立川駅南口東武ストア近くのドトール/pm9:00
10代のカップル【男・22〜23歳(辰年)/女・14歳(中3・鼠年)】

小柄やせ型で、メガネをかけた骨細文化部系のオタク風青 年と清純アイドル並に可愛いローティーン黒髪少女のカップルを発見。男の方は緊張からか、たわいもないことを良く喋り、タバコをバカバカ吸っていた。女のコの方は、終始男の目をジッと見つめてニコニコしながら、話を聞き、話返すときは、敬語を使っていた。知り合ってから間もないという風情。オレは勝手に家庭教師の一橋生と、その生徒(中3)と夢想。年齢はほぼ間違いなく(鼠とか辰とか干支を言い合っていた)、誇らしげに学生証を少女にみせびらかしてたことから、けっこういい大学に通っていると推理される。では、そんな初々しい(でもねーな、淫行だな)カップルの会話をお楽しみください。

メガネ「9時半くらいに出れば平気?」
美少女「はい」
メガネ「なんで今日は遅れちゃったんだろう(自問自答)」
美少女(ニッコリ)
メガネ「笑って終わりかい! 答えはないのかい」(←べつに何も聞いてないだろ!)
美少女「ふふふ」
メガネ「どうする、ぶらぶら外歩きたい?」
美少女「あたし……(聞きとれず)……なんですよ」
メガネ「立川を? 地元のほうを?」

(ここで男、ジッポを使って片手で火を点ける芸を得意げに披露する)

カチャカチャシュポッ!(火が点く)×2

美少女「すごいですねぇ」
メガネ「下手(なやつ)がやると、向こうのほうにピョンととんじゃう。コラーッとか言われちゃう」
美少女「ふふふふ」
メガネ「もっとうまいやつは、シュルルってできるんだけどね」

(この間カチャカチャやりっぱなし)

メガネ「(突然)ウーン、いい笑顔だ。あー(このあと、ぶつぶつ)」
美少女「ふふふ」(←確かにめっちゃ可愛い)
メガネ「毎日楽しい?」
美少女「楽しいときと、つまらないときがあります」
メガネ「学校は楽しい?」
美少女「いい授業のときは」
メガネ「いい授業? 家庭科とか?」
美少女「国語とか」
メガネ「国語好きなの? 嫌いな授業が集まってるときは嫌なの?」
美少女「嫌ですね〜」
メガネ「何曜日」
美少女「月曜日と金曜日」
メガネ「ははッ週の終わりと週の初めかい。何が入ってんの」
美少女「ん? 公民と……」
メガネ「こうみん? そんな授業があるの?」
美少女「はい」
メガネ「こうみん???」
美少女「公民です。地理みたいな」
メガネ「どういう字を書いて、『こうみん』なの?」
美少女「こういう(指で表わす)公に……」
メガネ「民族の民? それで地理みたいなことやんの?」
美少女「地理みたいな……」
メガネ「社会じゃないの?」
美少女「地理と歴史の混ざったみたいな。でも歴史も別にあるんです」
メガネ「ふ〜ん。あの……(聞き取れず)……とかでさ、日本語の順に並べよとかあるでしょ」
美少女「?」
メガネ「これとこれの関係のある人物を線引っぱったりね」

(沈黙)

メガネ「にらめっこしてどうすんだよ!」
美少女「ダメですねぇ(笑)」
メガネ「顔そむけられても笑っちゃうけど」
美少女「ふふふ」
メガネ「その笑みはなんなの?」(←ツッコミ風に)
美少女「ふふふ、恥ずかしいんです」
メガネ「恥ずかしいの?」(言葉攻め)
美少女「ふふふ」
メガネ「おもしろい! (聞き取れず)……っておもしろいの?」
美少女「おもしろいですねぇ」
メガネ「俺への返事は必ず答えを出してね。笑ってすまさないように!」
美少女「はい」
メガネ「いい?」
美少女「はい」

(沈黙)

メガネ「正直なところ今日駅でけっこう待った?」
美少女「正直に言って? そんなに待ってないですよ。ふふふ」
メガネ「最初わかんなかった。ん、あれか……ナンパはされなかった?」
美少女「ふふふ」
メガネ「ナンパはされたことある?」
美少女「ありますねぇ」
メガネ「地元では? やっぱり立川?」
美少女(うなずく)
メガネ「え〜、それは俺くらいの年の男に?」
美少女「ふふ」
メガネ「それは私服(のとき)だろ?」
美少女「ふふふ」

(沈黙)

メガネ「なあ、そういえばこの●●ってどこにあったんだっけ?」
美少女「(聞き取れず)」
メガネ「長いやつ? 小学生?」
美少女「小学生くらいのときに」
メガネ「最近はやってる?」
美少女「一緒に」
メガネ「運動場で」
美少女「ふふふ」
メガネ「何がおもしろいの? へ? 運動場のやつじゃないの? 丸っぽいやつ」
美少女「違います。うふふ」
メガネ「わかりません」
美少女「ふふふ」
メガネ「はひふへほの数え方わかる?」
美少女「?」
メガネ「書いといてね」
美少女「?」
メガネ「今日は、そのことよりも、睡眠時間を優先したほうがいい。授業中寝ちゃったらやばいでしょ。へへへ」
美少女「あたしが毎日、(聞き取れず)」
メガネ「そんなことない。でも「あれっ」とか思った日もある。この前なんだっけ、(聞き取れず)」
美少女「(聞き取れず)〜できないので」
メガネ「入れられるときに入れてくれればいいから。つい喜んじゃう」
美少女「ふふふ」
メガネ「体で表現しないと」

(沈黙)

メガネ「立川どこがいいかね。どこ歩きたい?」
美少女「へへへ」
メガネ「希望はないのかね。向こうのほうの道は代ゼミがあるんだよ。そのそばに公園がある」
美少女「誰もいない?」
メガネ「いっぱいいるよ(キッパリ)」

(沈黙)

メガネ「今日友だちが俺の席座ってさあ……(うんたらかんたら)。乗り換えがうまくいかなくて遅刻しちゃって(うんちゃらかんちゃら)。罰金払わされるんだ」
美少女「うんうん」
メガネ「(学生証とりだして)プリクラはってんの」
美少女「ふふふ。これは誰?」
メガネ「これは、これと一緒。これはこれで。あれ、カードがない。あ、こっちのほうが顔的にいいでしょ」
美少女「う〜ん」
メガネ「免許とったのがねぇ、へへへちょっと待って、宮城の〜(聞き取れず)福島の〜まあ、そっちのほうでとってね。夏休みに。いい感じ(もちろんイントネーションは前)でしょ。一番お気に入り。これから将来ハゲると思うと……あ、このカードは俺の好きなクリームソーダが飲める」
美少女「ふふふ」
メガネ「これいる? もってるか。あ、こんど(バイト先に)来るとき注意してね。9時から11時まで俺、休憩じゃん。毎回」
美少女「9時から11時まで」
メガネ「6時から3時まで働いてるから。9時間。労働基準法で8時間までなんだ。4・4で分かれるの。こないだもちょろちょろ見てたんだ。こねーなあって思って」
美少女「うん」
メガネ「ちょうどその日は10時15分から休憩で」

(沈黙)

美少女「ちょっと質問していいですか?」
メガネ「いいよ」
美少女「名前を〜(聞き取れず)〜切れちゃうんですよ」
メガネ「(聞き取れず)はなしつけちゃう。シロ。だから俺メールのアドレスもシロにしたの。シロ?」
美少女「はい」
メガネ「こっちとかもシロ」
美少女「うふふ」
メガネ「ちょっとバカにされた? 中学校の帰り道に……部活動の帰り道に。俺のほう見ながら言うんだよ犬のほうじゃなしに。ムカつくぜ」
美少女「(笑)」
メガネ「いいんだけどね。でもねえ、龍一とか竜がつく名前が欲しかったね。辰年だからさ。あれ、何年?」
美少女「ネズミです」
メガネ「うちの母ちゃんと一緒だ。じゃあ鼠年のBか! うちの父ちゃんと一緒だ!」
美少女「うふふ。一緒ですか」
メガネ「おお。鼠年のB」

(沈黙)

メガネ「どんどん喋れよな」
美少女「はい」
メガネ「どういうのがいいの?」
美少女「ふふふ」
メガネ「笑いをこらえると、この辺がヒクヒクする」
美少女「ふふふ」
メガネ「うそうそ」

(沈黙)

美少女(ニコニコ)
メガネ「なんで笑うの!」
美少女「ふふふ」
メガネ「ちょっと場をなごませるために。こうでしょ……」
(ここでメガネはタバコ芸を披露。タバコ芸の中でももっともオーソドックスな、ビニールの中に煙を落とすやつだが……)
メガネ「見てみな」
美少女「はああ」
メガネ「すごいでしょ」
美少女「いつもやるんですか?」
メガネ「たまあにやる。遊んでるときに。あとで恥ずかしいから、あんまやらないようにしてるんだけど。おもしろかった?」
美少女「楽しいですねぇ」
メガネ「どうだい、心は和んだ? また今度やろ。気まずい雰囲気になったら」
美少女「ふふ」
メガネ「今の写真見て思ったろ、俺の髪形がこれ以上どうにもならんということを。オデコが広いんだよ。別にハゲの前兆じゃなくてガキの頃から」
美少女「ふふふ」
メガネ「昔からこんな髪形。顔も一緒にでかくなったの。ハゲの心配はしてないけど。グラデーションってみたことある?」
美少女「見たことあると思うんですけど、あまり印象はないですね」
メガネ「気持ち悪いよ〜。上からクーラーのしずくが垂れてきて」
美少女「ふふふ」
メガネ「狙って落とせるもんじゃないけど」
美少女「はい」
メガネ「そういう人だよ」(意味不明ですな)
メガネ「どう、B'z聴いてる?  B'zの歌は何が好き?」
美少女「いい曲ありますよね」
メガネ「ライアー?」
美少女「ほかにも」

(この辺からちょっと聞き取れず)

メガネ「その分、岸谷五郎が好きなんだってきいて、あまりショックじゃなかったなあ」
美少女「どうしてですか?」
メガネ「岸谷五郎がね、かっこいいか?」
美少女「はい。うふふふ。はい」
メガネ「そんな、しみじみ言われてもねえ」
美少女「でもハイドさんとかもかっこいいと思う」
メガネ「でも岸谷五郎が一番なんだろう」
美少女「性格が。性格から」
メガネ「性格じゃないだろ。彼の性格は知らないはずだ(←オタクッぽく)。ドラマの中での性格だろ。女遊びしてるらしいぞ」
美少女「岸谷五郎がですか? そんなのウソですよ(笑)」
メガネ「まあウソです」
美少女「えー、今ほんとっぽく言ったのに」
メガネ「なんかで見たことある。まあそういうことにしときましょ。かとうれいこがヘアヌード写真出したのは、今日週刊誌で見た」
美少女「はあ」
メガネ「いやらしいやつだと思った」
美少女「ごめんなさい。そういう意味じゃないんですけど(笑)」

(沈黙)

メガネ「あー、これからは何、たとえば、どーいう風にしようかなあ。ちょっと待ってて(恐らく自分の髪形についてなんかに書き付ける)」
美少女「怖いですね」
メガネ「ロン毛かな」
美少女「はは」
メガネ「笑いすぎると脳細胞が(うんちゃらかんたら)」
メガネ「特許って分かる?」
美少女「?」
メガネ「わかんないか。例えば何か発明したとしよう、ね? どういう風に言えばいいかなあ。例えば、便利でしょ、鉛筆の後ろに消しゴムがついてると。ああいうの昔の人が考えたわけよ。ね? で、自分が発明して発売するよねえ、で、人気がでるよねえ、そしたら他の大手企業とかがかってにマネしてつくっちゃう。で、大手企業とかがマネしたら絶対太刀打ちできないじゃん。大量に作るから安くできるし。で、損しちゃうよね、あっちのほうが売れたら。そしたら東京特許許可局(舌かみながら)にこういうものをつくりましたって……、こういった同じものをつくりたければ、ある一定の額を払ったら作っていいですよっていう……。特許をとるの。大手がマネしたら(うんちゃらかんちゃら)。ドクター中松はその特許を62本もとったの。何にも知らないんだねえ(得意げに)。ドクター中松知ってる?ここの足のところにバネついた……」
美少女「はい(ニッコリ)」
メガネ「フロッピーディスクとか、発明したひと。この前の選挙にも出てた。桝添さんって分かる?(その後選挙のウンチク)」

この後、数分たわいもない話をして二人は席を立った。時間にして1時間くらい夜10時になっていた。中3美少女の運命やいかに!