毎度かかってくるアコムからの「借りて〜」コール。ネタづくりにちょいと営業のおねーさんと話してみました。

・収録日 99年6月28日/PM6:00

それでは30歳フリーライターと30歳アコムOLイズミさんの会話をお楽しみください。
 

●イズミ「いつもお世話になっております、アコム新宿××店のイズミと申します。伊熊恒介様はご在宅でしょうか」
★オレ「あー、オレしか住んでないっすよ。あれでしょ、いつものアコムの……借りてくれってやつ」

以下この順番です

●「ええ、そうなんですけど……今月の御利用予定なんかは、ございますでしょうか……」
★「うーん、こないだ借りたでしょ」
●「ええ、でもすぐにご入金されてしまったので(笑)」
★「ああ、まあそうだけど」
●「できたら今月中に1万円だけでもいいですので……」
★「うーん、予定ないなぁ。あのさあ、いつも思うんだけど、オレみたいのに電話しないで、もっと借りたい人に電話すればいいじゃないですか。いっぱいいるでしょ」(←なんか映佳ちゃんパターンに会話がなってきた)
●「そういう方は入金していただけないので……」
★「まあ、オレは借りちゃあ返しての人だからね」
●「ええ、ですので……」
★「でもね、オレ月末に入金あることが多くて、今月末もべつに困ってないんですよ」
●「そこをなんとか……」
★「月末に借りるとなんかあるんですか?」
●「ええ、まあ」
★「えっと、イズミさんでしたっけ?」
●「はい」
★「イズミさんのポイントになるっていうんなら、まあ、熱心だし協力しないこともないですけど」
●「私のポイントというか、支店全体の成績になるんですよ。ですから、月をまたがって借りていただければ、と。7月に入ったらすぐお返しくださって結構ですので」
★「なるほどねー」
●「あ、お借りいただけるならテレホンカード送りますよ」
★「そんな(笑)」
●「アコムじゃなくて別の名義で送ることもできますし」
★「いや、それはオレひとり暮らしだからかまわないけど」
●「もう、伊熊さんだけが頼りで……」
★「ははは。ところでイズミさんていくつなんですか?」
●「同じです」
★「は? あ、オレと同い年ってことか。じゃ、猿年だ」
●「ええ。私、同い年の人が好きなんですよー」
★「なんだそりゃ(笑)」
●「だって、同じ学年ってことは、同じようなテレビをみたり、遊びをしたりしてたってことでしょ、なんかそういうのっていいじゃないですか」
★「そりゃま、そうだけど。東京の人?」
●「はい」
★「どこの高校行ってたの?」
●「あ、高校上がる頃はもう、ちょっと地方へ越してしまいまして」
★「で、また大人になって上京してきたんだ」
●「そうです。でも、私、ほんとに同じ年の人が好きなんです(←やけに強調)」
★「あ、そうそう、イズミさんも熱心だけどさ、うちに旅行とかレジャー関係の格安会員券みたいなやつを売ろうとするやつが、よくかかって来るんだよ。知ってます? 会社に来てくれって女のコがテレアポとって、いくとくどきのプロが出てくるってやつ」
●「知ってますよー。あれ結構高いんですよ。だからそれが払えなくて、うちに借りにくるお客さんも多いんです」
★「あ、アコムに借りさせるんだ、ああいう業者って」
●「だから、私、お客さんに、それだまされてますよ、高いですよって教えてあげますけどね」
★「そんなのだまって借りさせておけばいいじゃない」
●「いやいやいや、そんなことできません。でもね、それでもいいって言う人もいて……」
★「それは止めようもないですね」
●「普通に考えたらおかしいと思いますよね。だいたい安い宿とか情報誌見ればいくらでも載ってますし」
★「俺の友人(注・別冊宝島・ゴトゥ)なんて、逆手にとって、わざわざ外で話し聞いて高いもん食べるだけ食べてドロンしちゃうんだってさ」
●「あ、そんなことできるんですねー。でも、その会社に行ったってべつに監禁されるわけじゃないから逃げるのなんて簡単でしょ」
★「でも軟禁状態らしいけどね。次から次へとくどきのプロが変わるがわるやってきて(笑)」
●「へー、でもアレはやったのって結構前でしたけどね」
★「まだあるんだねー。いやー今日はネタもらえてよかったよ。オレ執筆屋だからさ、こういうの助かるよ」
●「知ってます」
★「あ、そうだった個人情報筒抜けだった。ははは」
●「ふふふ」
★「じゃあ、イズミさんに免じていくらか借りときますよ」
●「ありがとうございますぅ。それでおいくらほど……」
★「なるべくがんばりますよ(笑)」
●「あ、テレホンカードじゃなくて、マックの食事券や図書券もありますけど」
★「……じゃ、図書券もらおうかな。べつにムリにくれなくてもいいですよ、新聞の勧誘じゃないんだから」
●「いえいえ送らせていただきます。あ、そうだ、こんど店のほうにも遊びにきてくださいよー」
★「えーべつに用事もないしなー」
●「用事がなくったっていいじゃないですかぁ。私、高島屋のうらの×××の上の支店にいますから、新宿にお立ち寄りのさいは、ぜひ!」
★「はいはい、じゃ、そのうちイズミさんのお顔を拝見しに行きますよ」
●「はい。それではよろしくお願いします」

てなわけで、そのうちイズミさんをデジカメかなんかにおさめてアップできたらな、と思いまーす。