言葉の世界・伝言板 1998年10月




山形のアイヌ語地名

佐藤和美 (98/10/30 12:03)

 東方地方に多くアイヌ語地名が残っているのは
青森、秋田、岩手、宮城北部、です。
(山田秀三「東北・アイヌ語地名の研究」(草風館)による)

 山形県はそれほどアイヌ語地名は多くないようですね。
「東北・アイヌ語地名の研究」に出ている山形県でアイヌ語の可能性のある地名は
東根市の若木(おさなぎ)、
乱川の上流の横内(よこうち)、
です。

山形県の庄内はたぶん日本語なのでしょうが、もしも、アイヌ語だったら、「ショー」(滝)、「ナイ」(川)で「滝の川」という意味になります。(架空の話ですので、念のため)



犬の鳴き声

佐藤和美 (98/10/30 12:01)

チャールズ・ベルリッツ「ベルリッツの世界言葉百科」(新潮選書)では各国の動物のいろいろな鳴き声が出ています。
その中で犬の鳴き声は次のようになっています。

英語    bow-wow
フランス語 ouah-ouah
イタリア語 bau-bau
スペイン語 jau-jau
ドイツ語  haff-haff
ロシア語  gaf-gaf
中国語   wu-wu
日本語   wan-wan

あいにく韓国語は出てないですね。



はじめまして

Hiwa (98/10/29 19:13)

はじめまして。
以前からアイヌ語の地名に興味を持ってました。
北海道の地名の由来に関する本はそれなりに出ていますが、東北地方にも結構アイヌ語地名があると聞きます。
僕は山形(庄内地方)の出身なんですが、
僕の地元にもアイヌ語地名は存在するのでしょうか。
僕も、知っている地名をならべて少々考えてみたりするのですが、
いまいちすっきりしません。というか、見つけ出せません。
何か知っている方メール下さい。待ってます。





くま (98/10/29 13:35)

こんにちは!
日本では犬の鳴き声は、「ワンワン」ですけど、中国や韓国では
どうなんでしょう?

やっぱりちがうんでしょうか?



ヤチポチポチ

佐藤和美 (98/10/29 12:07)

 世界でただ一つのアイヌ語のみのホームページを紹介します。

「ヤチポチポチ」
http://aynu.727.net/

です。

このページのリンク集からこちらにリンクが張られていますが、
その説明もアイヌ語です。

ぜひ、見に行ってみてください。



ありがとうございました

L.A.の住人 (98/10/26 06:14)

日本人なのにいつも使っている母国語について
考えてもいなかった角度から質問されると
改めて考えさせられる事がしばしばあります。
またそんなことに遭遇したら、このページを
開けさせてもらおうと思います。
ありがとうございました。



援助交際

佐藤和美 (98/10/24 20:08)

 「援助交際」はだれか一人の人が作ったのではなく、
コギャル・コトバだったと思いますが。



関東の音読み、関西の訓読み

佐藤和美 (98/10/24 20:07)

「関東の音読み、関西の訓読み」ですか。
本当だったらおもしろいですね。
私には確かなことは何も言えませんけど。
確かなことが言える人はいないかもしれないですね。



「援助交際」

はな。 (98/10/22 12:24)

最近、巷で「援助交際」という言葉をよく耳にしますが
この言葉は一体誰が作ったのでしょうか?
語源をご存知の方、ぜひ教えてください!



「中道さん」

右大臣カオル (98/10/22 13:02)

またご存知の方がいたら教えてください。

「中道さん」という名字の人がいます。
これを「ちゅうどう」と読むか、「なかみち」と読むかなのですが、

「読み方のわからない漢字を読むとき、音読みにするのが関東人で、訓読みにするのが関西人なのよねえ」とこの「中道さん」がいっていました。

ほんとうにそんなことがあるのでしょうか?もしそうだとしたら、なにか理由があるのでしょうか?

ちなみに、「中道」は「なかみち」と読むそうです。



「奇子」と下山事件

佐藤和美 (98/10/22 12:11)

 「手塚治虫研究」の「手塚治虫ショートショート」に「「奇子」と下山事件」を追加しました。



玉の輿

佐藤和美 (98/10/22 12:09)

 以下、平凡社の「世界大百科事典」によります。

 輿は日本の乗物で、中国とは全然関係ないようです。
ということは中国の故事とも関係ないということですね。

 輿の一種に「葱花(そうか)の輿」というのがあるそうです。
これは葱花形の宝珠を飾ってあったということなので、これと玉の輿がなにか関係あるのかもしれませんね。



ありがとうございました

L.Aの住人 (98/10/21 17:44)

さっそくのご回答ありがとうございました。
私も大辞林を持ち合わせているので意味はわかるのですが、「玉の輿」という言葉は単純に「玉(宝飾?)の施されている輿」という日本語なのか、それともたとえばありがちな「中国の故事」からきている言葉なのか、いわゆる語源というのを知りたいのです。
そこのところご存知でしたらよろしくお願いします。



玉の輿

佐藤和美 (98/10/20 12:02)

 「広辞苑」には次のように載っています。
「1.貴人の用いる輿の美称。2.(特に女が結婚などによって得た)富貴な身分。」

また「輿」は「屋形の内に人をのせ、その下にある二本の長柄で肩にかき上げ、または手で腰の辺にささえて運ぶ乗物。身分によって形状が異なる。」とあります。

「玉の輿」はもともと1の意味で、やがて2の意味が派生したと思われます。
「輿」は乗物なのですから、「玉の輿に乗る」という表現は当たり前といえば当たり前ですね。

現代でいえば、「運転手つきのロールスロイスに乗る」といった所でしょうか。



玉の輿

L.Aの住人 (98/10/19 18:08)

ひょんなことから ”玉の輿” の語源を調べています。
なにせL.A.在住なもので 資料がなく
家にある国語辞典では意味しかわからないので
ご存知でしたらぜひ教えてください。



読みもの日本語辞典

佐藤和美 (98/10/19 12:12)

 角川文庫で中村幸弘「読みもの日本語辞典」というのを見つけました。
おもしろそうなので本屋で見てみてください。

コピーはこうなってます。

「えり好み」の「えり」
「根こそぎ」の「こそぎ」
「道すがら」の「すがら」
「あらゆる」の「ゆる」
などは、いったいどういう意味?
身近な単語の構成要素100項の由来・変遷を明らかにした、古典語から現代語への橋渡し。



手塚治虫ショートショート

佐藤和美 (98/10/16 12:02)

 「手塚治虫研究」に「手塚治虫ショートショート」を追加しました。
手塚治虫に関する短い話題を取り上げていきます。
とりあえずは三つアップしました。
今まで伝言板に書いたネタが二つ、それともう一つです。
ちょっとずつ増やしていく予定ですのでよろしくお願いします。



ラ行音補足

田舎の硯学者 (98/10/13 01:34)

主催者の書かれている通り、韓国、朝鮮語では語頭のr音を避けますが、正書法上韓国と北朝鮮では異なります。韓国では発音通りにnまたはφで表記しますが、北朝鮮では語源通りrで表記します。そのため、北朝鮮の放送ではことさら語頭のr音を強調して発音しています。
いずれ韓国式正書法でどれがnになりどれがφになるかを調べておきます。韓国・朝鮮語では表記上r、lを区別しませんが、語頭の場合(外来語含む)はrで発音し、語中、語末はlで発音するのが普通です。韓国・朝鮮漢字音で ゛-l゛になるものは全て中古音の"-t"になります。詳しくは『河野六郎全集』の朝鮮漢字音についての論文を参照。
満州語、モンゴル語の語頭について
両者とも、語頭のr音は外来語にしか使われませんが、l音は語頭に使われます。
(例:labdu:多い、laha:ナマズ/満州語、lab:必ず、longx:瓶/モンゴル語)
ただ、この規則は広義のアルタイ語族(トルコ語群を含む)に適用する事はできませんので、ご注意下さい。また、満州語の属するツングース諸語にも語頭にr音を持つものが多くありますので、注意してください。(多くが満州語のgと対応)あくまで、一般論として、アルタイ語族、朝鮮語、日本語の語頭にrは立ちにくいというだけです。あしからず。

語族の言語と





どうもありがとうございました。

右大臣カオル (98/10/12 12:44)

右大臣カオルです。みなさんいつもご回答ありがとうございます。
まだききたいことはたくさんありますが、それはまた今度にでも。



韓国・朝鮮語の語頭のラ行音

佐藤和美 (98/10/12 12:05)

 韓国・朝鮮語の語頭のラ行音の話を聞くと、私はすぐあの「ノドン」のことを連想してしまいます。
「ノドン」は「労働」の韓国・朝鮮語読みです。みごとにラ行音を避けてますね。

 李朝朝鮮の歴史を読むと「両班」というのが、でてきます。これは「ヤンパン」です。これもラ行音を避けてますね。

 「李」というのは韓国・朝鮮で多い姓ですが、これもラ行音を避けていて、「イ」になります。



華倫海

田舎の硯学者 (98/10/10 00:15)

新しい記事を読みましたが、少々補足。
「華」は中古音では假摂合口二等平声麻韻匣母に分類され、再構音γwaで再構されます。(グァ)のような発音。実際呉方言では有声音のhで始まる・ho(オ”)の発音が保たれています。ゆえに現代北京語のhua〔xua〕から逆行同化によってkaになったと説明するのは無理があるでしょう。
実際、γwaの逆行同化の結果として広東語のwaという発音があります。
これは*γの無声化を考えた方が論理的に説明できるでしょう。
中国語ではkとhの区別がしっかりしていたため*γの無声化はhになり、hもgもなかった古代日本語では、*γの無声化はカ行音になったと考えられます。
詳しいことは大修館書店『古代の音韻と日本書紀の成立』森 博達著を参照。
上の語彙についての説明は後日。ではまた



「ファーレンハイト氏」から「カ氏」へ

佐藤和美 (98/10/09 12:06)

 「日本語とその周辺」に「「ファーレンハイト氏」から「カ氏」へ」を追加しました。
 「ファーレンハイト氏」温度はどのようにして「カ氏」温度になったのか、資料の中を追いかけてみようという試みです。



昨日の補足

田舎の硯学者 (98/10/09 02:11)

kiの口蓋化について
昨日は中国語のki音について述べましたが、今日はヨーロッパ諸語の例をあげて置きます。
ラテン語では、ca,ci,cu,ce,coをカ、キ、ク、ケ、コと読んでいましたが、現在その系統に属する諸語では、口蓋化が進んでいるさまが見て取れます。
イタリア語:ca,ci,cu,ce,coをカ、チ、ク、チェ、コと読む。キはchi,ケはcheで表記する。
スペイン語:ca,ci,cu,ce,coをカ、シ、ク、セ、コと読む。口蓋化だけでなく摩擦音化も見られる。
       キはqui,ケはqueで表記する。ga,gi,gu,ge,goも同様にガ、ヒ、グ、へ、ゴと読む。
       ギはgui,ゲはgueと表記する。
フランス語:例外も非常に多いが、基本的にca,ci,cu,ce,coはカ、シ、ク、セ、コと読む。
       (カ行音をchやxといったつづりで表記することもある。)キはqui,ケはqueと表記する。
例は、いちいち挙げずに置くが大体辞書の発音説明に同様の説明があるはずです。
他にも、モンゴル語などにも見られる。(例:古典の綴りKitad"中国"、発音hyatad)。
(右大臣カオルさま)類義語のニュアンスの説明について
類義語の説明については各種の辞書、解説書が出ていますがこれ1冊で大丈夫というものはありません。外国人にニュアンスを説明する場合、他のいい方を探して見ると良いでしょう。
゛(水に)つかる"、"(水に)ひたる"の場合、(水に)の部分を(酒に)、(塩に)などと言い換えてみると分かりやすいでしょう。とりあえず用例をたくさん探す事が大切です。
日本橋
東京の日本橋は”にほんばし”ですが、大阪の日本橋は”にっぽんばし”です。あしからず。
バンツー諸語について
昨日、ンで始まる語ということでアフリカのバンツー諸語の話題を提供しましたが、バンツー語ではコンコードと言って名詞の属するグループが決まっており、その中にN−、M−、NG−、で始まるグループがあります。またこのグループは形容詞の語頭などにも影響するため日本語でいうところの”ン”で始まる語が多くなります。チャドの”ンジャメナ”がバンツー諸語の何語かは知りませんが、類推するに、"町"を意味する"nji"(スワヒリ語)と同系の語彙と思われます。amenaな(の)町という意味でしょうか。ではまた



「つかる」と「ひたる」

右大臣カオル (98/10/08 12:43)

田舎の硯学者さん、佐藤さん、どうもありがとうございました。

もうひとつ、知りたいことがあります。

外国人に「(水に)つかる」と「ひたる」の違いはなにか
と聞かれました。
どのように説明したらいいでしょう?
類義語のニュアンスの違いを説明した本なども
ご存知でしたら、あわせて教えて下さい。



日本語はラ行音で始まらない

佐藤和美 (98/10/08 12:12)

 田舎の硯学者さんの書き込んだとおりで、特につけくわえることもありませんが。

 大和言葉(漢字流入以前の日本語)ではラ行音で始まる単語はありません。(「花のちるらむ」の「らむ」などの、若干の例外はありますが)
日本語は南方系と北方系の要素が混ざり合った言語です。ラ行音で始まらないというのは北方のアルタイ語族の特徴と言われています。日本語とアルタイ語族にはなんらかの関係があるのでしょう。
漢字の音読みはもともとは中国語です。それでは国語辞典のラ行には、外来語・音読み以外になにがあるでしょうか。多分、なにも見つからないと思います。

(韓国・朝鮮語の語頭のラ行音についても、いずれこの伝言板でふれたいと思っています。)



開設一周年

佐藤和美 (98/10/08 12:09)

 このHPも開設して1年たちました。早いものです。
まあまあの一年だったのではないかと思っています。

来月にはカウンタも10000にとどきそうだし、
これからもよろしくお願いします。



(無題)

田舎の硯学者 (98/10/08 02:39)

なぜかコンピュータの調子が悪く、なかなか接続できずご無沙汰しております。いくつか今日の伝言板について意見を。
琉球方言と日本語の母音について、
周知の通り、現代日本語(標準語)はa,e,i,o,uの5母音の体系ですが、琉球方言は基本的にa,i,uの3母音体系です。一部八重山、奄美方言では、a,e,i,uの4母音があると聞いています。そのため、本土方言のoとuはuに、iとeはiに収斂する法則が成り立ちます。例外もあるので注意は必要ですが。
中国語のkiについてですが、満州語の流入以前に口蓋化が進み既に、kiがchiになっていたことは元代、明代の辞書などから明らかです。ただ方言によってはki音を今も保持しています。(広東語、福建語など)清代に至って京劇の台本などで古代の発音を反映させるため、chi音をki由来のchi(団音)とchi由来のtsi音(尖音)に分けることが盛んになり、『十三轍』という辞書が多く作られています。
ルで始まる単語が少ない理由
ルに限らず、日本語のラ行で始まる単語は全て外来語です。これは、アルタイ語族の共通した特徴でモンゴル語、朝鮮語、満州語などでもラ行で始まる言葉はほとんどありません。朝鮮語では、たとえ外来語であっても語頭のRをN,φなどになることがあります。例:冷麺(Naeng myoeng),6(Yuk)など。また日本語でも江戸時代ロシアを゛おろしあ゛といっていたように語頭のラ行音は発音しにくいものとして避けられていました。ンで始まる言葉は方言ではありますが、標準語にはありません。アフリカのバンツー系諸言語では、ン(n,ng,m など)で始まる単語は普通に見られます。ケニヤのキリマンジャロも"Klima Njaro"「輝く山」という意味です。ではまた。



ひとつ教えてください。

右大臣カオル (98/10/07 13:08)

はじめまして。ひとつ質問があります。
日本語で「る」ではじまる単語が極端に少ないのはなぜですか?ルーレット、ルンバなど、たいがいは外来語ですよね。また、「ん」ではじまる単語にいたっては皆無なのも不思議です。アフリカに「ンジャメナ」という都市がありますが。
だから、しりとりで勝つコツは相手に「る」ではじまる言葉をいわせるようにすることだと思いますが。それにおわりに「ん」がついたら負けだし。



日本ライン

佐藤和美 (98/10/07 12:10)

 私は、「日本ライン」の「ライン」って、鉄道の路線も「ライン」っていうし、川が線みたいだから、line(線)の意味かと思ってたんですが、違ったんですねぇ。

 この「ライン」は「ライン川」の「ライン」だったんですねえ。ライン川に似ているということでつけられた名だそうです。日本アルプスと同じような命名のしかたでしょうか。

 なにが語源かって、ほんとに難しいですね。



竹の塚

佐藤和美 (98/10/06 12:02)

 「竹の塚」(東京都足立区)はなんと読むのでしょうか。
フジTVの「スマスマ」では「たけのづか」と言っているようですが、ただしくは「たけのつか」です。

 本来、「塚」は「づか」とは読みません。これが「づか」と濁音になるのは連濁という現象です。(「日本語とその周辺」の「連濁」を参考のこと)

 「鳩」は「はと」と読みますが「ばと」とは読みません。
「山鳩」は「やまばと」と読みますが、これが連濁です。
「山の鳩」は「やまのはと」で、「やまのばと」とは読みません。
連濁にならないのは「の」があるからです。

 「竹の塚」の場合も「の」があるので、連濁にはなりようがないのです。

 ちなみに町名は「竹の塚」ですが、駅名は「竹ノ塚」になっています。



アイヌ語地名講演会

佐藤和美 (98/10/05 12:04)

伝言板が故障中、メールが届いていましたので以下に掲載します。


アイヌ語地名講演会巡検のお知らせをいたします。

10/10(土)・11(日)にアイヌ語地名講演会と巡検が行われます。
10/10(土)
講演会(参加費:学生・会員500円 一般1000円)
会場
高等学校教職員センター4F大会議場
札幌市中央区南大通り12丁目(地下鉄東西線西11丁目下車)
演者
藤村久和(北海学園大学教授)アイヌ語の楽しさ
高橋基 (旭川商業高校教諭)近藤重蔵の「テシヲ越え」ルート考
高木崇世芝(地名研究家)北海道の古地図-地名研究を中心として
榊原正文(小樽桜陽高校教諭)アイヌ語地名巡検の前に ルート概説

巡検10/11(日)9:00-16:00
(参加費:学生・会員3000円 一般4000円 サケのふるさと館入館料を含む)
ルート:豊平川水系から尻別川上流域、支笏湖にかけての貸し切りバスによるアイヌ語地名巡検
バスの定員になり次第しめきり。10/10に会場にて申し込み

詳しいことは下記の所まで
連絡先
渡辺0144-36-0688 榊原0134-54-4232



O→Uか、U→Oか

佐藤和美 (98/10/01 12:03)

 「心」を本土方言で「こころ」、琉球方言で「くくる」と言います。
このあたりは「ウチナーグチ 沖縄の言葉」でもふれました。
ではOがUにかわったのでしょうか、UがOにかわったのでしょうか。

「雲」は本土方言で「くも」、琉球方言で「くむ」と言います。
このことから、OがUにかわったのがわかります。

なぜなら、UがOにかわったのなら、本土方言では「こも」になっているはずだからです。



伝言板が直りました

佐藤和美 (98/10/01 09:01)

伝言板が長い間故障してましたが、やっと直りました。
引き続きよろしくお願いします。



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