風のワルツ
──それは予感だったのかもしれない。 だって、今までそんな事言わなかったから、ちょっと驚いたんだ。 アイツがそんな風に誘う事なんてなかったし…俺を見る目が いつもと違って見えたんだ。 だけど、その時の俺は、ただ嬉しくって。アイツが俺を誘ってくれたのが 嬉しくって、そのちょっとした予感を流してしまった。 後悔してるかって? そうだね、後悔してないって言ったら、きっとそれは嘘になるよ。 でも、それがアイツの選択だったから…俺にそれをどうこういう 権利なんてない。 だけど…。 「ね、タキガワいい?」 給水機の前で水を飲んでいると後ろから声をかけられた。 一気に飲み干した後振り向けば彼女…が居る。 「何?」 「あと、少しで休息時間だよね」 「そうだけど…?」 肝心な部分を言えないのか、周りをきょろきょろしながら何度も 口を開いては噤むの繰り返し。 「?」 「うん…あのね…遊園地、行かない?」 それはすごく唐突な誘いだった。第一まだ、勤務時間である。確かに あと一時間もすれば休息時間だが、がこんな風に自分を誘うのは 初めてだった。休息時間でもいつもこちらから誘うか、向こうで偶然 会った後に一緒に行動するぐらいだ。 「珍しいじゃん、そんな事言うの」 「…あはは、うん、そうだね。でもね、ここの遊園地の開園時間が あと一時間くらいしかなくて…だから…」 確かに今の時間は既に19時を回っている。遊園地の開いている時間は もう残りわずか。 「…ま、いっか。たまにはいいよな。この前なんてヤガミも勤務時間に 都市船に降りてたし」 そう結論を出すと明らかに彼女はほっとしたように胸をなで下ろす。 「ありがと、タキガワ」 「ん、別にいいよ。が行きたいっていうなら、着いてくからさ」 その時のの笑顔は何だか、いつもと違って見えた。 少しだけ寂しそうな…そんな笑顔だったような気がしたんだ。 実を言うと…その時まで、俺は焦ってた。 だっていつもは忙しそうに艦内を走り回っていたし、俺以外の 奴等とだって仲が良かったから。 だから…だからちょっとだけ、優越感を持ったんだ。 他の奴等と俺は違うって。 にとって特別なんだって。 時々二人になるとは違った面も見せてくれたけど この時もその違った面の一つなんだと思った。 それは間違いじゃないけど、そんな簡単な事じゃなかったと、 俺は…後で気付く事になる。 こっそりと都市船に降り立つと揃って伸びをする。互いの動作に笑い合うと 目的の遊園地へと足早に移動した。閉園まで残り30分ほどの遊園地に 滑り込むと彼女の進む方角へと着いて行く。 「なー、何処行くの?」 「うん、観覧車。ここの観覧車から見る夜景がすごく綺麗なんだって。 ミズキがお勧めしてくれたから、見に行きたくって…」 歩きながらの指先が掠めるように触れた。 思わずどきっとしながら顔を見るといつもと違う彼女が居る。 艦内を走り回るはいつも凛々しくもあり、頼もしい、仕事の出来る女性 そのものだった。だけど、今の彼女はまるで自分と同年代の少女のように 見える。大人の女性でなく、無邪気で純粋な…少女のように思えた。 隣で歩きながら何度か掠める指先を捉えると、しっかりと手を繋ぐ。 「タキガワ…?」 「早く行かなきゃなんだろ?行こう」 驚いたようなに視線を逸らしながらそう口にする。自分が今、何を しているのかわかっているから、だからまっすぐ見れなかった。 たかが、手を繋ぐくらいと言うかもしれない。 でも、だから恥ずかしかったんだ。 だって、今まで手を繋いだ事なんてなかったから。 自分よりも少しひんやりした手をしっかり繋ぎながら、観覧車に乗る為の 列に並ぶ。自分たちの間に流れる沈黙も別に居心地の悪いものじゃなかった。 ゴンドラに乗り込むと向かい合わせに座る。 周りに広がるのは闇とネオンの光。 地球と違い、天然の光なんてここにはない。 星のまたたきは、ドームに映る人工のもの。 「本当に綺麗ね」 ぽつりとが呟いた。その横顔は何処か頼りない寂しげな色が濃い。 「…綺麗な光」 「…そうだね」 の見つめる先を見ようと自分もまた窓の方を見る。 家屋の光、それは生活の光。 街の光、それは活気の光。 ここに見える光は、自分たちが守りたいと願う光。 「ね、そっち行ってもいい?」 「?」 いつもと違う声色に気付いて夜景から視線を戻す。視線が交わり、 ただ言葉なく彼女に頷いてみせた。ゆっくりと立ち上がるの手を 取ると自分の隣へと導く。隣同士に座った後、触れ合う指先を絡め、 再び手を繋いだ。 もう、恥ずかしいとかそんな感情はなかった。 ただ、それが自然な行為だった。 ゆっくりと景色が変わっていくのを見ながら、隣にある温もりに 安堵感を覚える。 言葉がなくとも、この空間が心地よかった。 酔いしれるような空間にふわふわと浮いているようなそんな気分だった。 衣擦れの音がして、がこちらを見ている事に気付く。 じっと見つめるその瞳に吸い込まれるようだった。 そして、引き込まれるように距離が近くなる。 らしくないけど夢を描いていたのに、それはあまりにも突然で、 そして…あまりにも自然な流れだった。 柔らかい唇の感触。 伏せた瞼、長い睫毛…桜色の頬。 触れられたら…と思っていた。でも、今、それは腕の中にある。 夢かとも思った。ずっと願ってきたことなのに、夢心地で現実味が なかったから。そして現実へと引き戻したのは、くすりと笑った 彼女の小さな笑い声。 「…ごめん、ついちゃったね」 そう言って彼女の細い指先がそっと自分の唇の端を拭った。 「え?」 「グロス」 「ああ…そっか」 拭い終わった彼女が微笑む。いつもの自分ならきっと照れて視線を 逸らしてしまっただろうけど、この時は自然と笑えた。 じっと見つめたまま、視線が交差する。 「もう…降りなきゃ…」 その言葉で地上が近い事に気付く。名残惜しそうなその口調に頷くと 少しだけ握った手に力を込めた。 「…うん」 再び沈黙が訪れた。係員の誘導に従いながら、ゴンドラを降り、 華やかな照明に照らされた遊園地を歩く。オルゴールのような 音楽があちこちから流れ、閉園を告げていた。 「帰ろうか…」 「…」 遊園地の出口でそう口にすると、が何かを訴えかけるように 見つめる。本当は自分だってまだ帰りたくない。 帰ってしまえば、きっと…。 「…そうだ。公園、寄ってく?あそこの噴水、ライトアップされてるんだ」 だから、数少ない自分の情報を漁って口実を作る。 少しでもこの時間が長くなるようにと。 「うん、行きたい」 手を繋いだまま、言葉少なに歩き出す。 二人だけの時間を後少し、後少しと引き伸ばす為に、 出来るだけゆっくり歩きながら。 ライトアップされた噴水はどこか神秘的だった。 色とりどりの水が沸き上がっては、消え…それを繰り返している。 ベンチに座っても会話を交わす事はなかった。 ただ、そこにあるその安堵感に幸せを感じていたから。 公園の時計塔が22時を告げると、様々な色彩が姿を消す。 残されたのは闇と園路灯が照らす白い光、そして水音。 「…行こう」 「うん」 繋いだ手を離さずに、ゆっくりと公園を後にする。港へと入ると真っ直ぐ 夜明けの船へと向かう。それはいつも癖でもあった。自分たちは 火星独立軍でおおっぴらに表を歩けるわけじゃない。まして停泊している 他の船が太陽系総軍に所属していれば、都市船内での戦闘だって 有り得る。だから港に入ると一直線に船に戻るのだ。今は少しでも 一緒に居たいが、いつもの癖がそれを許さなかった。トップハッチ デッキからエレベーターホールに入ると大人しくエレベーターを待つ。 普段ならきっと誰かが通るだろうD1エレベーターホールなのに だれ一人として現れなかった。黙ったままエレベーターに乗り込むと 自分たちの個室があるD2エレベーターホールへと降り立つ。 …ここにも何故か人の姿がない。 もしかして、夜明けの船の人間が皆いなくなったのでは、と 思うくらい影一つ見当たらない。相変わらず作業用BALLSは 沢山行き交いしているが、人の気配はないままだ。 通路を歩き、自室の前で立ち止まる。 そして、手を離そうとすると背中にとん、と何かが押し付けられた。 「…?」 背中にもたれるようにしていたと後ろを振り返る自分の視線が ぶつかる。さっきと同じその瞳が訴えるのは…。 「…もう少し、一緒に…」 か細い声にただ頷いた。そして繋いだ手はそのままに自室へと入って行く。 個室には一人分の机と椅子、そして本棚とベットくらいしかない。 ずっと立っている訳にも行かず、二人が腰掛けるならベットぐらいだろう。 迷いつつもベットに腰掛けるとふわりと甘い匂いが漂ってきた。 たまに、とすれ違うと甘い、いい匂いがした。 花のような…多分香水かトワレなんだろうけど、すれ違いざまに 感じたその匂いに立ち尽くす事もあった。 その場に残る香りを深呼吸で感じたりもした。 だけど、それは今、手の届く所にある。 ずっと触れたいと思った艶やかな髪も、 細い指先も、桜色のような頬も…。 全部、手の届く所にある。 手を伸ばせば、すぐに…手に入る。 気付くと自分の手は彼女の髪を梳くように触っていた。 「あ…」 考えていただけなのに、勝手に行動に移してしまっていた自分に 気付くと慌てて、手を引っ込めようとする。 「…大丈夫」 そう言って笑ったもまた手を伸ばすと額にかかる前髪を払ってくれた。 ──それはまるで始まりの合図のようだった。 指と指の間をすり抜ける、心地よい髪の感触。 何度もその感触を求めて繰り返した。 くすりと笑ったと目があうと、再び唇を触れ合わせる。 すぐ離れて行こうとする感触を追いかけて2回、3回と繰り返した。 何度繰り返しても足りないとも思った。 「…」 何でもない、だけど名前を呼びたい。そんな衝動に駆られる。 その名前を口にする度に何処かへと落ちて行くような 感覚に陥る。くすりと笑ったが自分を呼ぶ度に 心臓が高鳴る。心地よい感覚に酔っていた。 視線が交差して、再びあの感触を追い求める。 何度も繰り返す度に気持ちが膨れ上がる。 なあ、。俺、ずっと思ってた。 俺、アンタが好きだよ。 ずっと好きで…だから、何していいかわからなかった。 アンタが笑う度、情けないくらいに心臓はドキドキしてたし、 優しくされる度、有頂天になったよ。 アンタのほんの些細な一言で勝手に傷ついたりもした。 傍に居るのに、ずっと…遠くに居るみたいだった。 だって、アンタは何も言わないから。 いつも何も言ってくれないから…俺はずっと不安だった。 アンタに気にして欲しくって、ご先祖の話何度もしたよね。 優しいアンタなら腹が減ったと言えば、一緒にメシ食ってくれるから… 腹が減ってなくても、腹減ったって言ってみたりもした。 あれだけ不安になる程遠く感じたのに… どうしてかな…急にアンタを身近に感じる。 なあ、こうしてるから? 二人で触れ合ってるから? さっきまでの俺はどこに行ったんだろうな。…アンタに触れる事に 脅えてた俺は。 変だね。ずっとアンタを追いかけてた俺がこうやって見下ろすなんて。 こんな事、想像してなかった。 …いや、本当はずっとそうなればいいって思ってた。 だって、それは普通の事だろ? 俺だって男だから。…だから、考えるよ。好きな奴の事。 どうしたいかって、それくらい考える。 なあ、アンタは?はどう思ってた? 俺の事、どう思う? お願いだよ、聞かせて。 俺、アンタの口から聞きたいんだ。 誤魔化さない本心を聞かせて。 …お願いだよ、今だけは俺の質問をはぐらかさないで。 駄目だよ、見つめても。解るけど、が言いたい事…解るけど。 今は言葉が欲しいんだ。アンタの声で、口から、聞きたいんだ。 …ありがとう。 首筋に、胸元にと紅い点を残しながら、そう呟く。 恥ずかしそうにはにかむに俺もだよ、と囁くと上気した頬に唇を 落とした。 今は…その瞳も甘い声も、この手に残る感触もすべて俺のものだよね? 誰のものにならないだって、わかってる。 でも、今は錯覚させてよ。 何も求めないが俺を求めているって、俺の言葉を待っているって。 だから、言わせてよ。 「…、大好きだよ」 都市船の出港準備時間になると艦内の騒々しさは最高潮になる。 出港時の暴露つまり戦闘への緊張にあちこちで精神を尖らせるから。 そして、それは例外に漏れず飛行隊である俺も含めてだ。 何度繰り返されても、この緊張感だけは緩む事はない。 だけどそれだけじゃない事を感じていた。 …これも予感。 夜が白み始めようとしている事。 星が消えようとしている事。 ──何かが終わり、始まる予感。 考え事をしているとMAKIのアナウンスが流れる。そしてすぐに艦長の 演説が流れ、第一種戦闘配置が発令された事に気付く。 プリフライトチェックを済ますと士翼号へと乗り込む。目の前には当然 希望号が鎮座していた。そして乗り込んだと目が合うと互いに笑う。 戦闘に入る前の一種の儀式みたいなものだ。緊張を解きほぐしてくれる 笑顔にいつも助けられている。 戦闘はあっけないくらいに片がついた。 士翼号のエンジンを切り、ほっと胸を撫で下ろしながらハンガーデッキに 降り立つと妙な違和感を感じた。 …そして、すぐに異変に気付く。 感じていた予感が…現実になったのだと。 『タキガワ?』 小首を傾げて振り向くはもう居ない。 『駄目よ、ちゃんと休み取らないと』 まるで姉や母親のように世話を焼こうとするの姿はない。 『もう、仕方ないなぁ』 口では怒っていても優しく笑うの気配がない。 『…大好きよ、…タキガワ』 あの甘い声をもう二度と…。 艦内の何処を歩いても、あの笑顔に出くわす事はない。 ──だって、は去ってしまったのだから。 大きな喪失感はなかった。思ったよりも自分が冷静な事に気付くと 周りのクルーたちを見渡す。 悲しむ者、それを受け入れる者、希望を見いだす者、それぞれの 反応にただ頷くとトップデッキへと足をむけた。 先客のミズキの隣に腰掛けるとふいに言葉が降ってきた。 その時の自分の返答は間違いなく、本心だった。 彼女が為した事、彼女が去った事を嘆くつもりは全くない。 何故なら、それが彼女の選んだ選択肢だから。 ならば、自分はそれを受け入れるしかない。 ミズキが去った後、数人が訪れたデッキだったが、数時間も経った今は 自分だけになっていた。寝転がって空を見ていたが、不意に立ち上がると、 何処でもない何処かを見つめる。 「…」 それは特別な人の名前。 とても、とても大切な人の名前。 風に乗って現れて、風に乗って去っていた人の名前。 そして…忘れられない人の名前。 ふと沸き上がった感情に自ら笑みを零すと明るい空を見上げる。 「俺も決めた」 それは自分の選択。 実現させると決意した、強い意志。 思い返せば、彼女は決して『別れの言葉』を口にしなかった。 ならば、これは『別れ』じゃない。 だから、決めたのだ。これは『始まり』だと。 ──彼女が去るのなら、自分は追えばいい。 こんなシンプルな答えに満足して頷いた。その表情には晴れ晴れとした 笑顔が浮かんでいる。 ──彼女が風に乗るなら、自分も乗ればいい。 諦め悪い男だと自分の事ながら笑ったが、この選択程、正しい選択肢も ない気がした。 そしていつかあの後ろ姿を見つけたら、声をかけよう。 驚いて振り向いたら、もっと驚かせてやろう。 どうやって来たかって? そんなの決まってるよ。が好きだから。 だから、その気持ちでここまで来れたんだよ…って。 きっと彼女は驚いた後に笑うだろう。 あの優しい笑顔で、笑ってくれるだろう。 追いかけてきた自分を彼女は何と言うだろう? 温かく迎えてくれるだろうか? 大丈夫、きっと大丈夫だ。 だって約束したから。 『忘れない』と。 だから、自分は自分選択した道を進む。具体的にどうしたらいいか、 それはわからない。…でも道は拓けるだろう。 それが自分の選択ならば。 その答えがyesであるなら── 「じいちゃん、遅いよ!」 「誰が『じいちゃん』だ!俺はまだ10代だぞ!?」 少年二人が慌ただしく走りながらそう会話する。 「そんな事言ってもさぁ…じゃあどう呼ぶわけ?」 「大体お前も呼びにくいんだよ。どっちが名字かわかりゃしない」 むすっとしたように口を尖らせる少年にもう一人の少年も また口を尖らせて立ち止まる。 「じいちゃんの子孫なんだから、名字なんて決まってるだろ」 「だから『じいちゃん』言うなって言ってるだろ!俺はまだ結婚してない! それどころか、彼女もいねぇんだぞ!それを何が悲しくて 『じいちゃん』なんて言われなきゃいけねぇんだよ…くそー」 延々と繰り返される会話に片方の少年がピンク色に染めた髪を かきあげた。そして空を見上げるとまだ文句を言っている 少年の言葉を聞き流し、自分の世界へと入って行く…。 道は拓けた。だから、逢いに行くよ。 俺の大好きな…アンタに逢いに。 「おい、こら!聞いてんのかよ!」 「…何、じいちゃん」 「…もう、いい」 突然の声に我に返ると呆れたようにため息をつかれる。 「とりあえず、行くんだろ?」 「うん、行くよ」 二人は気を取り直したように表情をかえた。 「なあ、そうだ。会えたら何て言うか決めた?」 額にゴーグルとバンダナを身に付けた少年がピンク色の髪の 少年にそう尋ねる。 「ああ、決まってるよ」 頷く少年にへぇと軽く頷くと再び二人は走り出す。 「何て言うんだ?」 「…秘密」 盛大に不満そうな声を上げる少年にピンク色の髪の少年は 笑うと心の中でこう呟いた。 ずっと、決めてたんだ。 会えたら言うよ。例えだれが居ても言うからな。 『久しぶり。…大好きなアンタに逢いに来たよ』って。 <あとがき> EDの最後のシーンを見てから、これを書いていたのですが 予想外に長くなりました。実は最初思いついた時はあの シーンにタキガワが何を考えていたかだけだったのですが、 気付くと前後に色々なものをくっつけてました。 そして勝手にご先祖まで出演させましたよ。一応公式の 世界の謎掲示板内にある情報でタキガワは世界を移動する 事になり、二人は一緒に行動する事になるという事だったので その設定に基づいたものです。 ついでに本当はタキガワの事を名前で呼ばせようと思ったのですが、 やっぱり「小カトー」と言うのは何だか不思議ですし、「ショウ」と 呼ばせるのにも他の方に違和感があるかもしれないと結局 「タキガワ」になりました。…ああ、もっと普通の名前だったら こんな事で悩まずにすんだろうに…(苦笑) 最後に途中のシーンですが、結局削除せずそのままにしました。 やはりここの心の台詞があって初めて完全バージョンとなるので 削除したり、別バージョンを作るのは変だと思ったからです。 殆どが心の台詞という事で何ら年齢制限を設けませんでした。 …大丈夫ですよね…? 長くなりましたが、読んで頂きありがとうございました。 |