sense of wonder

RAY CUMMINGS

ARGOSY ALL-STORY WEEKLY


ARGOSYはエドガー・ライス・バローズの作品の多くが掲載されていたことで有名ですが、SFパルプ雑誌発行以前、及び黎明期には、多くのSF作品が掲載されていました。 メリット、マレイ・ラインスター、O・A・クライン、そしてレイ・カミングスらがそうです。

ARGOSYは長編連載開始の号の表紙にその作品を使い、作品名と作者を明記しました。これは人気作家であったバローズの作品でも例外ではありません。 6回連載なら、連載開始の号だけが表紙絵になっています。SFコレクターとしてはせめてバローズほどのビッグネームにはもっと表紙絵にしてほしかったものです。(表紙絵になっている 号はなっていない号より高価です)


「宇宙の果てを超えて」BEYOND THE STARS (ARGOSY 1928.2.11-2.25まで3回連載) 早川文庫SF9

RAY CUMMINGS(1887-1957)彼は数多くののスペース・オペラやタイム・トラベルものを書いてきたが、もっとも記憶に残る作品は、登場人物がラザフフォード原子の表面にある世界を 訪れるために縮小するという極微世界のロマンスである。文体は子供っぽく、SF界がより洗練されていったのに対して適応することができなかったが、最良の作品には、ある程度持続する 魅力をもつナイーブな興奮がみられる。(最新版SFガイドマップ作家名鑑編・サンリオSF文庫より・・・最後のところなんか英語の直訳みたいな文書)
翻訳作品
「時間を征服した男」「月面の盗賊」「宇宙の果てを超えて」(以上ハヤカワ文庫) 「時の塔」(ハヤカワSFシリーズ) 「燃えつきた水星人」「水星征服計画」(久保書店QT) 計6冊、思ったより翻訳がある。でも代表作であるはずの、「原子」のシリーズが翻訳されていない。
ARGOSY 1928.2.11
PAUL STAHR画
ARGOSY 1928.2.18
RBERT AGRAEF画
ARGOSY 1928.2.25
HOWARD BROWN画
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「宇宙の果てを超えて」

日本語版の表紙
斎藤和明画
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