僕らの関係
梅雨の合間の夏空に小さく息を吐き出すと何でもないかのように高等部の校門を くぐる。もう卒業した筈の高等部へ来るのは僕にとっての日課だった。何故って、 僕が来たいから来てるだけ。会いたい人がいるから来てるだけのこと。大学の講義が 休みの日でも高等部が休みじゃないなら、僕は当たり前のようにここへやって来る。 それくらい僕にとって会いたい人が高等部にはいるんだ…。 「おー斑目、お前良いところに来たな」 「…?」 当たり前のように語学準備室へと入ると真田先生と南先生が妙に楽しそうに僕を 振り返った。南先生は出かける用意をしていて、僕を見ると安堵したように笑う。 「私、これから中等部の方へ行かなきゃいけないの。良かった、ここで瑞希くんに 会えて」 「ホント、お前タイミング良かったよ。南先生が行っちゃってたらどうやってお前を ここに引き留めようって話ししてたんだぞ?」 妙に楽しそうな先生達に僕は首を傾げてから、ふと気付く。何故、先生たちが僕に どうしても会いたかったのか。それも2人揃って僕に会いたかったのか、ちょっと 考えればわかることだった。 ──そう、今日は僕の誕生日 「へっへー、お前今日誕生日だろ?だからさー、一昨日プレゼント買いに 行ったんだよ」 「瑞希くんが喜びそうなものって何だろうって、すごく考えたのよ」 楽しそうな先生達に僕も自然と微笑みながら、先生達が相談しながら買い物をしている 風景を思い描く。先生達の教え子で手の掛かった僕のプレゼントを選びながら 楽しいデートが出来たお陰でもあるんだろうなと少しだけ寂しくなりながら。 先生たちが単なる同僚じゃなくなったのはつい最近だ。僕や色々な人たちを 巻き込んでの告白騒ぎ、そしてその後の相談だって僕は受けた。端から見てれば あからさま過ぎる真田先生の好意も南先生は気付いていなくて、ちゃんと 見てればわかる筈の南先生の真田先生への好意もお互いに知らなくて… 何だか僕が大いに振り回された感があった気がする。だけど思い返してみれば、 楽しかったと思えなくもない。大切な先生たちが幸せになるならと思えば僕は 僕の気持ちに蓋をするしかない。ちょっとだけ寂しい気分になったのだけれども そんなことは口にしてはいけない。 ──でも、僕は先生達が大好きだから。 僕がいつまでも一緒でいたいと思っていても、いずれそんなことも言えなく なってしまう。何故って、僕たちは所詮他人だから。家族じゃない他人同士の 繋がりは何がきっかけでなくなってしまうか、わからない。だから先生達に お互いのパートナーが出来、僕の手の届かないところに行くことだってある。 それを思えば、ずっとこのままの関係でいて分かれてしまうぐらいなら、 先生たちがパートナーとなればいいと思えた。例えその2人の間に僕が 居られなくなってもそれが最善だと思えたんだ。 2人が幸せならいいと思ったのは確かだけれど、自分が思うよりも僕は子供で、 いつまでこうしていられるんだろうと少しだけ不安になる。こうやって僕の誕生日を 祝ってくれる先生たちと離れるのは嫌だなと思いながらトゲーと目を合わせると 少しだけ笑う。 「…ありがと」 「おう!んじゃ、これ貰ってくれよ!」 「色々素材とかにもこだわって選んだの。だからきっと瑞希くんも気に入って くれると思うけど…」 真田先生が抱えている包みは結構な大きさだ。そして何だか柔らかそうでもある。 「誕生日おめでとう」 「誕生日おめでとな!」 「…うん」 ふわりと軽い包みに僕は少し笑うと開けていいかと先生たちに聞く。南先生が優しく 頷き、真田先生は満面の笑みで何度も頷いて開けて、開けてと言ってくれた。包みを 開けてみると触り心地のいいオーガニックコットンのカバーに包まれた枕が現れる。 「ま、やっぱ斑目って言ったら寝る!だからな」 「気持ちのいい枕だったら、もっと心地よく寝れるかなと思って」 何度も触り心地を確かめ、顔を埋める。あっという間に眠りの国へと連れて 行かれそうになるのを堪え顔を上げた。 「気持ちいいだろ?」 「…うん」 「気に入った?」 「…うん、ありがと」 僕が枕を抱きかかえたままソファーへと座ると時計を見た南先生が慌ててファイルや 教材を抱きかかえた。 「じゃあ、ごめんね。今から中等部に行ってくるから後でね」 「終わったら途中で合流する?」 「その方がいいかもしれませんね。とりあえず終わったら電話します」 「うん、じゃあおれは斑目とここにいるから」 僕へ声を掛けつつも、2人だけの会話が繰り広げられる。今までだって何度も 同じことがあったけれどそれまでとは空気が違う。だってただの同僚じゃないから。 そして2人はそれを隠すタイプの人間じゃない。いや、隠せない素直な人間に 分類される人たちだ。南先生を送り出しながら、楽しそうな真田先生が僕を見て 再び笑う。 「…真田先生、楽しそう」 「ん?そりゃあ、今日は特別だからな。なぁ、お前今日夕飯大丈夫か?」 「…僕、一人だから」 「ああ、そっか。じゃあ、何が食いたい?おれ達で奢ってやるよ」 さっきまでの南先生との会話で大体分かっていたけれど、改めて言われると どうしてか照れてしまう。この2人の傍にいて優しくされることを望んでいるくせに いざそうされると照れてしまうのは何故なんだろうか。トゲーを見ることで 嬉しそうな真田先生から目をそらしてしまう。トゲーはそんな僕の気持ちが 分かっているのか、小さな目を細めていた。 「…何でも…いい」 「えー、でもお前だって好きなモンとかあるだろ?ほら、遠慮しないで言えってば!」 この後、南先生から電話が入るまでの間、僕は真田先生と夕食を何にするか、 どんなお店がいいかという問答を続けることになった…。 駅前で待ち合わせということになって真田先生と駅前まで歩いていく。途中僕の マンションに寄ってプレゼントを置いてくると駅前の時計塔の下に南先生がいた。 学校を出る前に予約したお店へと入ると飲み物をオーダーして料理を待つ。 何てこと無いやりとりなのにいつもよりも長い時間を先生たちと過ごせるのが 嬉しいと思ってしまう。もっとこんな時間が続けばいいのにと望んでしまう自分に 見えないところで自嘲的に笑った。 「んじゃ、斑目の誕生日おめでとーってことでかんぱーい!」 真田先生と南先生はビールを、僕はグレープフルーツジュースを片手にグラスを 掲げた。こんな風に家族以外の人に誕生日を祝って貰えるのは初めてのことで 僕は戸惑いながらも嬉しさとこの先のことを思う不安な心と戦っていた。 「何だ、何だ?お前食べてないじゃん!ほら、もっと食えってば!」 「瑞希くん、お皿貸して」 取り皿を渡しながら、来年の僕はどうしているだろうと考え事に耽ってしまう。 「おい、斑目お前なんか今日変だぞ?」 「体調悪いの?」 料理を取り分けてくれた南先生がお皿を手渡しながら、心配そうに顔を覗き込む。 「…ううん、大丈夫」 「本当か?…何かこう、いつものお前だったらもっとおれをからかったり するじゃん。あ、いや決してからかって欲しい訳じゃないぞ。ただ、何か 調子狂うなーって」 「いつもよりちょっと表情も暗い気がするし…」 僕の気持ちに気付く事が出来る人っていうのはこの世界でも多分一握りしか いないと僕は勝手に思っている。努めて無表情にしている僕の表情や仕草を見て、 僕の気持ちを察してしまうことの出来る先生達はやっぱり僕にとってかけがえの ない大切な人たちだ。 ──だから…僕はこの人たちと離れたくないと願ってしまう。 「おい、大丈夫か?無理はすんなよ?」 「気分が悪いなら、帰る?」 「…うん。体調、悪いわけ…じゃないから」 僕の言葉に先生達は顔を顰める。多分、僕のこの言葉を疑っているのだろう。 「…大丈夫、違うよ。…僕、ちょっと…考えてた」 昔の僕だったら、こんなことは言わなかっただろう。適当に誤魔化して人の輪の中から 離れていったに違いない。だけど、今の僕は違う。先生達や色々な人と触れて少し 変わった。だから、素直に言えるようになったんだと思う。 「…この先、僕は…どうやったら…先生達と、居られるかな…って」 僕の言葉に先生たちが顔を見合わせた。僕がこうして素直に言い出した気持ちに 驚いたんだろう。 「瑞希くん…」 「斑目、お前…」 「南先生、覚えてる?…僕が、この前言ったこと」 不安な気持ちを隠すのを止めると僕は背を正して、南先生を見つめる。先生達の 告白騒動の時に少しだけ漏らした僕の本音。南先生はその本音を覚えているのかな。 「この前って…あの時の?」 「…うん、僕にとっての…幸せのこと」 真田先生だけが何を言ってるんだろうと不思議そうな顔をする。南先生は あの時の事をちゃんと覚えていてくれたみたいだ。 「そう、僕にとってのベストは…今のこの状況」 料理を運んできた店員が僕達のテーブルに流れる雰囲気に戸惑いながらも皿を 置いて行く。さっきまでのテンションの高さは何だったんだろうと思えるくらい 今は緊張した空気が流れていた。 「僕はね、こうやって…南先生と真田先生とトゲーが居れば、それでいいんだ」 「え?」 「ねえ、瑞希くん」 僕の言葉に驚いた真田先生が思わず声を上げるが、それ以上言葉が出て来ない みたいだ。替わりに南先生が優しく微笑みかける。何かを諭すようなそんな ニュアンスが漂っている。 僕はわかっているんだ。今、僕が口にしたことはどうしようもないことだって。 今こんなことを言っても仕方ないことなんだって。だけど、僕はわかっていても 口にしてしまった。それは僕が子供だっていう証拠と言われてもいい。実際、僕は 未成熟でいくらIQが良くても経験の足りない子供に違いない。真田先生や 南先生達が年上である以上、年月による経験の差っていうのはどうしたって 勝てるわけがないんだ。 「私や真田先生は決して瑞希くんから離れていかないわ。瑞希くんが不安に なることなんてないのよ」 「…南先生」 「だっていつだって先生達は生徒を見送る側だから。離れていくのは貴方達、 生徒の方なのよ」 南先生の言葉に頷きかけてやめる。だってそれは正論だけど違う。僕が言いたいのは そういう事じゃない。 「なあ、斑目。おれ達教師って奴は結構寂しいモンなんだよ。どんなに可愛かった 生徒達も3年という学園にいる時間しか一緒にいられない。新しい道へと踏み 出したお前達とまた会うことになるのは本当に稀だ」 僕が言葉を続けようとすると真田先生が真剣な表情で一気に言葉を吐き出す。 どうやら今の事態をすぐに理解してくれたみたいだった。いつもの先生とは違う 真剣な表情に僕は少しだけ驚く。だっていつものイメージはどうしたって子犬だから。 だけど今の真田先生はやっぱり僕よりも大人なんだと思えた。 「だからお前は結構特別なんだよ。教師として言っちゃ駄目かもしれないけど こうやっておれ達に会いに来るお前を特別扱いせずにはいられないんだよ。 公平、平等が本来のおれ達のとるべき態度なんだけどな」 「…真田先生…僕、…」 一瞬、普段の真田先生に戻ると二階堂先輩なら当たり前だって言いそうだよなって 笑った。そしてもう一度真面目な表情に戻ると更に言葉を続ける。 「ん、だから…お前がこのままが良いって言うなら気の済むまで居ればいい。 おれだってお前と居るのは楽しいし、こうやって慕ってくれるのはすっげー嬉しい。 だけど、お前にとっておれ達の存在が邪魔になる時は容赦なく叱ってやるからな。 お前はここに居るべきじゃないだろって。それだけは覚悟しとけよ」 「そうよ、瑞希くん。私達はいつだってあの語学準備室で瑞希くんを待ってる。 だから来たい時に来ればいい。今までと一緒でいいのよ。瑞希くんにとってそれが 最良の幸せだと言うなら、私達は拒んだりしないわ」 真田先生の言葉に南先生の優しい言葉が重なる。僕の不安はまだ決して消えていない けれど、随分安らいだのは確かだ。小さく笑うと、先生達が顔を見合わせて胸をなで 下ろしていた。 ──どうやら僕は相当、2人に心配をかけてしまったみたい。 「全く、斑目は馬鹿だなー。お前頭良いのに馬鹿だよ」 「もう、真田先生もここぞとばかりにそんな風に言わなくても…」 雰囲気がいつもと同じ明るい幸せなものに変わっていく。僕が求める幸せは 今、ここにある。 「だってそうじゃん?ま、でもこいつも可愛いモンだよ」 「あら、瑞希くんは前から格好良くて可愛いですよ」 「…南先生、そこ力説するところじゃないから」 「あはは、すみません。でも本当ことですし、真田先生もそうですよ」 「え?…あ、あははっ!」 2人の間で繰り広げられる会話に僕が笑うと真田先生の手が伸びてくる。 髪の毛を混ぜ返されるなんて、思ってもみない行動に僕はただぼんやりしてしまった。 「ほら、まだ料理あるぞ。食え、食え!」 「そうよ。冷めちゃうから早く食べましょう?」 そしてそんな2人を見ていたら、僕の頭の中で名案が浮かんできた。 ああ、そっか。そうすれば僕の願いは簡単に叶う。 「…先生」 「ん?」 「どうしたの?」 僕の取り皿を持った南先生とその取り皿にこれでもかと言わんばかりに料理を乗せて いる真田先生が不思議そうにこっちを見た。 「来年…じゃなくてもいいから…欲しいものがあるんだ」 「おー、おねだりかー?」 「何?どんなもの?」 僕の言葉に2人の表情が今まで以上に明るいものになる。そう、このおねだりは この2人にしか出来ないものだ。そして、それを貰えるなら僕は長い長い幸せを 約束されることになる。 「僕、お嫁さん…欲しい」 「は?」 「え?」 僕の言葉に二人はその場で固まってしまう。どうして先生達が固まったのか わからないけど、硬直が先に解けたのは真田先生だった。 「だ、駄目だ!南先生はおれのお嫁さんだっ!!ぜーーーーったいお前なんかに やらないぞっ!」 「さ、真田先生!?」 隣に座っている南先生を抱きしめると絶対に放さないぞと言わんばかりにこっちを見てる。 ああ、僕の言い方が良くなかった。そうだ、真田先生や南先生は早とちりの名人だから この事に関してはちゃんと事細かに言わないと。南先生は南先生で真っ赤になりながら 真田先生の腕の中でじたばたしてる。多分僕の言葉の意味がわからないのと、真田先生の 行動で混乱してしまってるんだろう。 「…うん、だから…南先生じゃないよ」 「じゃあ、何だって言うんだよ」 「簡単。…早く結婚して」 「だからー!」 すぐに早とちりをして解放しかけていた南先生を再び抱きしめる。せっかく 落ち着きかけていた南先生がまた真っ赤になった。 「僕じゃない。…先生達が」 「へ?」 「…瑞希くん、どういう事?」 ようやく緩んだ真田先生の腕から抜け出した南先生は真っ赤になった頬を両手で隠すと 首を傾げた。 「…そのまま」 「そのままって…斑目どういうことだよ」 むすっと拗ねたように真田先生が口を尖らせる。僕はそのまま素直に言っているのに どうしてこの2人はわからないんだろう。それとも誤解がまだ解けてないのかな。 大きく息を吐き出すと途端に真田先生から吸い込めと言われる。別にため息じゃないから 幸せは逃げない。それに先生達がいるなら幸せはここにある。 「…だから、真田先生と、南先生」 2人を交互に指さすと僕は笑う。本当に鈍い人だ。まあ、こんなところも僕は 好きなんだけどね。 「…早く、結婚してくれれば…僕の、お嫁さんに…早く…会える」 「いや、全然わかんないから!何でおれと南先生が結婚するとお前のお嫁さんに 会えるってことになるんだよ!訳わかんないだろ!?」 「…どうして?」 僕が首を傾げると真田先生が席を立って大声を出しそうになったところで南先生が 止めに入る。そうか、つい語学準備室にいる時のように話していたけれど、ここは違う。 普通の飲食店だ。真田先生も南先生に止められてそれに気付いたみたい。 「だから、話が全然繋がってないだろ!?」 「…繋がってるよ。…先生達が結婚したら…子供、生まれるから」 「いや、だからー!」 「もしかして…瑞希くんの言ってるお嫁さんって…」 まだ理解できていない真田先生よりも早く南先生は気付いたみたいだ。だけどまだ 半信半疑で確かめるようにその言葉を紡ぐ。 「…うん」 「…ほ、本当に!?」 「み、南先生わかったの!?斑目は何だって言ってるの!?」 教えてくれと迫る真田先生に南先生が真っ赤になりつつ、小さな声で答えを教える。 「…ですから…その…私と真田先生が結婚して…その…女の子が生まれた時のことを… 瑞希くんは言ってるんだと思い…ます」 「へ…?おれたちの…子供?」 ──そう。南先生、正解。 僕が笑いかけながら頷くと南先生はやっぱりと呟き、真田先生は僕と南先生を交互に 見た。そして数秒の沈黙の後、ようやく理解したらしい真田先生が驚いたように 目を大きく見開く。 「…だって、そうしたら…僕も、家族」 「そう…だけど…でも必ずしもすぐ生まれるとは限らないし…女の子が生まれるか どうかもわからないし…その、まだ…結婚が決まってる訳でもないのよ…?」 「…うん、だから…早く」 そうだよ、何ていい方法だろう。こうすれば僕はずっと先生達と一緒だ。 家族になってしまえば、離れることなんてない。 それに2人の娘ならきっと可愛いに違いない。 目の前では理解したけれど、何と言っていいのかわからないといった面持ちで先生達は 百面相をしている。 ねえ、南先生、真田先生。僕はね、先生達が好きだよ。 こうやって、僕がどうやったら先生達とずっと一緒にいられるか考えるほどに。 だから、先生達も覚悟してて。 僕は先生達を独占出来るなら、僕の幸せのためならば…どんなことだってするよ。 それが、先生達の良く知ってる僕のやり方。 知ってるよね。僕が高等部に居た時にずっと見ていたあなた達なら…。 <あとがき> 瑞希中心にすると書きやすいのですが、この子は脇だろうが、メインだろうが 勝手に話を広げる傾向があるのである意味扱いづらいところがあります。 キャラとしては非常に動かしやすくていいんですけどね。 瑞希は最近のドラマCD等も聞いている限り、南先生と真田が同等に好意が 注がれているようで非常に嬉しいです。そしてこの子の好意は幼いがゆえに 分かりやすい独占欲へとなりやすいのでは、と思って書きました。 capriccioさまの三六五題より「僕らの関係」をお借りしました。 |