言葉の世界・伝言板 2004年10月



実際は?

鴛鴦 (2004/10/31 21:47)

ほんとにお久し振りです。
明日から11月です。ようやく「小春日和」が使えます(笑)

『空想科学映画読本2』の中、映画『タキシード』の分析での補完の「CSA捜査官」についての記述で、
「(前略)ジミーが中国人であることに気づくと「対不起、没関心」。これは(つまらない規則で)ゴメンね、気にするな、という意味。しかし香港人のジャッキーに北京語で話しかけて通じたのか。」
本当の所はどうだったのやら?
ちなみに香港ではどういう風になるのでしょうか?



ビエロロシア?

英主zukky (2004/10/30 15:59)

人名の世界地図批判の
>P96
>「インド・ヨーロッパ語族は、基本的には、一つの個人名しかもっていなかった。」
>「一つの個人名」とはなにか。
についてですが、
多分、この本はこういうことが言いたいんじゃないかと思います。
古代ギリシア人名、(例)ソクラテス。
古代ローマ人名、(例)ガイウス・ユリウス・カエサル。
でも、僕は古代のインド・イラン系言語の話し手の名前が、ソクラテスのようなタイプの名前であったかは知りません。

地名の言語地図批判の
>P75
>1刷「ロシア語でビエロロシアByelorussia、そして独立した現在は、スラブ語でベラル>ーシBelarus「白ロシア」である。」
>「ビエロロシア」でよいのか。
>「スラブ語」は不適当。
>14刷「ロシア語でビエロルシアByelorussia、そして独立した現在は、ベラルーシ
>Belarus「白ロシア」である。
僕は、この本は持っていませんが、只今ロシア語を勉強中なので答えます。
僕の図書館から借りている本をみますと、
現代ロシア語では、белооруссияで、ローマ字転写するとbjelorussijaです。
yはы(ゥイー)という文字の転写に使うので、byelorussiaは違うと思います。
еはje(ィエー)、яはja(ヤー)と転写します。
でも、英語では「j」の音を(ィ)と発音しないので、belorussia、byelorussiaと書くようです。
現代ロシア語では、アクセントのない母音は弱化するので、カタカナに直すと、「ビィラルーシヤ」になると思います。「ー」と伸ばしているところがアクセントの位置です。ロシア語はアクセント母音が長めに聞こえますが、他のスラヴ語では必ずしもそうではないようです
*ここでの「ィ」は正確には「エ」にやや近づいた「イ」です。ロシア語の細かい音韻規則は難しいので割愛です。
僕にもまだよく分かりません。城田俊著「ロシア語の音声」風間書房に詳しいことが書いてあります。
ちなみに、「ロシア」はロシア語風に書けば、「ラシーヤ」となります。



連続伝言です。また巨大です。

英主zukky (2004/10/30 08:23)

連続伝言です。最近疑問に思っていることです。
外国語の辞書って対象言語のネイティヴの方がその言語について校閲していることが
あるのに比べて日本語の意味を校閲している国語学者が編纂に加わっていないような
気がします。そのネイティヴの方は母語の専門家じゃないかも知れません。
でも、ここは日本なんですから日本語の本来語の意味については専門家が
校閲したほうがいいと思います。そんなことしなくても、日本語の辞典を
詳細に参照すればいいことなんですが、広辞苑のような収録語数は多いが、
語義の説明を言い換えで済ませている薄っぺらい辞典では使うのではなくて、
「明鏡」・「新明解」なんかを使って欲しいです。実は、この両辞典とも
持っていませんが、巷の評判はいいようなのでそのうち購入したいと考えています。
財布の紐が許せばの話ですが…。

ここからはほぼ受け売りの話です。
ちなみに、大学のフランス語の先生は、「外国語」は正確には「異語」と言わなければ、~foreign language~の翻訳語として正しくないと言っています。「〜外語学院」などに出てくる「外語」という言葉もよいと思います。確かに~foreign ~は「異なる」とか「外の」とかいう意味が正しいです。「国」という概念は含まれません。
「外国語」が世間一般に通用しているのは、日本人の中に「一国家=一民族=一言語」という考えが浸透しているからだといいます。厳密には違いますが、日本がそれに近い状態の言語状況であるからです。逆にアメリカ合衆国には無数の言語共同体があります。
また、「異人」「外人」という言葉が何故か差別的なイメージがあるという考え方が存在することもあってか、類似の「異語」「外語」という言葉は標準的ではないのだと僕は考えます。
「母国語」や「国語」も変な言葉です。先ほどのアメリカ合衆国を例に挙げると、英語・フランス語・スペイン語など色々な言語のネイティヴからなる言語共同体があります。英語がネイティヴの人にとって、英語もフランス語やスペイン語もその他の言語もみな母国に存在する言葉です。つまり、「母国語」です。だから、「母国語」ではなく「母語」と「国」を外した用語のほうが好ましいそうです。「国語」にもこれと同様のことがいえます。国内に存在する言語共同体の言語全てが国語です。大学のロシア語の先生はロシア人なのですが、この間彼から興味深い話を聞きました。「国語」という言葉は日本独特の言葉なのだそうです。ロシアでは、ロシア語の授業は「ロシア語」なのだそうです。おそらく、ヨーロッパの印欧諸言語には「国語」という概念はないのだと思います。

最後に、僕は「ロシア」と書きましたが、より正確にはやはり「ロシヤ」と書くべきだと
思います。
僕が「ロシア」と書くのは、文字の並びとして気に入っているだけで、実際に自分で発音するときは、明らかに「ロシヤ」と言っています。
もちろん外語をカタカナに音写するのは難しいことなので「ロシヤ」でも、全く正しくないと思いますが…。

関連して「英語の発音とそのカナ表記」の「テキスト」と「プロキシ」ですが、
僕はこっちの方が日本人向けで発音しやすいと思います。
日本語の「テキスト」は「教科書」という意味に極端に偏っていますが、英語の本来の意味では、そんなことはありません。「テキスト」は、ほぼ日本語化していると考えていいと思います。だから、「テクスト」じゃなくて「テキスト」でいいのではないでしょうか。
「プロキシ」と「プロクシ」は微妙ですね。でも、隠語では「串」です。

長くなりましたが、燃え尽きました。腹減りました。ご意見下さい。



初伝言です。

英主zukky (2004/10/30 08:22)

初伝言です。ヨーロッパの言語学を将来的に極めたい男です。
現在卒業に向けてで忙しいので、稀にしか来れないかも知れませんが、どうぞよろしくお願いします。

>あとよく耳にする言葉は強調を表わす副詞「完全に」です。
>道路が「完全に」寸断されています。
「中途半端に」ではなく「完全に」寸断されているのだそうです。
>ニュース・ステーションのメインキャスターも「もろみの樽が『完全に』傾いている」と言っていました。「中途半端に」傾いているのではない様です。

偽中国人さんのご意見を読んで僕なりに考えました。批判ではないです。

確かに完全にいう言葉を使ったならば、100%ということなので、
「もろみの樽が『完全に』傾いている」は、「もろみの樽が倒れている」に
等しい表現だとも受け取れますね。
さて、どう言えばいいのでしょう?
「傾く」という言葉は、「垂直から斜めになること」を意味するので、
単に、「もろみの樽が傾いている」とか、
「もろみの樽が『完全に』傾いた状態になっている。」とか
言えばいいのかなと思います。

また、「道路が「完全に」寸断されています。」について考えます。
「寸断」は「ずたずたに切り刻むこと」という意味です。
当然、道路の全てにひびが入っているわけではないので、
「道路が至る所で寸断されています。」ぐらいが適当だと思います。

キャスターやリポーターといっても、アドリブで発言しているので
仕方ないのではないでしょうか?
それとも、メディア業界でそういう表現を使う慣例があるのかも知れません。

管理人の佐藤和美さん初めまして、英主zukkyです。
「人名の世界地図批判」楽しく見させてもらっています。
何故かこの本の初版を持っているので、誤りの訂正に役に立っています。

そこで、「人名の世界地図批判」の記述について佐藤さんに質問です。
p135のAugust=尊厳な→日本語として不適とされていますが、
ヨーロッパ人名語源辞典(ほとんど触れていませんが所持しています)のp20の記述にあるように語源であるラテン語の「増やす」に近い意味を書いて欲しかったということなのでしょうか?
それとも「尊厳者」と書いて欲しかったのでしょうか?
それともやはり、字面通りで「尊厳な」が日本語として有り得ないという意味なのでしょうか?真相をお教え下さい。
手持ちの辞書を見ますと、
リーダーズ英和辞典第二版のaugustの意味に「尊厳な」が二番目にありますし、
岩波国語辞典は尊厳」という名詞に「な」を付けて「尊厳な」があるという
書き方をしています。
でも、確かに僕も「尊厳な」を使ったことないので「不適」な感じを受けます。
「尊厳な」とはどういう風に使うのでしょうか?誰か使い方を教えてください。



直立猿人

偽中国人 (2004/10/30 02:06)

最近こういう言い方をするのかどうか知りませんが、私が子供の頃見た図鑑には
直立猿人=PITHECAHNTHROPUS ERECTUS
というのが載っていました。
http://www.iscb.net/mikio/200301/0120.htm
http://db.gakken.co.jp/jiten/ta/310790.htm

北京原人はWebster's New Collegiate Dic.1976によるとPeking manとなっています。

ペキニーズという犬種もありました。
http://www.pet-nv.com/ken/pekingese/

>Maniac C.さん
>英語の pekin は、仏語の pekin に由来する
ようです。仏語には、英語の ng の発音が有りませんからね。

なるほど、フランス経由ですか。
ところで日本人が大好きな「ビーフカレー」は英国経由、或いはインドネシアのパダン(巴東)料理のようです。
http://www.cbs.org.tw/big5/host/case8/kitchen/2001/8_2.htm
http://www.asiacuisine.com.sg/News/1999/3/140
何故ならヒンヅー教徒のインド人は牛肉を食べないからです。

ファミリー・レストランの幟に「インド人シェフが料理した本場インドのビーフカレー」などと書いているのは料理人偽装です。



re:沖縄の地名。

ひでほ (2004/10/29 22:01)

金関丈夫”琉球民俗誌”(法政大学出版局、1978)を読みました。

この本の中で次のことが、沖縄の地名について分かりました。
1 宮良当壮(琉球についての研究者)は、沖縄の地名の中で、日本語で説明できないものの中に、アイヌ語の影響があるのではないかと考えているらしいこと。但し、この学説について、具体的な地名はこの本にあがっていません。宮良には、著作集があるようなので(第一書房)、更に著作集で調べる必要があります。

2 金関丈夫は、沖縄の地名の一部に、台湾語の影響があると考えていること。例えば、”ハテルマ”(波照間)は、もと”パトロー島”と呼ばれたことが文書にある。台湾のアミ族が沖の島のことを”ボトル”とか”ボトロル”とか言っている。この二つは関係があると金関は推測します。又、語尾に”ラン”、”ロン”が付く地名は、広く言うと、インドネシアあるいはオーストロネシアの地名に多い”アン”の語尾と同じものではないかと金関は言います。

3 金関は、インドネシアと琉球と、おそらく南九州の一部とが、かって同一の言語圏内にあったかもしれないという仮説を出しています。これは主に地名の語頭と、語尾の共通性から、金関はそのように考えています。但し、これに対する実証はまだこれからとのことです。

今回は、この程度のことしか、ここで、報告できません。



Pekinese

高駒麗人Koma (2004/10/29 06:57)

Pekingese>Pekineseもあります。
今の英語で北京市民はBeijingese、上海市民はShganghainese(nは何処から来たか)だそうです。東京都民はTokyoite[toukiouait]、沖縄県民はOkinawan、モスクワ市民はMuscoviteのようです。



猿人と原人

高駒麗人Koma (2004/10/29 06:53)

>北京原人の学名:シナントロプス・ぺキネンシスHomo erectus pekinensis

シナントロプスペキネンシス Sinantropus pekinensis
ホモエレクトゥスペキネンシス Homo erectus pekinensis

シナントロプスSinantropusはSin(a)(秦、支那)とanthrop(人)です。
シナントロプスペキネンシス Sinantropus pekinensisは「北京のシナ人」です。

Homo erectusは原人です。

よく考えると猿人につけられた名前がaustralopithecus(austral南の、puthec猿)で、原人につけられた名前がpithecanthropus(pithec猿、anthrop人)というのも妙ですね。
南の猿は猿人で、猿の人は原人。
中国では猿人と原人はyuan2ren2で同音なので「北京原人」は「北京猿人」ともかかれるようです。

猿人
約四百五十万〜百万年前(第三紀鮮新世〜第四紀更新世前期)に生存していた最古の人類。アウストラロピテクス類。脳は現代人の約三分の一で大型類人猿の脳と同じぐらいだが、骨盤の形態から直立二足歩行をしていたことが判明した。

原人
約百六十万〜二十万年前(更新世前期〜中期)に存在していた人類の総称。ジャワのピテカントロプス(直立原人)、中国のシナントロプス(北京原人、藍田原人)、ヨーロッパのアラゴ人、アフリカのKNM-ER3733など旧大陸の広範囲に分布する。
脳は現代人の約三分の二。眼こう(眼孔)上隆起が強く眉弓を形成する。下顎は頑丈でオトガイ(頤)はない。

http://www.kataoka-el.co.jp/yougo1.html



Re:n vs ng

Maniac C. (2004/10/28 08:59)

>>偽中国人さん
>北京原人の学名:シナントロプス・ぺキネンシスHomo erectus pekinensis
>これもnとngが交替したものというか、中国語のngとヨーロッパ語のngが微妙に違っているからかも知れません。
→研究社『英語語源辞典』に拠りますと、英語の pekin は、仏語の pékin に由来する
ようです。仏語には、英語の ng の発音が有りませんからね。



翻訳されない日本語

偽中国人 (2004/10/28 01:14)

香港Yahooに掲載された日本人人質事件の中国語記事で、人質の訴えの内「すいません」という言葉が省略されて、訳出されていません。
http://hk.news.yahoo.com/041027/12/163sz.html
この「すいません」の背景には深い意味が隠されているのですが、多分外国人記者にはこの「すいません」の意味が理解出来なかったか、自国の読者に意味を理解させるには多くの説明が必要だったので省略したのかも知れません。



Re:n vs ng

偽中国人 (2004/10/28 00:49)

北京原人の学名:シナントロプス・ぺキネンシスHomo erectus pekinensis
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/5218/pekingenjin.html
これもnとngが交替したものというか、中国語のngとヨーロッパ語のngが微妙に違っているからかも知れません。

クセの強い手書き文字では「タ」と「ラ」の判別が難しいものがあり、最近の選挙で「オカダ」か「オカラ」かの論争がありましたが、

ついでに、次のHPでは原稿を書くとき「ク」と「タ」を見誤ったのでしょう。
http://www.hi-ho.ne.jp/toshi7/sinkaron.htm
“「原人」は学名ではホモ・エレタトウス、・・・”



各言語でニュースが聞けます

高駒麗人Koma (2004/10/27 06:05)

NHKがこういうことをやっていたとはすごいですね。
http://www.nhk.or.jp/toppage/21_langues/



Re:送気vs不送気 n vs ng

高駒麗人Koma (2004/10/27 06:00)

NHK
https://www.nhk.or.jp/plaza/mail/index.html
http://www.nhk.or.jp/toppage/e-mail/channel/kyoiku.html
http://www.nhk.or.jp/gogaku/chinese/

NHKはこちらの頁ですので、問い合わせすると面白いと思います。
上shangをshanと書くのは初歩的なミスですね。

「楊林」Yang LinのアルバムのカセットにYAN LINとありました。
「康珍化」Kang Chin HwaがKan Chin Faを名乗っている例もあります。

nとngの交換で、慣用になったものにはこういうものがあります。

九龍Gaulung>Kowloon[kaulu:n](烏龍茶wulongcha>oolongchaと比較)
九龍Gaulung>Kowloon[kaulu:n](烏龍茶wulongcha>oolong teaと比較)
英語では烏龍茶はoolong teaですね。chai、yamchaという言葉も英語に入っているようです、

廣東Guangdong>Canton
北京Peking>Pekingese,Pekinese
台風TaifengとTyphoon[taifu:n]
人参renshen>ginsheng(朝鮮人参の根)「人生」renshengとどう区別するのでしょう。



送気vs不送気

偽中国人 (2004/10/26 00:31)

吉本新喜劇の亀山房代小姐が聴写ting1 xie3=dictationをしていましたが、shi2ji3ge0を「十七個」と書いていました。彼女の耳には「七qi1」が「チー」と聞こえたので「几=幾ji3 ジー」ではない「七」を書いたのでしょうが、

有気音=送気音と無気音=不送気音の記憶の仕方に問題があるようです。
或いは演出で故意に間違えたのでしょうか?
http://www.nhk.or.jp/gogaku/chinese/

同じ教育TVの「カンフー・フィットネス」の中で
“早上吃飽(zaoshanchibao)朝はおなかいっぱい食べる”という字幕が出てきましたが、
よく見ると「上」のピンインが間違い。
「chi」の声調符号が「h」の上に付いていたりで、中国語講座のスタッフと無関係にやっているところが衙門作風で面白いと思いました。



ふっきゅうvsふきゅう

偽中国人 (2004/10/25 23:55)

中越地震関係の番組を視聴していると
一部のアナウンサーが「普及」と言っていますが、文脈から意味を考えると「復旧」のことをいっているようです。この現象は9年9ヶ月前の阪神・淡路大震災の際にも見られ、多くのアナウンサーが「普及、普及」と言っていました。

あとよく耳にする言葉は強調を表わす副詞「完全に」です。

道路が「完全に」寸断されています。
「中途半端に」ではなく「完全に」寸断されているのだそうです。

ニュース・ステーションのメインキャスターも「もろみの樽が『完全に』傾いている」と言っていました。「中途半端に」傾いているのではない様です。



re:沖縄の地名。

ひでほ (2004/10/23 15:14)

再度、少しだけ書き込みます。

”日本列島の言語”(”言語学大辞典”からのセレクション)(三省堂、1997)の上村幸雄によると、沖縄の地名には、確かに日本語による語源的な説明の困難な地名があるとのことです。これはフイリピンと台湾に及ぶオーストロネシア系の言語からの影響が一部あるかもしれないということです。それ以外の言語の影響もありうるとのことです。しかし、現時点では、琉球語、日本語と、その周辺言語との比較研究が決定的には進んでいないとのことです。

私は具体的なものは知りませんが、上記、日本語で説明できない沖縄の地名について、研究者の論考がいくつかあるようです。これについては、琉球についての専門家に直接、お尋ね下さい。又は、私が紹介した吉田東伍の地名辞典をはじめ、他の地名辞書を一から読まれることをお勧めします。前回あげた谷川健一は古代学と地名学に詳しい人です。(谷川健一の講演を何十年か前に聴いたことがあります。その時、谷川氏のお腹の調子が悪かったことを覚えています。)



re:沖縄の地名。

ひでほ (2004/10/23 12:02)

手元にある”金城朝永全集”(上巻”言語、文学篇”)(沖縄タイムス社, 1974)に”沖縄地名考”があります(pp. 164- 188)。そこでは、沖縄の地名への、周辺の国からの影響には触れていませんが、沖縄の地名の分析があります。語幹(原、里、田、間、城、地、嶺、山、川、良、平)と、修飾語(池、与那、宮、福、山、石、赤、城、松、富、神、鏡)との組み合わせを、例えば、扱っています。ここから、池原(修飾語+語幹)という地名が出来ていると考えます。

”沖縄”自体の語源は、同じ金城によれば、伊波普猷の”沖漁場(おきなば)”説と、東恩納寛淳の”海奥島”(又は、沖島)説があるということです(pp. 202-203)。

更に、原田のぶ雄訳注”新井白石 南島志”(よう樹社、1996)の原田の解説によると、白石は、同時代の”元禄国絵図”に載っている”沖縄”をそのまま”南島志”に使ったとのことです。”沖縄”の語を白石が最初に使ったわけではないと、原田は言っています。

白石によると、流求国(”琉球”)が中国の文献に現れるのは、”隋書”においてであり、西暦605年頃の記事です。その時、日本の国(”倭国”)の使者は、琉球を、”夷邪久国(いやくくに)”と認識してたとのことです。”日本書紀”には、西暦616年、”掖久(やく)”の人が、日本の朝廷(推古天皇の時代)に来たという記事があるようです(上記、原田の注)。14世紀から、琉球は中国に貢ぎ物を始め、中国の外藩として扱われています(これは明治時代まで続くとのこと)。

前回、紹介した、谷川健一”日本の神々”(岩波新書)が沖縄の宗教に触れていますので、沖縄と、周辺の国々との文化上の関係を考えることができます。朝鮮の宗教、民俗文化と、沖縄のそれとの比較をされたらと思います。又は、沖縄の文化と、アジアの南の文化との比較とか、考えられます。これらについて、私は全然、知識がありません。



姓「許」の発音

偽中国人 (2004/10/23 01:55)

漢字「 許 」の(発音の)検索結果がいろいろあがってましたが

姓の場合、福建語(台湾語、ホーロ語)では「 許 」を
コホー(コー、有気音)
TLPAではkhoo
教会羅馬字ではkho・と綴ります。

ooやo・をIPAで表わすと「c」を左右方向に裏返した記号です。

中国人姓の方言別発音を載せたHPが以前あったのですが(ニチマ何とかのページ)、それはシンガポール日本人会の会誌「南十字星」というのに引用されていた記事の丸写しだったので、どこからかのクレームでもあったのか検索しましたが見つかりません。

ところでインターネットにはマユツバものが屡々見受けられますが、次のページの記述もマユツバものが混じっています。
http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=836581
“*蛇足で;
黄:福建語Ngグー。”

福建語で語頭にくるNgは日本語で「ホンコン」というときの「ン」や「カンガルー」というときの「ン」です。この回答を書いた人がどのような日本語の方言で「グー」と発音するのかわかりませんが。

“陸:福建語Lokeロク。”

これもマユツバで“陸”をLokeと綴るのは広東人です。
福建人ならLiok/Likとなるところです。

次の新聞記事に出てくる「陸漢威」という人は広東人でLoke Hongwaiと綴ります。
http://www.zaobao.com.sg/edu/pages/edu081002b.html

シンガポールの現首相Lee Hsien Loong李顕龍は華語=Mandarinの発音をローマ字化していますが父親のLee Kwan Yew李光耀は方言の発音をローマ字化しています。
http://www.zaobao.com/sp/sp509_221004.html
http://sg.news.yahoo.com/041022/5/singapore112783.html

“中国人姓氏奇又怪”
一、二、三、四、五などという数字の姓やHと書いて「和(he2)」と読む姓などが紹介されています。
http://www.zaobao.com/grapevine/pages2/grapevine060703.html



マイヤヒー

Maniac C. (2004/10/23 01:26)

日本人が未知の言語(ルーマニア語)を聞いたとき、どのように"空耳"するか、
研究するにはふさわしい資料だと思います。

本当の歌詞は↓
 http://www.ftpk.net/paroles/O-Zone/Dragostea-din-tei/

http://pinkmelon.net/maiyahi/maiyahi.swf



松平建のセリフ

偽中国人 (2004/10/20 05:25)

淺野内匠頭の有名なセリフ「このあいだの遺恨・・・・」の「このあいだ」が死語と化して「このかん」と変化したように、「おっしゃる」「仰せ付けらる」も滅多に聴かなくなりました。

「おっしゃる」の代わりに「申される」や「いわれる」を使ったのでは尊敬なのか謙譲なのか受身なのか単なる丁寧語のつもりなのか分からなくなります。
デパートの館内放送などで「御客様のXX様、お伝えしたいことが御座いますので近くの掛員に“御申し付け”下さいませ」という言い方も定着してしまったようです。

松平建(飾演内蔵助)のセリフ:「殿がこの内蔵助に、内蔵助にと、殿が身づから然う“申された”か。」

この“申された”は矢張り“おおせられた”とすべきではないでしょうか

元禄十三年十二月廿六日
水戸中納言様(註)御逝去之前の晩、御近習之者被召寄(めしよせられ)、於御座之間(ござのまにおいて)御酒盛被仰付(おおせつけられ)候。宰相様被仰上(おおせあげられ)候は、「中納言様にも一つ被召上(めしあがられ)候様にと被仰(おおせられ)候。其時中納言様大盃に六分めほど御請(おうけ)、、十四口ほど被召上(めしあがられ)候由。(岩波文庫版、元禄世間咄風聞集)

註:水戸中納言様とは「この印籠が目に這入らぬか。畏れ多くも前(さき)の副将軍・・・」で有名なあの人です。

内匠頭様平生御咄被成候は、「常々御病身御座候故、物ごと御堪忍御成兼候」などゝ被仰候由。(岩波文庫版、元禄世間咄風聞集)

あと五十年もすれば、侍言葉を知らない放送作家やディレクターが「かたじけない」のかわりに「あ、どうも」と言わせる時代が来るかも知れません。



地名のについて

えぶいぶ (2004/10/19 16:05)

ご回答ありがとうございました。

質問の趣旨が曖昧であったこと、お詫び申し上げます。

私は沖縄の地名それぞれの由来をお伺いしたかったのです。

たとえば、外国(朝鮮)などからの影響があったのか、という意味も含めてです。



プレーオフが優勝決定戦だという事を知らない人がいるようです

高駒麗人Koma (2004/10/19 03:19)

先日、朝日新聞の投書欄で三十代の人が投稿。
「プレーオフで西武がダイエーを敗ったとき、テレビ画面に『西武がリーグ優勝』の文字。私(投稿者)は、ダイエーがすでに優勝したと思っていたので驚いた。プレーオフは日本シリーズ出場権をとるための試合ではなかったのか」

「プレーオフ」は「優勝決定戦」です。
私は「プレーオフ」を「オフシーズンにやる試合か」と思って、辞書を引いたら「優勝決定戦」とありました。なるほど、今年から、パリーグ(太平洋聯盟)はペナントレース1位でも優勝ではなく、別に優勝決定戦(プレーオフ)をやることにしたわけかと納得しました。
西武は優勝決定戦で勝ったので西武がセリーグ優勝です。

ちなみに、
「ジェンダーフリー」は「男女平等」、
「スモハラ(スモークハラスメント)」は「煙害」、
「ドメスティックバイオレンス」は「家庭内暴力」で充分。

無駄な単語の洪水で日本語を溺死させるのはやめましょう。



「電柱にて人情」「暴君、淺野内匠頭(あさのたくみのかみ)」

高駒麗人Koma (2004/10/19 01:29)

「電柱にて人情」「暴君、淺野内匠頭(あさのたくみのかみ)」

「忠臣蔵」で「殿中にて刃傷」とありますが、私は以前、この「デンチューにてニンジョー」を「電柱にて人情」だと思っていました。
「城の中で、刀で切りつけケガを負わせた」と言えば判りやすいのですが、デンチューやニンジョーでは、まず、理解できません。

また、討ち入りの際、赤穗浪士が隣の武家屋敷に向かって「ボークン、淺野内匠頭(あさの、たくみのかみ)の無念を晴らすため参上…」と言っています。
淺野の殿様はそんなに酷い「暴君」だったか、大体何故暴君の為に仇討ち(実際は仇討ちでなく只の人殺し)をするのかと首を傾げましたが、「亡君」でした。今の日本語でbo:kuNと言えば「暴君」でしょう。「無き名君」でいいと思います。

餘談:赤穂浪士の討ち入りは仇討ちでなく、47人の集団が老人とその周囲の人間を殺傷した集団殺人事件です。吉良上野介 (きらこうずけのすけ)は淺野を殺していないので、淺野の家来=赤穗浪士が吉良を討っても仇討ちにはなりません。実際は、逆に淺野が吉良を切り、殺人未遂の傷害事件を起こして処刑され、加害者(淺野)の部下が被害者(吉良)を殺害したわけで、主人淺野と部下大石による二重犯罪です。当時の法から言えば討ち入った赤穗浪士「切腹」は当然でしょう。赤穗浪士が淺野の仇討ちをしたければ、淺野に切腹を命じたコ川綱吉を仇として江戸城を襲うべきでした。中国人がコ川を「コ州」と書くのは「漢字の外見だけ」に頼る「日中翻譯の傳統」がもたらす缺陷でしょう。



史実の登場人物と方言

高駒麗人Koma (2004/10/19 01:04)

幕末をネタにした「翔ぶが如く」でも西郷隆盛、從道と大久保利通など薩摩武士は薩摩辯で、坂本龍馬は土佐辯でしたが、他の長州、佐賀、會津の皆さんの台詞は標準語の時代劇言葉でした。
有森也実は確か會津の女性を演じていたと思いますが、會津の言葉ではなかったと思います。

西郷隆盛と江藤新平の会話など、西郷どんは薩摩で江藤どんは佐賀で、両方九州男兒の筈なのに、西郷だけが九州辯で江藤が標準語というのも異様でした。

「琉球の風]」では東山紀之も澤田田研二も琉球人を演じながらYamatoguchi(倭口)で喋っていて、Uchinaaguchi(沖縄口)ではありませんでした。

「独眼龍正宗」でも、いかりや長介、北大路欣也、渡辺謙は東北辯ではありませんでした。
当時、確か「笑点」である噺家が「大河ドラマは東北地方なのにみな標準語喋っている」と言っていました。

餘談:「子連れ狼」での北大路欣也の拜一刀は良かったですね。今度は北大路氏に「遠山の金さん」をやってもらいたい。

先日、日曜洋画劇場で放送された映画「英雄(Ying-xiong)HERO」で、秦王Qin-Wang(後の秦始皇帝)が「『劍』の字に19もの書き方があるとは面倒だ。將來、余が六國(りっこく)を統一し、更に外に打って出る時は、無駄な異體字を廢止しよう。言語を統一するのだ」と言っていました。

この「英雄」では、趙Zhao國人が秦國人になりすまし、また、趙國人と秦國人が普通に会話をしていました。
秦王が自称する「寡人」gua-renも現代北京語発音でした。これは翻譯のようなものでしょうか、映画では通譯も不要で、言語の統一はしなくていいような気がしました。

目下、文字は統一しても言語は今でも統一できていません。今の「中島」「長嶋」「剣道」「剱岳」という漢字の状況を見ると、倭國と秦(支那)は20世紀後半に到って却って無駄な異体字を増やしたように思えます。



re:沖縄の地名

風鈴’ (2004/10/18 18:28)

いえいえ、最初の御質問の趣旨は、どちらかわかりませんので、一応ご参考になればということで、「沖縄」それ自体の語源について書き込ませていただきました。
説明不足で、こちらこそ失礼しました。



re:沖縄の地名

ひでほ (2004/10/18 18:06)

私は、質問が、沖縄の地名一般に対する質問だと誤解しました。”沖縄”自体の由来を質問されていたとは、大変な誤解でした。



浅野内匠頭のセリフ

偽中国人 (2004/10/18 12:47)

テレビ朝日系列10/18(月) 19:00 >> 20:54放送の「開局45周年記念 忠臣蔵」の番宣スポット広告を見ていて
浅野内匠頭(沢村一樹)が吉良少将上野介に切り付ける場面の台詞
「この“かん”のいこんおぼえたか」を

私は一瞬
「股間の遺恨おぼえたか」と聞き間違えました。

少し耳の遠い我が家の老人は
「おかん(=お母さんの関西弁)の離婚」と聴き間違えました。

町内に住む天理教信者は
「なんで忠臣蔵に『こかん様』の話が出てくるのか??」と言ってました。
http://www2.wbs.ne.jp/~s-minami/newpage3.htm

日本語カタコトのロシア人は
「高官のイコン」と聴き間違えたかも知れません。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/8334/

この台詞の正しい発音は岩波文庫版、真山青果作《元禄忠臣蔵》pp21によると「この“あひだ”の遺恨覚えた“る”か」です。
「此の間」の口語形は「こないだ」。
このドラマに関係する出演者、番組制作者の間で「此の間」は死語になっているのでしょうか?

ところで今放送中のNHK「新撰組」をはじめとする幕末物ドラマに登場する坂本龍馬や西郷吉之助(隆盛)は決まって土佐弁、薩摩弁を使いますが、これは薩長土肥に対する特段の配慮でしょうか。

国家老の大石内蔵之助が播州弁を使うのを聴いたことがありません。



林昌勇(イム・チャンヨン)&(イムチョンヨン) 追加

高駒麗人Koma (2004/10/18 12:18)

林昌勇(イム・チャンヨン)&(イムチョンヨン)
>韓国の150キロ右腕で、巨人入りが有力視される三星のストッパー・林昌勇(イム・チョンヨン)投手(28)が、“高い買い物”となる危険性が出てきた。林は韓国人選手史上最高条件での入団を希望しているが、日本球界を熟知する関係者は実力を不安視している。
デイリースポーツでの記事はこちらです。
http://www.daily.co.jp/baseball/2004/10/17/147020.shtml



「沖縄」という地名の由来

風鈴’ (2004/10/17 18:53)

沖縄(ウチナー)という語らしきものの初出は、8世紀の「唐大和上東征伝」の「阿児奈波」とされ、また、「沖縄」という表記を用いたのは新井白石にはじまるといわれているようです。

「おきなわ」の「なわ」を「魚(な)」+「場」とし、「沖にある漁場」「大きな漁場」と解釈する説も行なわれているようですが、すると、「阿児奈波」との関係はどうなるのか、詳しくは知りませんが、なかなか面白そうですね。



林昌勇(イム・チャンヨン)&(イムチョンヨン)

高駒麗人Koma (2004/10/17 17:18)

http://www.nikkansports.com/ns/baseball/p-bb-tp0-040915-0009.html
韓国の150キロサイドスロー右腕、林昌勇(イム・チャンヨン、28=三星)

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20041017&a=20041017-00000014-dal-spo
三星のストッパー・林昌勇(イム・チョンヨン)投手(28)(Daily Sports)
http://www.daily.co.jp/baseball/

林昌勇は朝鮮語でRim Chang-yong、朝鮮半島南部方言で Im Chang-yongであり、カタカナで書けば日刊スポーツの通り、「イムチャンヨン」です。
http://www.samsunglions.com/community/webzine_2003/zine_0705_9.html

デイリースポーツの「イムチョンヨン」は間違い。

中国の音楽家、許可Xu Keはカタカナで書くと「シュイコー」のようで、この「シェイクゥー」も原音から多少ずれていますが、「シェイクゥ」という表記が産経新聞や、日中新聞(中日でなく日中)にもあり、これでは原音からずれすぎで驚きます。
北京語Xu(許)は許名傑(しゅうみんちぇ)選手の名前では「しゅう」であり、大陸のpinyinローマ字ではXu Ming-jie、台灣のWade[weid]式ローマ字ではHsu Ming-chieです。
http://lionsnighter.com/lbk/20030402/
Vivian Hsu=ヴィヴィアンスーの苗字は「徐」Xu2で、これも北京語では「許」Xu3と同音で声調だけ違います。
http://www.ksky.ne.jp/~compu/vivian/index-j.htm
日本語音読みで「許」Kyo、「徐」Zyoなので、本来「許」Hyo、「徐」Syoのような発音がXuになったと思われます。
「許名傑(Xu Ming-jie,Hsu Ming-chieしゅうみんちぇ)」の「許(Xu、Hsu)」は「しゅう」、「ヴィヴィアンスー(Vivian Hsu)」の「徐(Hsu)」は「スー」で、「許可(Xu Ke)」は「シェイクゥ」とはどういうことでしょう?
Sisters of Siuこと「徐氏姐妹」Xu-shi jiemeiもありました。



re:沖縄の地名。

ひでほ (2004/10/17 15:59)

日本の地名全体については、谷川健一”日本の地名 正、続”(岩波新書)があるようです。この地名の本は私は読んでいませんが、同じ新書の”日本の神々”は読んで面白いと感じました。

沖縄の地名については、吉田東伍”大日本地名辞書”第8巻(冨山房)に”地名概説”があります。吉田によると、沖縄の地名は日本語の原則に従うが、方言の単語と音が影響するということです。例えば、次例があります。

真境名(古訓マサケナ、音便で、現在はマジキナ;境は琉球語でサケという)

東は、方言でアガリ(日があがるの意味)、以下、方言で、西はイリ(入没の意味)、南はハヘ、北はニシと言います。ここから例えば以下の地名ができています。

東:安嘉礼(アガリ)、東江(アガリイ)
西:伊礼(イリ)、西江(イリイ)、西表島(イリオモテ)
南:南風平等(ハヘノヒラ)、南風原(ハヘバル)
北:西原(ニシバル)、西平(ニシンダ)、西平等(ニシノヒラ)

吉田東伍の辞書には、ここまでの説明と、まだ他にも種種、説明があります。一度、図書館で御覧下さい。私はこの辞書を持っているだけで、これ以上の知識はありません。



伊崎兄弟の崎

高駒麗人Koma (2004/10/17 07:57)

http://www.devilmanthemovie.jp/
http://www.nakuro.jp/ayana/
映画「デビルマン」に出ている伊崎兄弟の崎は右が「大/可」でなく「立」の下の横棒と「可」の上の横棒を一つにしたような字です。
これは「崎」の異体字では?
では「嵜」は?

Netで、中国語の頁では、「柴咲コウ」「伊東美咲」が「柴崎幸」「伊東美崎」になっています。



許可 Xu Keの片假名ルビ

高駒麗人Koma (2004/10/17 06:53)

「日中新聞」でも二胡er hu奏者「許可」Xu Keを「シェイクゥ」と書いていました。
吃驚(びっくり)しました。
「許」を「シェイ」∫eiと発音する方言は見当たりません。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
http://hpcgi2.nifty.com/Gat_Tin/fangzi.cgi?kanji=%B5%F6

漢字「 許 」の検索結果
searched for 許

漢字 日本語 北京語 上海語 台湾語 潮州語 客家語 広東語
character Japanese Mandarin Shanghai Taiwanese Chaozhou Hakka Cantonese

許 キョ xu3 xyu2 hi2 hw2 fu3 heui2

許 キョ xu3 xyu2 hi2 hu2 fu3 heui2

許 キョ xu3 xyu2 kho・2 kou2 fu3 heui2

許 キョ xu3 xyu2 hi2 hi2 fu3 heui2

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
http://hpcgi2.nifty.com/Gat_Tin/fangzi.cgi?kanji=%B2%C4
漢字「 可 」の検索結果
searched for 可

漢字 日本語 北京語 上海語 台湾語 潮州語 客家語 広東語
character Japanese Mandarin Shanghai Taiwanese Chaozhou Hakka Cantonese

可 カ ke3 ku2 kho2 ko2 ko3 ho2

可 カ ke3 ku2 koa2 ko2 ko3 ho2

可 カ ke4 ku2 khek4 kiog4 ko1 hak1

http://hpcgi2.nifty.com/Gat_Tin/fangzi.cgi?kanji=%B5%F6



「沖縄口」uchinaaguchi関連頁

高駒麗人Koma (2004/10/17 06:49)

うちなーぐちについては、以下をご覧ください。

http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/nihongo/uchinaa.htm(ウチナーグチ)
http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/nihongo/okinawa.htm(傳言板沖縄関連集)
http://www.okinawatimes.co.jp/aji/index.html(沖縄TIMES)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20041016i112.htm

http://www.okinawatimes.co.jp/spe/o_index.html#kotoba



沖縄の地名について

えぶいぶ (2004/10/14 17:10)

沖縄の地名の由来ってどこからきているのでしょうか?
どうぞ教えてください。



劣勢比較級の副詞

偽中国人 (2004/10/13 03:46)

NHKの難問解決!ご近所の底力「来襲スズメバチ」という番組のなかで
北海道富良野市の女子高生が【ナマラ】という副詞を使っていました。

曰く、『ペットボトル吊るす前はすごい、結構、蜂が飛んでたんですけど、
【ナマラ】蜂が少なくなりました。』
この場合は「スゴク」の意味で使っているのでしょうが、
播州には【ナマ】(アクセント型は陰平55)という劣勢比較級の副詞があって、上記女子高生の言葉の後半部分を播州弁語法に翻訳すれば 「蜂が【ナマ】来るようになった」
と言い、(前に比べれば)「あまり来なくなった、飛んでくる数がそれ程多くない」という意味です。

「ナマ暖かい」は「暖かいというには温度が低い」「それほど暖かくない」、
「ナマ臭い」は「どうけ=肥溜め」や「せんち=雪隠」ほど臭くはないという意味でしょう。

“どんぐりコロコロ、どんぶりこ、どうけに嵌まってサア大変”



学習華文有利可図

偽中国人 (2004/10/13 02:36)

日本経済が停滞している近年
対中国ビジネスに注力しているシンガポール。
昔は猫も杓子もEnglish,Englishでしたが、
これからは
学習華文(中国語を学ぶと)
有利可図(儲かりまっせ)

華文教学(中国語教育)が
将(まさに)
大改革(されようとしている)

李資政(Minister Mentor Lee Kuan Yew 李光耀)が大号令
http://www.zaobao.com/sp/sp501_121004.html
Chinese teaching to go flexible
http://straitstimes.asia1.com/topstories/story/0,4386,277515,00.html?



re:Nunの発音。

ひでほ (2004/10/10 21:25)

The Golden Gate QuartetのCDの発音は、英語の標準の発音ですね。アメリカ南部方言に見られる発音は入っていないということですね。



発音いろいろ

偽中国人 (2004/10/09 03:40)

小豆島の北東にある「家島」を[エジマ]と発音する播州人は
「夜来香」を[エーライシャン]と発音します。

【誰】蜀惟切。《辞海》はshwei讀書音、sheir口語音(綴りは國語羅馬字)。愛知大学《中国語大辞典》はshui2を共通語音、shei2を北京俗音としています。倉石《中国語辞典》はsheiをごく普通の北京語、shuiをラジオ・テレビ・講演などで話される言葉、つまりあらたまった場合の発音としています。

「何日君再来」をヘーリージュンザイライと発音する中文、中哲の現役及びOBはピンインの発音練習をサボっていたか、よほど注意散漫、飲み込みの悪い人です。
Yuenren Chao 趙元任等の考案した國語羅馬字では
Her ryh jiun tzay lai
ウェード式は
hê jih ch'űn tsai lai
と綴ります。
http://www.asahi-net.or.jp/~ez3k-msym/charsets/roma-c.htm
> 特徴的なのは声調を数字やアクセント記号を使わずに綴りの違いで表す tonal spelling を採用していることで, アクセント記号なく26文字のアルファベットのみで書けるという長所がある。 しかし声調の違いを表す方式は趙元任以外の人間には覚えられないというほど 複雑であり....

私が日本語を教えた光頭の福建人は「日本」を巻き舌で[ルルーベン]と発音し、別の福建人は「ズーベン」と発音していました。
「朋友」も[パンヤウ]、[ペンイウ]、[ポンヨー]さまざまです。

この前の新加坡小噺の「落ち」が抜けていましたが、
一部の新加坡人は捲舌音が苦手なので、「弐er」の発音が出来ません。[er]の代替として「悪、餓 e」を用います。



「シェイクゥ」是shi誰shei?、「何日君再来」He Ri Jun Zai Laiが「ホウズウチェインツァイライ」?

高駒麗人Koma (2004/10/08 06:28)

http://www.dewa.or.jp/shane/okokyu01.htm
中国の胡弓奏者、「許可」Xu keについて。
「シェイクゥ」とは何処の読み方?
「シェイクゥ」是shi誰shei?

「シュイクー」と書いたのを誰かが「シェイ」と誤解したのでしょう。

92年、日本で發賣されたケ麗君ことテレサ・テンTeresa TENG(ケ)の、中国語の歌のアルバム(テープ)で、「曾經(曽経)」cengjingが歌詞カード上では「會經」になっておるわ、ジャケット(カバー)で「何日君再来」He Ri Jun Zai Laiの表記が「何日君再来(ホウズウチェインツァイライ)」になっておるわすごいしろものでした。

誰かが「君」junを「チュイン」と書いたのを、別の誰かが「チェイン」と間違えたわけです。
先日テレ朝でテレサの特番があり、ケ麗君が「夜来香」の中国語版を唱っているシーンで、日本語歌詞の字幕が出ていました。全く意味が違っていました。



Nunの発音

偽中国人 (2004/10/08 00:22)

Joshuaの父Nunの発音について

The Golden Gate QuartetのCDを入手して聴いていましたら
http://www.ozsons.com/goldengate.htm
《ヱリコの合戦》という曲の中に
 I know you heard about Joshua.
 He was de son of Nun.
というフレーズが出てきまして

Nunを[n∧n]と発音しています。



animalなど

高駒麗人Koma (2004/10/07 22:51)

animalが「エナモー」に聴こえるのは、わしも中学、高校の頃から気づいていた。
[ænəml]の[æ]が[ε]に近くなり、[ml]が[mo:]と聴こえるのだとわかりました。
当時は、嬉しくなりました。
「他の皆はanimalを『アニマル』[animaru]だと思っているが本当は『エナモー』だ。他の奴等は『エナモー』という発音を聞いても、頭の中で『アニマル』に直してしまうからちゃんと発音できない。俺だけが英語の本当の発音を知っている。」
得意になった記憶があります。

このころ、私は日本で慣用のカタカナを全部疑ってかかる癖がついていました。
hospitalは「ホスピタル」ではなくて「ハスペロ」、
holidayは「ホリデー」でなく「ハラデイ」、
policyは「ポリシー」でなく「パラスィ」という具合です。

しかし今では、本来[animal]であるものを[ænəml]と読むのが英語独特の訛りであると思うようにしています。

America人の兄ちゃんがkarate(空手)を[kərα:di](ケラーディ)のように発音し、横にいた日本人のgirl friendが「ケラーディじゃなくてカラテ、これは日本語」と言っていました。

>昔私が聴講したアメリカ人講師は“形式”xingshiをsing sea(歌う、海)のように発音していました。
京劇の発音に近いですね。
Xingshiであれば、sing she(歌う、彼女は)に近いでしょう。
ピンインのxはsで表記してもいいもので、北京の若者は「形」xingをsing、「学習」xuexiを [syesi]のように発音するようです。京劇がそうなります。
京劇役者の発音では「京劇」jingjuは[tsiŋtsy]なのでしょう。山東なら[kiŋky]ですね。



amen、オーメン

偽中国人 (2004/10/07 04:52)

私が参加している合唱団の指揮者は
内面性の深さを表現するために
amenをオーメンと発音するように要求します。

http://home.att.ne.jp/wind/madogiwa/01mov/title/05ao/the_omen.htm

ミサ曲で「オーメン」を褒め称えるのはいかがなものか、と思いますが.....
すべての聴衆が指揮者同様に映画の「オーメン」を忘却の彼方に押しやってくれていることを望んでいます。



re:Xiongが英語でどう読まれるか

偽中国人 (2004/10/07 04:36)

一部のアメリカ人には中国語のX系の発音は難しいようです。

昔私が聴講したアメリカ人講師は“形式”xingshiをsing seaのように発音していました。
で、そのアメリカ人講師はanimalをエナモーの様に発音していました。
昔日本人はエコノミック・アニマルと呼ばれましたが、日本人は英単語でさえも日本式ローマ字で発音しようとします。

私が参加している合唱団のメンバーは
swingをshing
sweetをsheet
のように発音します。
de troubles ob de worl.を「di 虎武孫 di 割る」と発音します。“b”を発音する際の唇のしまりが緩いためbがmに変わります。
duh wordの場合は da wa:doと発音します。
deもduhもアフリカ系南部米国人の訛りでtheを表しているというのに。

ラテン語の
Maria Virgineをmariaを「まりあびるじね」と発音します。

そのくせ
miserereはミゼリーレと初めのreと次のreとは母音を変えたりする繊細な部分もあります。



構わないvs仕方の無いこと

偽中国人 (2004/10/07 04:07)

高駒麗人Komaさん
>Aokiが[eiouki]と読まれるから「国後」はGuohouでも構わないという意見は一理あります

偽中国人
>漢字は中国語の正書法なので“国後”を中国のlao-bai-xing老百姓,ren-min-qun-jun人民群集=大衆がGuo-houと発音するのは仕方の無いことです。

私の「仕方が無い」と高駒麗人Komaさんの「構わない」とは違うと思います。
「仕方が無い」も「構わない」も同じというのであれば私の語彙が不足して高駒麗人Komaさんに誤解させることになったこと、お詫び致して訂正します。

シアトル・マリナーズの対戦相手テキサス・レンジャーズ(コ州遊騎兵)は
http://hk.news.yahoo.com/041002/3/1594f.html
昔の西部劇ではテキサス決死隊(コ州敢死隊)と翻訳されていました。
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=15138

ついでに粗忽な中国人は「徳川」を“コ州”と書く。
http://www.me.mtu.edu/~phlee/text/FCXJ.HTM
少年領主竹千代(以後的 コ州家康)



Xiongが英語でどう読まれるか

高駒麗人Koma (2004/10/06 07:47)

昔、英語の教材(テープつき)で、中国人名Xiong(熊、シュン)が「ジアン」と読まれていました。



中国人が日本の固有名詞の発音を漢字の音に当てた例

高駒麗人Koma (2004/10/06 07:04)

ちなみに中国人が日本の固有名詞の発音を漢字の音に当てた例はこうなります。

壱 SAPPORO > 「三宝樂」Sanbaole
北海道の地名としてのサッポロは「札幌」Zhahuangですが、サッポロビールの社名は「三宝樂」Sanbaoleです。

弐 NISSAN > 「尼桑」Nisang
勿論、「日産」Richanもあります。

参 CANON > 「佳能」Jianeng
キャノンは「観音」[kannon]から来ています。

四 Hattori(ハットリ) > 「哈突利」Hatuli
忍者ハットリくんの名まえです。ハットリ君は「服部貫蔵(はっとりかんぞう)」、これをシナ語で読むと、Fubu Guanzang(或いはGuancang)です。

伍 Kokichi Mikimoto > 「庫基奇米基莫托」Kujiqi Mijimotuo
これは「御木本幸吉」のことです。一般化せず、一時的な誤譯とされています。

陸 Mazda > 「馬達」Mada、「馬自達」Mazida
マツダは「松田」Songtianですね。

七 Mabuchi Motor > 「万宝至馬達」Wanbaozhi Mada
「馬渕」はMayuanと呼ばれます。

八 Doraemon(ドラえもん) > 多拉A夢 Duo-la-e-meng
「機器猫」Jiqimaoや「[口丁][口當]」Dingdangから「多拉A夢」へ。
「ドラえもん」の「ドラ」は「ドラネコ」の「ドラ」のようです。しかし、もし「銅鑼焼き」の「銅鑼」と結びつけると「ドラえもん」は「銅鑼衛門」Tong-luo-wei-menになります。



漢字で書かれた時点で中国語に翻譯されたのと同じ

高駒麗人Koma (2004/10/06 06:19)

日本人の中国語学習者がたまに言うことで、「中国語は何でも翻譯してしまうので困る」というのがあります。
パトリオットミサイルが「愛国者導弾」とか。
(Patriot Missile > 愛国者導弾Aiguozhe Daodan)

しかし、、「スズキ」が「鈴木」と書かれて「リンムー」と読まれるのは、「マリナーズ」が「水手」と書かれて「シュイショウ」と読まれるのと同類の現象です。
(SUZUKI Ichiro > 鈴木一朗LINGMU Yilang)
(Seattle Mariner’s > 西雅圖水手Xiyatu Shuishou)

日本人名「すずき」が日本語の中で「鈴木」という中国文字で書かれた時点で、すでに、この「スズキ」がシナ語「リンムー」Lingmuに翻譯されていいというお墨付きを得たと言ってもいいと思います。

中国語圏では「高橋いちご」は「高橋莓」(ガオチャオメイ)、「スズキイチロー」は「鈴木一朗」(リンムーイーラン)のように、本人が漢字を希望しようがしまいが、カナの名前が漢字に直されます。
(Takahashi Ichigo > 高橋莓Gaoqiao Mei)

この場合、「いちご」が平かなで書かれ、「イチロー」がカタカナであっても、日本では「いちご」が「苺」、「いちろう」が「一朗」「一郎」と書かれる習慣があるので、中国語で「高橋莓」や「鈴木一朗」になっても日本人は気にしません。
ただ、日本では、「パトリオット」を「愛国者」と書く習慣や「マリナーズ」を「水手」と書く習慣が無いので、妙に思えるだけです。

http://tw.news.yahoo.com/fc/ichiro/
http://tw.news.yahoo.com/041004/4/11apy.html

そうなるとアイヌ語地名Kunne-sirが「国後」という中国文字で書かれた時点で、もうシナ語のGuo-houに翻譯されたも同然です。

ヤマト民族は、アイヌ、琉球、台湾を領有したとき、先々の地名に漢字を当てて、これらの地名は「難読」になりました。
アイヌモシリ(北海道と千島)のKunne-sirに「国後」という中国文字を当てたのは倭人(ヤマト民族)でしょうし、台湾のTakauに「高雄」という中国文字を当てたのも倭人でしょう。
「国後」「高雄」は、いずれも訓読みを前提にした漢字表記でしたが、漢民族によってGuohou、Gaoxiongと読まれ、高雄に至ってはガオシュンがKaohsiungとして英語化して世界に知られています。
もし、初めから漢民族が漢字を決めて、Kunne-sirが*「昆内西爾」*Kunnei-xi’erだったら、Takauが「打狗」Dagouあるいは*「達高」*Dagaoだったら事情は違ったでしょう。

Aokiが[eiouki]と読まれるから「国後」はGuohouでも構わないという意見は一理ありますが、Aokiを中国文字&中国語の「青木」Qingmuに譯すなら、英語ではBlue Treeとでも譯すべきでしょう。



Kunne-sir、国後、Guo-hou

偽中国人 (2004/10/06 01:40)

漢字は中国語の正書法なので“国後”を中国のlao-bai-xing老百姓,ren-min-qun-jun人民群集=大衆がGuo-houと発音するのは仕方の無いことです。
“Kunne-sir”の正書法を“国後”と決めた時代の日本はまだ漢文“かぶれ”だったのです。

昔、ロッキード事件が騒がれたときVoice of America のアナウンサーは
“児玉”をKodamaカダマ
と発音していました。
ゴルファーの青木が米国で活躍したときVoice of America のアナウンサーは
Aokiエィオウキ
と発音していました。

シンガポールの福建人は八百伴Yaohanをヨーハンと発音していました。

Websterの米語辞書は米語の単語の発音を米国式ローマ字で書き表しています。
米国人にわれわれの名前が誤読されないようにアメリカかぶれの日本は早く米国式ローマ字を導入した方が良いと思います。

>高駒麗人Komaさん
>Mika Kanoでは「美香叶」(みかかのう)であろう。叶美香はいつ美香叶に改名したのか?

セロ弾きのヨーヨー・マは改名する前は“馬友友Ma Iouiou”でしたっけ?

1970年代の文献リストには
Chomsky,NoamとかHashimoto,Mantaroという書き方がありましたが
“東方人”、東洋人は“名、姓”という順序に憬れるんでしょうね。



Re:化膿姐妹、協姐妹

八両金 (2004/10/06 01:21)

> 八両金さん
> 叶姐妹の「叶」と叶月里緒菜の「叶」を中国人はどのように区別しているのか教えてください。

普通の中国人は区別しないでしょう。日本人の姓なんてよく知らないだろうし、その必要も無いと思います。

私が以前ここで言ったのは、全く逆の話です。
例えば日本の葉月里緒菜さんが、中国のネットや雑誌などで「叶月里緒菜」と書かれているのを見ても、「漢字が間違ってる!」などと文句を言ったら可笑しいでしょう、ということです。それこそ、自身の無知を曝け出してるに過ぎないのだから。



化膿姐妹、協姐妹

偽中国人 (2004/10/06 00:32)

>RE:芸 投稿者:八両金  投稿日: 7月30日(金)22時56分40秒
> 偽中国人 さん
> 日本で使われている「葉」と「叶」が別の字であることは、ある程度教養のある中国人ならば知っているのではないでしょうか。

という議論があった七月末、八月初めには確かに“化膿姐妹”はが中文ネットには存在したのですが、今は検索に引っ掛らないようです。
私の記憶では“胸部過分発達的化膿姐妹”というような文句があったように思います。

さて
>叶姐妹vs叶月里緒菜 投稿者:偽中国人  投稿日: 7月31日(土)01時28分44秒
> 八両金さん
> 叶姐妹の「叶」と叶月里緒菜の「叶」を中国人はどのように区別しているのか教えてください。

と御願いしたのですが、その後「八両金さん」からは御返事がありません。

そこでひとつの推論を立てました。
【从】が【從】の古字であるように
【叶】は【協】の古字である。
教養ある中国語話者は“協姐妹”と表記するかもしれない。
“協姐妹 Xie jiemei”で検索すると果たしてありました。
http://over-time.idv.tw/drama/cnt/showcnt_common.php?num=252
“集衆女性目光的"協姐妹"協美香,將在本集特別客串 。”
http://over-time.idv.tw/drama/cnt/showcnt_common.php?num=253
“得知此事的 櫻田門,認為自己再怎麼努力也比不上那麼美麗的協美香”



叶姉妹 康珍化

高駒麗人Koma (2004/10/05 19:40)

投稿者:偽中国人さま
Re:ヨン様のセクシー・バディー
>中国人の新聞記者は「ケースンヒ」選手などの漢字表記をどうやって突き止めているのか、(わし)
>おそらく朝鮮半島関係の人名の場合、通信社(News Agency)に勤務する韓国人で中国語担当の記者が原稿を書くのでは?
漢字は確認できず当て字と言うこともありますね。
韓国の歌手、Min Haegyeong(ミンヘギョン、ミネギョン)は、日本では「閔海景」、中国では「閔海京」でした。

>「叶姉妹」=「化膿姐妹」の記述も日本人から教えてもらったものでしょう。
化膿姐妹では検索しても出ません。
「叶姐妹」Ye Jiemeiでは検索でよく出ます。

姓名:叶美香 / Mika Kano(叶姐妹的妹妹)などとかいてあると叶がMikaで美香がKanoだと誤解されます。叶美香 / Kano Mika と書くべきです。
Mika Kanoでは「美香叶」(みかかのう)であろう。叶美香はいつ美香叶に改名したのか?

http://www.ann.hi-ho.ne.jp/izutsu/shKanTinfa.htm
康 珍化/Chinfa Kan(かん ちんふぁ)
「康 珍化」を「かんちんふぁ」と読むのは朝鮮語音Kang Chinhwaでしょう。
それをKan Chinfaにしたのはどういう意図かは別として、康 珍化(かんちんふぁ)はChinfa Kanではない。
Chinfa Kanでは「珍化康」(ちんふぁかん)になってしまう。

(↓「叶姐妹」検索結果)
http://cn.websearch.yahoo.com/search/web_cn?p=%D2%B6%BD%E3%C3%C3&lastkey=



美男はビナンかビダンかミナンか

高駒麗人Koma (2004/10/05 19:20)

特種タイムズ。
ゲストは竹田圭吾(TAKEDA Keigo)と室井祐月(MUROI Yudzuki)。
http://www.fujitv.co.jp/index.html
http://www.fujitv.co.jp/tokudane/index3.html

女性レポーターが韓国イケメン俳優の紹介で「この人は韓国でナンバー1のビダン(美男)と言われている」。
スタジオの人が「ビナンね」と言いなおした。
レポーターは再度「ビダン」。
呉音と漢音があって呉音でミナン、漢音でビダン。

朝鮮語では美男はminam、美女はminyeo(ミニョ)であろう。
「美男」meinan、minamを「ビナン」bi-nanと読むのは漢音と呉音の混合である。
「ビダン」だと「美談」mei-tan、mi-tamと間違える。
それは「男」の隋唐音ndamを導入した呉音ダンdanが、談話の談tam(>ダンdan)とダブるからです。

「美男子」は北京語で読むとmei-nan-zi、朝鮮語で読むとmi-nam-ja(ミナムヂャ)です。
「びだんし」bi-dan-siは呉音です。「美男子」だと「びだんし」で「美男」だと「ビナン」。これは不合理である。それで「美男」は「ビダン」が正しいという「人の日本語をチェックするのが好きな人」が多い。
「チェッカーズ確執」。確執はカクシツで執着はシュウチャク、では確執はカクシュウでもよかろう。

「男」namと「南」namは同音なので、朝鮮人名を朝鮮文字で書けば、Kim Jeong-namが「金正男」か「金正南」かは意味が無いでしょう。
Kyeong-sang-nam-do(慶尚南道)、Nam-Jo-seon(Cho-seon)(南朝鮮)当たりは「南」であることは明らかです。
北京語の場合、難nanと南,男namがnanで同音なので「雲南」Yunnanが「雲南」なのか「云難」なのかは発音からは判断できません。



互文《念奴嬌・鳥兒問答》

偽中国人 (2004/10/05 05:55)

《念奴嬌・鳥兒問答》の解説頁
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shici/maoshi19.htm
この解説の中で
>“炮火連天:砲撃の火焔は、燃え上がって天に達している。砲火が天をも焦がす。なお、「連天」には「連日、毎日」の意味もあるにはあるが、後の「遍地」と互文のところで、ここでは、「連日の砲火」の意は相応しくない。”

と書いていますが“互文”というのは例えば
http://www.rihaku.jp/kouza04/kou-04C26.htm
http://sousyu.hp.infoseek.co.jp/ks500/meisi003/s001.html
「山水」という熟語(多音節語)と「重複」という熟語(多音節語)を“マージmerge”して
 山水+重複→山重水複 疑無路
 山は重なり川は入りくみ、道を見失ったかと疑っていると
というような使い方をするものと認識しています。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shici/luyou09.htm

“炮火連天,弾痕遍地”が互文の対句というのならば“炮火弾痕”、“連天遍地”或いは“炮連”、“火天”のような熟語(多音節語)の存在が前提となるのではないでしょうか。



台新シモネタ紛争

偽中国人 (2004/10/05 05:52)

先看看『庄子』{ロ巴}?!
まず『荘子』を読んで見れば?
http://gb.ettoday.com.tw:6060/2004/09/30/142-1692785.htm
偉大な中国の古典『荘子』の中に「舐痔」という言葉が出てくる。

『荘子』の該当部分の現代華語訳
http://www.zaobao.com.sg/special/china/taiwan/pages7/taiwan_forum021004.html

「荘子」に記された痔
http://www.gpro.com/sampo/main10_03.htm

2、仁術・医道はあったか、医者の報酬について
http://ww22.tiki.ne.jp/~kanemasa/data4/data3.htm

毛沢東さえ《念奴嬌・鳥兒問答》の中で「不須放屁=放屁するをもちいず」と書いて、文人墨客の眉をひそめさせたけれど、修辞としては効果的だった。
http://www.zaobao.com.sg/yl/yl506_031004.html

《念奴嬌・鳥兒問答》の解説頁
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shici/maoshi19.htm

サンケイの読み間違い
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041004-00000011-san-int
>“台湾の陳外交部長が「鼻くそほどの大きさの国家が中国におべっかを使っている」と【述べたほか】、台湾語で性的な表現も交えてシンガポールを批判。”

「鼻くそほどの大きさの国家が中国におべっかを使っている」という句を陳外交部長は全文ビン南語で失言したが、第一報は幾分上品な言葉で“普通話”や“英語”に翻訳され報じられた。
Singapore is just hugging the mainland's leg.
しかし次の英訳は原文に比較的忠実な訳。
It was nothing but an effort to embrace China's balls.
サンケイの記事から【述べたほか】を削除して読むのが正しいのです。

シンガポールの方言別人口の多数派は福建(台湾)語話者なので、直接陳外交部長の原文を“欽賞=鑑賞”することができたシンガポール人が多かった。



ヨン様のセクシー・バディー

偽中国人 (2004/10/05 04:00)

高駒麗人Komaさん
>中国人の新聞記者は「ケースンヒ」選手などの漢字表記をどうやって突き止めているのか、

おそらく朝鮮半島関係の人名の場合、通信社(News Agency)に勤務する韓国人で中国語担当の記者が原稿を書くのでは?

中国で日本の呼称の俗語に「二本」がありますが、日本人が中国人に日本語で「日本」と「二本」は同じだと教えたか、魯迅や周恩来などの留日学生がその話を日本で聴いて広めたのではないかと思います。

「叶姉妹」=「化膿姐妹」の記述も日本人から教えてもらったものでしょう。

裴勇俊“性感身材”海報造成網絡陷入tan1huan4
tan1huan4={(病−丙)+難}{(病−丙)+奐}
http://www.zaobao.com.sg/special/newspapers/2004/10/chosun041004.html
ヨン様のセクシーバディ・ポスターでアクセス殺到、ホーム頁が麻痺

【裴】pei2 蒲回切 中国では伯益の子孫が{非/邑}に封ぜられたので{非/邑}を「氏」としたが、その後、子孫が解邑に封ぜられたので「邑」を「衣」に換えて「裴」にしたという説があります。
【勇】yong3 余隴切 腫韻
【俊】jun4 作韻切

福建音はPue Iong cun



なるほど。

銅貨 (2004/10/05 00:02)

ひでほ殿ありがとうございます。
南部ではあるのですがびみょーに津軽などの方言もあり
なにがなにやらな状況で(汗)
お説、大変面白く拝見しました。
自身のルーツを調べるのは新たな発見も有り存在に対して
何らかの助けもあるようです。
多謝!



北朝鮮の人名の漢字表記

風鈴’ (2004/10/04 18:09)

金正日総書記の息子の「金正男」氏を「金正南」と書いている例が、以前は中国語メディアで時々ありました。「前譯金正南」と書いてある記事もあるので、やはり「金正男」のほうが正しいということでしょうか。



漢字制限は誰のためだったか

高駒麗人Koma (2004/10/04 06:37)

戦後の漢字制限は、「庶民のため」という建前でした。
「終戦以前の日本の権力者が難しい漢字を使い、庶民が読めないので政治に参加できず、政策を誤った」という判断で、戦後の日本政府は、庶民にわかりやすいように漢字を制限し、「アヌシュ選手金メダルはく奪」のような「やさしいひらがな」を使うのが庶民のためということになりました。
結果、その庶民が制限からもれた漢字(苺など)を使いたがって、役所が禁止するという逆轉現象が起きています。

また、在日朝鮮人や華僑が日本国籍を取得しようとすると、
「金」(Kim、Jin)や「張」(Chang、Zhang)はいいとして、
「鄭」(Cheong/Chёng/、Zheng)は「日本の人名用漢字に無いから」といって拒否されるそうです。

戦後の漢字制限は、庶民のためといいつつ、今、庶民の意思に反し、隣国の民の日本への帰化をも妨害する結果になっています。



ひらがなと漢字の名まえ

高駒麗人Koma (2004/10/04 06:36)

「いちご」でも「あみ」でもシナ語圏では強引に漢字になります。名まえを漢字にしたがるのは、中国への配慮につながります。日本のファッションデザイナーがなんでもローマ字やカタカナにするのは、中国語に翻譯する者にとって不便です。

「鈴木亜美」は、90年代に「You Don’t Need to Say Good-Bye」などを唱っていた当時、藝名は「鈴木あみ」でした。
最近、再デビューした時は、漢字の「鈴木亜美」になり、日本では「改名」とされました。
しかし、90年代、彼女が「鈴木あみ」だった当時も、中国(シナ語圏、大陸、台湾、香港)では、すでに「鈴木亞美」という漢字で、発音はLingmu Yameiでした。
彼女のニックネームはAmigo(アミーゴ)です。ヤーメイとアミーでは違いますね。

もっとも方言ではアミー、アメイに近くなるでしょう。廣東語では「亞美」はAmeiでした。
Ameiといえば、「張惠妹」Zhang Hui meiですね。

NHKフランス語講座のopeningで、女の子の声で歌がありますが、編み物の絵をバックに「♪アミアミ」(ami、友達?)、たくさんの猫が列車に乗っている絵で歌が「レッシャ」(Les chats?猫たち?)、という歌が流れています。すごい駄洒落です。
ワニの絵をバックに「♪アリガトー」(alligator、ワニ)。日本語と似ているフレーズを集めたのでしょう。

>知床−アイヌ語で「シレトク」Sir-etok(大地の行き詰まり)、これから知床半島のアイヌ語地名の旅に出発する。
>国後は知床の山々と同じように千島火山帯に属しているため火山の島である。火山岩の9割以上は玄武岩で占められ、その色は黒い。国後の語源は「クンネシリ」Kunne-sir(黒い島)である。
北海道の地名は「サッポロビール」に習ってカタカナにすべきでしょう。
中国人が「知床」をZhi-chuang、「国後」をGuo-houなどと読む、地名の意味も音も変えられムチャクチャでござりまするがな。日本語にカナがあるのを有難いと思うべきです。

中国人の新聞記者は「ケースンヒ」選手などの漢字表記をどうやって突き止めているのか、本当にご苦労なことです。

http://www.asahi-net.or.jp/~hi5k-stu/aynu/index.htm



降灰−重箱読み

偽中国人 (2004/10/04 00:25)

浅間山噴火のニュースで
「風下の地域で降灰を確認しました」と言ってましたが、
何故「コウカイ」と音読みで統一せず、「コウハイ」と重箱読みなのでしょう?
「石灰岩」は「セッカイガン」と音読みで統一、「石灰」は「イシバイ」と訓読みで統一。
「遺灰」も「イカイ」ではなく「イハイ」と読み慣わしているのは何故でしょう。



re~2:地名。

偽中国人 (2004/10/04 00:11)

昔父親が聴いていたレコードの歌詞を思い出しました。

私は『よさこい節』かと思ってましたが『土佐わらべ歌』のようです。
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/7558/aKyokuSyoukai.htm
  高知の城下へ 来てみいや
  爺んばも 婆んばも よう踊る
  鳴子両手に よう踊る よう踊る

この中の「じんば」を「じんま」とする説もあるようです。

冗句joke
「資源を有効に(改行)じんまばんばも 」
http://www2.inforyoma.or.jp/~kadota/Nakayama/Yuubaeno_michi1kan_1.htm
こちらちり紙交換でございます。ご不用になった古じんま、使い古したボロばんばなどございましたら、多少にかかわらずお知らせください。

じ(ぢ)、ばの対照から“爺、婆”を類推させますが
もしかすると
“陣場”、“馬場”
かもしれません。

これも、ひでほさん同様、推量です。



re:地名。

ひでほ (2004/10/03 21:13)

”青森県上北郡七戸町治部袋(じんば)”ですね(”七戸町”で調べることができるはずです)。

この地名の”治部袋”はもともとは、”陣場”(陣地をかまえる場所)だったのでしょうか。”上北郡野辺地町陣場川原”とか、”秋田県大館市陣場(JRの駅名)”とか、”福島市陣場町”とか、あります。

七戸城址として、”七戸の西の山手に陣屋あり、要害の地と見ゆ、足軽町ありて、地士百八十余人のよし。”(享和中東山志)という記事があるようです(吉田東伍”大日本地名辞書”)。

この陣をしく場所という意味で、”陣場”という地名が東北地方にいくつかあります。この”陣場”と”治部袋(じんば)”とは関係はないでしょうか。

以上は単なる私の推量で、しっかりした証拠はありません。この推量自体はお遊びです。お役にたたない書き込みで申し訳ありません。



地名。

銅貨 (2004/10/03 01:44)

はじめまして。
母方の生まれた地名(青森県上北郡:「地婆袋-ぢんば-」または治部袋)
が気になり最近調べ始めたのですが
どーにも訛りのある地名なのか検索にもかかりませぬ。
もし音的に似ているものなぞあればご教授いただけたらありがたく思います。



Re:Re:名前変更

鴛鴦 (2004/10/02 21:20)

>偽中国人さん
>「ひらがなから漢字への変更ですけれど、何で重箱読みするのでしょうね。」
う〜ん、名付け親の意志が全てですからね・・・
真相は名付け親に聞いてみないと。(といっても聞く術は無いんですが ^^;)



nose dropping、LP部長

偽中国人 (2004/10/02 06:03)

台湾の外務大臣が新加坡を鼻くそ呼ばわりしました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040930-00000009-san-int
日本語の新聞記事だけ読んでいると何で大騒ぎになるのか分かりませんが、

Taiwanese Foreign Minister Mark Chen described Singapore as 'a tiny country no bigger than nose dropping' in an angry response to Brigadier-General (NS) Yeo, who said in his speech that Taiwan could drag in other countries if it continued to pursue independence.

Mark Chen=陳唐山 台湾の外務大臣は英語名も持っているのですね。
Brigadier-General (NS)George Yeo=国連代表団団長ジョージ・ヨー外相=外長 楊栄文

'a tiny country no bigger than nose dropping' =像新加坡這様“鼻屎大小”的国家

nose dropping=鼻屎=鼻くそ

He accused Singapore of sucking up to China, using a graphic Hokkien expletive to make the point.

graphic Hokkien expletive=露骨な福建語の罵詈雑言={門<虫}南、台湾詈語

http://www.zaobao.com/sp/sp503_290904.html
他還以一句粗話,形容新加坡是在“拍中国的馬屁”。下品な言葉を使ってシンガポールは「中国におべっかを使っている」と形容した。

しかし「汚言穢語批新加坡 台外長“深表歉意”」と題する記事では
http://www.zaobao.com/gj/zg501_290904.html
“捧中国的XX({門<虫}南話,意指男人的性器官)”。「中国のアレを捧げ持つ」

上の“XX”の部分をシンガポールの新聞では“不文之物”=「文字に出来ない物」と書くのが普通です。
上の言葉を日本の新聞は「シンガポールは中国におべっかを使っている」とぼやかしていますが、この場合「シンガポールは中国の提灯持ちをしている」と表現する方がいいのではないでしょうか。

陳唐山粗話“説文解字”
http://www.zaobao.com/gj/zg512_300904.html
陳唐山日前出口的“po lan pa”陳唐山が口にしたのは“phoo lan pha”(poとpaは有気音)

この“phoo lan pha”を漢字表記するのも恥ずかしいのでLPとイニシャルを使うという話もあります。
台湾の野党は,外交部長陳唐山をLP部長と皮肉っているそうです。
http://www.zaobao.com/special/newspapers/2004/10/lhwb011004.html

台湾の野党は,外交部長陳唐山をLP部長と皮肉っているそうです。(中国語の部長は日本語の大臣)
http://www.zaobao.com/special/newspapers/2004/10/lhwb011004.html

台湾行政院新聞局の林佳龍局長:
「ビン南語=福建語で物事を考える人々は陳唐山の比喩が的を射ていると思っている。正常な男性は皆LPをもっている。鼻くそも正常な生理的現象である。台湾の内政に対する新加坡の批判は台湾の国家としての尊厳を侵すものである。」
http://www.zaobao.com/special/newspapers/2004/10/xmrb011004a.html

台湾の野党は,外交部長陳唐山をLP部長と皮肉っているそうです。(中国語の部長は日本語の大臣)
http://www.zaobao.com/special/newspapers/2004/10/lhwb011004.html

台湾行政院新聞局の林佳龍局長:
「ビン南語=福建語で物事を考える人々は陳唐山の比喩が的を射ていると思っている。正常な男性は皆LPをもっている。鼻くそも正常な生理的現象である。台湾の内政に対する新加坡の批判は台湾の国家としての尊厳を侵すものである。」
http://www.zaobao.com/special/newspapers/2004/10/xmrb011004a.html

台湾的語言汚染
http://www.zaobao.com/yl/tx502_011004.html
オルブライト国務長官、ブッシュ大統領もスペイン語の下品な言葉“cogones”をつかった。



Re:名前変更

偽中国人 (2004/10/02 04:28)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000501-yom-soci
ひらがなから漢字への変更ですけれど、何で重箱読みするのでしょうね。
「み」という音は女の子の名によくありますが、私だったら同様に「きく」と読む「菊」を使うところです。《廣韻》レベルでは「掬」と「菊」は同音です。
「菊水」は神戸市民には御馴染みの楠公さん(桂南光とちゃいまっせ)のファミリー・シンボル(家紋)です。
「菊水」では「キクスイ」と読まれますから「菊美」とすれば、こちらのほうが見た目にも美しいと思いますけど。

【掬】両手承取也。《周礼》『受珠玉者以掬』珠玉を受けるときは掬(両手で受け取ること)をもってする。

さて、「掬」と似たような意味を持つ言葉の事で新加坡と台湾とが揉めています。



名前変更

鴛鴦 (2004/10/02 00:10)

前回は使える漢字を制限するのはおかしいとの申し立てがありましたが、今度はひらがなのところを漢字に変更するよう認めろとの申し立てです。さて、同様のケースは今後次々に出てくるのだろうか?
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041001-00000501-yom-soci



Re:人名漢字

鴛鴦 (2004/10/02 00:04)

>高駒麗人Komaさん
>「それほど漢字をつかいたいか・・・・」
私の周りの人に言わせれば「別に中国のことを意識してつける人はいやしない」と一蹴されました。もし、似ても似つかぬ発音をされても「ふーん、中国ではそう発音するんだ」とただ単にそう思うだろうと。また、ひらがなの名前が漢字で表記されたら「こんな書き方するんだ」と感心するだろうと。
漢字をつかいたがる親から見ればひらがなの名前はボキャブラリーが足りない、インパクトに乏しいと感じるようです。

ちなみに私は中立です(えっ、逃げているって? ^^;)



Re:「矜持」と「協持」 and 錆、銹、{金肅}

鴛鴦 (2004/10/01 23:48)

>偽中国人さん
この場合はやっぱり「矜持」でなければいけませんね。
中国では「銹」、「{金肅}」という字を使うんですね。勉強になります。



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