜行』にもみえる「方相氏」(四つ目の金の仮面をかぶり、疫病神を追い払う鬼神)は、白川博士によると「異」の傍流である可能性があるそうです。また、晦日の追儺(ついな)の儀式は、この方相氏に由来しているのでしょう。
さいごに、「糞」についてものべておきましょう。これは「米+異」という構成ではなく、「[米+田](畑にばらまく意)+廾(キョウ。両手の意)」または「米(糞の意)+チリトリ+廾」という構成からなる字です。



滂沱

佐藤和美 (2002/02/04 12:03)

「漢語林」(大修館書店)から字義をひろってみました。


1.水のみなぎり流れるさま。
2.水流の音のさま。
3.舟。


1.涙の流れるさま。
2.大雨のさま。
3.川の名。沱江。長江の一支流の古名で、四川省にある。今のどの川かについては諸説がある。



Re:世界で一番多く使われている言葉は?(〜語)

佐藤和美 (2002/02/04 12:01)

UEJさんの『コトバ雑記』第24話 「世界のコトバ」を読んでみてください。

http://wedder.net/



「螢」と「鶯」、「糞」と「翼」

哲也 (2002/02/04 06:11)

はじめまして、いつも興味深く拝見させていただいております。
さて、質問なのですが、旧字体の「螢」という字、上に、「火」という字が二ついていますよね。蛍の光を「火」に見立てれば、なんとなく上に「火」という字がついてもおかしい気はしません。しかし、「鶯」という字にも、おなじ、「火」が二つついています。鶯というのはあまり火と関係ないと思うのですが、なぜ、鶯という字には「火」がついているのでしょうか。
そしてもうひとつ、「翼」という字。「米」が「異」なると書いて「糞」(汚い例ですみません)とよみます。しかし、なぜ、「羽」が「異」なると書いて「翼」となるのでしょうか。何かわかる方がいらっしゃったら教えてください。

漢字についての書き込みなので、ちょっとこの掲示板のないように反しているかもしれません。不愉快な点があったら、削除してください。



ありがとうございます

井沢うらら (2002/02/04 01:50)

本田優子(米田優子)『二つの風の谷』筑摩書房ちくまプリマ−ブックス

さっそく明日書店に注文します。
10年来の胸のつかえがとれたような気がします。
ほんとにありがとうございました。



Re:コタンに生きる

佐藤和美 (2002/02/03 18:23)

『コタンに生きる』は書籍化されてます。
朝日新聞アイヌ民族取材班『コタンに生きる』岩波書店同時代ライブラリー

米田優子さんの本も出版されてます。
本田優子(米田優子)『二つの風の谷』筑摩書房ちくまプリマ−ブックス

どちらの本も書店でたのめば購入できると思います。



コタンに生きる

井沢うらら (2002/02/03 03:17)

10年も前になるのですが、朝日新聞に連載されてあった『コタンに生きる』と題したもので、『春』(1992.5.7)から『夏』『秋』(1992.11.5)へと新聞の切り抜きは残してあるのですが、おそらく『冬』もあったのでは..
そのシリーズの中でとても感激してしまったアイヌの言葉の美しさ
そのような言葉使いの載ってある本を探しているのですが、なかなか行き当たりません。
ご存知であれば教えて下さい。
一部紹介します

「例えば『考える』という言葉は『ヤイコシラムスイェ』と言うの」
この日の講師は、十年前から日高支庁平取町で子供達にアイヌ語を教えている米田優子さんだった。
「ヤイ(自ら)コ(に対し)シ(自分の)ラム(心を)スイェ(揺らす)という意味。頭で考えるのではなく、心を揺らす。それが考えるということ。すごいよね」
「イランカラプティー(こんにちは)」は「あなたのこころにそっと触れさせてください」、「ヤイニコロオシマ(恥ずかしい)」は「自分の中にひだを作って、そこに隠れてしまいたい」

『ダンス・ウィズ・ウルブス』と言う映画がありましたよね。あの中に出てくる先住民、インディアンの言葉と同じ表現、響きですよね
米田優子さんが説明をしてくれたような、文章になった言葉を知りたいのですが、そのようなものはないのでしょうか?



「言葉の世界」伝言板1月分

佐藤和美 (2002/02/02 19:33)

 「「言葉の世界」伝言板1月分」を追加しました。



世界で一番多く使われている言葉は?(〜語)

のぞみ (2002/02/02 17:37)

世界で一番多く使われている言葉って何ですか?
英語?フランス語?



(無題)

OL24 (2002/02/02 17:00)

滂沱の雨、滂沱の涙といいますが、その滂沱の語源はなんでしょうか? 親切な方教えてください。



人を呪わば穴二つ

佐藤和美 (2002/02/01 12:00)

「人を呪わば穴二つ」の「穴二つ」ってなに?

岩波新書の新刊『ことわざの知恵』からです。
「省略しない形では「人を呪わば穴二つ掘れ」。なぜかといえば、呪った相手が葬られる穴と、自分自身が葬られる穴と二つ必要になるからだ。
 のろい殺すからには、自分も命を失うことを承知せよ、あだやおろそかに人を呪ってはならぬぞ、という教え。」

『大辞林』にも載ってたんですね。
「他人を呪い殺そうとして墓穴を掘れば、その報いを受けて死ぬ自分の墓穴も掘らねばならない。人を呪えば身を呪う。」



Re:「ごんごんに」

ろんりーかんがるー。 (2002/02/01 01:16)

これは,どこの方言とは特定しにくいかもしれないです。
北海道でも言うようですし,琉球語にもあります。
また,新潟など,雪国でも使う地方が多いようです。



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